contest
stringclasses
245 values
contest_url
stringclasses
245 values
url
stringlengths
53
64
alphabet
stringclasses
16 values
name
stringlengths
9
17
score
stringclasses
10 values
correct
int64
0
466
total
int64
0
485
editorials
listlengths
1
6
task_content
stringlengths
28
1.49k
OMC188
https://onlinemathcontest.com/contests/omc188
https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/tasks/3254
A
OMC188(A)
100
427
435
[ { "content": " 「$X$ さん以倖の平均幎霢」の $4$ 倍は「$X$ さん以倖の $4$ 人の幎霢の合蚈」に䞀臎するため各平均幎霢の $4$ 倍の総和は党員の合蚈幎霢の $4$ 倍に䞀臎するその倀を $4$ で割っお「$E$ さん以倖の $4$ 人の幎霢の合蚈」を匕けば $E$ さんの幎霢がわかる実際に蚈算すれば $(56+53+49+45+37)\\times 4\\/4-37\\times 4=\\textbf{92}$ 歳である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/editorial/3254" } ]
 ある郚屋に $A,B,C,D,E$ の $5$ 人の人がいたす$A$ さん以倖の平均幎霢は $56$ 歳$B$ さん以倖の平均幎霢は $53$ 歳$C$ さん以倖の平均幎霢は $49$ 歳$D$ さん以倖の平均幎霢は $45$ 歳$E$ さん以倖の平均幎霢は $37$ 歳です$E$ さんの幎霢を求めおください\  ただし$5$ 人の幎霢はすべお敎数倀であるものずしお考え平均幎霢は䞞められおいないものずしたす
OMC188
https://onlinemathcontest.com/contests/omc188
https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/tasks/4905
B
OMC188(B)
200
407
419
[ { "content": " 䞎倚項匏の奇数次のみを取り出したものは\r\n$$x(x^2+1)(x^2+2)(x^2+3)(x^2+4)$$\r\nで䞎えられ䞎倚項匏の偶数次のみを取り出したものは\r\n$$-2(x^2+1)(x^2+2)(x^2+3)(x^2+4)$$\r\nで䞎えられるすなわち偶数次の係数のみがすべお負であるから\r\n$$(x+2)(x^2+1)(x^2+2)(x^2+3)(x^2+4)$$\r\nによっお䞎倚項匏の係数にすべお絶察倀を斜したものが埗られる\\\r\n その総和は $x=1$ を代入するこずで埗られるから$3×2×3×4×5=\\mathbf{360}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/editorial/4905" } ]
$$(x-2)(x^2+1)(x^2+2)(x^2+3)(x^2+4)$$ を展開したずき各次数の係数の絶察倀の総和を求めおください
OMC188
https://onlinemathcontest.com/contests/omc188
https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/tasks/1707
C
OMC188(C)
300
84
178
[ { "content": " $BC$ が $BA$ に重なるように$B$ を䞭心に䞉角圢 $QBC$ を回転させたものを $Q^\\prime BA$ ずするず$QBQ^\\prime$ は盎角二等蟺䞉角圢であるから $QQ^\\prime=9\\sqrt{2}$ であるたた $\\angle PAQ^\\prime=90^\\circ$ であるから䜍眮関係ずしおあり埗るものに留意するこずで$CQ=AQ^\\prime=8+\\sqrt{(9\\sqrt{2})^2-10^2}=8+\\sqrt{62}$ を埗る. 特に解答すべき倀は $\\textbf{70}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/editorial/1707" }, { "content": " $B$ から $AP$ に䞋ろした垂線の足を $R$$BR$ ず $CQ$ の亀点を $S$ ずすれば四角圢 $PQSR$ は長方圢で䞉角圢 $ABR$ ず䞉角圢 $BCS$ は合同であるよっお $AR=x$ ずおけば$$QS=PR=10-xBS=xCS=BR=x+8CQ=CS-QS=2x-2$$ が成り立぀䞉角圢 $QSB$ に䞉平方の定理を適甚するず $x=5\\pm\\dfrac{\\sqrt{62}}{2}$ であるが$x =5-\\dfrac{\\sqrt{62}}{2}$ の方は $P$ が正方圢の倖郚に出おしたい䞍適よっお $CQ=2\\times\\left(5+\\dfrac{\\sqrt{62}}{2}\\right)-2=8+\\sqrt{62}$ で解答すべき倀は $\\bf{70}$ ", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/editorial/1707/327" } ]
 正方圢 $ABCD$ においお䞉角圢 $ADC$ の内郚の点 $P$ ず䞉角圢 $ABC$の内郚の点 $Q$ が $$\angle APQ=\angle PQC=90^\circ,\quad AP=10,\quad PQ=8,\quad BQ=9$$ をみたすずき線分 $CQ$ の長さを求めおくださいただし求める倀は正敎数 $a,b$ によっお $a+\sqrt{b}$ ず衚されるので$a+b$ を解答しおくださいなお条件を満たす図は䞀意に存圚したす
OMC188
https://onlinemathcontest.com/contests/omc188
https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/tasks/5686
D
OMC188(D)
400
81
146
[ { "content": " 正の敎数 $m$ に぀いお$m$ の正の玄数の個数を $d(m)$ で衚す次のような問題を考える\r\n\r\n- $\\dfrac{m}{x},\\dfrac{m}{y},\\dfrac{m}{z}$ が党お敎数ずなるような $1$ 以䞊 $n$ 以䞋の敎数の組 $(m,x,y,z)$ はいく぀あるか\r\n\r\n $(x,y,z)$ を固定しお考えるず問題の条件を満たす $m$ は $\\bigg \\lfloor \\dfrac{n}{\\mathrm{lcm}(x,y,z)} \\bigg \\rfloor$ 個あるため問題の答えは $S_n$ である䞀方$m$ を固定したずき問題の条件を満たす $(x,y,z)$ は $d(m)^3$ 個あるため問題の答えは $d(1)^3+d(2)^3+\\cdots+d(n)^3$ ずも衚せる以䞊より$S_n = \\sum\\limits_{k=1}^{n}d(n)^3$ である\\\r\n $d(i)^3$ は $i$ が平方数のずき奇数でありそうでないずき偶数であるから $S_n$ の偶奇は $\\lfloor \\sqrt{n} \\rfloor$ の偶奇に等しい任意の正の敎数 $k$ に察し$\\lfloor \\sqrt{n} \\rfloor=k$ なる $n$ が $2k+1$ 個存圚するこずに留意すれば求める答えは\r\n$$\\sum_{k=1}^{2^9} \\big(2(2k-1) + 1\\big)=\\mathbf{524800}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/editorial/5686" }, { "content": " $x,y,z$ を盞異なる正敎数ずすれば$$\\left\\lfloor\\frac{n}{\\mathrm{lcm}(x,y,z)}\\right\\rfloor= \\left\\lfloor\\frac{n}{\\mathrm{lcm}(x,z,y)}\\right\\rfloor= \\left\\lfloor\\frac{n}{\\mathrm{lcm} (y,x,z)}\\right\\rfloor= \\left\\lfloor\\frac{n}{\\mathrm{lcm}(y,z,x)}\\right\\rfloor= \\left\\lfloor\\frac{n}{\\mathrm{lcm}(z,x,y)}\\right\\rfloor= \\left\\lfloor\\frac{n}{\\mathrm{lcm}(z,y,x)}\\right\\rfloor$$ \r\n$$\\left\\lfloor\\frac{n}{\\mathrm{lcm} (x,x,y)}\\right\\rfloor= \\left\\lfloor\\frac{n}{\\mathrm{lcm}(x,y,x)}\\right\\rfloor= \\left\\lfloor\\frac{n}{\\mathrm{lcm}(y,x,x)}\\right\\rfloor= \\left\\lfloor\\frac{n}{\\mathrm{lcm}(y,y,x)}\\right\\rfloor= \\left\\lfloor\\frac{n}{\\mathrm{lcm}(y,x,y)}\\right\\rfloor= \\left\\lfloor\\frac{n}{\\mathrm{lcm}(x,y,y)}\\right\\rfloor$$ ずなるから$$T_{n}=\\sum_{k=1}^{n} \\left\\lfloor\\frac{n}{\\mathrm{lcm}(k,k,k)}\\right\\rfloor$$ ずすれば$S_{n}\\equiv{T_{n}} \\pmod6$ である. よっお $T_{n}$ が奇数ずなるような $n$ の総和を求めれば良い. \r\n\r\n $f(n,k)=\\left\\lfloor\\dfrac{n}{k}\\right\\rfloor$ ずすれば$$T_{n}=\\sum_{k=1}^{n}f(n,k)$$ \r\n たた $f(n+1,k)-f(n,k)$ は $0$ たたは $1$ で $$f(n+1,k) \\neq f(n,k) \\iff k|n+1$$であるから $T_{n+1}- T_{n}$ は$n+1$ が平方数の時に奇数ずなりそれ以倖は偶数ずなる. $T_{1}=1$ だから結局 $T_{n}$ の偶奇は $\\lfloor\\sqrt{n}\\rfloor$ の偶奇ず等しいこずが確認できる. 埌は公匏解説ず同様", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/editorial/5686/328" }, { "content": "(以䞋はconan_kunさんやImLさんなどの方が公開しおいた解法です) \r\n本質的に $T_n = \\displaystyle\\sum_{k=1}^{n} \\Big\\lfloor\\dfrac{n}{k}\\Big\\rfloor$ の偶奇を調べればよいずいう所たでは[ナヌザヌ解説](https:\\/\\/onlinemathcontest.com\\/contests\\/omc188\\/editorial\\/5686\\/328)ず同様 \r\n$T_n$ は $xy$ 平面䞊で$xy = n, x=1, y=1$ で囲たれおできる領域内ただし境界も含むの栌子点を数えおいるず思うこずができる䞀方で本領域が $y=x$ を軞に線察称ずなっおいるこずから $T_n$ の偶奇は領域内での $y=x$ ずなる栌子点の数の偶奇ず䞀臎するこれは $1 \\leq x^2 \\leq n$ を満たす敎数 $x$ の数の偶奇ず䞀臎しおおり$\\lfloor\\sqrt{n}\\rfloor$ の偶奇に䞀臎する", "text": "察称性を利甚した偶奇刀定", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/editorial/5686/337" } ]
 $1$ 以䞊 $n$ 以䞋の敎数の組 $(x,y,z)$ すべおに぀いおの $$\bigg \lfloor \dfrac{n}{\mathrm{lcm}(x,y,z)} \bigg \rfloor$$ の総和を $S_n$ ずしたす$S_n$ が奇数ずなるような $1$ 以䞊 $2^{20}$ 未満の敎数 $n$ はいく぀ありたすか
OMC188
https://onlinemathcontest.com/contests/omc188
https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/tasks/4425
E
OMC188(E)
400
37
66
[ { "content": "点 $F$ を盎線 $AB$ を察称の軞ずしお移動した点を $F_1$ 盎線 $AC$ を察称の軞ずしお移動した点を $F_2$ ずする\r\n$$\\angle F_1 A F_2 =2 \\angle FAB +2 \\angle FAC =2 \\angle BAC,\\quad \r\n\\angle FBF_1 =2 \\angle FBA,\\quad \r\n\\angle FCF_2 =2 \\angle FCA$$\r\nでありたた条件から \r\n$\\angle FBA= \\angle BAC= \\angle FCA$ \r\nが分かるため\r\n$$\\angle F_1AF_2=\\angle FBF_1=\\angle FCF_2$$\r\nずなるたた\r\n$$AF_1=AF=AF_2,\\quad BF_1=BF,\\quad CF_2=CF$$\r\nであるから$\\triangle AF_1F_2,\\triangle BFF_1,\\triangle CFF_2$ は盞䌌でありその盞䌌比は $AF:BF:CF=10:4:7$ である\\\r\nよっお $\\triangle FF_1F_2$ においお $FF_1:FF_2:F_1F_2=4:7:10$ が成立するため䜙匊定理から\r\n$$\\cos \\angle F_1FF_2 =\\frac{4^2+7^2-10^2}{2×4×7}=-\\frac{5}{8}$$\r\nずなるここで$180°- \\angle F_1FF_2=\\angle BAC$ ずなるため\r\n$$\\cos \\angle BAC= -\\cos \\angle F_1FF_2= \\frac{5}{8}$$\r\nずなる$\\angle BFC=3\\angle BAC$ であるから$$\\cos BFC=4(\\cos \\angle BAC)^3-3\\cos \\angle BAC=-\\displaystyle \\frac{115}{128}$$ ずなり䜙匊定理から $$BC^2=4^2+7^2+2×4×7×\\frac{115}{128}=\\frac{1845}{16}$$ を埗る\\\r\nしたがっお答えは $\\mathbf{1861}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/editorial/4425" }, { "content": " 条件より $$\\angle{ABD}=\\angle{BAC}=\\angle{ACE}$$ なので円呚角の定理の逆より $4$ 点 $B,C,D,E$ は同䞀円呚䞊にあるよっお方冪の定理より$$BF×DF=CF×EF$$ で$DF=7x$ ずおけば $$EF=4xAE=CE=4x+7AD=BD=7x+4$$ ずなる $\\angle{ADF}=2Ξ$ ずおくず条件より $\\angle{AEF}=2Ξ$ で䜙匊定理を䞉角圢 $ADF$ ず䞉角圢 $AEF$ にそれぞれ適甚するこずで$$\\frac{(7x)^2+(7x+4)^2-10^2}{2×7x×(7x+4)}=\\frac{(4x)^2+(4x+7)^2-10^2}{2×4x×(4x+7)}=\\cos{2Ξ}$$ が成り立぀これを解いお $x=\\dfrac{4}{5}$ で$$\\cos2Ξ=\\frac{7}{32}\\sinΞ=\\frac{5}{8}\\cos(\\angle{BAC})=\\sinΞ=\\frac{5}{8}$$ が順にわかる.埌は公匏解説ず同様", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/editorial/4425/330" }, { "content": "盎線 $AB$ 䞊に $AF=PF$ を満たす $A$ でない点 $P$ を, 盎線 $AC$ 䞊に $AF=QF$ を満たす $A$ でない点 $Q$ をずる.\r\nするず, \r\n - $\\angle FBP=\\angle FCQ=180^\\circ -\\angle BAC$.\r\n - $\\angle CFQ=\\angle ACE-\\angle AQF=\\angle BAC-\\angle FAQ=\\angle FAP=\\angle BPF$.\r\n\r\nよっお, $\\triangle{BFP}$ ず $\\triangle{CQF}$ は盞䌌であり, さらに $FP=FQ=10$ よりこれらは合同.\\\r\n以䞊より, $BP=CF=7$ なので, $\\triangle{BFP}$ に察する䜙匊定理より $\\displaystyle \\mathrm{cos} \\ \\angle FBP=-\\frac{5}{8}$ が蚈算でき, $\\displaystyle \\mathrm{cos} \\ \\angle BAC=\\mathrm{cos} \\ (\\pi-\\angle FBP)=\\frac{5}{8}$ ずなる. 以䞋公匏解説参照.", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/editorial/4425/335" } ]
 角 $A$ が最も小さい角である鋭角䞉角圢 $ABC$ においお蟺 $AC$ 䞊に $AD=BD$ なる点 $D$ を蟺 $AB$ 䞊に $AE=CE$ ずなる点 $E$ をずりたすたた線分 $CE$ ず線分 $BD$ の亀点を $F$ ずするず $$AF=10,\quad BF=4,\quad CF=7$$ ずなりたした蟺 $BC$ の長さの二乗を求めおくださいただし答えは互いに玠な敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので$a+b$ を解答しおください
OMC188
https://onlinemathcontest.com/contests/omc188
https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/tasks/4037
F
OMC188(F)
500
41
115
[ { "content": " 遞んだ $3$ 点をすべお内郚たたは呚䞊に含むどの蟺も $x$ 軞たたは $y$ 軞に平行な最小の長方圢を $R$ ずする\r\n\r\n<details><summary>圢匏的な $R$ の定矩<\\/summary>\r\n遞んだ $3$ 点の $x$ 座暙のうち最倧のもの最小のものをそれぞれ $M_x, m_x$ ずしお$y$ 座暙に぀いおも同様に定めたずき$4$ 盎線 $x = m_x, x = M_x, y = m_y, y = M_y$ で囲たれる長方圢を $R$ ずする\r\n<\\/details>\r\n\r\n $R$ の $4$ 頂点のうちいく぀に遞ばれた点があるかで堎合分けを行う少なくずも $1$ 以䞊であるこずに泚意する\r\n\r\n- $3$ ぀あるずき$R$ の $x$ 軞に平行な蟺ず $y$ 軞に平行な蟺の長さの和は $10$ 以䞊であるから$R$ は $5\\times5$ の正方圢ずなる他ないよっおこの堎合は $4$ 通りである. \r\n- $2$ ぀あるずきそれらの $x$ 座暙も $y$ 座暙も違う堎合ず片方は同じ堎合がある.\r\n\t- 前者の堎合$3$ ぀眮かれおいるずきず同様の議論により $R$ は $5\\times5$ の正方圢ずなる他なく残り $1$ ぀は察角線䞊に䞊ぶから$2×4=8$ 通り\r\n\t- 埌者の堎合$R$ の頂点の $2$ 点は $y$ 座暙が等しく残りの $1$ ぀より $y$ 座暙が小さいずするこのずき頂点の $2$ 点の $x$ 座暙の差は $5$ 以䞊であるから片方が $0$もう片方が $5$ になる他ないたた$y$ 座暙は$0,1,2$ のいずれかになる他ないがそれぞれもう $1$ ぀の点ずしお考えられる䜍眮は $10,6,2$ 通りあるこずが確かめられるすなわち党䜓では $4\\times(10+6+2) = 72$ 通りある\r\n- $1$ ぀あるずきたず $R$ が $a\\times b$ のずき$R$ ずしおあり埗るものは $(7-a)\\times (7-b)$ 通り存圚するこれを螏たえお$R$ を固定しお考える$R$ の頂点のうち遞ばれた点は $x$ 座暙も $y$ 座暙も最倧の頂点であるずしおよいこのずき残り $2$ ぀の点は $R$ の頂点でない $x$ 座暙が最小の蟺ず $y$ 座暙が最小の蟺にあるこれより$R$ の倖呚は $15$ 以䞊でなければならないから$a+b\\ge 8$ が必芁である$(a,b)=(3,5),(4,4),(4,5),(5,5)$ のずきそれぞれ残り $2$ 点の配眮は $1,3,6,10$ 通りあるこずが確かめられるので党䜓では\r\n$$4\\times(2\\times 3\\times 1+ 4\\times 3+2\\times 2\\times 6+1\\times 10)=208$$\r\n通りある\r\n\r\n 以䞊より解答すべき倀は $4+8+72+208=\\bf{292}$ 通りである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc188/editorial/4037" } ]
 $x$ 座暙ず $y$ 座暙がずもに $0$ 以䞊 $5$ 以䞋の敎数であるような盞異なる $3$ 点を遞ぶ方法であっお遞ぶ順序は考えないどの $2$ ぀のマンハッタン距離も $5$ 以䞊であるようなものは䜕通りありたすか <details><summary>マンハッタン距離ずは<\/summary>  $xy$ 平面䞊の $2$ 点 $A = (x_1, y_1), B = (x_2, y_2)$ のマンハッタン距離は $$|x_1 - x_2| + |y_1 - y_2|$$ です <\/details>
OMC187 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc187
https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/tasks/4222
A
OMC187(A)
100
371
379
[ { "content": " $AB = a, BC = b$ ずすれば\r\n$$a^2+b^2=85^2,\\quad ab=2772$$\r\nが分かるので $|a-b|=\\sqrt{a^2+b^2-2ab}=\\bf{41}$ \r\n\r\nなお $\\\\{AB,BC\\\\}=\\\\{36,77\\\\}$ なる䞉角圢が実際に条件を満たす", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/editorial/4222" }, { "content": " 䞀蟺の長さが $85$ の正方圢 $EFGH$ の内郚に$4$ 点 $I,J,K,L$ を $\\triangle{EFI}\\equiv\\triangle{FGJ}\\equiv\\triangle{GHK}\\equiv\\triangle{HEL}\\equiv\\triangle{ACB}$ ずなるようにずるず四角圢 $IJKL$ は面積が $85^2-1386\\times4=1681$ の正方圢ずなり求める倀はこの正方圢の䞀蟺の長さなので$\\sqrt{1681}=\\textbf{41}$ ずなる", "text": "あえお図圢的蚭定を生かすなら ", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/editorial/4222/334" } ]
  $\angle{ABC}=90^\circ, ~ AC=85$をみたす䞉角圢 $ABC$ に぀いおその面積が $1386$ であるずき $|AB-BC|$ を求めおください
OMC187 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc187
https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/tasks/4142
B
OMC187(B)
100
377
383
[ { "content": " 党䜓の総和から奇数の総和を匕くこずで求められる\r\n$$(1+2+...+9)(1+2+...+9)-(1+3+5+7+9)(1+3+5+7+9)=45^2-25^2=\\textbf{1400}.$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/editorial/4142" } ]
 䞀般的な九九衚においお掛け算の結果ずしお珟れる正敎数は重耇を蚱しお党郚で $81$ 個ありたすこのうち偶数であるものの総和を求めおください
OMC187 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc187
https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/tasks/3198
C
OMC187(C)
200
320
345
[ { "content": " 長針は短針より $1$ 分あたり $5.5^\\circ$ だけ倚く進む\r\nなす角が䞀床 $90^\\circ$ になったあず次に $90^\\circ$ になるのは長針が短針に関しおちょうど $180°$ 進んだ時であるからそれにかかる時間は $\\dfrac{360}{11}(=t)$ 分\r\nよっお $11$ 回目に $90^\\circ$ になるのは $11t\\times 60=\\textbf{21600}$ 秒埌である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/editorial/3198" } ]
 䞀般的な $12$ 時間制のアナログ時蚈があり珟圚 $9$ 時ちょうどを指しおいたすこれ以降珟圚を陀いお$11$ 回目に長針および短針のなす角が $90^\circ$ になるのは䜕秒埌ですか ただし長針および短針は連続的に䞀定の角速床で動くものずしたす
OMC187 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc187
https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/tasks/4182
D
OMC187(D)
200
178
252
[ { "content": " 方べきの定理より $FB\\times{FA}=FC\\times{FD}$ であるから $FD=16$ である埓っおMenelausの定理より\r\n$$\\frac{CE}{EA} = \\frac{BF\\times DC}{AB\\times FD} = \\frac{13}{32},\\quad \\frac{DE}{EB} = \\frac{AF\\times CD}{BA\\times FC} = \\frac{13}{2}$$\r\nであるたた方べきの定理より $CE\\times EA = DE\\times EB$ であるので䞉匏を合わせるこずで\r\n$$AE : BE : CE : DE = 32 : 8 : 13 : 52$$\r\nを埗る$AE = 32x$ などず眮けばPtolemyの定理より\r\n$$45x\\times60x = 8\\times 13 + 52$$\r\nであるから $AE^2 = 1024x^2 = \\dfrac{13312}{225}$ を埗る特に解答すべき倀は $\\mathbf{13537}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/editorial/4182" }, { "content": "Menelausの定理を䜿わなくおも解けたす\\\r\n$\\triangle{AFD}\\sim\\triangle{CFB}$ より $AD:BC=4:1$ なので$AD\\times BC=52$ から $AD=4\\sqrt{13},BC=\\sqrt{13}$ ずなりたすよっお$\\triangle{ABE}\\sim\\triangle{DCE},\\triangle{ADE}\\sim\\triangle{BCE}$ に泚意するず$AE:BE:CE:DE=32:8:13:52$ が分かりたすあずは本解ず同様です", "text": "盞䌌で解く", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/editorial/4182/332" }, { "content": " 解説の最埌に぀いおPtoremyの定理を䜿わない方法を玹介したす\\\r\n䞉角圢 $BCF$ ず $DAF$ は盞䌌なので$BC = y , AD = 4y$ ずおけ$y = \\sqrt{13}$ がわかりたすここで䞉角圢 $BCF$ で䜙匊定理より$\\angle{BFC} = 60^{\\circ}$ なのであずは䞉角圢 $AFC$ で䜙匊定理を䜿っお $AC$ が求められるので省略したす", "text": "トレミヌの定理を知らない堎合", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/editorial/4182/333" } ]
 円に内接する四角圢 $ABCD$ の察角線の亀点を $E$ ずしたす半盎線 $AB$ ず半盎線 $DC$ の亀点が存圚したのでそれを $F$ ずするず $$AB=8, \quad BF=4, \quad CF=3, \quad AD\times{BC}=52$$ が成立したしたこのずき線分 $AE$ の長さの $2$ 乗は互いに玠な正敎数 $a, b$ によっお $\dfrac{a}{b}$ ず衚されるので$a+b$ の倀を求めおください
OMC187 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc187
https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/tasks/4406
E
OMC187(E)
300
194
240
[ { "content": " $P, Q, R, S, T$ がこの順に $1$ 回ず぀碁石をずっおいくこずを**タヌン**ず呌ぶこずにする䞀人が碁石を取るず正方圢の䞀蟺は $2$ だけ小さくなるので, $n\\times n$ の碁石が䞊んだ状態から $1$ ぀のタヌンのうちに$P$ ず $Q$ の取り去った碁石の数の差は $n\\geq 4$ のずき $8$ , $n=3$ のずき $7$ , $n=2$ のずき $4$ , $n=1$ のずき $1$ である\\\r\n $999=8\\times124+7$ に泚意するず$124$ タヌンを終えたあず$P, Q$ が $1$ 回ず぀碁石を取り去っお終わるずわかる$Q$ が取り去った碁石の数に぀いおは最埌は $1$ 個で$124$ タヌン目には $40$ 個$123$ タヌン目には $80$ 個ずいうように $40$ ず぀倉化するからそれらの総和は\r\n$$1+40\\times{\\displaystyle\\sum_{k=1}^{124}k}=\\mathbf{310001}.$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/editorial/4406" } ]
 いく぀かの碁石が正方圢状に䞊んでおり$P, Q, R, S, T$ の $5$ 人がこの順番で繰り返し$P$ から始めお以䞋の操䜜を行いたす - 倖呚に䞊んだ碁石をすべお取り去るすなわち操䜜の時点で $n\times n$ の正方圢状に碁石が $n^2$ 個䞊んでいたずき$(n-2)\times (n-2)$ の正方圢状になるようにする$n=1,2$ のずきはすべおの碁石を取り去る すべおの碁石がなくなったらその時点で終了したす最終的に $P$ が取り去った碁石の数ず$Q$ が取り去った碁石の数の差が $999$ 個であったずき$Q$ が党䜓で取り去った碁石の数を求めおください
OMC187 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc187
https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/tasks/6668
F
OMC187(F)
400
76
189
[ { "content": " $n$ を $2 \\leq n \\leq 10000$ なる敎数ずする $\\sigma (n) \\geq n + 1$ でありたた以䞋 $3$ ぀の事実が成り立぀\r\n- $n$ が玠数のずき$\\sigma (n) = n + 1$\r\n- $n$ が玠数の平方のずき$\\sigma (n) = n + \\sqrt{n} + 1$\r\n- $n$ が正の玄数を $4$ ぀以䞊も぀ずき$\\sigma (n) \\gt n + 2 \\sqrt{n} + 1$\r\n\r\nなお䞊から $3$ 番目の事実は$ab = n$ か぀ $1 \\lt a \\lt b \\lt n$ を満たす $n$ の玄数 $a, b$ を遞ぶこずで盞加平均・盞乗平均の倧小関係によっお次のように瀺すこずができる\r\n$$\\sigma (n) \\geq 1 + a + b + n \\gt 1 + 2 \\sqrt{ab} + n = n + 2 \\sqrt{n} + 1$$\r\n䞊の䞉぀を甚いれば以䞋の堎合分けから求める最小倀は $\\dfrac{8012}{7921}$ ず分かるので特に解答すべき倀は $\\bf{15933}$ である\r\n----\r\n- $n$ が玠数の堎合\\\r\n $\\dfrac{\\sigma( \\sigma (2))}{2} = 2$ が確かめられ$n \\geq 3$ だずするず少なくずも $1, \\dfrac{n + 1}{2}, n + 1$ の $3$ ぀が $n + 1$ の玄数であるこずに泚意すれば\r\n$$\\sigma (\\sigma (n)) = \\sigma (n + 1) \\geq \\dfrac{3n + 5}{2}$$\r\nが埗られるしたがっおこの堎合 $\\dfrac{\\sigma( \\sigma (n))}{n} \\gt \\dfrac{3}{2}$ である\r\n- $n$ が玠数の平方の堎合\\\r\n$$\\sigma (\\sigma (97^2)) = \\sigma(9507) = 1 + 3 + 3169 + 9507 = 12680$$\r\nより $\\dfrac{\\sigma( \\sigma (97^2))}{97^2} = \\dfrac{12680}{9409}$ であり$8011$ が玠数であるこずに泚意すれば\r\n$$\\sigma (\\sigma (89^2)) = \\sigma(8011) = 8012$$\r\nより $\\dfrac{\\sigma( \\sigma (89^2))}{89^2} = \\dfrac{8012}{7921}$ が埗られる$n \\lt 89^2$ だずすれば\r\n$$\\dfrac{\\sigma( \\sigma (n))}{n} = \\dfrac{\\sigma (n + \\sqrt{n} + 1)}{n} \\geq \\dfrac{n + \\sqrt{n} + 2}{n} = 1 + \\dfrac{1}{\\sqrt{n}} + \\dfrac{2}{n} \\gt 1 + \\dfrac{1}{\\sqrt{89^2}} + \\dfrac{2}{89^2} = \\dfrac{8012}{7921}$$\r\nが成り立぀したがっおこの堎合 $\\dfrac{\\sigma( \\sigma (n))}{n}$ は $n = 89^2$ のずきに最小倀 $\\dfrac{8012}{7921}$ をずる\r\n- $n$ が正の玄数を $4$ ぀以䞊も぀堎合\r\n$$\\dfrac{\\sigma( \\sigma (n))}{n} \\geq \\dfrac{\\sigma(n) + 1}{n} \\gt \\dfrac{n + 2 \\sqrt{n} + 2}{n} = 1 + \\dfrac{2}{\\sqrt{n}} + \\dfrac{2}{n} \\geq 1 + \\dfrac{2}{\\sqrt{10000}} + \\dfrac{2}{10000} = \\dfrac{5101}{5000}$$\r\nなのでこれより $\\dfrac{\\sigma( \\sigma (n))}{n} \\gt \\dfrac{8012}{7921}$ であるこずが分かる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc187/editorial/6668" } ]
 正敎数 $n$ に察し$n$ の正の玄数の**総和**を $\sigma (n)$ ず衚したす敎数 $n$ を $2$ 以䞊 $10000$ 以䞋の範囲で動かしたずきに $\dfrac{\sigma (\sigma (n))}{n}$ がずりうる最小の倀は互いに玠な正敎数 $a, b$ によっお $\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので$a + b$ の倀を解答しおください
OMC186 (ゎヌガ解析コンサルティング杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc186
https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/tasks/5989
A
OMC186(A)
200
234
250
[ { "content": " 盎線 $FE$ ず蟺 $AB$ ずの亀点を $G$ ずする \r\n $\\angle{BAD} = x$ ずするず$AD$ は $\\angle{A}$ の二等分線であるから $\\angle{CAD} = \\angle{BAD} = x$ ずなる$AC \\parallel EF$ より $\\angle{AEG} = \\angle{CAE} = x$ であるから䞉角圢 ${AGE}$ は二等蟺䞉角圢ずなり $AG = EG$ が埓うたた$\\angle{BEG} = 90\\degree - x = \\angle{EBG}$ より$\\triangle{BEG}$ は二等蟺䞉角圢であるから $EG = BG$ であるので結局 $AG=BG$ が分かる埓っお$BF = CF$ ずなりこれより $CF = \\dfrac{19}{2}$ である \r\n さらに$AD$ が $\\angle{A}$ の二等分線であるこずに留意すれば $CD = \\dfrac{23 \\times 19}{40}$ であるから求める答えは\r\n$$DF = CD-CF = \\dfrac{23 \\times 19}{40}-\\dfrac{19}{2} = \\dfrac{57}{40}$$\r\nである特に解答すべき倀は $\\bold{97}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/editorial/5989" }, { "content": " $F$ が $BC$ の䞭点であるこずの蚌明の別解です \r\n\r\n $BE$ ず $AC$ の亀点を $P$ ずする䞉角圢 $ABE$ ず䞉角圢 $APE$ は合同ずなり$E$ は $BP$ の䞭点であるよっお䞉角圢 $BCP$ で䞭点連結定理より$F$ は $BC$ の䞭点である", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/editorial/5989/322" } ]
 $AB = 17, BC = 19, CA = 23$ をみたす䞉角圢 $ABC$ においお$\angle{A}$ の二等分線ず蟺 $BC$ の亀点を $D$ ずし$B$ から盎線 $AD$ に䞋ろした垂線の足を $E$ ずしたすたた$E$ を通り蟺 $AC$ に平行な線分ず盎線 $BC$ ずの亀点を $F$ ずしたすこのずき線分 $DF$ の長さを求めおくださいただし求める長さは互いに玠な正敎数 $a, b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので$a+b$ を解答しおください
OMC186 (ゎヌガ解析コンサルティング杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc186
https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/tasks/4015
B
OMC186(B)
300
228
255
[ { "content": " 䞎えられた䞍等匏の巊蟺を $S(n)$ ずするたずある正敎数 $m$ によっお$n=m^2$ ず衚された堎合に぀いお考える\\\r\n $1 \\leq k \\leq m^2$ なる正敎数 $k$ に぀いお$k$ が平方数のずき$\\sqrt{k}$ は敎数であるから\r\n$$\r\n\\Bigl\\lceil \\sqrt{k} \\ \\Bigl\\rceil ^2\\ -\\ \\Bigl\\lfloor \\sqrt{k}\\ \\Bigl\\rfloor^2=0\r\n$$\r\nである䞀方$k$ が平方数でないずき$k$ は $1\\leq t \\leq m-1$ なる正敎数 $t$ によっお $t^2 \\lt k \\lt (t+1)^2$ ず衚されるこの䞍等匏を満たす敎数 $k$ は $2t$ 個存圚しこの制玄のもずで\r\n$$\r\n\\Bigl\\lceil \\sqrt{k} \\ \\Bigl\\rceil ^2\\ -\\ \\Bigl\\lfloor \\sqrt{k}\\ \\Bigl\\rfloor^2=2t+1\r\n$$\r\nであるしたがっお\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nS(m^2) &= \\sum_{t=1}^{m-1} 2t(2t+1)\\\\\\\\\r\n&= \\frac{1}{3} (m-1)m(4m+1)\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nず蚈算でき特に $S(42^2)\\lt 10^5 \\lt S(43^2)$ である\\\r\n さらに$1\\leq d \\leq 84$ なる正敎数 $d$ を甚いお $n=42^2+d$ ず衚すこずにするず先ず同様の考察により\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nS(n) &= S(42^2)+ (2\\cdot 42+1)d\\\\\\\\\r\n&=97006+85d\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nずなるこれが $10^5$ を䞊回るのは $d\\geq 36$ のずきであるから求めるべき倀は $42^2+36=\\mathbf{1800}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/editorial/4015" } ]
  次の䞍等匏が成立するような最小の正敎数 $n$ を求めおください $$ \sum_{k=1}^{n} \biggl( \Bigl\lceil \sqrt{k} \ \Bigl\rceil ^2\ -\ \Bigl\lfloor \sqrt{k}\ \Bigl\rfloor^2 \biggr) \geq 10^5 $$  ただし$\lceil x \rceil$ で $x$ を䞋回らない最小の敎数を$\lfloor x \rfloor$ で $x$ を䞊回らない最倧の敎数を衚すものずしたす
OMC186 (ゎヌガ解析コンサルティング杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc186
https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/tasks/2602
C
OMC186(C)
400
84
181
[ { "content": " 䞎えられた連立方皋匏が実数解 $(x, y, z, w)$ をも぀こずは以䞋の $x,y,z,w$ に぀いおの連立方皋匏\r\n\r\n$$\r\n \\begin{cases}\r\n (x+w)(y+z) = a+b\\\\\\\\\r\n (x+y)(z+w) = b+c\\\\\\\\\r\n (x+z)(y+w) = c+a\\\\\\\\\r\n x+y+z+w = 20\r\n \\end{cases}\r\n$$ \r\n\r\nが実数解 $(x, y, z, w)$ をも぀こずず同倀であるさらに $Y=x+y, Z=x+z, W=x+w$ ず眮けば次をみたす実数 $Y,Z,W$ が存圚するこずず同倀である\r\n\r\n$$\r\n\\begin{cases}\r\nW(20-W) = a+b\\\\\\\\\r\nY(20-Y) = b+c\\\\\\\\\r\nZ(20-Z) = c+a\r\n\\end{cases}\r\n$$\r\n\r\n実数 $t$ に察し $t(20-t)$ のずり埗る倀は $100$ 以䞋の実数党䜓であるから問の条件をみたすための $(a, b, c)$ に぀いおの必芁十分条件は\r\n\r\n$$\r\na+b \\leq 100,\\quad \r\nb+c \\leq 100,\\quad \r\nc+a \\leq 100\r\n$$\r\n\r\nずわかるここで $c$ を $1\\leq c\\lt 100$ の範囲で固定したずき䞊の条件をみたす正敎数の組 $(a,b)$ の個数は\r\n- $2(100-c)\\leq 100$すなわち $c\\geq 50$ のずき$(100-c)^2$ 個\r\n- $2(100-c)\\gt 100$すなわち $c\\lt 50$ のずき$(100-c)^2-(100-2c)(101-2c)\\/2$ 個\r\n\r\nであるから求める倀は次で蚈算できる\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n&\\quad\\sum_{c=50}^{99}(100-c)^2+\\sum_{c=1}^{49}\\left((100-c)^2-(100-2c)(101-2c)\\/2\\right)\\\\\\\\\r\n&=\\sum_{c=1}^{99}(100-c)^2-\\sum_{c=1}^{49}(50-c)(101-2c)\\\\\\\\\r\n&=\\sum_{c=1}^{99}c^2-\\sum_{c=1}^{49}c(2c+1)\\\\\\\\\r\n&=\\frac{99\\times 100\\times 199}{6}-2\\times\\frac{49\\times 50\\times 99}{6}-\\frac{49\\times 50}{2}\\\\\\\\\r\n&={\\bf 246275}\r\n\\end{aligned}\r\n$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/editorial/2602" }, { "content": "$$(x+y+z+w)^2=(x^2+y^2+z^2+w^2)+2(xy+zw+xz+yw+xw+yz)$$\r\n\r\nより,\r\n\r\nこのずき,\r\n$$0\\leq (x+y-z-w)^2=(x+y+z+w)^2-4(x+y)(z+w)$$\r\n$$=400-4(xz+yw+xw+yz)=400-4(b+c)$$\r\n同様にしお,\r\n$$0\\leq (x-y+z-w)^2=400-4(c+a)$$\r\n$$0\\leq (x-y-z+w)^2=400-4(a+b)$$\r\n\r\nより,\r\n$$400-4(b+c)\\geq 0,400-4(c+a)\\geq 0,400-4(a+b)\\geq 0$$\r\n\r\n぀たり,\r\n$$a+b,b+c,c+a\\leq 100$$\r\nが必芁である.\r\n\r\n逆にこのずき,ある実数$p,q,r$が存圚しお\r\n\r\n$$x+y-z-w=p$$\r\n$$x-y+z-w=q$$\r\n$$x-y-z+w=r$$\r\n\r\n぀たり,\r\n\r\n$$\\left(\\begin{matrix}1&1&1&1\\\\\\\\1&1&-1&-1\\\\\\\\1&-1&1&-1\\\\\\\\1&-1&-1&1\\\\\\\\\\end{matrix}\\right)\\left(\\begin{matrix}x\\\\\\\\y\\\\\\\\z\\\\\\\\w\\\\\\\\\\end{matrix}\\right)=\\left(\\begin{matrix}20\\\\\\\\p\\\\\\\\q\\\\\\\\r\\\\\\\\\\end{matrix}\\right)$$\r\n\r\nずいう連立方皋匏に解が存圚するかどうかを刀定すれば良い.\r\n\r\nここで,巊蟺にある4x4行列は正則なので具䜓的には、アダマヌル行列の列を入れ替えたものになる。右蟺のベクトルに逆行列をかければ実際に解を構成するこずができる。぀たり、解は存圚する。\r\n\r\n結局、実数解が存圚するこずの必芁十分条件は\r\n$$a+b\\leq 100,b+c\\leq 100,c+a\\leq 100$$\r\nである。この条件を満たすような正の敎数$(a,b,c)$の組を数えればOK\r\n\r\nあずは公匏解説ず同じ", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/editorial/2602/325" } ]
  正敎数の組 $(a, b, c) $ であっお次をみたす実数 $x,y,z,w$ が存圚するようなものはいく぀ありたすか $$ \begin{cases} \quad xy+zw &= a\\\\ \quad xz+yw &= b\\\\ \quad xw+yz &= c\\\\ x+y+z+w &= 20 \end{cases} $$
OMC186 (ゎヌガ解析コンサルティング杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc186
https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/tasks/5815
D
OMC186(D)
600
11
38
[ { "content": " 以䞋の補題を瀺す$(a_0, b_0)$ を初期倀ずしお操䜜をおこない $N$ 回目の曎新の盎埌に操䜜が停止したものずするたた\r\n$$\r\n\\frac{\\max \\\\{a_{n}, b_{n}\\\\}}{\\min \\\\{a_{n}, b_{n}\\\\}}=k_{n}\r\n$$\r\nず衚蚘するこずにする\r\n---\r\n**補題 1.** $0$ 以䞊 $N-1$ 以䞋の任意の敎数 $n$ に察し以䞋が成立する ただし$a_{N} = b_{N} =1$ ずなる堎合は考えないものずする\r\n$$\r\na_{n} \\gt b_{n} \\Longleftrightarrow a_{n+1} \\lt b_{n+1}\r\n$$\r\n<details>\r\n<summary>蚌明<\\/summary>\r\n $a_{n} \\gt b_{n}$ か぀ $a_{n+1} \\gt b_{n+1}$ ずするず\r\n$$\r\na_{n} a_{n+1} -b_{n} b_{n+1} \\gt b_{n} (a_{n+1}-b_{n+1})\\gt 1\r\n$$\r\nずなり$a_{n} a_{n+1} -b_{n} b_{n+1}=1$ に矛盟する$a_{n} \\lt b_{n}$ か぀ $a_{n+1} \\lt b_{n+1}$ ず仮定した堎合でも同様である\r\n<\\/details>\r\n\r\n**補題 2.** $0$ 以䞊 $N$ 以䞋の任意の敎数 $n$ に察し以䞋が成立する\r\n$$\r\n\\lfloor k_{0} \\rfloor \\leq k_{n} \\leq \\lfloor k_{0} \\rfloor +1\r\n$$\r\nなおいずれかの䞍等匏の等号が成立するのは$n=N$ のずきのみである\r\n\r\n<details>\r\n<summary>蚌明<\\/summary>\r\n 数孊的垰玍法で瀺す$n=0$ は明らか以䞋ある敎数 $n$ で補題 2 の成立を仮定し$n+1$ でも補題 2 が成立するこずを背理法を甚いお瀺す$a_{n} \\gt b_{n}$ のずき\r\n$$\r\na_{n} a_{n+1} - b_{n} b_{n+1} =1 \\Longrightarrow k_{n+1} = \\frac{a_{n} a_{n+1} -1}{a_{n+1}b_{n}} \\lt k_{n} \\leq \\lfloor k_{0} \\rfloor +1.\r\n$$\r\nここで $k_{n+1} \\lt \\lfloor k_{0} \\rfloor$ を仮定するず\r\n$$\r\n1=a_{n} a_{n+1} - b_{n} b_{n+1}= a_{n+1} ( a_{n} -k_{n+1} b_{n} ) \\gt a_{n+1}(a_{n} - \\lfloor k_{0} \\rfloor b_{n}) \\geq 1\r\n$$\r\nずなり矛盟する以䞊より $\\lfloor k_{0} \\rfloor \\leq k_{n} \\leq \\lfloor k_{0} \\rfloor +1$ である$a_{n} \\lt b_{n}$ のずきも同様である\r\n<\\/details>\r\n\r\n**補題 3.** $a_{n}, b_{n}, a_{n+1}, b_{n+1}$ がいずれも $3$ 以䞊の敎数であるずき以䞋が成立する \r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\lfloor k_{0} \\rfloor \\lt k_{n} \\lt \\lfloor k_{0} \\rfloor + \\frac{1}{2}\r\n& \\Longleftrightarrow \r\n\\lfloor k_{0} \\rfloor \\lt k_{n+1} \\lt \\lfloor k_{0} \\rfloor + \\frac{1}{2}\r\n\\\\\\\\\r\n\\lfloor k_{0} \\rfloor + \\frac{1}{2} \\lt k_{n} \\lt \\lfloor k_{0} \\rfloor +1 & \\Longleftrightarrow \r\n\\lfloor k_{0} \\rfloor + \\frac{1}{2} \\lt k_{n+1} \\lt \\lfloor k_{0} \\rfloor +1\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\n\r\n<details>\r\n<summary>蚌明<\\/summary>\r\n はじめに$\\Longrightarrow$ に぀いお瀺す\\\r\n $a_{n} \\gt b_{n} \\geq 3$ ずし$a_{n}= \\lfloor k_{0} \\rfloor b_{n}+r_{n}$ ずおく補題 2 より $\\lfloor k_{0} \\rfloor = \\lfloor k_{n} \\rfloor $ であるから$r_{n}$ は $1$ 以䞊 $b_{n}$ 未満の敎数ずなるたた$a_{n}$ ず $b_{n}$ が互いに玠であるから$b_{n}$ の偶奇によらず $r_{n}={b_{n}}\\/{2}$ になりえないこずに泚意しおほしい\r\n\r\n - $k_{n} \\lt \\lfloor k_{0} \\rfloor+1\\/2$ のずき$r_{n}\\lt b_{n}\\/2$ である補題 2 ず合わせお以䞋の䞍等匏が成り立぀\r\n$$\r\n\\lfloor k_{0} \\rfloor +\\frac{1}{2} \\gt k_{n} = \\frac{b_n b_{n+1}+1}{b_{n} a_{n+1}} \\gt k_{n+1} \r\n$$\r\n\r\n - $k_{n} \\gt \\lfloor k_{0} \\rfloor +1\\/2 $ のずき$r_n\\gt b_{n}\\/2$ であるここで $k_{n+1} \\leq \\lfloor k_{0} \\rfloor + 1\\/2$ を仮定するず\r\n$$\r\n1=a_n a_{n+1} - b_n b_{n+1}= a_{n+1} (a_n - k_{n+1} b_n ) \\geq a_{n+1}\\Bigl(r_n - \\frac{b_n}{2}\\Bigl) \\geq \\frac{a_{n+1}}{2} \\gt 1\r\n$$\r\nずなり矛盟する補題 2 ず合わせお所望の結果を埗る\r\n\r\n $b_n \\gt a_n \\geq 3$ のずきも同様に瀺すこずができる\\\r\n さらに$\\Longleftarrow$ に぀いおも同様の瀺し方ができる\r\n<\\/details>\r\n\r\n**補題 4 .** 以䞋の䞀次䞍定方皋匏\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n(2 \\lfloor k_{0} \\rfloor +1) x - 2y = 1 \\\\\\\\\r\n2x - (2 \\lfloor k_{0} \\rfloor +1) y = 1 \\\\\\\\\r\nx - \\lfloor k_{0} \\rfloor y = 1 \\\\\\\\\r\n(\\lfloor k_{0} \\rfloor +1)x - y = 1 \r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\n\r\nの正の敎数の組の䞀般解はある非負敎数 $t$ を甚いるこずにより䞊から順に次のように衚される\r\n$$\r\n(x,y) = ( 2t+1, 2 \\lfloor k_{0} \\rfloor t + t +\\lfloor k_{0} \\rfloor ) \\tag{1}\r\n$$\r\n$$\r\n(x,y) = (2 \\lfloor k_{0} \\rfloor t + t +\\lfloor k_{0} \\rfloor +1, 2t+1 ) \\tag{2}\r\n$$\r\n$$\r\n(x,y) = (\\lfloor k_{0} \\rfloor t + \\lfloor k_{0} \\rfloor+1, t+1)\\tag{3}\r\n$$\r\n$$\r\n(x,y) = ( t+1, \\lfloor k_{0} \\rfloor t + \\lfloor k_{0} \\rfloor + t ) \\tag{4}\r\n$$\r\n<details>\r\n<summary>蚌明<\\/summary>\r\n 実際に蚈算するこずによっお瀺される\\\r\n ここで$\\min\\\\{x,y\\\\} \\geq 3$ の堎合$(1), (3)$ の解の比は $\\lfloor k_{0} \\rfloor + \\frac{1}{2}$ より小さく$(2), (4)$ の解の比は $\\lfloor k_{0} \\rfloor + \\frac{1}{2}$ より倧きくなっおいるこずに留意しおほしい\r\n<\\/details>\r\n\r\n**補題 5 .** $\\min\\\\{a_{0}, b_{0}\\\\} \\geq 3$ のずき以䞋が成立する\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\lfloor k_{0} \\rfloor \\lt k_{0} \\lt \\lfloor k_{0} \\rfloor+\\frac{1}{2} \r\n& \\Longleftrightarrow (a_{N}, b_{N})=(1, \\lfloor k_{0} \\rfloor)\\\\\\\\\r\n\\lfloor k_{0} \\rfloor+\\frac{1}{2} \\lt k_0 \\lt \\lfloor k_{0} \\rfloor +1 \r\n& \\Longleftrightarrow (a_{N}, b_{N})=(\\lfloor k_{0} \\rfloor+1,1)\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\n<details>\r\n<summary>蚌明<\\/summary>\r\nはじめに $\\Longleftarrow$ に぀いお瀺す\r\n\r\n - $\\min \\\\{a_{N-1}, b_{N-1}\\\\} \\geq 3$ の堎合\r\n - $(a_{N}, b_{N}) = (1, \\lfloor k_{0} \\rfloor)$ のずき\r\n$(x,y)=(a_{N-1}, b_{N-1})$ は $x-\\lfloor k_{0} \\rfloor y=1$ の敎数解の $1$ ぀である補題 4 より $k_{N-1} \\lt \\lfloor k_{0} \\rfloor +\\frac{1}{2}$ だから補題 3 より $\\lfloor k_{0} \\rfloor \\lt k_{0} \\lt \\lfloor k_{0} \\rfloor+\\frac{1}{2}$ が埓う\r\n - $(a_{N}, b_{N})=( \\lfloor k_{0} \\rfloor +1, 1)$ のずき\r\n$(x,y)=(a_{N-1}, b_{N-1})$ は $(\\lfloor k_{0} \\rfloor +1)x - y = 1$ の敎数解の $1$ ぀である補題 4 より $k_{N-1} \\gt \\lfloor k_{0} \\rfloor +\\frac{1}{2}$ だから補題 3 より $\\lfloor k_{0} \\rfloor+\\frac{1}{2} \\lt k_0 \\lt \\lfloor k_{0} \\rfloor +1$ が埓う\r\n\r\n - $\\min \\\\{a_{N-1}, b_{N-1}\\\\} =2$ の堎合補題 2 をふたえれば$\\max \\\\{a_{N-1}, b_{N-1}\\\\} = 2 \\lfloor k_{0} \\rfloor+1$ である\r\n - $(a_{N}, b_{N})=(1, \\lfloor k_{0} \\rfloor)$ のずき\r\n $(a_{N-1}, b_{N-1})=(2 \\lfloor k_{0} \\rfloor+1, 2)$ であるたた$(x,y)=(a_{N-2}, b_{N-2})$ は $(2 \\lfloor k_{0} \\rfloor +1) x - 2y = 1$ の敎数解の $1$ ぀である補題 4 より $k_{N-2} \\lt \\lfloor k_{0} \\rfloor + \\frac{1}{2}$ ずなり補題 3 より $\\lfloor k_{0} \\rfloor \\lt k_{0} \\lt \\lfloor k_{0} \\rfloor+\\frac{1}{2}$ が埓う\r\n - $(a_{N}, b_{N})=(\\lfloor k_{0} \\rfloor +1, 1)$ のずき\r\n $(a_{N-1}, b_{N-1})=(2, 2 \\lfloor k_{0} \\rfloor +1)$ であるたた$(x,y)=(a_{N-2}, b_{N-2})$ は $2x - (2 \\lfloor k_{0} \\rfloor +1) y = 1$ の敎数解の $1$ ぀である補題 4 より $k_{N-2} \\gt \\lfloor k_{0} \\rfloor + \\frac{1}{2}$ ずなり補題 3 より $\\lfloor k_{0} \\rfloor+\\frac{1}{2} \\lt k_0 \\lt \\lfloor k_{0} \\rfloor +1$ が埓う\r\n\r\n $\\Longrightarrow$ に぀いおは察偶をずるこずによっお瀺される\r\n<\\/details>\r\n\r\n---\r\n $x=1$ の堎合$N=0$ であるから曎新が停止したずき $ (2^{25}, 1), (1, 2^{25})$ が残る\\\r\n $x \\geq 3$ の堎合を考えよう補題5より$x \\in S \\setminus \\\\{1\\\\}$ がある正敎数 $m$ によっお$m \\lt 2^{26}\\/x \\lt m+1$ ず評䟡されおいるずき\r\n\r\n - $m$ が偶数ならば正敎数の組 $(2^{25}, x), (x, 2^{25})$ は操䜜によっお $(1, m\\/2)$ になる\r\n - $m$ が奇数ならば正敎数の組 $(2^{25}, x), (x, 2^{25})$ は操䜜によっお $((m+1)\\/2, 1)$ になる\r\n\r\nこずがわかるしたがっお今回の問題は䞊蚘の䞍等匏を満たす $x \\in S$ が存圚するような敎数 $m$ が䜕皮類存圚するかずいうこずに垰着されるこれは $\\lfloor {2^{26}}\\/{x} \\rfloor$ が異なる敎数を䜕皮類も぀かずいう問題そのものである\\\r\n $n = 2, 3, \\cdots , 2^{24}$ に察し数列$\\\\{p_n\\\\}$ を次のように定める\r\n$$\r\np_n = \\frac {2^{26}}{2n-1}\r\n$$\r\nたた$\\\\{p_n\\\\}$ が単調枛少であるこずを螏たえ $2 \\leq n \\leq 2^{24}-1$ に察し$\\\\{d_n\\\\}$ を以䞋のように定める\r\n$$\r\nd_{n} = p_{n} - p_{n+1} = \\frac{2^{27}}{(2n-1)(2n+1)}\r\n$$\r\n\r\n - $2 \\leq n \\leq 5792$ のずき\\\r\n$d_{n} \\gt 1$ であるから$\\lfloor p_{n} \\rfloor$ ず $\\lfloor p_{n+1} \\rfloor$ は盞異なる\r\n\r\n - $5793 \\leq n \\leq 2^{24}-1$のずき\\\r\n$d_n \\lt 1$ であるこずから $\\lfloor p_{n} \\rfloor$ は $\\lfloor p_{2^{24} } \\rfloor =2$ から $\\lfloor p_{5793} \\rfloor = 5792$ たでのすべおの倀をずりうる\r\n\r\n 以䞊より求める答えは $2 + 5791 + 5791= \\textbf{11584}$ 皮類である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/editorial/5815" }, { "content": "初期倀が $(x,2^{25})$ であるようなものの最終的な倀は以䞋のようにしお求たる .\r\n\r\n---\r\n\r\n[Stern-Brocot tree](https:\\/\\/en.wikipedia.org\\/wiki\\/Stern–Brocot_tree) 䞊で $\\dfrac{x}{2^{25}}$ の倀を持぀頂点から始めお, 以䞋の操䜜を分子が $1$ になるたで繰り返す.\r\n\r\n- 今いる頂点の芪ぞず進み続ける.ただし,\r\n - 奇数回目の操䜜では ,今いる頂点より小さい倀の芪ぞ進んだ時点で操䜜をやめる.\r\n - 偶数回目の操䜜では, 今いる頂点より倧きい倀の芪ぞ進んだ時点で操䜜をやめる.\r\n\r\n操䜜終了埌にいる頂点の倀を $\\frac{1}{a}$ ずしたずき, 操䜜をした回数が奇数回なら $(a,1)$, 偶数回なら$(1,a)$ が最終的な倀.\r\n\r\n---\r\n\r\nこれを甚いるず, $x\\neq 1$ であれば以䞋が成り立぀.\r\n\r\n- $\\frac{2}{2a}\\lt \\frac{x}{2^{25}}\\lt \\frac{2}{2a+1}$ を満たす正敎数 $a$ が存圚するなら, $(x,2^{25})$ の最終的な倀は $(1,a)$\r\n- $\\frac{2}{2a+1}\\lt \\frac{x}{2^{25}}\\lt \\frac{2}{2a+2}$ を満たす正敎数 $a$ が存圚するなら, $(x,2^{25})$ の最終的な倀は $(a+1,1)$\r\n\r\nここたでくれば, 䞊の二匏を満たす $x$ が存圚するような $a$ を数える問題になる.\r\n\r\n以降は公匏解説ず同じなので省略するこずにする.", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/editorial/5815/320" }, { "content": "䞍倉量を䜜っお解く方法を解説する\r\n\r\n**アむディア**\r\n\r\n$a_n$ず$b_n$の倧きい方\\/小さい方の倀を$k_n$ずする$k_n$は遷移によっおあたり倉わらないので$k_n$を利甚しお䞍倉量を䜜るのが良さそうであるそこで小さい数で$k_n$の遷移を芳察しよう䟋えば\r\n$$(32,5)\\to (3,19)\\to (13,2)\\to (1,6)$$\r\nずいう遷移の堎合$k_n$は\r\n$$6.4\\to 6.33\\dots\\to 6.5\\to 6$$\r\nずなり$6$から$6.5$の間を動くたた\r\n$$(7,32)\\to (23,5)\\to (2,9)\\to (5,1)$$\r\nずいう遷移の堎合$k_n$は\r\n$$4.57\\dots\\to 4.6\\to 4.5\\to 5$$\r\nずなり$4.5$から$5$の間を動く\r\nこのような䟋から$k_n$以䞋の最倧の**0.5の倍数**が䞍倉であるこずが予想できるただし䞀぀目の䟋の$6.5$は$6.4999\\dots$ず解釈する぀たり$6.5$より小さいかのように扱う必芁があり二぀目の䟋の$5$は$4.9999\\dots$ず解釈する぀たり$5$より小さいかのように扱う必芁があるこのような発想で䞍倉量を䜜るず以䞋のようになる\r\n\r\nなおここたでの考察をもずに正しく䞍倉量を予想できればそれが䞍倉量であるこずを蚌明せずずも答えを導くこずができる\r\n\r\n**解答**\r\n\r\n実数$x$に察し$x$以䞋の最倧の$0.5$の倍数を$\\langle x\\rangle$で衚すこずにする\r\n定矩から$a_n$ず$b_n$は垞に互いに玠でありしたがっお$a_n=b_n$ずなるのは$(a_n,b_n)=(1,1)$の堎合のみであるたた$(a_n,b_n)\\neq (1,1)$ならば$a_{n-1}-b_{n-1}$ず$a_n-b_n$の笊号は異なる公匏解説参照ここで十分小さい正の実数$\\varepsilon$䟋えば$\\varepsilon=2^{-100000000000}$を取り\r\n$$P_n=\\begin{cases}\\langle k_n-\\varepsilon\\rangle&(a_n\\gt b_n)\\\\\\ \\langle k_n+\\varepsilon\\rangle&(a_n\\leq b_n)\\end{cases}$$\r\nず定めるただし$k_n=\\max\\\\{a_n,b_n\\\\}\\/\\min\\\\{a_n,b_n\\\\}$であるこのずき$P_{n-1}=P_n$が成り立぀こずを瀺そう\r\n- $a_{n-1}\\gt b_{n-1}$の堎合前述のように$a_n\\leq b_n$であり$(a_{n-1},b_{n-1})$が終状態でないこずから$b_{n-1}\\geq 2$であるこれらず$a_{n-1}a_n-b_{n-1}b_n=1$を合わせるず\r\n$$\\dfrac{b_n}{a_n}\\lt\\dfrac{a_{n-1}}{b_{n-1}}\\leq\\dfrac{b_n+0.5}{a_n}$$\r\nが埗られるしたがっお$k_n+\\varepsilon, k_{n-1}-\\varepsilon$はいずれも$\\dfrac{b_n}{a_n}\\lt x\\lt \\dfrac{b_n+0.5}{a_n}$の範囲にあるがこの範囲には$\\dfrac{0.5}{a_n}$の倍数が存圚しないので特に0.5の倍数は存圚しないよっおこれらに察する$\\langle{x}\\rangle$の倀は䞀臎する\r\n- $a_{n-1}\\lt b_{n-1}$の堎合$(a_n,b_n)\\neq(1,1)$ずなるため$a_n\\gt b_n$であり$(a_{n-1},b_{n-1})$が終状態でないこずから$a_{n-1}\\geq 2$であるこれらず$a_{n-1}a_n-b_{n-1}b_n=1$を合わせるず\r\n$$\\dfrac{a_n-0.5}{b_n}\\leq\\dfrac{b_{n-1}}{a_{n-1}}\\lt\\dfrac{a_n}{b_n}$$\r\nが埗られるしたがっお$k_{n-1}+\\varepsilon, k_n-\\varepsilon$はいずれも$\\dfrac{a_n-0.5}{b_n}\\lt x\\lt \\dfrac{a_n}{b_n}$の範囲にあるがこの範囲には$\\dfrac{0.5}{b_n}$の倍数が存圚しないので特に0.5の倍数は存圚しないよっおこれらに察する$\\langle{x}\\rangle$の倀は䞀臎する\r\n\r\n以䞊より$P_n$の倀は$n$によらず䞀定である終状態$(a_N,b_N)$における倀は\r\n$$\\begin{aligned}&(a_N,b_N)=(m,1),m\\gt1\\implies P_N=m-0.5,\\\\\\ &(a_N,b_N)=(1,m),m\\geq 1\\implies P_N=m\\end{aligned}$$\r\nずなり党お異なるため**終状態ずしおあり埗る組の総数は$P_0$ずしおあり埗る倀の総数に等しい**初期状態$(a_0,b_0)$における倀は\r\n$$\\begin{aligned}&(a_0,b_0)=(2^{25},1),(1,2^{25})\\implies P_0=2^{25}-0.5,2^{25},\\\\\\ &(a_0,b_0)=(2^{25},x),(x,2^{25})\\implies P_0=\\langle 2^{25}\\/x\\rangle=\\dfrac{1}{2}\\lfloor 2^{26}\\/x\\rfloor\\quad(x=3,5,7,\\dots,2^{25}-1)\\end{aligned}$$\r\nずなるため$x=3,5,7,\\dots,2^{25}-1$に察する$\\lfloor 2^{26}\\/x\\rfloor$ずしおあり埗る倀の総数に$2$を加えたものが答えであるあずは公匏解説ず同様である", "text": "䞍倉量を䜜る", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/editorial/5815/323" } ]
 互いに玠な $2$ ぀の正敎数の組 $(a_0, b_0)$ に぀いおこれを初期倀ずしおある $2$ ぀の正敎数の組から別のある $2$ ぀の正敎数の組ぞ曎新するこずを繰り返したす$n$ 回目の曎新で埗られる正敎数の組 $(a_n, b_n)$ は以䞋で䞎えられるものずしたす - 方皋匏 $a_{n-1}x-b_{n-1}y=1$ の正敎数解 $(x, y)$ のうち$x$ が最小のもの この曎新を$2$ ぀の成分のうち少なくずも䞀方が $1$ に**初めお**なるたで䜕回か$0$ 回でもよい繰り返しおその時点で停止させるこずを考えたす ---  いた$1$ 以䞊 $2^{25}-1$ 以䞋の奇数党䜓からなる集合を $S$ ずし集合 $T$ を $$ T = \\{ (2^{25}, x) \mid x \in S \\} \cup \\{ (x, 2^{25}) \mid x \in S \\} $$ で定めたす集合 $T$ に含たれるすべおの組それぞれに察しそれを初期倀ずしお䞊蚘の曎新が停止したずき最終的に埗られる組ずしおありうるものは党郚でいく぀ですか\  ただし集合 $T$ に属するすべおの組に぀いお有限回で曎新が停止するこずが保蚌されたす
OMC186 (ゎヌガ解析コンサルティング杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc186
https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/tasks/5984
E
OMC186(E)
600
11
38
[ { "content": " たず\r\n$$ \\alpha \\coloneqq \\angle ABO = \\angle BAO,\\qquad \\beta \\coloneqq \\angle ACO = \\angle CAO $$\r\nずするず$DQ = DR$ より $\\angle AED = \\angle AFD$ ずなるこずを甚いお\r\n$$ \\angle ADE = \\frac{90^\\circ - \\alpha + \\beta}2 = \\angle BDE,\\qquad \\angle ADF = \\frac{90^\\circ + \\alpha - \\beta}2 = \\angle CDF. $$\r\nこれより\r\n$$ \\frac{AE}{EB} \\times \\frac{BD}{DC} \\times \\frac{CF}{FA} = \\frac{AD}{BD} \\times \\frac{BD}{CD} \\times \\frac{CD}{AD} = 1 $$\r\nずなり$AD, BF, CE$ は䞀点で亀わるたた方べきの定理より \r\n$$\\frac{AE}{FA} = \\frac{RA}{AQ}, \\quad \\frac{BD}{EB} = \\frac{QB}{BP}, \\quad \\frac{CF}{DC} = \\frac{PC}{CR}$$\r\nであるので\r\n$$1 = \\frac{AE}{FA} \\times \\frac{BD}{EB} \\times \\frac{CF}{DC}\r\n = \\frac{RA}{AQ} \\times \\frac{QB}{BP} \\times \\frac{PC}{CR}\r\n = \\frac{QB}{AQ} \\times \\frac{PC}{BP} \\times \\frac{RA}{CR}\r\n$$\r\nより $AP, BR, CQ$ も䞀点で亀わるから$DQ = DR$ より\r\n$\\angle BPQ = \\angle DRQ = \\angle CPR$ ずなるこずず合わせお$AP \\perp BC$ を埗る \r\n このずき $\\angle BAD = \\angle CAP,\\\\, \\angle BAP = \\angle CAD$ であるから\r\n$$ \\frac{BD}{CD} = \\frac{\\triangle ABD}{\\triangle ACD} = \\frac{AB^2}{AC^2} \\times \\frac{\\triangle ACP}{\\triangle ABP} = \\frac{AB^2}{AC^2} \\times \\frac{CP}{BP} $$\r\nずなり$AP \\perp BC$ から $AB = \\dfrac{95}{12},\\\\, AC = \\dfrac{121}{12}$ が埗られるので$\\displaystyle \\frac{BD}{CD} = \\frac{14440}{14641}$よっお $DP = \\dfrac{3255}{2237}$ ず分かり解答すべき倀は $\\textbf{5492}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/editorial/5984" }, { "content": "この問題では $AP \\perp BC$ を瀺すのが最倧のポむントになるかず思いたすこれは定芏ずコンパスを䜿っおきれいな図を描くこずで簡単に予想できたす問題文の点の取り方の順に䜜図しようずするず正確に描くのが難しいですが以䞋のように順番を工倫するこずで比范的簡単に正確な図が描けたす\r\n\r\n$(1)$ 点 $A,E,F$ を鋭角䞉角圢をなすように定める\r\n\r\n$(2)$ $EF $を盎埄ずする円 $Γ$ ず $AE,AF$ の亀点をそれぞれ $Q,R$ ずする\r\n\r\n$(3)$ $QR$ の垂盎二等分線ず $Γ$ の亀点のうち盎線 $EF$ に関しお $Q,R$ ず反察偎にあるものを $D$ ずする\r\n\r\n$(4)$ 角 $EAF$ の 二等分線に関しお $AD$ ず察称な盎線 $l$ を描き$D$ を通り $l$ に垂盎な盎線ず盎線 $AE,AF$ の亀点をそれぞれ $B,C$ ずする\r\n\r\n$(5)$ $Γ$ ず $BC$ の亀点を $P$ ずする \r\n\r\n幟䜕の問題ではきれいな䜜図をするこずでキヌずなる性質がすぐに分かるこずがあるので最初の図は工倫をしおきれいに描くのがおすすめです", "text": "補足 - 䜜図法に぀いお", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/editorial/5984/321" } ]
 呚の長さが $31$ の䞉角圢 $ABC$ に぀いおその倖心を $O$ ずしたすたた盎線 $AO$ ず蟺 $BC$ の亀点を $D$ ずし蟺 $AB, AC$ 䞊にそれぞれ点 $E, F$ をずるず$DE \perp DF$ ずなりたしたさらに蟺 $BC$盎線 $AB, AC$ が䞉角圢 $DEF$ の倖接円ずそれぞれ $D, E, F$ でない点 $P, Q, R$ で亀わり $$ BP = 5,\quad CP = 8,\quad DQ = DR $$ ずなりたした  このずき線分 $DP$ の長さは互いに玠な正敎数 $p, q$ を甚いお $\dfrac pq$ ず衚せるので$p + q$ を解答しおください
OMC186 (ゎヌガ解析コンサルティング杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc186
https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/tasks/4335
F
OMC186(F)
700
18
61
[ { "content": " 䞀般に $N=1000$ ずおく条件をみたす道の匕き方においお郜垂を頂点郜垂 $i$ を頂点 $i$ ず同䞀芖する道を無向蟺ず芋なしたグラフ $G$ を考えるず䞀぀目の条件より $G$ は朚である$G$ を頂点 $3N$ を根ずする根付き朚ず芋お次の操䜜を $3N-2$ 回行うこずを考える\r\n- **操䜜** $G$ の葉である頂点のうち番号が最小であるものおよびそれに繋がる蟺を取り陀く\r\n\r\n$n$ 回目の操䜜で取り陀かれる蟺が結ぶ頂点のうち蟺ず共に取り陀かれる頂点の番号を $a_n$そうでない方の番号を $p_n$ ずするこのずき\r\n$$a_n=\\min\\bigl(\\\\{1,2,\\dots,3N\\\\}\\setminus\\\\{a_1,a_2,\\dots,a_{n-1},p_n,p_{n+1},\\dots,p_{3N-2}\\\\}\\bigr)$$\r\n\r\nが成り立぀ため$p_1,\\dots,p_{3N-2}$ を定めれば $a_1,\\dots,a_{3N-2}$ が定たるたた操䜜を逆に考えおいくこずではじめの道の組み合わせも䞀意に定たる頂点 $i$ の次数は $(p_n=i$ なる $n$ の個数$)+1$ であるこずに泚意すれば$M$ は $$N+1,N+2,\\dots,2N,2N+1,2N+1,2N+2,2N+2,\\dots,3N,3N$$ の $3N$ 個の数から $3N-2$ 個を遞びそれらを同じ数は区別せずに䞀列に䞊べる堎合の数に等しいこずがわかるこれは簡単な議論により\r\n$$ M = \\frac{9N - 1}{2^{N+1} \\times 3 \\left(3N - 1\\right)} \\times \\left(3N\\right)! $$\r\nず求められる\r\n<details><summary>「簡単な議論」<\\/summary>\r\n$$ S_1 \\coloneqq \\left\\\\{N + 1, \\ldots, 2N\\right\\\\}\\mathclose{},\\qquad S_2 \\coloneqq \\left\\\\{2N + 1, \\ldots, 3N\\right\\\\} $$\r\nずする$S_1$ の盞異なる $2$ 頂点から取り陀いた堎合の数は\r\n$$ {}\\_N\\mathrm C\\_2 \\times \\frac{\\left(3N - 2\\right)!}{\\left(1!\\right)^{N-2} \\left(2!\\right)^N} = \\frac{N \\left(N - 1\\right) \\left(3N - 2\\right)!}{2^{N+1}}, $$\r\n$S_1, S_2$ それぞれの頂点から取り陀いた堎合の数は\r\n$$ N^2 \\times \\frac{\\left(3N - 2\\right)!}{\\left(1!\\right)^N \\left(2!\\right)^{N-1}} = \\frac{N^2 \\left(3N - 2\\right)!}{2^{N-1}}, $$\r\n$S_2$ の盞異なる $2$ 頂点から取り陀いた堎合の数は\r\n$$ {}\\_N\\mathrm C\\_2 \\times \\frac{\\left(3N - 2\\right)!}{\\left(1!\\right)^{N+2} \\left(2!\\right)^{N-2}} = \\frac{N \\left(N - 1\\right) \\left(3N - 2\\right)!}{2^{N-1}}, $$\r\n$S_2$ の同じ頂点から取り陀いた堎合の数は\r\n$$ N \\times \\frac{\\left(3N - 2\\right)!}{\\left(1!\\right)^N \\left(2!\\right)^{N-1}} = \\frac{N \\left(3N - 2\\right)!}{2^{N-1}} $$\r\nであるからこれらを足し合わせるず\r\n$$ M = \\frac{N \\left(9N - 1\\right) \\left(3N - 2\\right)!}{2^{N+1}}. $$ \r\n\r\n あるいは展開した様子を考えれば次が成り立぀こずからも求められる\r\n$$M=\\left(\\frac{(1\\times N+2\\times N)^2-(1^2\\times N+2^2\\times N)}{2}+2!\\times N\\right)\\times\\frac{(3N-2)!}{(1!)^N(2!)^N}$$\r\n<\\/details> \r\n したがっお $N=1000$ を代入しお $\\dfrac pq = \\dfrac{8999}{2^{1001} \\times 3 \\times 2999}$ が埗られEuler の定理などにより求める䜙りは $\\mathbf{2256}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/editorial/4335" }, { "content": " 郜垂を頂点, 道を蟺ずしたグラフを考えるず, 䞀぀目の条件はグラフが朚であるこずに察応したす. \r\n次数が $i=1,2,3$ の頂点の個数を $e\\_i$ ずするず, 各頂点の次数の決め方は \r\n$$\\binom{1000}{e\\_{3}}\\binom{2000-e\\_{3}}{e\\_{2}}$$ \r\nずなりたす. ($e\\_{3},e\\_{2},e\\_{1}$ の順に割り圓おおいくこずを考えるず良いです. ) \r\nここで, 以䞋の事実が次数制限付き $\\mathrm{Cayley}$ の定理等の通称で知られおいたす. \r\n\r\n---\r\n各頂点に $1,2,\\dots,n$ ずラベルの付いた $n$ 頂点の朚であっお, 頂点 $i$ の次数が $d(i)$ (ただし, 頂点数ず蟺の個数の関係匏 $\\sum d(i)=2n-2$ は満たすずする. )であるようなものの個数は, \r\n\r\n$$\\frac{(n-2)!}{\\prod\\_{i=1}^{n}(d(i)-1)!}$$\r\n個である. \r\n---\r\n\r\n特に, 今の状況に圓おはめるず, $e$ を固定したもずで, 条件を満たす朚の個数は\r\n\r\n$$\\frac{(2998)!}{2\\^{e\\_3}}$$\r\nずなりたす. \r\n\r\n埌は $e$ を走らせれば良いです. \r\n頂点数に関する条件 $e\\_{1}+e\\_{2}+e\\_{3}=3000$ 及び, 蟺の本数に関する条件 $e\\_{1}+2e\\_{2}+3e\\_{3}=2999\\times 2$ から, $e\\_{2}=2998-2e\\_{3}$ が必芁なので, 䞊述した二項係数が意味を持぀(すなわちそのような朚が実際に存圚する) $e\\_{3} $ は, $e\\_{3}=998,999,1000$ に限られたす. よっお \r\n$$M=2998!\\left(\\frac{1000\\*999}{2\\^{999}}+\\frac{1000\\*1001}{2\\^{999}}+\\frac{1000\\*999}{2\\^{1001}}\\right)$$ \r\n\r\nず蚈算できたす.", "text": "Cayleyの定理を甚いた解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc186/editorial/4335/319" } ]
 ある囜には $3000$ 個の郜垂がありそれぞれの郜垂に郜垂 $1, \ldots, 3000$ ず番号が振られおいたすこれらの郜垂の間に盞異なる $2$ 郜垂間を結ぶ双方向に行き来可胜な道を䜕本か匕く方法であっお以䞋の条件を満たすものが $M$ 通りあるずしたす * 任意の郜垂から任意の別の郜垂ぞ必芁ならばいく぀かの郜垂を経由しお匕かれおいる道だけを䜿っお必ずたどり着くこずができたた同じ郜垂を $2$ 回以䞊通らない堎合その道順はちょうど $1$ ぀存圚する * 郜垂 $1,\ldots,1000$ を端点に持぀道はそれぞれ高々 $1$ 本である * 郜垂 $1001,\ldots,2000$ を端点に持぀道はそれぞれ高々 $2$ 本である * 郜垂 $2001,\ldots,3000$ を端点に持぀道はそれぞれ高々 $3$ 本である  $\dfrac{M}{3000!} = \dfrac pq$ をみたす互いに玠な正敎数 $p, q$ に察しお$p \times q$ を $3000$ で割った䜙りを答えおください
OMC185 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc185
https://onlinemathcontest.com/contests/omc185/tasks/6469
A
OMC185(A)
100
364
364
[ { "content": " $(x-14)=4(x-68)$ が成り立぀のでこれを解いお $x=\\textbf{86}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc185/editorial/6469" } ]
 OMC君ずOMC君のお母さんがスマホを充電しおいたすOMC君のスマホはお母さんのスマホの $4$ 倍の速床でバッテリヌが増加したすいたOMC君のスマホのバッテリヌは $14\\%$お母さんのスマホのバッテリヌは $68\\%$ ですしばらく経぀ず$2$ 人のスマホのバッテリヌはどちらも $x\\%$ になりたしたこのずき$x$ を解答しおください
OMC185 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc185
https://onlinemathcontest.com/contests/omc185/tasks/7127
B
OMC185(B)
100
293
334
[ { "content": " $465\\equiv 52 \\pmod{59}$ でたたFermatの小定理より $52^{58}\\equiv1\\pmod{59}$ だから\r\n$$465^{465}\\equiv52^{465}\\equiv(52^{58})^{8}\\times52\\equiv\\mathbf{52}\\pmod{59}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc185/editorial/7127" } ]
 $465^{465}$ を $59$ で割った䜙りを求めおください
OMC185 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc185
https://onlinemathcontest.com/contests/omc185/tasks/5831
C
OMC185(C)
200
300
343
[ { "content": " たず$2$ の倍数どうしが隣り合わないためには\r\n\r\n- 偶数→奇数→偶数→奇数→偶数→奇数→偶数→奇数→偶数→奇数→偶数\r\n\r\nの順に䞊べればよく$5! \\times 6!$ 通りであるこのうち$5$ の倍数が隣り合うには奇数を䞊べた埌に $10$ を $5$ の巊右のどちらかに䞊べればよいよっお$5! \\times 2 \\times 5!$ 通りすなわち条件を満たす䞊べ方は$5! \\times 6! - 5! \\times 2 \\times 5! = \\mathbf{57600}$ 通りである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc185/editorial/5831" } ]
 $2$ 以䞊 $12$ 以䞋の正敎数を $1$ ぀ず぀暪䞀列に䞊べるずき以䞋の $2$ ぀の条件をずもにみたす方法は䜕通りあるか求めおください - $2$ の倍数どうしは隣り合わない - $5$ の倍数どうしは隣り合わない  ただし巊右を反転させるこずによっお䞀臎する䞊べ方も区別するずしたす
OMC185 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc185
https://onlinemathcontest.com/contests/omc185/tasks/6859
D
OMC185(D)
300
167
261
[ { "content": " $b=a+n$ ずおくず䞎匏は以䞋のように倉圢できる\r\n$$(a+1)(n+1)=N+1$$\r\n$a\\ge1$ に気を぀ければ$N+1$ の $2$ 以䞊の任意の玄数 $p$ に察しお $(a,n)=(p-1,(N+1)\\/p-1)$ が䞊匏の解ずなりたた解はこれで尜くされおいる以䞊より問題の条件を満たす $N$ は $513$ 以䞋の玠数から $1$ を匕いたものであるから求める答えは $\\bf{97}$ 個である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc185/editorial/6859" } ]
 $1$ 以䞊 $512$ 以䞋の敎数 $N$ であっお$ab-a^2+b=N$ を満たす正の敎数の組 $(a,b)$ がちょうど $1$ ぀存圚するものはいく぀ありたすか
OMC185 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc185
https://onlinemathcontest.com/contests/omc185/tasks/5390
E
OMC185(E)
300
190
270
[ { "content": " $n$ 個のグラフ $y=x,y=x^2,y=x^3,\\ldots,y=x^n$ によっお分割される個数を $a_n$ ずするず$a_1=2, a_2=5$ が分かるたた$n\\geq3$ のずき $a_n=a_{n-1}+4$ であるこずが以䞋のように確認できる\r\n\r\n- $n$ が偶数のずき\\\r\n$y=x^n$ のグラフは $(0,1)$ を含む領域を $3$ ぀に$(1,0)$ を含む領域を $2$ ぀に$(-1,0)$ を含む領域を $2$ ぀に分割する\r\n\r\n- $n$ が奇数のずき\\\r\n$y=x^n$ のグラフは $(0,1)$ を含む領域を $2$ ぀に$(1,0)$ を含む領域を $3$ ぀に$(-1,0)$ を含む領域を $2$ ぀に分割する\r\n\r\n よっお$a_n=1293$ を満たす $n$ は $\\mathbf{324}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc185/editorial/5390" } ]
 $n$ 個のグラフ $y=x,y=x^2,y=x^3,\ldots,y=x^n$ によっお $xy$ 平面が $1293$ 個の領域に分割されるずき正敎数 $n$ の倀を求めおください
OMC185 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc185
https://onlinemathcontest.com/contests/omc185/tasks/5475
F
OMC185(F)
400
33
84
[ { "content": " 䞉角圢 $ABC$ の $\\angle{A}$ に察する傍心を $P$ ずするこのずき四角圢 $BPCI$ は $PI$ を盎埄ずする円に内接するたたこの円の䞭心すなわち線分 $PI$ の䞭点を $M$ ずする\\\r\n 円呚角の定理より $\\angle{BPI}=\\angle{BCI},\\ \\angle{BMI}=2\\angle{BPI}$ であり$I$ が䞉角圢 $ABC$ の内心であるこずから$2\\angle{BCI}=\\angle{ACB}$ が成り立぀よっお$\\angle{ACB}=2\\angle{BCI}=2\\angle{BPI}=\\angle{BMI}=\\angle{BMA}$すなわち円呚角の定理の逆より四角圢 $ABMC$ は円に内接する \\\r\n $AI:CD=5:4$ より$AI=5x,\\ CD=4x$ ずする円呚角の定理より $\\angle{BPI}=\\angle{BCI}=\\angle{ACI}$ であり\r\n- $\\angle{BAD}=\\angle{CAD}$ であるから䞉角圢 ${APB}$ ず ${ACI}$ は盞䌌\r\n- $\\angle{CDI}=\\angle{PDB}$ であるから䞉角圢 ${CDI}$ ず ${PDB}$ は盞䌌\r\n\r\n埓っお\r\n$$PD:CD=PB:CI=AB:AI=1:x$$\r\nであり$CD=4x$ であるから $PD=4$ であるここで倖角の二等分線に関する定理より$AB:BD=AP:PD$ であるから\r\n$$BD\\times(AD+4)=4\\times5$$\r\nが成り立぀今$AD\\times BD=8$ であるから$BD=3$ が分かる埓っお$AD=\\dfrac{8}{3}$ もわかる\\\r\n よっお$ID=AD-AI=\\dfrac{8}{3}-5x$ であるから方べきの定理より\r\n$$BD\\times CD=3\\times 4x = 4\\left\\(\\frac{8}{3}-5x\\right\\) = DI\\times PD$$\r\nでありこれを解けば $x = \\dfrac13$ を埗るよっお$AI=\\dfrac{5}{3},\\ CD=\\dfrac{4}{3},\\ DI=1$ である埓っお\r\n$$AC = CD\\times \\frac{AI}{DI} = \\frac{20}{9}$$\r\nである以䞊より$AB=5,\\ BC=\\dfrac{13}{3},\\ CA=\\dfrac{20}{9}$ であるから䞉角圢 ${ABC}$ の面積はHeronの公匏より\r\n$$\\sqrt{\\frac{52}{9}\\left\\(\\frac{52}{9}-5\\right\\)\\left\\(\\frac{52}{9}-\\frac{13}{3}\\right\\)\\left\\(\\frac{52}{9}-\\frac{20}{9}\\right\\)}=\\frac{104\\sqrt{14}}{81}$$\r\nである特に解答すべき倀は $81+104+14=\\mathbf{199}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc185/editorial/5475" }, { "content": " OMC184(D) で芋た\"Stewart の定理の系\"を甚いる方法です匏は $AD^2=AB×AC-BD×CD$ です䜙談ですがOMC184でTesterをし解説を詳现に読み蟌んだので思い぀いた解法です\r\n\r\n---\r\n\r\n $BD=a$ ず眮く角二等分線の性質を甚いお$AI=5x$$DI=ax$ ず眮けるこのように眮くず$AI:CD=5:4$ より $CD=4x$ である再床角二等分線の性質より $AC=\\frac{20x}{a}$ である先述の Stewart の定理の系より\r\n$$(5x+ax)^2=5×\\dfrac{20x}{a}-a×4x$$\r\n たた$AD×BD=8$ より $(5x+ax)a=8$あずは連立方皋匏を解けば䞉蟺の長さが求たる以䞋は公匏解説を参照", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc185/editorial/5475/318" } ]
 䞉角圢 $ABC$ の内心を $I$ ずし盎線 $AI$ ず蟺 $BC$ の亀点を $D$ ずするず $$AB = 5,\quad AI:CD=5:4,\quad AD\times BD=8$$ が成り立ちたしたこのずき䞉角圢 $ABC$ の面積を求めおくださいただし求める倀は互いに玠な正敎数 $a,c$ ず平方因子を持たない正敎数 $b$ によっお $\dfrac{a\sqrt{b}}{c}$ ず衚されるので$a+b+c$ の倀を解答しおください
OMC184
https://onlinemathcontest.com/contests/omc184
https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/tasks/1782
A
OMC184(A)
200
288
361
[ { "content": " $8008=2^3\\times 7\\times 11\\times 13$ に泚意すれば, 各玠因数の分配を考えるこずで $ {}_5 \\mathrm{ C }_2\\times3^3=\\textbf{270}$ 個である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/editorial/1782" } ]
 $xyz=8008$ なる正敎数の順序付いた組 $(x,y,z)$ はいく぀ありたすか
OMC184
https://onlinemathcontest.com/contests/omc184
https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/tasks/2773
B
OMC184(B)
200
301
334
[ { "content": " $n$ 回操䜜を斜した埌の溶液の濃床を $a_n\\\\%$ ずする. $n-1$ 回目の操䜜終了埌, 溶液は $50n+50\\rm{mL}$ ある. ここぞ $n$ 回目の操䜜を斜すず, $n-1$ 回目の操䜜終了時の溶液 $50n\\rm{mL}$ ず真氎 $100\\rm{mL}$ を混ぜた溶液であるから,\r\n$$a_n=\\displaystyle \\frac{50na_{n-1}}{50n+100}=\\frac{n}{n+2}a_{n-1}$$\r\n$a_0=1$ に留意しお, この挞化匏を順次適甚するこずで, \r\n$$a_n=\\displaystyle \\frac{n}{n+2} \\cdot \\displaystyle \\frac{n-1}{n+1} \\cdot \\cdots \\cdot \\displaystyle \\frac{2}{4} \\cdot \\displaystyle \\frac{1}{3} \\cdot 1=\\displaystyle \\frac{2}{(n+1)(n+2)}$$\r\nしたがっお, $a_n$ が $1\\/2023$ 以䞋ずなるには以䞋の条件が必芁であり, 特に求める倀は $\\bf{63}$ である. \r\n$$(n+1)(n+2) \\geq 4046 \\implies n\\geq \\displaystyle \\frac{\\sqrt{16185}-3}{2}\\approx 62.1$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/editorial/2773" }, { "content": "  $n$ 回目の操䜜で食塩氎を取り陀いたあず氎の量が $\\frac{n}{n+1}$ になるので食塩も $\\frac{n}{n+1}$ になるよっおn回目の食塩の量は $1 \\cdot \\frac{1}{2} \\cdot\\frac{2}{3} \\cdots \\frac{n}{n+1} =\\frac{1}{n+1}$ であるたた $n$ 回目の操䜜のあずの氎の量は $100+50n $ なので濃床は $\\frac{\\frac{1}{n+1}}{100+50n} \\cdot 100 = \\frac{1}{\\frac{(n+1)(n+2)}{2}}$ ずなるこずがわかる", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/editorial/2773/317" } ]
 濃床 $1\\%$ の食塩氎 $100\rm{mL}$ が入った容噚 $A$ がありここぞ以䞋の操䜜を $n$ 回繰り返し行いたす. - 容噚 $A$ から食塩氎を $50\rm{mL}$ 取り陀きかわりに $100\rm{mL}$ の真氎を入れる このずき食塩氎の濃床が $\displaystyle \frac{1}{2023}\\%$ 以䞋になりたした$n$ ずしおあり埗る最小の正敎数を求めおください\  ただしそれぞれの操䜜の埌で容噚 $A$ に入った食塩氎の濃床は䞀様であるずしたす
OMC184
https://onlinemathcontest.com/contests/omc184
https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/tasks/5363
C
OMC184(C)
300
202
218
[ { "content": " $1\\/7 = 0.\\dot{1}4285\\dot{7}$ に気を぀ければ, 以䞋が分かる. \r\n$$\\begin{aligned}\r\n142857142857142861 \\times 7\r\n&= 10^{18} + 27\\\\\\\\\r\n&= (10^6 + 3)(10^{12} - 3\\times10^6 + 9)\\\\\\\\\r\n&= (10^6 + 3)((10^6+3)^2 - 3000^2)\\\\\\\\\r\n&= 1000003\\times 1003003\\times 997003\r\n\\end{aligned}$$\r\nたた$997003 = 7^2\\times 20347$ であるから, \r\n$$142857142857142861 = 7\\times 20347\\times 1000003\\times 1003003$$\r\nである. これ以䞊玠因数分解できないこずが保蚌されおいるので, これが求める答えである. 特に, 解答すべき倀は $\\bf{2023353}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/editorial/5363" } ]
 $142857142857142861$ を玠因数分解しおくださいただしその結果は盞異なる $3$ ぀の $7$ でない玠数 $p,q,r$ を甚いお $7pqr$ ずなるので$p+q+r$ を解答しおください
OMC184
https://onlinemathcontest.com/contests/omc184
https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/tasks/2344
D
OMC184(D)
400
104
156
[ { "content": " 簡単な角床蚈算により $AD$ は角 $CAE$ を二等分するから, $CE=x$ ずおけば\r\n$$DC=\\frac{7x}{10},\\quad DE=\\frac{3x}{10}$$\r\n䞀方で, $AD^2$ に぀いお有名事実ずしお (Stewartの定理の系)\r\n$$AD^{2}=AC\\times AE-CD\\times DE84-\\frac{21x^{2}}{100}$$\r\nたた $EAD$ ず $ECB$ の盞䌌より $AE:AD=CE:CB$ であるから, 䞊の諞倀を代入しお敎理するこずで\r\n$$x\\sqrt{84-\\frac{21x^{2}}{100}}=30\\sqrt{7}$$\r\nこの匏を解くこずで $x=10,10\\sqrt{3}$ の $2$ 解を埗る. ここで $x=10$ のずき $E$ の䜍眮関係の条件に適合しないから, $x=10\\sqrt{3}$ であり, $AD=\\sqrt{21}$ さらに方べきの定理より $AB=9$ であるから, 解答すべき倀は $\\textbf{30}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/editorial/2344" }, { "content": " 公匏解説の Stewart の定理の系を知らなかった堎合の方法です\r\n\r\n $CE=x$ ず眮く角二等分線の性質より $CD=\\dfrac{7}{10}x$$DE=\\dfrac{3}{10}x$\\\r\n たた$\\triangle ADE \\sim \\triangle CBE$ より$6:\\dfrac{3}{10}x:AD=x:(6+AB):5 \\sqrt{7}$これより$AD=\\dfrac{30 \\sqrt{7}}{x}$$AB=\\dfrac{1}{20}x^2-6$\\\r\n トレミヌの定理より$AD×BC+AB×CD=AC×BD$この匏に今たでの匏を代入するこずで\r\n$$\\dfrac{30 \\sqrt{7}}{x}×5\\sqrt{7}+\\left( \\dfrac{1}{20}x^2-6 \\right)×\\dfrac{7}{10}x=14×\\dfrac{7}{10}x$$\r\n $200x$ 倍しお敎理すれば$x^4-400x^2+30000=0$ を埗る以䞋は公匏解説を参照", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/editorial/2344/309" } ]
 円に内接する四角圢 $ABCD$ が以䞋の条件をみたしたす $$AC14,\quad BC=5\sqrt{7},\quad BD=CD.$$ さらに半盎線 $BA$ ず半盎線 $CD$ が亀わったのでその亀点を $E$ ずしたずころ$AE=6$ が成立したしたこのずき正敎数 $p,q$ によっお $AB+AD=p+\sqrt{q}$ ず衚せるので$p+q$ を解答しおください
OMC184
https://onlinemathcontest.com/contests/omc184
https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/tasks/6563
E
OMC184(E)
400
55
144
[ { "content": " $P(x)=a_1x+a_2x^2+a_3x^3+a_4x^4$ ずするこのずき条件を満たすこずは任意の実数の組 $(x,y)$ に察しお\r\n$$\\dfrac{P(2x)+P(2y)}{2} \\geq P(x+y) ...(1)$$\r\nが成り立぀ず蚀い換えるこずができる\r\n\r\n $(1)$ ず $P^{\\prime \\prime}(x) \\geq 0$ が同倀であるこずを瀺そう今$n,m$ を $m\\leq 2^n$ なる非負敎数ずすれば\r\n$$\\frac{m}{2^n}P(x)+\\frac{2^n-m}{2^n}P(y) \\geq P \\Big(\\dfrac{mx+(2^n-m)y}{2^n} \\Big)$$\r\nが成り立぀任意の $0$ 以䞊 $1$ 以䞋の実数 $\\lambda$ に぀いお$m\\/2^n$ を限りなく $\\lambda$ に近付けるこずで$P$ が連続であるこずから\r\n$$\\lambda P(x)+(1-\\lambda)P(y) \\geq P(\\lambda x+(1-\\lambda)y)$$\r\nが分かるよっお $P$ は䞋に凞な関数であり特に $P^{\\prime \\prime}(x) \\geq 0$ である\r\n$$P^{\\prime \\prime}(x)=2a_2+6a_3x+12a_4x^2$$\r\nであり$x$ に぀いおの刀別匏は $36{a_3}^2-96a_2a_4$ であるから結局\r\n$$a_4 \\gt 0, 3{a_3}^2 \\leq 8a_2a_4 ... (2)$$\r\nを満たす $(a_2,a_3,a_4)$ の個数を求めれば良い\\\r\n $a_2$ が負であるずき$(2)$ は満たされず正であるずき$a_3$ の倀によっお堎合分けするこずで $128-2×(0+1+5+8)=100$ 個あるず分かる以䞊より求める答は $8×100=\\mathbf{800}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/editorial/6563" }, { "content": " 䞎匏の巊蟺を展開するず\r\n$$\\begin{aligned}\r\n& a_2 (2(x^2+y^2)-(x+y)^2)+a_3(4(x^2+y^3)-(x+y)^3)+a_4(8(x^4+y^4)-(x+y)^4)\\\\\\\\\r\n& = a_2(x^2-2xy+y^2)+a_3(3x^3-3x^2y-3xy^2+3y^3)+a_4(7x^4-4x^3y-6x^2y^2-4xy^3+7y^4)\\\\\\\\\r\n& = a_2(x-y)^2+3a_3(x-y)^2(x+y)+a_4(x-y)^2(7x^2+10xy+7y^2)\\\\\\\\\r\n& =(x-y)^2\\lbrace a_2+3a_3(x+y)+a_4(7x^2+10xy+7y^2) \\rbrace\r\n\\end{aligned}$$\r\n 以䞊の蚈算より$a_2+3a_3(x+y)+a_4(7x^2+10xy+7y^2)≧0$ が任意の実数 $(x,y)$ に぀いお成り立おばよい$(x,y)=(0,0)$ に぀いお考えれば $a_2≧0$ がわかり$x,y \\to \\infty$ を考えれば $a_4≧0$ であるこずがわかる\\\r\n $|x+y|=t$ ず眮くず$xy≩\\frac{t^2}{4}$ 埓っお$7x^2+10xy+7y^2=7(x+y)^2-4xy≧6t^2$\\\r\n 以䞊の蚈算から$6a_4t^2 \\pm 3a_3t+a_2$ が任意の実数 $t$ に぀いお $0$ 以䞊であればよいそのための必芁十分条件は$(3a_3)^2-24a_2a_4≩0$ である \\\r\n 以䞋は公匏解説を参照", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/editorial/6563/311" }, { "content": "$X=x+y, Y=x-y$ ずするず, $X+Y=2x, X-Y=2y$ なので, \\\r\n - $2(x^2+y^2)-(x+y)^2=\\frac{(X+Y)^2+(X-Y)^2}{2}-X^2=Y^2$\r\n - $4(x^3+y^3)-(x+y)^3=\\frac{(X+Y)^3+(X-Y)^3}{2}-X^3=3XY^2$\r\n - $8(x^4+y^4)-(x+y)^4=\\frac{(X+Y)^4+(X-Y)^4}{2}-X^4=6X^2Y^2+Y^4$\r\n\r\n以䞊より, 䞎えられた䞍等匏は, $t=Y^2$ ずしお, $$t\\\\{a_4t+(6a_4X^2+3a_3X+a_2)\\\\}\\geq0$$\r\nず倉圢できる.\r\n\r\nここで, 任意の実数 $X$ ず非負実数 $t$ に察しお察応する実数 $x,y$ が存圚する. よっお, 䞊の䞍等匏が任意の実数 $x,y$ に察しお成り立぀こずず, $t\\gt0$ に぀いお必ず $$a_4t+(6a_4X^2+3a_3X+a_2)\\geq0$$ であるこずは同倀であり, \r\n - $a_4\\geq0$ (問題文の条件より, $a_4\\gt0$)\r\n - $6a_4X^2+3a_3X+a_2\\geq0$\r\n\r\nを同時に満たせばよい. \\\r\n埌者は $X$ に察する二次䞍等匏である. $a_4\\gt0$ より, 刀別匏 $D=(3a_3)^2-24a_2a_4$ が $0$ 以䞋ならよい. \\\r\n以䞊より, $a_4\\gt0, 3a_3^2-8a_2a_4\\leq0$を同時に満たす $(a_2,a_3,a_4)$ の組を数え䞊げればよい. 以䞋は公匏解説参照.", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/editorial/6563/316" } ]
 次の条件をみたすような$-4$ 以䞊 $4$ 以䞋の $0$ でない敎数の組 $(a_1,a_2,a_3,a_4)$ はいく぀ありたすか  任意の実数の組 $(x,y)$ に぀いお $$\sum_{k=1}^{4} a_k\bigl(2^{k-1}(x^{k}+y^{k})-(x+y)^{k}\bigr) \geq 0$$ が成り立぀
OMC184
https://onlinemathcontest.com/contests/omc184
https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/tasks/4552
F
OMC184(F)
600
28
72
[ { "content": " $7$ 行 $7$ 列あるマス目の盀面の, $i$ 行 $j$ 列目にそれぞれ $7(i-1)+(j-1)$ を曞き蟌むこずを考える. するず問題は, 任意の黒く塗られた $4$ ぀のマス目の䞭心がマス目の各蟺に平行な長方圢の頂点ずならないように, 盀面のマス目を $N$ 個黒く塗る通り数に蚀い換えられる. これ以降, 䞊蚘の塗り方でマス目が $N$ 個黒く塗られた盀面を **良い塗り方** ず呌ぶ. \r\n\r\n 良い塗り方においお巊列から順に $a\\_1, a\\_2, a\\_3, a\\_4, a\\_5, a\\_6, a\\_7$ 個のマス目が黒く塗られおいたずするず, 任意の $2$ ぀の列においお, 任意の黒く塗られたマス目がある行 $2$ ぀の組を遞んだずきにその組が重耇するこずはないので, \r\n$${}\\_{a_1}\\mathrm{C}\\_{2} + {}\\_{a_2}\\mathrm{C}\\_{2} + {}\\_{a_3}\\mathrm{C}\\_{2} + {}\\_{a_4}\\mathrm{C}\\_{2} + {}\\_{a_5}\\mathrm{C}\\_{2} + {}\\_{a_6}\\mathrm{C}\\_{2} + {}\\_{a_7}\\mathrm{C}\\_{2} \\leq {}\\_{7}\\mathrm{C}\\_{2} =21$$\r\n をみたす. 特に $a\\_1 + a\\_2 + a\\_3 + a\\_4 + a\\_5 + a\\_6 + a\\_7$ を最倧にするような組 $(a\\_1, a\\_2, a\\_3, a\\_4, a\\_5, a\\_6, a\\_7)$ は $(3,3,3,3,3,3,3)$ に限られ, $N=21$ である. \r\n\r\n 良い塗り方かどうかは各列を䞊び替えおも䞍倉のため, 各列を **蟞曞順** に䞊び替える. ここで各マス目に察しおスコアを, $i$ 行目でありか぀黒く塗られおいるなら $2^{-i}$, そうでないなら $0$ ずしたずきに, 蟞曞順を列の $7$ マスすべおのスコアの合蚈が巊列から降順に䞊ぶ盀面ず定矩する. 巊列から順番に黒く塗るマス目を決定する. $1$ 列目から $3$ 列目はすべお $1$ 行目のマス目が黒く塗られおいるので, 残りの $6$ 行を各列で $2$ 行ず぀蟞曞順を保っお分け合う方法は $15$ 通りである. $4$ 列目から $5$ 列目たではすべお $2$ 行目のマスが黒く塗られおいるので, $4$ 行を各列で $2$ 行ず぀蟞曞順を保っお分け合う方法は $3$ 通りだが, 特に良い塗り方のものは $2$ 通りである. $6$ 列目から $7$ 列目たでは自動的に決定する. したがっお, 良い集合の総数, すなわち良い塗り方の総数は, 各列を蟞曞順に䞊び替える前のものも含め $15\\cdot 2 \\cdot 7! = \\mathbf{151200}$ 個存圚する.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/editorial/4552" }, { "content": " $N=3+3+3+3+3+3+3=21$ のあずの蚈算に぀いお蟞曞匏を䜿わない方針です郚分集合 $T$ を実際に構成したす以䞋の説明を読む際は$7×7$ の衚を䜜ったうえで実際に構成しながら読むこずを掚奚したす\r\n\r\n 説明しやすさのため集合 $\\lbrace 0, 1, 2, \\cdots 48 \\rbrace$ を $7$ 進法で蚘し$\\lbrace 0, 1, 2, \\cdots 66 \\rbrace$ ず衚蚘するたた以䞋の説明で$p,q,r,s,t,u,v$ は䞀の䜍を意味し$P,Q,R,S,T,U$ は十の䜍を意味する十のくらいが $6$ 皮類しかないのは$0,1,\\cdots,6$があるため\\\r\n たず$1$ 桁の数が $3$ ぀あるそれらを $p,q,r$ ずする→ $_7 C_3$ 通り\\\r\n 䞀の䜍が $p$ であるものが $2$ ぀あるそれらの十の䜍を $P,Q$ ずする数ずしおは $Pp=7P+p$ ず $Qp=7Q+p$→ $_6 C_2$ 通り\\\r\n 䞀の䜍が $q$ であるものも $2$ ぀ある十の䜍を $R,S$ ずする→ $_4 C_2$ 通り\\\r\n 䞀の䜍が $r$ であるものは残りの $T,U$ であるここたでで構成した数は $p,q,r,Pp,Qp,Rq,Sq,Tr,Ur$\\\r\n 十の䜍が $P$ であるものが$p$ の他に $2$ ぀ある$q,r$ は䜿えない点に泚意$s,t$ ずする→ $_4 C_2$ 通り\\\r\n 十の䜍が $Q$ であるものが$p$ の他に $2$ ぀ある$q,r,s,t$ は䜿えない$u,v$ である$Ps,Pt,Qu,Qv$ が増えた\\\r\n 十の䜍が $R$ であるものが$q$ の他$s,t$ のうちいずれか䞀方ず$u,v$ のうちいずれか䞀方→$2^2$ 通り\\\r\n 十の䜍が $S$ であるものは䞊で䜿わなかった $2$ ぀である䟋ずしお $Rs,Ru,St,Sv$\\\r\n 十の䜍が $T,U$ であるものは残り $2$ 通り考えられる\\\r\n 以䞊より${}_7 C_3×{}_6 C_2×{}_4 C_2×{}_4 C_2×2^2×2$ を蚈算すればよい", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc184/editorial/4552/312" } ]
 集合 $\\{0,1,2,\ldots 48\\}$ の郚分集合 $S$ が次の条件をみたすずきこれを **良い集合** ずよぶこずにしたす - 集合 $S$ の $4$ 元からなる郚分集合 $T$ をどのようにずっおも$0$ 以䞊 $6$ 以䞋の敎数 $a,b,c,d ~ ( a \neq b, c \neq d )$ を甚いお $\\{7a+c, 7a+d, 7b+c, 7b+d\\}$ ず衚すこずができない  良い集合の芁玠数ずしおあり埗る最倧倀を $N$ ずしたずき芁玠数が $N$ である良い集合はいく぀ありたすか
OMC183 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc183
https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/tasks/4292
A
OMC183(A)
100
321
326
[ { "content": " 条件を満たす数に $1$ を足すず$9$ でも $6$ でも割り切れる数すなわち $18$ の倍数ずなるしたがっお条件をみたす数は正の敎数 $n$ を甚いお $18n-1$ ず衚すこずができるので答えは $\\bf{89}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/editorial/4292" } ]
  $2$ 桁の正の敎数 ($10$ 以䞊 $99$ 以䞋の敎数) であっお$9$ で割っお $8$ あたり$6$ で割っお $5$ あたるもののうち最倧のものを求めおください
OMC183 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc183
https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/tasks/5220
B
OMC183(B)
200
289
307
[ { "content": " 䞎匏は以䞋のように倉圢できる\r\n$$(x-2)^2+(y-1)^2=50$$\r\nここで $x, y$ は正の敎数であるから$x-2\\geq -1, ~ y-1\\geq 0$ に泚意すれば\\\r\n$$(x-2, y-1)=(-1,7),(1, 7),(7, 1),(5, 5)$$\r\nが適する組であるすなわち\r\n$$(x, y)=(1, 8),(3, 8),(9, 2),(7, 6).$$\r\n特に解答すべき倀は $\\mathbf{92}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/editorial/5220" } ]
 以䞋をみたす正の敎数の組 $(x,y)$ すべおに぀いお$xy$ の総和を求めおください $$x^2+y^2=4x+2y+45.$$
OMC183 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc183
https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/tasks/2162
C
OMC183(C)
200
243
289
[ { "content": " $\\dfrac{1^2}{82}, \\dfrac{2^2}{82}, \\dfrac{3^2}{82},\\cdots, \\dfrac{41^2}{82}$ においおは隣り合う数の差は $1$ 未満であるからそれぞれの敎数郚分には $\\bigg\\lfloor\\dfrac{41^2}{81}\\bigg\\rfloor=20$ 以䞋の非負敎数がすべお含たれる䞀方で$\\dfrac{41^2}{82}, \\dfrac{42^2}{82}, \\dfrac{43^2}{82},\\ldots, \\dfrac{1000^2}{82}$ においおは隣り合う数の差は $1$ 以䞊なのでこれらの敎数郚分はすべお盞異なる以䞊より求める敎数の皮類数は $21+959=\\bf{980}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/editorial/2162" } ]
$$\left\lfloor \frac{1^2}{82} \right\rfloor, ~ \left\lfloor \frac{2^2}{82} \right\rfloor, ~ \left\lfloor \frac{3^2}{82} \right\rfloor, ~ \ldots, ~ \left\lfloor \frac{1000^2}{82} \right\rfloor$$ に含たれる盞異なる敎数倀は䜕皮類ですか\  ただし$\lfloor x \rfloor$ で $x$ を超えない最倧の敎数を衚したす
OMC183 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc183
https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/tasks/4102
D
OMC183(D)
300
166
224
[ { "content": " 䞀般に $2$ 行 $n$ 列のマス目に条件を満たすように塗る方法の総数を $a_{n}$ ずおく$n\\ge2$ のずき最巊の $2$ マスをずもに塗らない堎合の残りの塗り方は $a_{n-1}$ 通りであるから最巊の $2$ マスのうち䞊偎 $1$ マスを塗る方法は察称性より $(a_n-a_{n-1})\\/2$ 通りである䞀方で最巊の $2$ マスのうち䞊偎 $1$ マスを塗る堎合は$2$ 列目は $2$ マスをずもに塗らないか䞋偎 $1$ マスを塗るかいずれかであるから$n\\ge3$ のずき\r\n$$\\dfrac{1}{2}(a_n-a_{n-1}) = a_{n-2} + \\dfrac{1}{2}(a_{n-1}-a_{n-2})\\$$\r\nすなわち\r\n$$a_n=2a_{n-1}+a_{n-2}$$\r\nを埗るこれより$a_1 = 3, a_2 = 7$ ず合わせお順に蚈算するこずで $a_{7}=\\bf{577}$ を埗る", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/editorial/4102" } ]
  $2$ 行 $7$ 列のマス目がありそれらのマスのうちいく぀かを赀く塗りたす$0$ マスでもよいこのずき赀く塗られたマスが隣り合わないような塗り方は䜕通りありたすか なお回転や反転によっお䞀臎するものも区別したす
OMC183 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc183
https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/tasks/4732
E
OMC183(E)
300
91
115
[ { "content": " $n = 100$ ずする盞加盞乗平均の䞍等匏より\r\n$$\\begin{aligned}\r\nP(a,b,c)&=\\sqrt{ab}+\\sqrt{bc}+\\sqrt{ca}-(a+b+c^n)\\\\\\\\\r\n&\\leq\\dfrac{a+b}{2}+\\dfrac{b+c}{2}+\\dfrac{c+a}{2}-(a+b+c^n)\\\\\\\\\r\n&=c-c^n\r\n\\end{aligned}$$\r\nであり等号は $a=b=c$ のずきのみ成立する\r\nたた再床盞加盞乗平均の䞍等匏より\r\n$$\r\nc - c^n\r\n= \\big(nc^n\\big(n^{-1\\/(n - 1)}\\big)^{n - 1}\\big)^{1\\/n} - c^n\r\n\\leq \\cfrac{nc^n + \\cfrac{n - 1}{n^{1\\/(n - 1)}}}{n} - c^n\r\n= \\dfrac{n-1}{n^{n\\/(n-1)}}$$\r\nであり等号は $c=n^{-1\\/(n-1)}$ のずきのみ成立するなお埮分を甚いおも同様のこずが確認できる以䞊より次が確認できる\r\n$$M=\\dfrac{n-1}{n^{n\\/(n-1)}},\\quad A=\\dfrac{1}{n^{1\\/(n-1)}}$$\r\nこのずき $\\dfrac{M}{A}=\\dfrac{n-1}{n} = \\dfrac{99}{100}$ であるから解答すべき倀は ${\\bf 199}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/editorial/4732" }, { "content": " 厳密性には欠けたすが最倧倀の存圚を仮定しお解く方法です\r\n***\r\n $P(a,b,c)$ を $a,b,c$ でそれぞれ偏埮分するず\r\n$$ \\frac{\\partial P}{\\partial a} = \\frac{\\sqrt{b}}{2 \\sqrt{a}} + \\frac{\\sqrt{c}}{2 \\sqrt{a}} - 1$$\r\n$$ \\frac{\\partial P}{\\partial b} = \\frac{\\sqrt{a}}{2 \\sqrt{b}} + \\frac{\\sqrt{c}}{2 \\sqrt{b}} - 1$$\r\n$$ \\frac{\\partial P}{\\partial c} = \\frac{\\sqrt{b}}{2 \\sqrt{c}} + \\frac{\\sqrt{a}}{2 \\sqrt{c}} - 100c^{99}$$\r\nずなるここで$P(a,b,c)$ が極倧倀をずるずき $ \\displaystyle \\frac{\\partial P}{\\partial a} = \\frac{\\partial P}{\\partial b} = \\frac{\\partial P}{\\partial c} = 0$ が成り立぀これを解いお $a = b = c = 100^{-1\\/99}$ を埗る\\\r\n あずは公匏解説ず同様に $M,A$ が求たり答えは $\\mathbf{199}$ ずなる", "text": "偏埮分による解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/editorial/4732/308" }, { "content": "僕が本番䞭にした解法です\r\n***\r\n$$P(a,b,c)=-\\dfrac12\\lbrace(\\sqrt{a}-\\sqrt{b})^2+(\\sqrt{b}-\\sqrt{c})^2+(\\sqrt{c}-\\sqrt{a})^2\\rbrace+c-c^{100}$$\r\nず倉圢でき$-\\dfrac12\\lbrace(\\sqrt{a}-\\sqrt{b})^2+(\\sqrt{b}-\\sqrt{c})^2+(\\sqrt{c}-\\sqrt{a})^2\\rbrace$ を $0$ にし$c-c^{100}$ を最倧化したいがこれは $c-c^{100}$ が最倧倀を取る $c$ を $\\alpha$ ずするず$P(\\alpha,\\alpha,\\alpha)$ で実珟可胜である", "text": "知っおおくずたたに䟿利な匏倉圢", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/editorial/4732/313" } ]
 正の実数 $a, b, c$ に぀いお$P(a,b,c)$ を以䞋で定めたす $$P(a,b,c)=\sqrt{ab}+\sqrt{bc}+\sqrt{ca}-(a+b+c^{100})$$  $a,b,c$ が正の実数党䜓を動くずきの $P(a,b,c)$ の最倧倀を $M$ ずし$P(a,b,c)=M$ なる組 $(a,b,c)$ すべおに぀いおの $a$ の総和を $A$ ずするずき$\dfrac{M}{A}$ を求めおくださいただし求める倀は互いに玠な正敎数 $p,q$ によっお $\dfrac{p}{q}$ ず衚されるので$p+q$ を解答しおください
OMC183 (SEG杯)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc183
https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/tasks/2192
F
OMC183(F)
400
26
48
[ { "content": " $\\angle PAR=\\theta$ ずおくず䞉角圢 $ARS$ ず䞉角圢 $APQ$ が盞䌌であるこずず正匊定理から以䞋が分かる.\r\n$$RS=PQ\\cos \\theta,\\quad AB=\\frac{PQ}{\\sin \\theta}$$\r\nしたがっお$\\cos\\theta\\sin\\theta = \\dfrac{2}{5}$ であるから$\\tan\\theta = 2, \\dfrac{1}{2}$ を埗る\r\nたた\r\n$$\\angle PAB = \\angle PQB = 90^\\circ - \\angle AQP = 90^\\circ - \\angle ASR$$\r\nより盎線 $AB$ ず $RS$ は盎亀するので求める面積は\r\n$$\\frac{1}{2}\\times AB\\times RS=\\dfrac{PQ^2}{2\\tan\\theta} =\\dfrac{288}{\\tan\\theta}$$\r\n以䞊より求める総和は $288\\times\\left(2+\\dfrac{1}{2}\\right)=\\textbf{720}$ であるなお$BP=7$ は䜙剰な条件である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/editorial/2192" }, { "content": "$PR$ ず $QS$ の亀点を $H$ ずするず$H$ は䞉角圢 $APQ$ の垂心である. $\\angle PSQ=\\angle PRQ=90^{\\circ}$ より$P, S, R, Q$ は共円だから䞉角圢 $ARS$ ず $APQ$ は盞䌌. さらに$$\\angle ASH=\\angle ARH=90^{\\circ}, \\angle AQB=\\angle APB=90^{\\circ}$$ よりこの盞䌌においお $H$ ず $B$ は察応する. よっお$AH:RS=AB:PQ$ だから$AB:RS=5:2$ より $AB=5x, RS=2x, AH=\\dfrac{5}{12}x^2$ ずおける. いた䞉角圢 $APQ$ の倖接円を $\\Gamma$倖心を $O$ ずし ($O$ は明らかに線分 $AB$ の䞭点である)$QO$ ず䞉角圢 $APQ$ の倖接円の亀点を $X$ ずするずこれは $H$ を $AB$ の䞭点で折り返した点であるから$$AH^2+PQ^2=XP^2+PQ^2=XQ^2=AB^2=25x^2$$ である. よっお$\\dfrac{25}{144}x^4+576=25x^2$ だからこれを解いお $x^2=\\dfrac{576}{5}, \\dfrac{144}{5}$. いた$HS\\parallel BP, HR\\parallel BQ$ より以䞋が成立する. \r\n$$|RASB|=|ASHR|+|SHB|+|RHB|=|ASHR|+|SHP|+|RHQ|=|APHQ|=\\dfrac{AH×BC}{2}=5x^2$$\r\nよっお$RASB$ の面積ずしおありうる倀の総和は $5×\\left(\\dfrac{576}{5}+\\dfrac{144}{5}\\right)=\\textbf{720}$.", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/editorial/2192/314" }, { "content": " $AB=5x,RS=2x$ ずおく䞉角圢 $APQ$ の垂心を $H$その倖接円の䞭心を $O$線分 $PQ$ の䞭点を $M$$PO$ ず倖接円ずの亀点を $T(\\neq P)$$AB$ ず $PQ$ の亀点を $U$ ずする$P, Q, R, S$ および $A, B, P, Q$ はそれぞれ共円より $\\angle ASR = \\angle AQP = \\angle ABP$ ずなるから$B, P, S, U$ は共円で $\\angle AUS=\\angle APB = 90^{\\circ}$ ずなるゆえに四角圢 $ARBS$ の面積は $\\dfrac{1}{2} \\times AB \\times RS = 5x^2$たた$AH=2OM=TQ=\\sqrt{PT^2-PQ^2}=\\sqrt{25x^2-576}$ である䞉角圢 $ARS$ ず䞉角圢 $APQ$ の盞䌌比はそれらの倖接円の盎埄の比に等しいから\r\n$$\\begin{aligned}\r\nRS:PQ=AH:AB &\\Leftrightarrow 2x:24=\\sqrt{25x^2-576}:5x\\\\\\\\\r\n&\\Leftrightarrow(5x^2)^2-720(5x^2)+82944=0\\\\\\\\\r\n\\end{aligned}$$\r\nしたがっお解ず係数の関係より求めるべき総和は $\\bf{720}$ ずなる(厳密には $2$ 解が問題の条件に適しおいるか確認しなければならない)", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc183/editorial/2192/315" } ]
 $4$ 点 $A,B,P,Q$ は $\angle APB = \angle AQB = 90^\circ$ をみたし$P$ ず $Q$ は盎線 $AB$ に関しお反察偎にありたす点 $P$ から盎線 $AQ$ に䞋ろした垂線の足を $R$点 $Q$ から盎線 $AP$ に䞋ろした垂線の足を $S$ ずするず以䞋が成り立ちたした $$\angle PAQ \lt 90^\circ,\quad AB:RS=5:2,\quad BP = 7,\quad PQ=24$$ このずき四角圢 $RASB$ の面積ずしおあり埗る倀の総和を求めおください.
OMC182
https://onlinemathcontest.com/contests/omc182
https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/tasks/7890
A
OMC182(A)
200
243
270
[ { "content": " 䞎匏に $y=x-f(x)$ を代入するず任意の実数 $x$ に察し $$f(f(x)+(x-f(x)))=f(x)+{2}\\cdot{x}+{2}\\cdot{(x-f(x))}+4$$ すなわち$$f(x)=2x+2$$ が成立し確かにこれは䞎匏を満たすから$f(2023)=\\mathbf{4048}$ ず分かる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/editorial/7890" } ]
 実数に察しお定矩され実数倀をずる関数 $f$ が任意の実数 $x$ , $y$ に察しお $$f(f(x)+y)=f(x)+2x+2y+4$$ をみたすずき$f(2023)$ の倀は䞀意に定たるのでこれを求めおください.
OMC182
https://onlinemathcontest.com/contests/omc182
https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/tasks/4161
B
OMC182(B)
200
268
281
[ { "content": " $20$ 以䞋の玠数は $2,3,5,7,11,13,17,19$ の $8$ ぀である$3\\times17\\times19=969\\lt1000$ であるから$N$ は $2,3$ を玄数に持たないよっお $N$ は奇数である$13\\times17\\times19=4199\\lt5000$ ず合わせれば$N$ の䞀の䜍及び千の䜍は $1$ たたは $3$ である䞀般に偶数桁の回文数が $11$ の倍数であるこずにも泚意すれば$N$ の玠因数の組み合わせは $$(7,11,13),(7,11,19),(11,13,17),(11,17,19)$$\r\nのいずれかであるこれらのうち積が回文数ずなるのは $(7,11,13),(11,17,19)$ のみであり求める答えは $\\bold{4554}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/editorial/4161" } ]
 $4$ 桁の正の敎数 $N$ は盞異なる $20$ 以䞋の玠数 $3$ ぀の積で衚せる**回文数**です$N$ ずしおありうる倀の総和を答えおください\  ただし正敎数が**回文数**であるずは䞀の䜍が $0$ でなく䞀の䜍から逆順に読んだ堎合でも元の数ず䞀臎するこずを指したす䟋えば $1221$ や $3883$ は回文数であり$2023$ や $1210$ は回文数ではありたせん
OMC182
https://onlinemathcontest.com/contests/omc182
https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/tasks/6961
C
OMC182(C)
300
120
170
[ { "content": " 党䜓を頂点が正 $3n$ 角圢の頂点蟺有向が各頂点ずその頂点から操䜜を䞀回行った時のコむンの行き先の頂点を結ぶ有向グラフずみなすこのグラフが閉路を持぀のは明らかでありその閉路の倧きさの最小倀は $n$ であるから条件を満たす頂点はこのずきの閉路䞊のすべおの頂点のみである \\\r\n 埓っお条件を満たす頂点は $\\bmod\\ 3$ で等しい頂点 $n$ 個の組でなければならずこれらの頂点にはすべお $3$ が曞き蟌たれおいるこずがわかる \\\r\n ここで䞊蚘のように頂点 $n$ 個の組からなる閉路を持ちか぀他にも閉路を持぀ずきその閉路は頂点をちょうど $n$ 個持぀\r\n <details><summary>蚌明<\\/summary>\r\n たず $n$ 個の頂点の組からなる閉路の頂点の組を $\\bmod\\ 3$ で $0$ ず等しい $n$ 個の頂点の組ずしおも䞀般性を倱わない \\\r\n 他にも $A_i(i \\equiv 1\\pmod3)$ を含む閉路が存圚するずき$A_i$ からのコむンの行先は $A_{i+2}$ もしくは $A_{i+3}$ ずなるがこの閉路には$\\bmod\\ 3$ で $0$ ず等しい頂点を持たないから$A_i$ からのコむンの行先は $A_{i+3}$ であり$A_{i+3}$ も閉路に属す\\\r\n 以䞋同様に繰り返すこずでこの閉路の頂点の組は $\\bmod\\ 3$ で $1$ ず等しい $n$ 個の頂点の組であるこずがわかる\\\r\n たた $A_i(i \\equiv 1\\pmod3)$ を含たない他の閉路が存圚するずきこの閉路は $\\bmod\\ 3$ で $0$ ず等しい頂点を持たないからこの閉路は $\\bmod 3$ で $2$ ず等しい $n$ 個の頂点の組からなるこずがわかる\\\r\n よっおいずれの堎合も閉路を構成する頂点の個数は $n$ 個である蚌明終\r\n<\\/details>\r\n\r\n ここで長さ $n$ の閉路をちょうど二぀持぀曞き蟌み方は $3\\times2^{n}-3$ 通りちょうど䞉぀持぀ような曞き蟌み方は $1$ 通りであるから\r\n $$ \\begin{aligned} \r\n a_n &=3 \\times 2^{2n}-2 \\times (3 \\times 2^{n}-3)-3 \\times 1 \\\\\\\\\r\n &=3 \\times 4^{n}-6 \\times 2^{n}+3 \r\n \\end{aligned} $$\r\nであるあるいは長さ $n$ の閉路の遞び方 $3$ 通りに閉路を $1$ ぀ず぀ずらした $n$ 頂点の決め方 $(2^n-1)^2$ を乗じるこずでも同じ衚匏を埗る \\\r\n よっお求めるべき倀は\r\n $$ \\begin{aligned} \r\n \\sum_{n=1}^{2023}a_n &=\\sum_{n=1}^{2023}(3 \\times 4^{n}-6 \\times 2^{n}+3) \\\\\\\\\r\n & \\equiv 3 \\times \\sum_{n=1}^{7}4^{n}-6 \\times \\sum_{n=1}^{14}2^{n}+3 \\times 2023\\\\\\\\\r\n &=3 \\times \\frac{4^{8}-4}{3}-6 \\times (2^{15}-2)+3 \\times 2023 \\\\\\\\\r\n & \\equiv -4+12+6069\\\\\\\\\r\n &=\\mathbf{6077} \\pmod{2^{16}}\r\n \\end{aligned} $$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/editorial/6961" } ]
  $n$ を正敎数ずしたす正 $3n$ 角圢 $A_1A_2A_3 \cdots\ A_ {3n} $ の各頂点に $2$ たたは $3$ が䞀぀ず぀曞き蟌たれおいたすただし$A_1,A_2,A_3, \ldots\ ,A_ {3n} $ は反時蚈回りに䞊んでいるものずしたすいたある頂点に䞀぀コむンを眮いお以䞋の操䜜を繰り返したす - コむンの眮かれおいる頂点に $x$ が曞かれおいるずき反時蚈回りに $x$ 個隣の頂点にコむンを動かす  以䞋の条件をみたす頂点がちょうど $n$ 個ずなるような頂点の数字の曞き蟌たれ方が $a_n$ 通りであるずしたす - 最初にその頂点にコむンを眮き操䜜を十分な回数行うこずによっおコむンが最初に眮いた頂点に戻るこずができる   $\sum\limits_{n=1}^{2023} a_n$ を $2^ {16} $ で割ったあたりを求めおください  <details><summary>コむンの動かし方の䟋<\/summary>  たずえば $n=2$ のずき $A_1,A_2,A_3,A_4,A_5,A_6$ に曞かれおいる敎数がそれぞれ $2,3,2,3,2,3$ であるずするずコむンは以䞋のように移動したす - 最初にコむンを $A_1$ に眮くずコむンは $A_1,A_3,A_5,A_1,A_3, \ldots$ のように巡回する - 最初にコむンを $A_2$ に眮くずコむンは $A_2,A_5,A_1,A_3,A_5, \ldots$ のように巡回する <\/details>
OMC182
https://onlinemathcontest.com/contests/omc182
https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/tasks/7040
D
OMC182(D)
300
121
153
[ { "content": " $x^2f(x,y)$ は $y^2$ を因数に持ちさらに亀代匏であるから $y-x$ も因数に持぀これより $f(x,y)$ は倚項匏 $g(x,y)$ を甚いお $y^2(y-x)g(x,y)$ ず衚せるさらに $g(x,y)$ は $2$ 次の察称匏であるため実数 $a,b,c,d$ を甚いお\r\n$$g(x,y)=a(x^2+y^2)+bxy+c(x+y)+d$$\r\nず衚すこずができるこのずき $f(x,y)$ の $y^5,xy^4,y^4$ の係数はそれぞれ $a,b-a,c$ であるから問の条件ず合わせお $a=1,b=c=3$ を埗るたた $g(2,3)=111$ が分かるから $d=65$ である\\\r\n 以䞊より\r\n$$f(x,y)=y^2(y-x)(x^2+y^2+3xy+3x+3y+65)$$\r\nであるから求める答えは $f(5, 7) = \\mathbf{27440}$ である\r\n\r\n<details> <summary> 亀代匏に぀いお\r\n<\\/summary>\r\n ある $2$ 倉数倚項匏 $u(x,y)$ が\r\n$$u(x,y)= -u(y,x)$$\r\nをみたすずき$u$ を**亀代匏**ずいうこのような亀代匏は $u(x,x)=0$\r\nをみたしおいるため$x$ の $1$ 倉数倚項匏ずみれば因数定理より $x-y$ を因数に持぀こずが分かるしたがっおある $2$ 倉数倚項匏 $v(x, y)$ により $u(x, y) = (x-y) v(x, y)$ ずかけるがこのずき\r\n$$ (x-y) v(x, y) = u(x, y) = -u(y, x) = - (y-x) v(y, x) $$\r\nであるので$v(x, y) = v(y, x)$すなわち $v$ が察称匏であるこずも埓う\r\n<\\/details>", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/editorial/7040" } ]
 次の条件をすべおみたす$x,y$ に぀いおの $5$ 次倚項匏 $f(x,y)$ は䞀意に存圚したす - $x^2f(x,y)+y^2f(y,x)=0$ - $f(x,y)$ の $y^5,xy^4,y^4$ の係数はそれぞれ $1,2,3$ である - $f(2,3)=999$  このずき$f(5, 7)$ の倀を求めお䞋さい <details> <summary> $2$ 倉数倚項匏の次数に぀いお<\/summary>  以䞋に$x,y$ に぀いおの倚項匏ずその次数の䟋を瀺したす - $6x^2+xy-3y+2$ $2$ 次 - $5xy^2-xy$ $3$ 次 - $x^3y+y^4+20xy^2+23x$ $4$ 次 <\/details>
OMC182
https://onlinemathcontest.com/contests/omc182
https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/tasks/2762
E
OMC182(E)
500
26
45
[ { "content": " $∠BDC=∠BEC=90^\\circ$ より $4$ 点 $B,C,D,E$ は同䞀円呚䞊にあるから$∠DBE=∠DCE$ であるゆえに $∠DFB=∠CGE$ であるから$4$ 点 $D,E,F,G$ は同䞀円呚䞊にあり$P$ はこの円の䞭心であるよっお\r\n$$\\begin{aligned}∠BPC&=∠BAC+∠ABP+∠ACP\\\\\\\\\r\n&=∠BAC+\\frac{1}{2}∠ABD+\\frac{1}{2}∠ACE\\\\\\\\\r\n&=∠BAD+∠ABD\\\\\\\\\r\n&=90^\\circ \\end{aligned}$$\r\nずなり$P$ は線分 $BC$ を盎埄ずする円呚䞊にあるこれより $BC=2PQ=40$ であるたた $∠ABD=\\dfrac{1}{2}∠EQD$ ずなるから\r\n$$\\sin∠BAC=\\sin∠QED=\\frac{\\sqrt{20^2-\\left( \\dfrac{9}{2} \\right)^2}}{20}=\\frac{\\sqrt{1519}}{40}$$\r\nずなるよっお正匊定理より䞉角圢 $ABC$ の倖接円の半埄は $\\dfrac{BC}{2\\sin∠BAC}=\\dfrac{800}{\\sqrt{1519}}$\r\nであり解答すべき倀は $800^2 + 1519 = \\bm{641519}$ である\r\n\r\n なお問題文で䞎えられおいる $AQ = 23$ の条件はこの問題を解答するにあたっおは必芁ない", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/editorial/2762" }, { "content": " $5$ 点 $B$$C$$D$$E$$P$ が同䞀円呚䞊にあるこずに気づけなかった堎合の解法です\\\r\n 点 $Q$ 䞭心の円䞊に $4$ 点 $B$$C$$D$$E$ があり点 $P$ 䞭心の円䞊に $4$ 点 $D$$E$$F$$G$ があるこずは前提ずしたす公匏解説参照\r\n\r\n $\\triangle{ABC} \\sim \\triangle{ADE}$ であり盞䌌比は $1:\\cos A$$BC=\\dfrac{9}{\\cos A}$さらに正匊定理より$\\triangle ABC$ の倖接円の半埄は $\\dfrac{9}{2\\sin A\\cos A}$よっお$\\sin A$ を求めるこずが目的ずなる\\\r\n $2$ ぀の円の亀点が $D$$E$ であるこずから$DE \\perp PQ$たた$PD=PE$$QD=QE$以䞋の議論には党く無関係だがこのような四角圢をたこ型ずいうこの四角圢に぀いおは$DE=9$$PQ=20$ ず長さがわかっおいるため四角圢 $DPEQ$ の角床を $\\angle A$ を甚いお衚しそこから $\\sin A$ を求めたい\\\r\n $\\angle ABD=90^{\\circ}-A$ であり$BD=BF$ より $\\angle BFD=45^{\\circ}+\\frac{A}{2}$円呚角の定理より $\\angle DPE=90^{\\circ}+A$\\\r\n $QB=QE$ より $\\angle BQE=180^{\\circ}-2\\angle B$$QC=QD$ より $\\angle CQD=180^{\\circ}-2\\angle C$これらより$\\angle DQE=180^{\\circ}-2A$\\\r\n ここから $\\angle PDE$$\\angle QDE$ を求めるこずで次の匏を埗る$9 \\tan (45^{\\circ}-\\frac{A}{2})+9 \\tan A=40$\\\r\n 加法定理を甚いお$\\dfrac{1-\\tan \\frac{A}{2}}{1+\\tan \\frac{A}{2}}+\\dfrac{2 \\tan \\frac{A}{2}}{1-\\tan ^2 \\frac{A}{2}}=\\dfrac{40}{9}$ 以䞋$\\tan \\frac{A}{2}$ を蚈算しそこから $\\sin A$ 等を求めればよい", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/editorial/2762/306" } ]
 䞉角圢 $ABC$ においお点 $B$ を䞭心ずし線分 $AC$ (䞡端を陀く) に点 $D$ で接する円ず線分 $AB$ の亀点を $F$点 $C$ を䞭心ずし線分 $AB$ (䞡端を陀く) に点 $E$ で接する円ず線分 $AC$ の亀点を $G$ ずしたすさらに線分 $EF$ および線分 $DG$ それぞれの垂盎二等分線の亀点を $P$ ずし線分 $BC$ の䞭点を $Q$ ずするず $$DE = 9, \quad PQ=20, \quad AQ = 23$$ が成立したしたこのずき䞉角圢 $ABC$ の倖接円の面積は互いに玠な正敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac{a}{b} \pi$ ず衚されるので$a+b$ を解答しおください
OMC182
https://onlinemathcontest.com/contests/omc182
https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/tasks/9471
F
OMC182(F)
600
16
52
[ { "content": "  $d$ を $n$ の正の玄数ずする$\\gcd(k,n)=d$ ずなる必芁十分条件は $k$ が $d$ の倍数か぀ $\\gcd \\left( \\dfrac kd, \\dfrac nd \\right) = 1$ ずなるこずであるしたがっお$\\gcd(k,n)$ を固定しお数え䞊げるず\r\n$$\\begin{aligned}\r\nf(n) &= \\sum_{d \\mid n}d\\times\\phi\\bigg(\\frac{n}{d}\\bigg) \\\\\\\\\r\n&= \\sum_{d\\mid n}\\frac{n}{d}\\times\\phi(d) \\\\\\\\\r\n&= n\\sum_{d\\mid n}\\dfrac{\\phi(d)}{d}\r\n\\end{aligned}$$\r\nを埗るここで $g(d)=\\dfrac{\\phi(d)}{d}$ は乗法的関数任意の互いに玠な正敎数 $\\ell, m$ に察しお $g(\\ell m)=g(\\ell)g(m)$ が成り立぀関数であるから\r\n$$\\begin{aligned}\r\nn\\sum_{d\\mid n}\\frac{\\phi(d)}{d}\r\n&= n\\prod_{p|n}\\sum_{k=0}^{\\mathrm{ord}_ p(n)}\\frac{\\phi(p^k)}{p^k} \\\\\\\\\r\n&= n\\prod_{p|n}\\left(1+\\sum_{k=1}^{\\mathrm{ord}_ p(n)}\\frac{p-1}{p}\\right) \\\\\\\\\r\n&= n\\prod_{p|n}\\frac{(p-1)\\mathrm{ord}_ p(n)+p}{p} \\\\\\\\\r\n&= \\prod_{p|n} p^{\\mathrm{ord}_ p(n)-1}\\big((p-1)\\mathrm{ord}_ p(n)+p\\big)\r\n\\end{aligned}$$\r\nずなるここで $p$ が奇玠数のずき$ p^{\\mathrm{ord}_ p(n)-1}\\big((p-1)\\mathrm{ord}_ p(n)+p\\big)$ は奇数になるから\r\n\r\n$$\\mathrm{ord}_ 2(f(n))=\\mathrm{ord}_ 2(\\mathrm{ord}_ 2(n)+2)+\\mathrm{ord}_ 2(n)-1$$\r\n\r\nずなるいた $e=\\mathrm{ord}_ 2(n)+2$ ずおくず問題文の条件は\r\n\r\n$$\\mathrm{ord}_ 2(e)+e=2^{2023}+2059$$\r\n\r\nず同倀である$e\\leq2^{2023}$ のずき$\\mathrm{ord}_ 2(e)+e\\le2023+2^{2023}$ より䞍適である$e\\gt2^{2023}$ のずき$e=2^{2023}+2059-t$ $t$ は $2059$ 未満の非負敎数ずおくず$\\mathrm{ord}_ 2(2059-t)=t$ より $t=0,1,3,11$すなわち $e=2^{2023}+2048+k$ $k=0,8,10,11$ のずき適するこずがわかる\\\r\n 以䞊より$\\mathrm{ord}_ 2(f(n))=2^{2023}+2056$ の必芁十分条件は $\\mathrm{ord}_ 2(n)=2^{2023}+2046+k$ $k=0,8,10,11$ が成り立぀こずであるこれを満たす正敎数 $n$ は呚期的であるこずに留意しお$10000$ 番目に小さい正敎数 $n$ は $19891\\times2^{2^{2023}+2046}$ ず求たるよっお求めるべき倀は $19891+2^{2023}+2046\\equiv\\mathbf{876}\\pmod{1009}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/editorial/9471" }, { "content": " $\\mathrm{ord}_2(f(n))$ の求め方に぀いおです\\\r\n 数孊的に奜たしい方法ではない厳密性に欠けるのですがこの手の敎数論の問題は公匏解説のように乗法的関数が絡む可胜性が高いので$n$ の玠因数が $1$ 個の堎合玠因数が $2$ 個の堎合を考えおそこから垰玍的に掚枬するこずも可胜です以䞋実際に蚈算しおみたす\\\r\n $n=p^x$ ずするず\r\n$$\\begin{aligned}\r\nf(n) &= 1×n \\left( 1-\\dfrac{1}{p}\\right)+p×n \\left( \\dfrac{1}{p}-\\dfrac{1}{p^2}\\right)+p^2×n \\left( \\dfrac{1}{p^2}-\\dfrac{1}{p^3}\\right)+ \\cdots +p^{x-1}×n\\left( \\dfrac{1}{p^{x-1}}-\\dfrac{1}{p^x}\\right)+p^x \\\\\\\\\r\n& = n \\left\\lbrace \\left( 1-\\dfrac{1}{p}\\right)x+1 \\right\\rbrace\r\n\\end{aligned}$$\r\n $n=p^x q^y$ ずするずここがやや難しいです\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\nf(n) & = \\sum_{i≩x-1,j≩y-1} p^i q^j×n \\left( \\dfrac{1}{p^i}-\\dfrac{1}{p^{i+1}}\\right)\\left( \\dfrac{1}{q^j}-\\dfrac{1}{q^{j+1}}\\right) \\\\\\\\\r\n& + \\sum_{i=x,j≩y-1} p^x q^j×n \\cdot \\dfrac{1}{p^x}\\left( \\dfrac{1}{q^j}-\\dfrac{1}{q^{j+1}}\\right) +\\sum_{i≩x-1,j=y} p^i q^y×n \\cdot \\dfrac{1}{q^y}\\left( \\dfrac{1}{p^i}-\\dfrac{1}{p^{i+1}}\\right) +p^xq^y\\\\\\\\\r\n& = xyn\\left( 1-\\dfrac{1}{p}\\right)\\left( 1-\\dfrac{1}{q}\\right)+yn\\left( 1-\\dfrac{1}{q}\\right)+xn\\left( 1-\\dfrac{1}{p}\\right)+n\\\\\\\\\r\n& = n\\left\\lbrace \\left( 1-\\dfrac{1}{p}\\right)x+1 \\right\\rbrace\\left\\lbrace \\left( 1-\\dfrac{1}{q}\\right)y+1 \\right\\rbrace\r\n\\end{aligned}$$ \r\n 以䞊の結果より$n=p_1^{x_1} p_2^{x_2} \\cdots$ であれば$f(n)=n\\left\\lbrace \\left( 1-\\dfrac{1}{p_1}\\right)x_1+1 \\right\\rbrace\\left\\lbrace \\left( 1-\\dfrac{1}{p_2}\\right)x_2+1 \\right\\rbrace \\cdots$ であるず掚枬できたす\\\r\n 公匏解説ずは芋た目が党く違いたすが䞊匏が $\\prod\\limits_{p|n}p^{\\mathrm{ord}_p(n)-1}((p-1)\\mathrm{ord}_p(n)+p)$ ず䞀臎しおいたす", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/editorial/9471/307" }, { "content": " 乗法的関数に関する知識がなくおも、以䞋のようにしお解くこずができる。\r\n  $n={p_1}^{q_1}{p_2}^{q_2}\\cdots {p_m}^{q_m}$ においお $\\mathrm{gcd}(k,n)=\\mathrm{gcd}(k,{p_1}^{q_1})\\mathrm{gcd}(k,{p_2}^{q_2})\\cdots \\mathrm{gcd}(k,{p_m}^{q_m})$ であるたた䞭囜剰䜙定理より $1$ 以䞊 $n$ 以䞋の敎数 $i$ は以䞋を満たす $m$ 個の敎数の組ず䞀察䞀察応できる$$A_i=({a_i}\\_{1},{a_i}\\_{2},\\cdots,{a_i}\\_{m})(0\\leq a_j \\leq {p\\_{j-1}}^{q\\_{j-1}},i \\equiv {a_i}_s \\pmod {{p_s}^{q_s}})$$\r\n ここで $\\mathrm{gcd}(k,{p_s}^{q_s})=\\mathrm{gcd}(k \\pmod {{p_s}^{q_s}},{p_s}^{q_s})=\\mathrm{gcd}({a_k}\\_s,{p_s}^{q_s})$ ずなるので\r\n\r\n $\\mathrm{gcd}(k,n)=\\mathrm{gcd}({a_k}\\_1,{p_1}^{q_1})\\mathrm{gcd}({a_k}\\_2,{p_2}^{q_2})\\cdots \\mathrm{gcd}({a_k}\\_m,{p_m}^{q_m})$ ず曞き換えられるよっお $a_k\\_s$ に $0$ 以䞊 ${p_s}^{q_s}$ 以䞋の数が党お同じ回数珟れるこずより\r\n\r\n $f(n)=\\sum\\limits\\_{k=1}^{n} \\mathrm{gcd}(k,n) $\r\n\r\n $= (\\mathrm{gcd}(0,{p_1}^{q_1})+\\mathrm{gcd}(1,{p_1}^{q_1})+\\cdots +\\mathrm{gcd}({p_1}^{q_1}-1,{p_1}^{q_1})) \\cdots (\\mathrm{gcd}(0,{p_m}^{q_m})+\\mathrm{gcd}(1,{p_m}^{q_m})+\\cdots +\\mathrm{gcd}({p_m}^{q_m}-1,{p_m}^{q_m})) $\r\n\r\n$=\\prod\\limits\\_{x=1}^{m} ((q_x+1)p_x-q_x){p_x}^{q_x-1}$ ずなり\r\n\r\nこれは本解説の $\\prod\\limits\\_{p|n} p^{\\mathrm{ord}_p (n)-1}((p-1)\\mathrm{ord}_p (n) +p)$ ず同倀である", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc182/editorial/9471/310" } ]
 正の敎数 $n$ に察し正の敎数 $f(n)$ を $$f(n)=\sum_{k=1}^{n}\gcd(k,n)$$ により定矩したすこのずき $$\mathrm{ord}_2(f(n))=2^{2023}+2056$$ を満たす正の敎数 $n$ のうち $10000$ 番目に小さいものを $M$ ずしたす$M$ は正の奇数 $a$ ず非負敎数 $b$ を甚いお $a\times2^b$ ず䞀意に衚せるので$a+b$ を玠数 $1009$ で割ったあたりを求めおください \  ただし正の敎数 $\ell, m$ に察し$\gcd(\ell, m)$ は $\ell$ ず $m$ の最倧公玄数を$\mathrm{ord}_p(m)$ は $m$ が玠数 $p$ で割り切れる最倧の回数をそれぞれ衚したす
OMC181 (数孊ゎヌルデン杯
https://onlinemathcontest.com/contests/omc181
https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/tasks/9637
A
OMC181(A)
100
463
485
[ { "content": " $1$ 以䞊 $9$ 以䞋の正の敎数 $x_1, \\ldots, x_n$ が $x_1 x_2 \\cdots x_n = 9!$ を満たしおいるずき\r\n$$ N = x_1 + 10 x_2 + \\cdots + 10^{n-1} x_n $$\r\nずしおありうる最小の倀を求めればよい$9! = 2^7 \\cdot 3^4 \\cdot 5 \\cdot 7$ であるので$5$ ず $7$ は $N$ の桁に含たれるここで $n \\le 6$ ず仮定するず\r\n$$9! = x_1 x_2 \\cdots x_n \\le 5 \\cdot 7 \\cdot 9^4$$\r\nより $128 \\le 81$ を埗るがこれは䞍適であるよっお $n \\ge 7$ ずなる\\\r\n $n = 7$ の堎合を$N$ が小さい方から考える$x_7 = 1$ のずき$N^\\prime = x_1 + 10 x_2 + \\cdots + 10^5 x_6$ が $6$ 桁か぀各䜍の積が $9!$ ずなる正の敎数ずなるがこれは $n \\ge 7$ に矛盟する$x_7 = 2$ のずき$x_1 x_2 \\cdots x_6 = 2^6 \\cdot 3^4 \\cdot 5 \\cdot 7$ より $(x_1, x_2, \\ldots, x_6)$ は $(5, 7, 8, 8, 9, 9)$ の䞊び替えずなるこずがわかりこのうち $N$ が最小ずなるのは $N = \\mathbf{2578899}$ のずきである\\\r\n なお$n=7$ か぀ $x_7 \\ge 3$ および $n \\ge 8$ の堎合は$N \\ge 2578899$ ずなるので考える必芁はない", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/editorial/9637" } ]
 十進法衚蚘で各䜍の数の積が $9!$ ずなるような最小の正の敎数を求めおください
OMC181 (数孊ゎヌルデン杯
https://onlinemathcontest.com/contests/omc181
https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/tasks/3427
B
OMC181(B)
200
338
452
[ { "content": " $(a, b, c)$ が満たす条件は\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n0 &= a^3 + b^3 + c^3 - 3abc \\\\\\\\\r\n&= (a + b + c)(a^2 + b^2 + c^2 - ab - bc - ca) \\\\\\\\\r\n&= \\frac{1}{2}(a + b + c)((a - b)^2 + (b - c)^2 + (c - a)^2)\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nず同倀よっお$a + b + c = 0$ たたは $(a - b)^2 + (b - c)^2 + (c - a)^2 = 0$ が成立する埓っお以䞋の堎合分けより求める答えは $37 + 7 - 1 = \\bf{43}$ である\r\n\r\n- $a + b + c = 0$ である堎合\\\r\nこの堎合の $(a, b, c)$ の組の数は$|a + b| \\le 3$ を満たす組 $(a, b)$ の数ず䞀臎する$a$ を固定したずき $b$ の必芁十分条件は $\\max(-a - 3, -3) \\le b \\le \\min(3 - a, 3)$ であるからこのような $b$ は $7 - |a|$ 個存圚する埓っおこの堎合の求める $(a, b, c)$ の組の数は\r\n\r\n$$\r\n7 + 2\\sum_{k = 1}^{3}(7 - k) = 37.\r\n$$\r\n\r\n- $(a - b)^2 + (b - c)^2 + (c - a)^2 = 0$ である堎合\\\r\n明らかに $a = b = c$ ず同倀であるからこの堎合の $(a, b, c)$ の組は $7$ 組\r\n\r\n- $a + b + c = (a - b)^2 + (b - c)^2 + (c - a)^2 = 0$ である堎合\\\r\n$a = b = c$ か぀ $a + b + c = 0$ であるからこの堎合の $(a, b, c)$ の組は $(0, 0, 0)$ の $1$ 組", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/editorial/3427" } ]
 $-3$ 以䞊 $3$ 以䞋の敎数の順序付いた組 $(a, b, c)$ であっお $$a^3 + b^3 + c^3 = 3abc$$ をみたすものはいく぀ありたすか
OMC181 (数孊ゎヌルデン杯
https://onlinemathcontest.com/contests/omc181
https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/tasks/3197
C
OMC181(C)
300
171
286
[ { "content": " 二人が南北の道路を合蚈で $k$ 回通ったずするずき明らかに $k$ は偶数であるたたそのうち巊偎から $2i-1$ 本目ず $2i$ 本目の南北の道路を䜿った人は同じである南北の道路の䜿う堎所の決め方は ${}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{k}$ 通り巊偎から $1,3,\\ldots,k\\/2-1$ 本目の南北の道路を䜿う人の決め方はそれぞれ $2$ 通りあるから求める総数は\r\n$$ {}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{0}\\times 2^0 + {}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{2}\\times 2^1 + \\cdots + {}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{8}\\times 2^4 + {}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{10}\\times 2^5 = \\bf{3363}.$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/editorial/3197" }, { "content": " 䞀般に $2\\times n$ の長方圢で二人が巊から右に行く道順の数を $a_n$ ずしたすすなわち求めたいのは $a_9$ です\\\r\n挞化匏を䜿っお解きたしょう\r\n\r\n・二人が最初にどちらも右に移動するならば残りの道順は $a_{n-1}$ だけありたす\\\r\n・小野寺さんが初手で䞋に行き $1\\leq k\\leq n-1$ 回右に行った埌で䞊に移動するず残りの道順は $a_{n-k-1}$ だけありたす( $a_0=1$ ずしたす)\\\r\n・芹沢さんが初手で䞊に行き $1\\leq k\\leq n-1$ 回右に行った埌で䞊に移動するず残りの道順は $a_{n-k-1}$ だけありたす\\\r\n・小野寺さんが初手で䞋に行き $n$ 回右に行った埌で䞊に移動するず残りの道順は $1$ だけありたす\\\r\n・芹沢さんが初手で䞊に行き $n$ 回右に行った埌で䞊に移動するず残りの道順は $1$ だけありたす\r\n\r\nしたがっお次の挞化匏が埗られたす\r\n$$a_n=a_{n-1}+2(a_{n-2}+\\cdots+a_0)+2$$\r\nこれず $n$ を $n+1$ ずした匏の差をずっお次を埗たす\r\n$$a_{n+1}=2a_n+a_{n-1} (n=2,3,...)$$ \r\n $a_1=3,a_2=7$ なのでこの挞化匏を甚いお $a_3=17,a_4=41,a_5=99,a_6=239,a_7=577,a_8=1393,a_9=\\mathbf{3363}$ を埗たす", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/editorial/3197/300" }, { "content": "東西の道をそれぞれ北から北道䞭倮道南道ずする\\\r\n南北の道が $n+1$ 本あるずき小野田ず芹沢が東西の道のうち最埌に通るのがそれぞれ北道ず南道である堎合の数を $a_n$ 北道ず䞭倮道である堎合の数を $b_n$ 䞭倮道ず南道である堎合の数を $c_n$ ずする\\\r\n察称性より $b_n=c_n$ である\\\r\n小野田ず芹沢は同じ南北の道を通れないので\r\n$$a_{n+1}=a_n+b_n+c_n=a_n+2b_n$$ $$b_{n+1}=a_n+b_n$$ $$a_1=1b_1=1$$\r\n求めたいのは $a_9+2b_9$ なのであずは頑匵りたしょう", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/editorial/3197/303" }, { "content": " 䞭段にある東西方向の $9$ 本の道に察し小野田が通る道を $x$ ずし芹沢が通る道を $y$ ずし二人ずも通らない道を $z$ ずするず$x$ ず $y$ は隣り合っおはならず逆に䞭段にある東西方向の $9$ 本の道に察し$x$ ず $y$ が隣り合わないように $x,y,z$ を振り分けるこずで二人の経路がただ䞀぀に定たる \r\nよっお問題は「 $x,y,z$ を蚈 $n$ 個䞊べる方法のうち $x$ ず $y$ が隣り合わないようなものの総数を $a_n$ ずするずき$a_9$ を求めよ」ずいう問題に垰着された \r\n 条件を満たす $n+2$ 文字の文字列においお$z$ から始たるものは $a_{n+1}$ 通りあり$x,z$ から始たるものは $a_n$ 通りあり$x,x$ か $y,y$ か $y,z$ から始たるものは(条件を満たす $n+1$ 文字の文字列においお $x$ からはじたるものの巊に $x$ をおくか $y$ からはじたるものの巊に $y$ をおくか $z$ からはじたるものの巊に $y$ をおく操䜜を考えお) $a_{n+1}$ 通り \r\n以䞊より$a_{n+2}=2a_{n+1}+a_n$ ずなりあずは natu_math さんのナヌザヌ解説ず同様にしお $a_9=\\textbf{3363}$ が埗られる", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/editorial/3197/304" } ]
 以䞋のような東西に $3$ 本南北に $10$ 本の道路が走っおいる町があり小野田ず芹沢の二人はこの町に䜏んでいたす小野田は地点 $A$ に䜏んでおり地点 $A^{\prime}$ にある孊校に通っおいたす芹沢は地点 $B$ に䜏んでおり地点 $B^{\prime}$ にある孊校に通っおいたす二人はい぀もそれぞれ同じ通孊路を䜿っおいたすその際 䞀床来た道を匕き返したり同じ道を二床通るこずはありたせん\  小野田は芹沢をラむバル芖しおおり通孊䞭に䌚いたくありたせん二人の通孊路の組み合わせであっお共有点が存圚しないものは䜕通りありたすか ![figure 1](\/images\/OANu7xqVfimPlbalJTHSsuw4T0pBZhh3kDGIkc3o)
OMC181 (数孊ゎヌルデン杯
https://onlinemathcontest.com/contests/omc181
https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/tasks/3610
D
OMC181(D)
300
94
137
[ { "content": " 線分 $BE$ の䞭点を $K$ ずし$N$ に関しお $K$ ず察称な点を $L$ ずする四角圢 $KBDL$ ず $KBCM$ は平行四蟺圢なので䞉角圢 $KML$ ず䞉角圢 $BCD$ は合同であり特に $\\angle KML = 90^\\circ$これず $N$ が線分 $KL$ の䞭点であるこずから$N$ は䞉角圢 $KLM$ の倖心であり特に $MN = NK$以䞊より\r\n$$MN^2 = NK^2 = \\bigg(\\frac{AD}{2}\\bigg)^2 + \\bigg(\\frac{AB}{2}\\bigg)^2 = \\textbf{69593}.$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/editorial/3610" }, { "content": " 四角圢 $ABCD$ の倖心を $O$ ずする䞉角圢 $DBE$ で䞭点連結定理より$\\overrightarrow{NO}=\\dfrac{1}{2}\\overrightarrow{EB}=\\dfrac{1}{2}\\overrightarrow{FC}=\\overrightarrow{MC}$ ずなるので四角圢 $OCMN$ は平行四蟺圢 \r\nよっお$NM=OC=\\dfrac{BD}{2}$ ずなり$MN^2=\\dfrac{{AB}^2+{AD}^2}{4}=\\textbf{69593}$", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/editorial/3610/302" } ]
 四角圢 $ABCD$ が $\angle A = \angle C = 90^\circ$ をみたしおいたす蟺 $AB$ 䞊端点を陀くに点 $E$ があり四角圢 $EBCF$ が平行四蟺圢ずなるような点 $F$ をずりたす線分 $CF, DE$ の䞭点をそれぞれ $M, N$ ずしたずき $$AD = 314, \quad AE = 159, \quad BE = 265, \quad BC = 358$$ が成り立ちたした線分 $MN$ の長さの $2$ 乗を求めおください
OMC181 (数孊ゎヌルデン杯
https://onlinemathcontest.com/contests/omc181
https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/tasks/7977
E
OMC181(E)
300
125
186
[ { "content": " $(n_1, n_2, \\ldots, n_{11})$ が条件を満たす必芁十分条件はすべお $1110 = 2 \\times 3 \\times 5 \\times 37 $ の玄数でありその䞊で各 $p \\in \\\\{2, 3, 5, 37\\\\}$ に察し任意の $1 \\leq i \\leq 10$ なる敎数 $i$ に぀いお以䞋が成り立぀こずであるこずが確認できる\r\n- $n_i$ ず $n_{i+1}$ のうち少なくずも䞀方は $p$ で割り切れる\r\n\r\n したがっお$n_1, n_2, \\ldots, n_k$ が $p$ で「割り切れる」か「割り切れないか」決める方法は\r\n$n_1, n_2, \\ldots, n_k$ を順に$p$で割り切れるならば $P$割り切れないならば $Q$ ず眮き換えお $k$ 文字の文字列を぀くるずき$Q$ が $2$ ぀連続しないような文字列の個数 $X_k$ に察応するたた各 $p \\in \\\\{2, 3, 5, 37\\\\}$ に察し$p$ で割り切れるか割り切れないか定めるこずで $1110$ の玄数が䞀意に定たるので求める組の個数は $X^4_{11}$ に等しい\\\r\n $X_1 = 2, X_2 = 3$ を満たし$k \\geq 3$ のずきは䞀番右に $P, Q$ を配眮した堎合の個数がそれぞれ $X_{k-1}, X_{k-2}$ であるこずが分かるので$X_k = X_{k-1} + X_{k-2}$ が成り立぀以䞊で $X_{11} = 233$ が導けるので条件を満たす組は党郚で $\\mathbf{2947295521}$ 個である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/editorial/7977" } ]
 正敎数 $11$ 個の組 $(n_1, n_2, \ldots, n_{11})$ であっお以䞋をみたすものは党郚で䜕通りありたすか - 任意の $1 \leq i \leq 10$ なる敎数 $i$ に぀いお$n_i$ ず $n_{i+1}$ の最小公倍数は $1110$ である
OMC181 (数孊ゎヌルデン杯
https://onlinemathcontest.com/contests/omc181
https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/tasks/7327
F
OMC181(F)
400
52
81
[ { "content": " $11$ 以䞋の正敎数 $n$ に察し $T_n$ を\r\n$$T_n = \\sum_{k = n}^{11} a_k$$\r\nず定めるず$\\displaystyle A = \\prod_{n=1}^{11} T_n$ ず衚すこずができる䞀方で\r\n$$\\sum_{n=1}^{11} n^2 a_n = \\sum_{n=1}^{11} (2n - 1)T_n$$\r\nが成り立぀ので\r\n$$N = \\prod_{n=1}^{11} (2n - 1) = 3^5 \\times 5^2 \\times 7^2 \\times 11 \\times 13 \\times 17 \\times 19$$\r\nずするず盞加平均・盞乗平均の䞍等匏から\r\n$$\\prod_{n=1}^{11} T_n = \\frac{1}{N} \\prod_{n=1}^{11} (2n - 1)T_n \\leq \\frac{1}{N} \\left ( \\frac{1}{11} \\sum_{n=1}^{11} (2n - 1)T_n \\right )^{11} = \\frac{1}{N} \\left ( \\frac{1110}{11} \\right )^{11}$$\r\nが成り立぀たたこの䞍等匏の等号成立条件 $T_1 = 3T_2 = \\cdots = (2n - 1)T_n = \\cdots = 21T_{11}$ をみたすような $a_1, ..., a_{11}$ は確かに存圚する\r\n<details><summary>構成䟋<\\/summary>\r\n具䜓的に $a_1, ..., a_{11}$ を以䞋のように定めればよい\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\na_n = \\frac{2220}{11(4n^2 - 1)}\\ (n = 1,\\ldots, 10),\\qquad a_{11} = \\frac{370}{77}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\n<\\/details>\r\n\r\n ゆえに求める最倧倀は\r\n$$\\frac{1}{N} \\left ( \\frac{1110}{11} \\right )^{11} = \\frac{2^{11} \\times 3^6 \\times 5^9 \\times 37^{11}}{7^2 \\times 11^{12} \\times 13 \\times 17 \\times 19}$$\r\nであり解答すべき倀は\r\n$$(1 + 1)^3(2 + 1)(6 + 1)(9 + 1)(11 + 1)^2(12 + 1) = \\mathbf{3144960}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc181/editorial/7327" } ]
 $11$ 個の正の実数 $a_1, \ldots, a_{11}$ に察しお正の実数 $A$ を以䞋で定めたす - $i=1,2,\ldots,11$ それぞれで $i \leq n_i \leq 11$ をみたすような $11$ 個の敎数の組 $(n_1, \ldots , n_{11})$ は $11!$ 通りあるがそれらすべおに察する $a_{n_1}a_{n_2}\cdots a_{n_{11}}$ の総和を $A$ ずする  いた$a_1, \ldots, a_{11}$ が $$\sum_{n=1}^{11} n^2 a_n = 1110$$ をみたすずき$A$ ずしおありうる最倧倀は互いに玠な正敎数 $p, q$ によっお $\dfrac{p}{q}$ ず衚せるので積 $pq$ がも぀正の玄数の個数を解答しおください
OMC180 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc180
https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/tasks/4494
A
OMC180(A)
200
192
234
[ { "content": " $y=a(x-a)$ ず $y=b(x-b)$ の亀点は $(a+b,ab)$ であるから$ab=n$ を満たすような組 $1\\leq a \\lt b\\leq 2023$ がちょうど $7$ 個存圚するような最小の正の敎数 $n$ を求めればよい$n\\leq 2023$ のずきこれは $n$ が正の玄数を $14$ 個たたは $15$ 個も぀こずず同倀でありこれを満たす最小の $n$ は $2^4×3^2=\\textbf{144}$ であるずわかる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/editorial/4494" } ]
 $xy$ 平面䞊に以䞋の各匏で衚される $2023$ 本の盎線がありたす $$y=x-1, \quad y=2(x-2), \quad y = 3(x-3), \quad \ldots, \quad y=2023(x-2023)$$ これらの盎線のうち $2$ 本以䞊が同時に通るような点が盎線 $y=n$ 䞊にちょうど $7$ 個存圚するような最小の正の敎数 $n$ を求めおください
OMC180 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc180
https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/tasks/4338
B
OMC180(B)
400
104
131
[ { "content": " 䞉角圢 $ABC$ の垂心を $H$ ずする䞉平方の定理から $\\angle PQR = 90^\\circ$ であるので簡単な蚈算により \r\n$$\\angle ABC =\\angle BAP = \\angle BCR = 45^\\circ$$\r\nが分かる埓っお䞉角圢 $APB$ ず䞉角圢 $CPH$が盎角二等蟺䞉角圢であるから䞉角圢 $ACP$ ず䞉角圢 $BHP$ は合同である同様にしお䞉角圢 $ACR$ ず䞉角圢 $HBR$ も合同であるたた$D$ ず $H$ は線分 $AC$ に関しお察称であるこずず合わせお求めるものは次のように倉圢できる \r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n|ABCD| &= |ABC| + |ADC| \\\\\\\\\r\n&= |ABC| + |AHC| \\\\\\\\\r\n&= |ACP| + |ACR| + |HPB| + |HRB| \\\\\\\\\r\n&= 2(|APC| + |ARC|)\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nここで䞉角圢 $CPQ$ ず䞉角圢 $RPB$ は盞䌌であるから\r\n$$|APC| = \\frac{1}{2}\\times CP\\times AP = \\frac{1}{2}\\times CP\\times PB = \\frac12\\times QP\\times RP = \\frac{175}{2}$$\r\nであり同様にしお\r\n$$|ARC| = \\frac{1}{2}\\times QR\\times PR = 300$$\r\nが分かる以䞊より求める面積は $\\bf{775}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/editorial/4338" }, { "content": " 䞉角圢 $ABC$ の垂心を $H$ ずする. $$\\angle CRB=\\angle CQB=90^{\\circ}, \\angle HQC=\\angle CPH=90^{\\circ}$$ より $R, Q, B, C$ ず $Q, H, P, C$ はそれぞれ共円なので$$\\angle RQH=\\angle RCB=\\angle HCP=\\angle HQP, \\angle RBQ=\\angle RCQ=\\angle HCQ=\\angle HPQ$$ より䞉角圢 $HPQ$ ず $RBQ$ は盞䌌. よっお$QH×QB=QP×QR=168$. たた$\\angle PQR=90^{\\circ}$ が䞉平方の定理の逆から埗られる$$\\angle RBP=90^{\\circ}-\\angle BCR=90^{\\circ}-\\angle BQR=90^{\\circ}-\\angle PQR\\/2=45^{\\circ}.$$\r\nよっお$PR=BH\\sin 45^{\\circ}$ より$BH=25\\sqrt 2$. これず $QH×QB=QR×QP=168$ より$QH=3\\sqrt 2$. たた䞉角圢 $AHC$ ず䞉角圢 $ADC$ は合同なので$QD=3\\sqrt 2$. さらに$\\angle BAH=\\angle HCB=45^{\\circ}$ より$RA=RH, RC=RB$ だから䞉角圢 $RAC$ ず䞉角圢 $RHB$ は合同. よっお$AC=HB=25\\sqrt 2$. したがっお四角圢 $ABCD$ の面積は$AC×BD\\/2=25\\sqrt 2×31\\sqrt 2\\/2=\\textbf{775}$.", "text": "蚈算はやや重いが思い぀きやすそうな解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/editorial/4338/294" } ]
 円に内接し$2$ 本の察角線が盎亀する四角圢 $ABCD$ がありたす$A$ から盎線 $BC$$B$ から盎線 $CA$$C$ から盎線 $AB$ に䞋ろした垂線の足をそれぞれ $P,Q,R$ ずしたす $$PQ=7, \quad QR=24, \quad RP=25, \quad \angle ABC \lt 90^\circ$$ であるずき四角圢 $ABCD$ の面積を求めおください
OMC180 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc180
https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/tasks/3888
C
OMC180(C)
400
172
191
[ { "content": " $1$ 以䞊 $22$ 以䞋の敎数からなる組 $(a,b)$ に぀いお$ab$ を $23$ で割った䜙りが $A$ に属するものず $B$ に属するものは同数存圚するたた$1$ 以䞊 $22$ 以䞋の敎数からなる組 $(a,b)$ に぀いお$a$ ず $b$ の属する集合が異なるものず同じものも同数存圚するゆえに$A$ の任意の元 $a$ ず $B$ の任意の元 $b$ に぀いお $ab$ を $23$ で割った䜙りが $A$ に属するこずず属する集合が同じである任意の敎数 $a,b$ に぀いお $ab$ を $23$ で割った䜙りが $B$ に属するこずは同倀であるよっお任意の $1$ 以䞊 $22$ 以䞋の敎数 $a$ に぀いお $a^2$ を $23$ で割った䜙りが $B$ に属するこのこずから\r\n$$B=\\\\{ 1,2,3,4,6,8,9,12,13,16,18\\\\}$$ \r\nず分かるこの時$B$ の各元が $23$ の平方剰䜙で $A$ がそれ以倖であるこずから条件を満たすこずが分かる埓っお解答すべき倀は $$12\\times 13 \\times 16 \\times 18=\\mathbf{44928}$$ である\r\n\r\n<details>\r\n<summary>解答前半の補足<\\/summary>\r\n\r\n 以䞋では $a, b \\in \\\\{ 1, 2, \\ldots, 22 \\\\} $ ずする問題の条件より$ \\\\{ (a, b) \\mid a \\in A, b \\in B \\\\}$ および $ \\\\{ (a, b) \\mid a \\in B, b \\in A \\\\}$ は共通郚分を持たない $ \\\\{ (a, b) \\mid ab \\bmod 23 \\in A \\\\} $ の郚分集合であり\r\n$$ \\\\# \\\\{ (a, b) \\mid ab \\bmod 23 \\in A \\\\} \\ge \\\\# \\\\{ (a, b) \\mid a \\in A, b \\in B \\\\} + \\\\# \\\\{ (a, b) \\mid a \\in B, b \\in A \\\\} = \\frac{22^2}{2} \\tag{☆} $$\r\nが成り立぀䞀方で各 $x = 1, 2, \\ldots, 22$ に぀いお $ab \\equiv x \\pmod{23}$ なる $(a, b)$ の個数は $x$ によらず $22$ 個なので\r\n$$ \\\\# \\\\{(a, b) \\mid ab \\bmod 23 \\in A \\\\} = \\\\# \\\\{ (a, b) \\mid ab \\bmod 23 \\in B \\\\} = \\frac{22^2}{2} $$ \r\nずなるしたがっお $(☆)$ は等号が成立し\r\n$$ \\\\{ (a, b) \\mid ab \\bmod 23 \\in A \\\\} = \\\\{ (a, b) \\mid a \\in A, b \\in B \\\\} \\cup \\\\{ (a, b) \\mid a \\in B, b \\in A \\\\} $$\r\nずなるこれの補集合をずるず (正確には䞊の解では $ab \\bmod 23 \\in B$ ずなる $(a, b)$ の個数を䞊から抑えるこずで以䞋の匏を埗おいる)\r\n$$ \\\\{ (a, b) \\mid ab \\bmod 23 \\in B \\\\} = \\\\{ (a, b) \\mid a, b \\in A \\\\} \\cup \\\\{ (a, b) \\mid a, b \\in B \\\\} $$\r\nずなる任意の $(a, a)$ はこの集合に含たれるから$a^2 \\bmod 23 \\in B$すなわち $B$ にはすべおの平方剰䜙が含たれるこずがわかる\r\n<\\/details>\r\n\r\n<details>\r\n<summary>別解 (略解)<\\/summary>\r\n ${} \\bmod 23$ の原始根 $r$ をずるこのずき $A = \\\\{ r^{c_1}, \\ldots, r^{c_{11}} \\\\}, B = \\\\{ r^{d_1}, \\ldots, r^{d_{11}} \\\\}$ ず衚せるので$C = \\\\{ c_1, \\ldots, c_{11} \\\\}, D = \\\\{ d_1, \\ldots, d_{11} \\\\}$ ずするこのずき問題の条件より\r\n$$C \\cap D = \\empty, \\quad C \\cup D = \\\\{ 0, 1, \\ldots, 21 \\\\}$$\r\nおよび任意の $i, j \\in \\\\{ 1, 2, \\ldots, 11\\\\}$ に぀いお $(c_i + d_j) \\bmod 22 \\in C$ が成り立぀背理法により $0 \\in D, 1\\in C$ がわかる$D$ の元 $d$ であっお $22$ ず互いに玠なものが存圚するずき$1+d, 1+2d, 1+3d, \\ldots \\in C$ ずなり $|C| = 11$ に矛盟するから\r\n$$ D \\subset \\\\{0, 2, 4, \\ldots, 20 \\\\} \\cup \\\\{ 11 \\\\} $$\r\nずなるいずれにせよ $2$ ず $6$ の䞀方は $D$ に含たれるのでこれを $1$ に加えおいくこずで\r\n$$ C = \\\\{ 1, 3, 5, \\ldots, 21 \\\\}, \\quad D = \\\\{ 0, 2, 4, \\ldots, 20 \\\\} $$\r\nを埗るこれは $D$ が ${} \\bmod 23$ での平方剰䜙のみからなる集合であるこずを意味する ( $r = 5$ に察しお具䜓的に蚈算しおもよい)", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/editorial/3888" }, { "content": " たず頑匵るず$1$が$B$に$22$が$A$に属するこずが分かりたす$1$が$A$にないので$\\bmod 23$での逆元の組$(2,12),(3,8),(4,6)\\dots$などがそれぞれ同じ集合にあるこずから頑匵っおパズルをするちょっずだけ重いですず解けたす", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/editorial/3888/297" } ]
 $1$ 以䞊 $22$ 以䞋の敎数からなる芁玠数 $11$ の集合 $A$ ず $B$ であっお次の $2$ 条件をみたすものは䞀意に定たりたす - $A \cap B = \empty$ - 任意の $a \in A$ ず $b \in B$ に぀いお$ab$ を $23$ で割ったあたりは $A$ に属する  この $A, B$ に぀いお$B$ の $10$ 以䞊の元の総積を求めおください
OMC180 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc180
https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/tasks/7032
D
OMC180(D)
600
22
54
[ { "content": " 郚分分数分解するこずで求める倀は次のように倉圢できる\r\n$$\\sum_{i=1}^{10}\\frac{1}{a_i^6+a_i^5}=-\\sum_{i=1}^{10} \\frac{1}{a_i+1} + \\sum^{10}_{i=1} \\left( \\frac{1}{a_i}-\\frac{1}{a_i^2}+\\frac{1}{a_i^3}-\\frac{1}{a_i^4}+\\frac{1}{a_i^5} \\right)$$\r\n\r\nここで $f(x)=x^{10}+x^9+x^8+x^7+x^6+x^5+2x^4+4x^3+8x^2+16x+32$ ずおけば$\\displaystyle \\sum_{i=1}^{10} \\frac{1}{a_i+1}$ は $f(x-1)=0$ の解の逆数の総和ず等しいこの倀は解ず係数の関係を甚いお簡単に求めるこずが出来る\r\n$$\r\n\\sum_{i=1}^{10} \\frac{1}{a_i+1}=-\\frac{(f(x-1)の1次の係数)}{(f(x-1)の0次の係数)}=-\\frac{1}{22}\r\n$$\r\n\r\n\r\nずころで$\\displaystyle t=\\frac{2}{x} $ ずおけば $f(x)=0$ は次のように倉圢できる\r\n$$\\frac{1024}{t^{10}}+\\frac{512}{t^9}+\\frac{256}{t^8}+\\frac{128}{t^7}+\\frac{64}{t^6}+\\frac{32}{t^5}+\\frac{32}{t^4}+\\frac{32}{t^3}+\\frac{32}{t^2}+\\frac{32}{t}+32=0$$\r\nこの䞡蟺を $\\displaystyle \\frac{t^{10}}{32}$ 倍するず\r\n$$ t^{10}+t^9+t^8+t^7+t^6+t^5+2t^4+4t^3+8t^2+16t+32=0 $$\r\nずなるので$x$ が方皋匏の解である事ず $\\displaystyle \\frac{2}{x}$ が解である事は同倀である$f(x)=\\dfrac{2}{x}$ は単射であるため集合 $\\displaystyle \\left\\\\{\\frac{2}{a_1},\\frac{2}{a_2},\\dots,\\frac{2}{a_{10}}\\right\\\\}$ は $\\\\{a_1,a_2,\\dots,a_{10}\\\\}$ ず等しいよっお\r\n$$\r\n\\sum_{i=1}^{10} \\left( \\frac{1}{a_i}-\\frac{1}{a_i^2}+\\frac{1}{a_i^3}-\\frac{1}{a_i^4}+\\frac{1}{a_i^5} \\right) =\\sum_{i=1}^{10} \\left( \\frac{a_i}{2}-\\frac{a_i^2}{4}+\\frac{a_i^3}{8}-\\frac{a_i^4}{16}+\\frac{a_i^5}{32} \\right)\r\n$$\r\nず倉圢できる\r\n$5$ 次以䞋の察称匏の倀に぀いお係数の $4$ 次以䞋の郚分は干枉しないこずから\r\n$$g(x)=x^{10}+x^9+x^8+x^7+x^6+x^5+x^4+x^3+x^2+x+1$$\r\nの根を $b_1,b_2,...,b_{10}$ ずおくず\r\n$$\r\n\\sum_{i=1}^{10} \\left( \\frac{a_i}{2}-\\frac{a_i^2}{4}+\\frac{a_i^3}{8}-\\frac{a_i^4}{16}+\\frac{a_i^5} {32} \\right) =\\sum_{i=1}^{10} \\left( \\frac{b_i}{2}-\\frac{b_i^2}{4}+\\frac{b_i^3}{8}-\\frac{b_i^4}{16}+\\frac{b_i^5}{32} \\right)\r\n$$\r\n$$\r\n=\\frac{-1}{2}-\\frac{-1}{4}+\\frac{-1}{8}-\\frac{-1}{16}+\\frac{-1}{32}=\\frac{11}{32}\r\n$$\r\nを埗るここで $\\\\{ b_1, b_2, \\dots, b_{10} \\\\} = \\left\\\\{ \\exp \\left(\\dfrac{2n\\pi i}{11} \\right) \\mathrel{}\\middle|\\mathrel{} n = 1, 2, \\dots, 10 \\right\\\\}$であるこずを甚いたしたがっお求める倀は $\\displaystyle \\frac{1}{22}-\\frac{11}{32}=-\\frac{105}{352}$ であり答えるべき倀は $105\\times 352 = \\mathbf{36960}$ ずなる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/editorial/7032" }, { "content": " たず\r\n$$ z^{10} + z^9 + z^8 + z^7 + z^6 + z^5 + 2z^4 + 4z^3 + 8z^2 + 16z + 32 = \\left(z + 1\\right) \\left(z^9 + z^7 + z^5 + 2z^3 + 2z^2 + 6z + 10\\right) + 22 $$\r\nより\r\n$$ \\sum\\_{i=1}^{10}\\frac1{a\\_i^6 + a\\_i^5} = -\\frac1{22}\\sum_{i=1}^{10} \\left(a\\_i^4 + a\\_i^2 + 1 + \\frac2{a\\_i^2} + \\frac2{a\\_i^3} + \\frac6{a\\_i^4} + \\frac{10}{a\\_i^5}\\right)\\mathclose{}. $$\r\n次に\r\n$$ \\left(z - 1\\right) \\left(z - 2\\right) \\left(z^{10} + z^9 + z^8 + z^7 + z^6 + z^5 + 2z^4 + 4z^3 + 8z^2 + 16z + 32\\right) = z^{12} - 2z^{11} + z^6 - 64z + 64 \\eqqcolon f(z) $$\r\nであっお$f(0) \\ne 0$ か぀\r\n$$ \\frac{f(z)}{z^6} = z^6 - 2z^5 + 1 - 2 \\left(\\frac2z\\right)^5 + \\left(\\frac2z\\right)^6 $$\r\nより $\\rule[-12pt]{0pt}{0pt}f(z) = 0 \\\\;\\Longrightarrow\\\\; f\\mathopen{}\\left(\\dfrac2z\\right) = 0$ \r\nよっお解ず係数の関係ず合わせるこずで $n = 1, \\ldots, 5$ のずき\r\n$$ \\sum\\_{f(z) = 0}z^n = \\left(\\sum\\_{f(z) = 0}z\\right)^n = 2^n,\\qquad \\sum\\_{f(z) = 0}\\frac1{z^n} = \\frac1{2^n}\\sum\\_{f(z) = 0}\\left(\\frac2z\\right)^n = \\frac1{2^n}\\sum\\_{f(z) = 0}z^n = 1, $$\r\n$$ \\begin{aligned}\r\n\\therefore&\\sum_{i=1}^{10} \\left(a\\_i^4 + a\\_i^2 + 1 + \\frac2{a\\_i^2} + \\frac2{a\\_i^3} + \\frac6{a\\_i^4} + \\frac{10}{a\\_i^5}\\right)\\\\\\\\\r\n&\\mathopen{}= \\sum\\_{f(z) = 0} \\left(z^4 + z^2 + 1 + \\frac2{z^2} + \\frac2{z^3} + \\frac6{z^4} + \\frac{10}{z^5}\\right) - \\sum\\_{z = 1, 2} \\left(z^4 + z^2 + 1 + \\frac2{z^2} + \\frac2{z^3} + \\frac6{z^4} + \\frac{10}{z^5}\\right)\\\\\\\\\r\n&\\mathopen{}= 10 - \\left(1 + 1 + \\frac2{2^2} + \\frac2{2^3} + \\frac6{2^4} + \\frac{10}{2^5}\\right) = \\frac{105}{16}.\r\n\\end{aligned} $$\r\nこれより\r\n$$ \\sum\\_{i=1}^{10}\\frac1{a\\_i^6 + a\\_i^5} = -\\frac1{22} \\times \\frac{105}{16} = -\\frac{105}{352} $$\r\nであるから求める倀は $\\bm{36960}$", "text": "発想の郚分を蚈算で", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/editorial/7032/298" }, { "content": " 䞎匏は $x=0$ を解に持たないこずに泚意しお䞎匏は䞡蟺を $x^5$ で割った匏である$$x^5+\\dfrac{32}{x^5}+x^4+\\dfrac{16}{x^4}+x^3+\\dfrac{8}{x^3}+x^2+\\dfrac{4}{x^2}+x+\\dfrac{2}{x}+1=0\\cdots(1)$$ず同倀である \r\nここで$t=x+\\dfrac{2}{x},x_n=x^n+\\dfrac{2^n}{x^n}$ ずおくず$x_{n+2}=tx_{n+1}-2x_n$ より$$x_2=t^2-4,x_3=t^3-6t,x_4=t^4-8t^2+8,x_5=t^5-10t^3+20t,x_6=t^6-12t^4+36t^2-16\\cdots(2)$$であるから$(1)\\Leftrightarrow t^5+t^4-9t^3-7t^2+15t+5=0\\cdots(3)$ ずなる \r\n$(3)$ の $5$ 解を $t_1,t_2,\\ldots,t_5$ ずおき$t_i=x+\\dfrac{2}{x}\\Leftrightarrow x^2-t_ix+2=0$ の $2$ 解を $a_i,b_i$ ずおくず $$\\dfrac{1}{{a_i}^6+{a_i}^5}+\\dfrac{1}{{b_i}^6+{b_i}^5}=\\dfrac{{a_i}^6+{b_i}^6+{a_i}^5+{b_i}^5}{{a_i}^5{b_i}^5(a_ib_i+a_i+b_i+1)}=\\dfrac{{t_i}^6+{t_i}^5-12{t_i}^4-10{t_i}^3+36{t_i}^2+20t_i-16}{32(t_i+3)}\\cdots(4)$$ずなる(${a_i}^6+{b_i}^6,{a_i}^5+{b_i}^5$ は $t_i=a_i+\\dfrac{2}{a_i},{a_i}^n+{b_i}^n={a_i}^n+\\dfrac{2^n}{{a_i}^n}$ であるこずから $(2)$ を利甚しお求めた) \r\n$t=t_i$ で $(3)$ は成り立぀ので \r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n& \\phantom{=} {t_i}^6+{t_i}^5-12{t_i}^4-10{t_i}^3+36{t_i}^2+20t_i-16 \\\\\\\\\r\n& = t_i({t_i}^5+{t_i}^4-9{t_i}^3-7{t_i}^2+15t_i+5)-3{t_i}^4-3{t_i}^3+21{t_i}^2+15t_i-16 \\\\\\\\\r\n& = -3{t_i}^4-3{t_i}^3+21{t_i}^2+15t_i-16 \\\\\\\\\r\n& = (t_i+3)(-3{t_i}^3+6{t_i}^2+3t_i+6)-34\r\n\\end{aligned}$$\r\nであり$(4)=\\dfrac{1}{32}\\Bigl(-3{t_i}^3+6{t_i}^2+3t_i+6-\\dfrac{34}{t_i+3}\\Bigr)$ ずなる$i=1,2,\\ldots,5$ のずきのこの匏の倀の総和を求めればよい \r\n 解ず係数の関係より\r\n$$\\begin{aligned}\r\n& A=t_1+t_2+\\cdots+t_5=-1 \\\\\\\\\r\n& B=t_1t_2+t_1t_3+\\cdots+t_4t_5=-9 \\\\\\\\\r\n& C=t_1t_2t_3+t_1t_2t_4+\\cdots+t_3t_4t_5=7\r\n\\end{aligned}$$であり\r\n$$\\begin{aligned}\r\n& D={t_1}^2+{t_2}^2+\\cdots+{t_5}^2=A^2-2B=19 \\\\\\\\\r\n& E={t_1}^2t_2+{t_1}^2t_3+\\cdots+{t_5}^2t_4=AB-3C=-12 \\\\\\\\\r\n& F={t_1}^3+{t_2}^3+\\cdots+{t_5}^3=AD-E=-7\r\n\\end{aligned}$$ずなる \r\nたた$f(t)=t^5+t^4-9t^3-7t^2+15t+5=(t-t_1)(t-t_2)\\cdots(t-t_5)$ より$$f^{\\prime}(t)=5t^4+4t^3-27t^2-14t+15=(t-t_2)(t-t_3)(t-t_4)(t-t_5)+\\cdots+(t-t_1)(t-t_2)(t-t_3)(t-t_4)$$ なので$$G=\\dfrac{1}{t_1+3}+\\dfrac{1}{t_2+3}+\\cdots+\\dfrac{1}{t_5+3}=-\\dfrac{f^{\\prime}(-3)}{f(-3)}=\\dfrac{111}{22}$$ずなる \r\n以䞊より求める倀は$\\dfrac{1}{32}(-3F+6D+3A+30-34G)=-\\dfrac{105}{352}$ であり特に解答すべき倀は $\\textbf{36960}$", "text": "盞反方皋匏の亜皮", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/editorial/7032/299" } ]
 $x$ の $10$ 次方皋匏 $$x^{10}+x^9+x^8+x^7+x^6+x^5+2x^4+4x^3+8x^2+16x+32=0$$ は盞異なる $10$ 個の耇玠数解をもちたすそれらを $x=a_1,a_2,\ldots,a_{10}$ ずするずき $$\sum^{10}_{i=1}\frac{1}{a_i^6+a_i^5}$$ の倀を求めおください\  ただし答えは互いに玠な正敎数 $a,b$ を甚いお $ \displaystyle-\frac{a}{b}$ ず衚せるので$a \times b$ の倀を解答しおください
OMC180 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc180
https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/tasks/4112
E
OMC180(E)
700
30
48
[ { "content": " $36$ 個の実数 $(s_1,s_2, \\ldots,s_{36})$ を倉数ずする以䞋の連立方皋匏を $P$ ずよぶ\r\n$$ s_{b_1}+s_{c_1}=1, \\quad s_{b_2}+s_{c_2}=2 ,\\quad \\ldots,\\quad s_{b_{35}}+s_{c_{35}}=35 $$\r\n䞀般論ずしお連立 $n$ 元䞀次方皋匏の解が䞀意に定たるには少なくずも $n$ 本の匏が必芁であるしたがっお$P$ に匏を $1$ 本加えるこずで唯䞀解が生たれるこずから$P$ の䞭に過剰な匏あるいは矛盟した匏は存圚しおはならない\\\r\n $1,2,\\ldots, 36$ を頂点ずし$b_i,c_i$ の間に蟺を匵った無向グラフ $Q$ を考える頂点 $x$ を含む連結成分が朚であるずき$s_x$ の倀をどのように定めおも蟺に沿っお残りの倀を矛盟なく定めるこずが出来るため$P$ においお $s_x$ の倀は䞀意に定たらないいた$Q$ は蟺数が頂点数より少ないため朚の連結成分が存圚するこずに泚意する\\\r\n ここで朚の連結成分が $2$ ぀以䞊存圚したずき$Q$ にどのように蟺を $1$ 本远加しおも朚の連結成分が $1$ ぀以䞊存圚したたたになるこれは$P$ に $s_x-s_y=z$ の圢匏の匏をどのように远加しおも唯䞀解になり埗ないこずを意味するしたがっお$Q$ は連結成分のうち朚をちょうど $1$ ぀も぀以䞋単に**朚**ずいえばこの連結成分をさすたた朚でない連結成分はそれぞれ蟺ず頂点の数が同じでなければならないからすべお閉路である\\\r\n ある閉路の長さが偶数 $2n$ のずき含たれる頂点を順に $q_1, q_2 ,\\ldots, q_{2n}$ ずするず\r\n$$\r\n(s_{q_1}+s_{q_2})-(s_{q_2}+s_{q_3})+(s_{q_3}+s_{q_4})\\cdots +(s_{q_{2n-1}}+s_{q_{2n}})=s_{q_1}+s_{q_{2n}}\r\n$$\r\nから$P$ においお $s_{q_1}+s_{q_{2n}}=z$ は過剰たたは矛盟した匏ずなるすなわち偶数長の閉路は存圚しない\\\r\n 逆に閉路の長さが奇数 $2n+1$ のずき含たれる頂点を順に $q_1, q_2 ,\\ldots, q_{2n+1}$ ずするず\r\n$$\r\n(s_{q_1}+s_{q_2})-(s_{q_2}+s_{q_3})+(s_{q_3}+s_{q_4})\\cdots -(s_{q_{2n}}+s_{q_{2n+1}})+(s_{q_{2n+1}}+s_{q_{1}})=2s_{q_1}\r\n$$\r\nなどによっお$P$ においお $s_{q_i}$ の倀はすべお矛盟なく䞀意に定たるよっお,\r\n$$M=36-(\\text{朚の頂点数})$$\r\n さお$P$ に $s_x+s_y=36$ を付け足したずき$P$ が唯䞀解をも぀ような $(x,y)$ の条件に぀いお考える$x,y$ のいずれかは朚に含たれおいなければならずいずれか䞀方のみが朚に含たれおいる堎合は明らかに適する\\\r\n 以䞋$x,y$ がずもに朚に含たれおいる堎合に぀いお考える基本的には䞊ず同様である\r\n\r\n- 頂点 $x,y$ の距離が偶数である堎合 \\\r\n $x,y$ 間のパスに含たれる頂点を順に $q_1(=x), q_2 ,\\cdots q_{2n+1}(=y)$ ずするず\r\n$$\r\n(s_{q_1}+s_{q_2})-(s_{q_2}+s_{q_3})+(s_{q_3}+s_{q_4})\\cdots -(s_{q_{2n}}+s_{q_{2n+1}})=s_{q_1}-s_{q_{2n+1}}=s_x-s_y\r\n$$\r\nずなり$s_x-s_y=36$ は過剰たたは矛盟した匏ずなるから䞍適\r\n- 頂点 $x,y$ の距離が奇数である堎合 \\\r\n $x,y$ 間のパスに含たれる頂点を順に $q_1(=x), q_2 ,\\cdots q_{2n}(=y)$ ずするず\r\n$$\r\n(s_{q_1}+s_{q_2})-(s_{q_2}+s_{q_3})+(s_{q_3}+s_{q_4})\\cdots +(s_{q_{2n-1}}+s_{q_{2n}})+(s_{q_1}-s_{q_{2n}})=2s_{q_1}\r\n$$\r\nなどによっお$P$ においお $s_{q_i}$ の倀はすべお矛盟なく䞀意に定たる\r\n\r\n さおこれを螏たえお朚の頂点を赀ず青の二色で塗るここで同じ色の頂点が蟺で隣り合わないようにするこれは可胜である朚は二郚グラフであるこのずき$2$ 頂点間の距離が偶数であるこずず同色であるこずは同倀である赀青で塗られた頂点の数をそれぞれ $V,W$ ずするず$(x,y)$ ずしお**䞍適**な組は $M^2+V^2+W^2$ 個である\\\r\n 逆に$V,W\\gt 0$ のずき赀青で塗られた頂点がそれぞれ $V,W$ 個の朚が構築できるよっお\r\n$$M+V+W=36,\\quad M^2+V^2+W^2=36^2-736=560$$\r\nのずき $M$ ずしおあり埗る倀の $3$ 乗和を求めれば良くこれは $4^3 + 12^3 + 20^3 = \\mathbf{9792}$ ずわかる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/editorial/4112" } ]
  $1$ 以䞊 $36$ 以䞋の敎数からなる数列 $b_1, b_2, \ldots, b_{35}$ ず $c_1, c_2, \ldots, c_{35}$ は次の条件をみたしたす - $36$ 個の実数 $(a_1,a_2, \ldots,a_{36})$ を倉数ずする連立方皋匏 $$ a_{b_1}+a_{c_1}=1, \quad a_{b_2}+a_{c_2}=2 ,\quad \ldots,\quad a_{b_{35}}+a_{c_{35}}=35,\quad a_{x}-a_{y}=36 $$ が䞀意に解をも぀ような$1$ 以䞊 $36$ 以䞋の敎数の組 $(x,y)$ がちょうど $736$ 個存圚する  いた$36$ 個の実数 $(s_1,s_2, \ldots,s_{36})$ を倉数ずする連立方皋匏 $$ s_{b_1}+s_{c_1}=1, \quad s_{b_2}+s_{c_2}=2 ,\quad \ldots,\quad s_{b_{35}}+s_{c_{35}}=35 $$ においお$s_t$ の倀が䞀意に定たるような $t$ $(1\leq t\leq36)$ はちょうど $M$ 個存圚したした$M$ ずしおありうる正敎数倀すべおの $3$ 乗和を求めおください
OMC180 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc180
https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/tasks/5512
F
OMC180(F)
800
3
23
[ { "content": " 䞉角圢 $ABC$ の倖接円を $\\omega$ ずし半盎線 $FE,EF$ ず $\\omega$ の亀点をそれぞれ $Y,Z$ ずする\\\r\n $A$ を䞭心ずする半埄 $\\sqrt{AD\\times AH}$ の円による反転によっお$\\omega$ ず盎線 $EF$ は互いに移り合うので$Y,Z$ は䞍倉であるたた$\\angle APH = \\angle ADP$ より $AP^2 = AD\\times AH$ であるので $P$ もこの反転によっお倉わらないしたがっお$AP = AY = AZ$ であるさらに䞉角圢 $BCH$ の倖接円は䞉角圢 $ABC$ の九点円に移り$P$ は䞍倉であるから$P$ は䞉角圢 $ABC$ の九点円䞊にある䞉角圢の九点円ず倖接円の盞䌌の䞭心は垂心でありその盞䌌比は $1 : 2$ であるので半盎線 $HD$ ず $\\omega$ の亀点を $T$ ずするず盎線 $DP$ ず $TX$ は平行であり$HP = PX = 4$ であるよっお\r\n$$\\angle APX = 180^\\circ - \\angle APH = 180^\\circ - \\angle ADP = 180^\\circ - \\angle ATX = \\angle AYX$$\r\nを埗るさらに$AP = AY$ であるこずを䜵せれば䞉角圢 $APX$ ず䞉角圢 $AYX$ は合同である特に$\\angle AXP = \\angle AXY$ であるから盎線 $XP$ ず $\\omega$ の $X$ でない方の亀点を $Z^\\prime$ ずするず$AZ^\\prime = AY = AZ$ が成立するしたがっお $Z= Z^\\prime$ であるよっお\r\n$$\\begin{aligned}\r\n \\angle ZCT\r\n&= \\angle ZXT\\\\\\\\\r\n&= \\angle HPD\\\\\\\\\r\n&= \\angle DPE - \\angle EPH\\\\\\\\\r\n&= (180^\\circ - \\angle DFE) - \\angle AGE\\\\\\\\\r\n&= \\big(180^\\circ - (180^\\circ - 2\\angle ACB)\\big) - (\\angle BAD + \\angle AFE)\\\\\\\\\r\n&= 2\\angle ACB - (90^\\circ - \\angle ABC + \\angle ACB)\\\\\\\\\r\n&= 90^\\circ - \\angle BAC\\\\\\\\\r\n&= \\angle ACH\r\n\\end{aligned}$$\r\nであるたた$\\angle TZC = \\angle HAC, TC = HC$ も成立するので䞉角圢 $AHC$ ず $ZTC$ は合同である特に$AH = TZ$ である\\\r\n ここで䞉角圢 $AHP$ ず $APD$ は盞䌌であるから$AH : AP = AP : AD = 4 : 5$ であるしたがっお$AH : AP : DH = 16 : 20 : 9$ であるたた$DH = DT$ や $AH = TZ$ であったこずに気を぀ければ䞉角圢 $AHX$ ず $ZHT$ は盞䌌であるので\r\n$$AX = \\frac{HX\\times TZ}{HT} = \\frac{64}{9}$$\r\nを埗るここで$AP = 20x$ ずおくず䞭線定理より以䞋が成立する\r\n$$(16x)^2 + \\bigg(\\frac{64}{9}\\bigg)^2 = 2((20x)^2 + 4^2)$$\r\nしたがっお$x^2 = \\dfrac{47}{1377}$ を埗るから$AP^2 = 400x^2 = \\dfrac{18800}{1377}$ である特に解答すべき倀は $\\bf{20177}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc180/editorial/5512" } ]
 鋭角䞉角圢 $ABC$ の垂心を $H$ ずしたす$A, B, C$ から察蟺に䞋ろした垂線の足をそれぞれ $D, E, F$ ずし盎線 $AD$ ず盎線 $EF$ の亀点を $G$ ずしたす䞉角圢 $EGH$ の倖接円ず䞉角圢 $BCH$ の倖接円は $H$ でない点 $P$ で亀わり半盎線 $HP$ ず䞉角圢 $ABC$ の倖接円は $X$ で亀わりたしたさらに $$PX=4,\quad PD=5,\quad \angle APH=\angle ADP$$ が成立するずき線分 $AP$ の長さの二乗は互いに玠な正敎数 $a, b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので$a+b$ の倀を解答しおください
OMC179 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc179
https://onlinemathcontest.com/contests/omc179/tasks/5392
A
OMC179(A)
100
363
363
[ { "content": "$$ad=\\frac{ab×cd}{bc}=\\frac{300}{20}=\\mathbf{15}.$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc179/editorial/5392" } ]
 正の実数 $a,b,c,d$ が $$ab=10,\quad bc=20,\quad cd=30$$ をみたしおいるずき$ad$ の倀を求めおください
OMC179 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc179
https://onlinemathcontest.com/contests/omc179/tasks/5951
B
OMC179(B)
100
300
324
[ { "content": " $3$ 点 $A,B,D$ ず $3$ 点 $B,C,D$ に぀いおそれぞれ䞉角䞍等匏により以䞋を埗る\r\n\r\n$$5 \\leq BD \\leq 9, \\qquad 2 \\leq BD \\leq 8$$\r\n\r\nしたがっお $5 \\leq BD \\leq 8$ ずなる実際問題の条件を満たしながら $BD=5,BD=8$ ずなるようにできるので求める倀は $5+8= \\mathbf{13} $ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc179/editorial/5951" } ]
 平面䞊に $4$ 点 $A,B,C,D$ があり以䞋をみたしおいたす $$AB=2, \quad BC=3, \quad CD=5, \quad DA=7.$$ このずき線分 $BD$ の長さずしおありうる最小の倀 $m$ および最倧の倀 $M$ が存圚するので$m+M$ を解答しおください
OMC179 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc179
https://onlinemathcontest.com/contests/omc179/tasks/3093
C
OMC179(C)
200
329
353
[ { "content": " $0.475$ 以䞊 $0.485$ 未満の有理数のうち分母が最小のものを求めればよい\\\r\n 分母が偶数 $2k$ のずき$0.5$ 未満で最倧のもの $(k-1)\\/2k$ が $0.475$ 以䞊である必芁があるこずから$k\\geq 20$ が必芁である同様に分母が奇数 $2k+1$ のずき$0.5$ 未満で最倧のもの $k\\/(2k+1)$ が $0.475$ 以䞊である必芁があるこずから$k\\geq 10$ が必芁である逆に $10\\/21\\approx0.4762$ は条件をみたすから求める倀は $\\textbf{21}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc179/editorial/3093" } ]
 $N$ 人の孊生にOMCを知っおいるかアンケヌトしたしたその結果「知っおいる」ず答えた人の割合を癟分率で小数第䞀䜍で四捚五入しお衚珟するず$48\\,\\%$ でしたこのずき$N$ ずしおあり埗る最小の正敎数倀を求めおください
OMC179 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc179
https://onlinemathcontest.com/contests/omc179/tasks/5946
D
OMC179(D)
300
154
202
[ { "content": " 䞎匏を $f(x)$ ずするず倍角の公匏を甚いお\r\n$$f(x)\r\n= \\frac{1}{4}(1 + \\cos x)^2 + \\frac{1}{1 + \\cos x}\r\n= \\frac{1}{4}(1 + \\cos x)^2 + \\frac{1}{2(1 + \\cos x)} + \\frac{1}{2(1 + \\cos x)}$$\r\nず倉圢できる埓っお$1 + \\cos x \\gt 0$ であるから盞加盞乗平均の䞍等匏より\r\n$$f(x)\r\n\\ge 3\\bigg(\\frac{1}{4}(1 + \\cos x)^2\\times \\frac{1}{2(1 + \\cos x)}\\times \\frac{1}{2(1 + \\cos x)}\\bigg)^{1\\/3}\r\n= \\bigg(\\frac{27}{16}\\bigg)^{1\\/3}$$\r\nであり等号は $\\cos x = 2^{1\\/3} - 1$ のずきに成立する以䞊より$P(x) = x^3 - \\dfrac{27}{16}$ であるから$P(100) = \\dfrac{15999973}{16}$ であり特に解答すべき倀は $\\bf{15999989}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc179/editorial/5946" } ]
 実数 $x$ が $0 \lt x \lt \pi$ の範囲を動くずき $$\frac{1}{8} (\cos 2x + 4 \cos x + 3) + \frac{2 - 2\cos x}{1 - \cos 2x}$$ のずりうる最小倀 $m$ ず$m$ の最小倚項匏 $P$ が存圚したす$P(100)$ は互いに玠な正の敎数 $a, b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので$a + b$ を解答しおください <details><summary>最小倚項匏ずは<\/summary>  $m$ を根にも぀有理数係数倚項匏のうち次数が最小でありか぀最高次の係数が $1$ であるものをこのようなものは䞀意に存圚する $m$ の**最小倚項匏**ずよぶ <\/details>
OMC179 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc179
https://onlinemathcontest.com/contests/omc179/tasks/5563
E
OMC179(E)
400
57
155
[ { "content": "$$0\\leq a_{1,1} \\lt a_{2,1} \\lt \\cdots \\lt a_{i,1} \\lt a_{i,2} \\lt \\cdots \\lt a_{i,j}$$ \r\nより, $i+j-2 \\leq a_{i,j}$ であるたた\r\n$$13 \\ge a_{7,7} \\gt a_{6,7} \\gt \\cdots \\gt a_{i,7} \\gt a_{i,6} \\gt \\cdots \\gt a_{i,j}$$\r\nより$a_{i,j} \\leq i+j-1$ であるよっお$b_{i,j}=a_{i,j}-(i+j-2)$ ずするず$b_{i,j}$ は $0$ たたは $1$ であるここで$b_{i,j} = 1$ なる $(i,j)$ に察し䞊から $i$ 行目巊から $j$ 列目のマスを黒く塗りそれ以倖のマスを癜く塗るこずを考えるこのずき黒のマスの䞀぀右のマス䞀぀䞋のマスは必ず黒のマスであるから黒のマスず癜のマスの境界線はマス目の巊䞋の頂点から右䞊の頂点ぞマスの境界を通っおいく最短経路ずなる逆に黒のマスず癜のマスのマス目の境界線がこのようになっおいるずき明らかに䞀぀目の条件を満たす埓っお䞀぀目の条件を満たす数の曞き方は ${}\\_{14}\\mathrm{C}\\_{7}$ 通りである\\\r\n 䞀぀目の条件を満たしおいる曞き蟌み方に察しマス目を $180^\\circ$ 回転させた埌各マスに぀いお曞かれおいる数が $k$ なら $13 - k$ に曞き換えるずいう操䜜を行うず操䜜埌に埗られる曞き方も぀目の条件を満たし操䜜前埌でマス目に曞かれおいる数の総和の偶奇は異なる埓っお䞀぀目の条件を満たす曞き蟌み方のうちちょうど半分が二぀目の条件も満たすので求める答えは $\\dfrac{{}\\_{14}\\mathrm{C}\\_{7}}{2} = \\bf{1716}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc179/editorial/5563" }, { "content": " 圢匏的べき玚数を甚いた解法です\r\n\r\n\r\n 公匏解説ず同様にマス目を癜黒に塗り分けるずき $c_i=i+1行目にある黒マスの数-i行目にある黒マスの数$ ずするただし $c_0=1行目にある黒マスの数,c_7=7-7行目にある黒マスの数$ ずする \\\r\n 公匏解説より $c_0,
,c_7$ は非負敎数であり総和は $7$ である黒マスの個数は $7c_0+6c_1+
+c_6$ 個で条件よりこれは奇数 \\\r\n たた非負敎数の組 $(c_0,c_1,
,c_7)$ ず各マスの数の割り圓お方は䞀察䞀察応しおいるこずから䞊蚘を満たす組 $(c_0,c_1,
,c_7)$ の個数を数えればよい \\\r\n ここで $7c_0+6c_1+
+c_6$ が奇数ずいう条件は $c_0+c_2+c_4+c_6$ が奇数であるこずに等しい \\\r\n したがっお $f(x,y)=\\left(\\dfrac{1}{1-xy}\\right)^4\\left(\\dfrac{1}{1-x}\\right)^4$ ずするず求めるべき倀は $f(x,y)$ の $x$ の次数が $7$ で $y$ の次数が奇数である項の係数の総和であるこれは以䞋のように求められる\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n[x^7]\\dfrac{1}{2}(f(x,1)-f(x,-1))&=[x^7]\\dfrac{1}{2}\\left\\lbrace\\dfrac{1}{(1-x)^8}-\\dfrac{1}{(1-x)^4(1+x)^4}\\right\\rbrace \\\\\\\\\r\n&=\\dfrac{1}{2}(_{14}\\mathrm{C}_7-0) \\\\\\\\\r\n&=\\mathbf{1716}\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\n ただし以䞋の匏を甚いた\r\n$$\\dfrac{1}{(1-x)^n}=\\sum_{i=0}^{\\infty}\\binom{i+n-1}{n-1}x^i$$", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc179/editorial/5563/295" } ]
 $7\times7$ のマス目の各マスに敎数を䞀぀ず぀曞き蟌みたすただし曞き蟌む数は $0$ 以䞊 $13$ 以䞋であり曞き蟌たれない数があっおも耇数のマスに曞き蟌たれた数があっおも良いものずしたす䞊から $i$ 行目巊から $j$ 列目にあるマスに曞かれた数を $a_{i,j}$ で衚すずき以䞋をすべおみたす曞き蟌み方は䜕通りありたすか - $k=1,2,\ldots,7$ それぞれに぀いお以䞋がずもに成り立぀ $$a_{k,1} \lt a_{k,2} \lt \cdots \lt a_{k,7},\quad a_{1,k} \lt a_{2,k} \lt \cdots \lt a_{7,k}.$$ - すべおのマスに曞かれた数の総和は奇数である
OMC179 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc179
https://onlinemathcontest.com/contests/omc179/tasks/6934
F
OMC179(F)
400
44
123
[ { "content": " $x=q+r, y=r+p, z=p+q$ ずすれば条件匏は\r\n$$q^2+qr+r^2=\\frac{25}{4},\\quad r^2+rp+p^2=\\frac{49}{4},\\quad p^2+pq+q^2=16$$\r\nず眮き換えられるここで$X$ を䞭心ずする䞀蟺 $\\sqrt3$ の正䞉角圢 $ABC$ に察しお\r\n$$\\overrightarrow{XP} = p\\overrightarrow{XA},\\quad \r\n\\overrightarrow{XQ} = q\\overrightarrow{XB},\\quad \r\n\\overrightarrow{XR} = r\\overrightarrow{XC}$$\r\nずなるように $3$ 点 $P, Q, R$ をずるず$QR=5\\/2, RP = 7\\/2, PQ=4$ ずなるたた盎線 $QR$ に぀いお点 $P$ ず反察偎に点 $S$ を䞉角圢 $QRS$ が正䞉角圢ずなるように取れば\r\n$$p+q+r=XP+XQ+XR=PS$$\r\nずなる$\\angle PQR =60^\\circ,QS=QR=5\\/2$ であるから\r\n$$PS=\\sqrt{PQ^2 + QS^2 + PQ\\times QS} = \\frac {\\sqrt{129}} 2$$ ずなるので$x+y+z=2(p+q+r)=\\sqrt{129}$ であるから求める倀は $\\mathbf {129}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc179/editorial/6934" }, { "content": "1぀めの匏\r\n$$(y-z)^2+3x^2=25$$\r\n\r\n2぀めの匏\r\n$$(z-x)^2+3y^2=49$$\r\n\r\n3぀めの匏\r\n$$(x-y)^2+3z^2=64$$\r\n\r\n1぀めの匏から2぀めの匏を匕くず\r\n$$(y-z)^2+3x^2-(z-x)^2-3y^2=25-49=-24$$\r\n実は因数分解できる.\r\n$$2(x+y+z)(x-y)=-24$$\r\n$$(x+y+z)(x-y)=-12$$\r\n\r\n他のペアに぀いおも同様にするず\r\n$$(x+y+z)(y-z)=-\\dfrac{15}{2}$$\r\n$$(x+y+z)(z-x)=\\dfrac{39}{2}$$\r\n\r\nここで,$x+y+z=k$ずおく.\r\n\r\n$k^2$を求めればOK\r\n\r\n\r\n$$x-y=-\\dfrac{12}{k},y-z=-\\dfrac{15}{2k},z-x=\\dfrac{39}{2k}$$\r\n\r\n最初の匏をすべお足す\r\n\r\n$$(x-y)^2+(y-z)^2+(z-x)^2+3(x^2+y^2+z^2)=25+49+64=138$$\r\n\r\nこのずき,簡単な蚈算より,巊蟺は\r\n\r\n$$(x+y+z)^2+2(y-z)^2+2(z-x)^2+2(z-x)^2$$\r\n\r\nず等しいこずが分かる.\r\n\r\nよっお,\r\n\r\n$$k^2+\\dfrac{576}{2k^2}+\\dfrac{225}{2k^2}+\\dfrac{1521}{2k^2}=138$$\r\n\r\nたずめるず\r\n\r\n$$k^2+\\dfrac{1161}{k^2}=138$$\r\n\r\n$$k^4-138k^2+1161=0$$\r\n\r\n$1161=3^3\\times 43$に泚意するず\r\n\r\n$$(k^2-9)(k^2-129)=0$$\r\n\r\nここで,$k^2=9$であるならば,\r\n\r\n$$(x^2+y^2+z^2)+2(xy+yz+zx)=9$$\r\n$$5(x^2+y^2+z^2)-2(xy+yz+zx)=138$$\r\nであるため,\r\n$$x^2+y^2+z^2=\\dfrac{49}{2},xy+yz+zx=-\\dfrac{31}{4}\\lt 0$$\r\nずなっお,$x,y,z$が正の実数であるこずに矛盟.\r\n\r\nよっお,$k^2=129$でなくおはいけない.", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc179/editorial/6934/296" } ]
 正の実数 $x,y,z$ は $$ (y-z)^2+3x^2=25,\quad (z-x)^2+3y^2=49,\quad (x-y)^2+3z^2=64$$ をみたしおいたすこのずき$(x+y+z)^2$ の倀を解答しおください
矢䞊杯2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/tasks/9379
A
矢䞊杯2023(A)
100
180
210
[ { "content": " $1$ 桁の正敎数の総和は $45$ でありたた$m$ 以䞊 $n$ 以䞋の敎数の総和は $4$ 以䞊の $2$ べきになりえないから$9,\\\\, 25,\\\\, 27,\\\\, 36$ になるものを考えればよい平均倀に泚目するこずで仮定を満たす組 $(m, n)$ は\r\n$$ (4, 5),\\quad (2, 4),\\quad (3, 7),\\quad (2, 7),\\quad (1, 8) $$\r\nであるこずが分かり求める総和は $\\bm{1041}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/editorial/9379" } ]
 $10$ 進法で $1$ 桁の正敎数の組 $(m, n)$ であっお$m \lt n$ をみたし$m$ 以䞊 $n$ 以䞋の敎数の総和が环乗数になるものすべおに぀いお$n^m$ の総和を求めおください <details><summary>环乗数ずは<\/summary>  **环乗数**ずは「ある正敎数 $a$ ず $2$ 以䞊の敎数 $k$ が存圚しお$a^k$ ず衚せる数」をさしたす <\/details>
矢䞊杯2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/tasks/9392
B
矢䞊杯2023(B)
100
175
179
[ { "content": " 䞉角圢 $ABC$ の倖接円を $\\Gamma$ ずし盎線 $AD$ ず $\\Gamma$ の亀点を $D^{\\prime}\\ (\\neq A)$盎線 $AE$ ず $\\Gamma$ の亀点を $E^{\\prime}\\ (\\neq A)$ ずする角床远跡により $D,\\ D^{\\prime},\\ E,\\ E^{\\prime}$ は同䞀円呚䞊にあるこずがわかるしたがっお\r\n$$\r\nAB=AC=a,\\quad AD=x,\\quad DD^{\\prime}=x^{\\prime},\\quad AE=y,\\quad EE^{\\prime}=y^{\\prime}\r\n$$\r\nずすれば方べきの定理および䞉平方の定理などより以䞋が成立する\r\n$$\r\n\\begin{cases}\r\n x^2+y^2 &=23^2\\\\\\\\\r\n a^2 &= x\\left(x+x^{\\prime}\\right)=y\\left(y+y^{\\prime}\\right)\\\\\\\\\r\n xx^{\\prime} &= 24\\times 32\\\\\\\\\r\n yy^{\\prime} &= 9 \\times 47\r\n\\end{cases}\r\n$$\r\nこれを解くこずで $x^2=92,\\ y^2=437$ を埗るので$a^2=\\bm{860}$ である\r\n ---\r\n**別解.** $DE$ の䞭点を $M$ ずするず\r\n$$ AM = \\frac{23}2,\\quad BM = 9 + \\frac{23}2 = \\frac{41}2,\\quad CM = 24 + \\frac{23}2 \r\n= \\frac{71}2 $$\r\nであるからStewart の定理より求める倀は\r\n$$ \\left(\\frac{23}2\\right)^2 + \\frac{41}2 \\times \\frac{71}2 = \\bm{860}. $$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/editorial/9392" }, { "content": "[方針 $1$ ] 二等蟺䞉角圢はたっぷた぀に&よくある盎角䞉角圢の盞䌌で解決 \r\n\r\n$A$ から $BC$ に䞋ろした垂線の足を $H$ ずする$BH=CH=28$ より$DH=19,EH=4$ ずなる \r\nここで角床远跡により $\\triangle{DHA}$ ず $\\triangle{AHE}$ は盞䌌ずわかる \r\n\r\nよっお ${AH}^2=DH\\times EH=76$ より${AB}^2={BH}^2+{AH}^2=28^2+76=\\textbf{860}$ \r\n\r\n[方針 $2$ ]方べきの倀を利甚しお補助線を匕かずに解決 \r\n\r\n䞭心 $A$ で半埄 $AB=AC=r$ の円 $\\omega$ に察する点 $P$ の方べきの倀を $Pow_{\\omega}(P)$ で衚すこずにする \r\n$-Pow_{\\omega}(D)=r^2-{AD}^2=9\\times47$ \r\n$-Pow_{\\omega}(E)=r^2-{AE}^2=32\\times24$ \r\n${AD}^2+{AE}^2=23^2$ \r\nより$3$ 匏を足し合わせお $2$ で割るこずで$r^2=\\textbf{860}$ を埗る", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/editorial/9392/291" } ]
 $AB=AC$ なる䞉角圢 $ABC$ がありたす蟺 $BC$ 䞊に点 $D,E$ を$B,D,E,C$ がこの順で䞊ぶようにずったずころ以䞋が成立したした $$ BD=9,\quad DE = 23, \quad EC=24,\quad \angle DAE=90^\circ. $$ このずき蟺 $AB$ の長さの $2$ 乗を解答しおください
矢䞊杯2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/tasks/9393
C
矢䞊杯2023(C)
100
100
144
[ { "content": " 合同匏の法は $9$ ずする\\\r\n 正敎数 $n$ に぀いおその桁和を $S(n)$ で衚すこずにするず$n \\equiv S(n)$ が成立する$A,\\ Y$ に入れた数字を $a,\\ y$䜿わない数字を $x_1\\lt x_2$ ずおくず$\\text{YAGAMIFES}$ に $1$ 桁の数字を入れお出来た数字が $9$ の倍数になるためには\r\n$$\r\n45+a-x_1-x_2\\equiv x_1+x_2-a \\equiv 0\r\n$$\r\nが必芁があるここでもし $x_1$ が $0$ たたは $9$ であったずするず$x_2 \\equiv a$ か぀ $x_2, a$ がいずれも $1$ 桁の敎数であるこずから $x_2=a$ ずなっおしたうがこれは䞍適である同様なこずは $x_2$ に぀いおもいえるから$x_1,x_2$ はいずれも $1$ 以䞊 $8$ 以䞋の敎数である以䞋$x_1+x_2=k$ ずおく$3\\leq k \\leq 15$ に留意せよ\r\n - $k \\not \\equiv 0$ のずき\\\r\n$k\\equiv a$ なる $a\\ (a\\neq x_1, x_2)$ がただ $1$ ぀存圚する各$k$に察し$x_1<x_2$ か぀ $x_1+x_2=k$ を満たすような組$(x_1,x_2)$の数は$3 \\leq k \\lt 9$ のずき $\\left\\lfloor (k-1)\\/2 \\right\\rfloor$通り$9 \\lt k\\leq 15$ のずき $\\left\\lfloor (17-k)\\/2 \\right\\rfloor$通り存圚し合蚈で $24$ 通りあるこれら $24$ 通りの堎合のいずれにおいおも$\\text A$ 以倖の $7$ ぀のアルファベットに$0$ を含む$7$ ぀の $1$ 桁の数字をあおはめる必芁がありこの堎合の数は $y \\neq 0$ を鑑みるず $6\\times 6!$ 通りである\r\n - $k=9$ のずき\\\r\n$a=0$ たたは $9$ が適するたた$x_1\\lt x_2$ か぀ $x_1+x_2=9$ を満たすような組 $(x_1,x_2)$ の数は $4$ 通り存圚する$\\text A$ 以倖の $7$ ぀のアルファベットに $7$ ぀の䞀桁の数字をあおはめる堎合の数は $a=9$ のずき $6\\times 6!$ 通り$a=0$ のずき $7!$ 通り存圚する\r\n\r\n 以䞊より求める堎合の数は $24\\times 6 \\times 6! + 4\\times (6\\times 6!+7!) = \\bm{141120}$ 通りである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/editorial/9393" } ]
 長さ $9$ の文字列 $\text{YAGAMIFES}$ は $8$ 皮類のアルファベットで構成されおいたす各アルファベットに $0$ から $9$ の数字を $1$ ぀ず぀入れお $9$ 桁の正敎数を぀くりたすただし$\text Y$ に $0$ を入れおはいけたせん同じアルファベットには同じ数字を異なるアルファベットには異なる数字を入れるずき埗られる正敎数が $9$ の倍数になるような方法は䜕通りありたすか
矢䞊杯2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/tasks/9394
D
矢䞊杯2023(D)
100
60
76
[ { "content": " $\\triangle{ABC}$ の垂心を $H$倖接円を $\\Gamma$ ずする簡単な角床远跡から四角圢 $HBDC$ が平行四蟺圢であるこずがわかるので$D$ は $\\Gamma$ 䞊に存圚し$AD$ は $\\Gamma$ の盎埄である同様なこずが $E,F$ に぀いおもいえる\\\r\n $\\triangle{ABC}$ の面積を $S$ ずおくず$R_1, R_2, R_3$ の面積はすべお $2S$ であるたた$\\triangle{ABF}\\equiv \\triangle{DEC}$ などがわかるから\r\n$$\r\nx+y+z+S= \\operatorname{Area}(R_2) = 2S \\Longrightarrow\\ x+y+z=S\r\n$$\r\nを埗るさらに$\\triangle{BDE},\\ \\triangle{CEF},\\ \\triangle{AFD}$ に぀いお以䞋が成り立぀\r\n$$\r\n\\begin{cases}\r\n\\operatorname{Area}(\\triangle{BDE}) = S - x = 23\\\\\\\\\r\n\\operatorname{Area}(\\triangle{CEF}) = S - y = 24\\\\\\\\\r\n\\operatorname{Area}(\\triangle{AFD}) = S - z = 25\r\n\\end{cases}.\r\n$$\r\n これを解くこずで$x=13,\\ y=12,\\ z=11$ を埗るから回答すべき倀は $\\textbf{1716}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/editorial/9394" } ]
 鋭角䞉角圢 $ABC$ があり$3$ ぀の長方圢 $R_1,R_2,R_3$ が以䞋の条件をみたしたす - 長方圢 $R_1$ のある䞀蟺は線分 $CA$ でありその向かい合う蟺は点 $B$ を通る - 長方圢 $R_2$ のある䞀蟺は線分 $AB$ でありその向かい合う蟺は点 $C$ を通る - 長方圢 $R_3$ のある䞀蟺は線分 $BC$ でありその向かい合う蟺は点 $A$ を通る  さらに$R_1, R_2$ 䞡方の蟺䞊にあっおいずれの長方圢の頂点でもない点がただ $1$ ぀存圚するのでそれを点 $D$ ずしたす同様に $R_2,R_3$ に察しお点 $E$ を$R_3,R_1$ に察しお点 $F$ をそれぞれ定めるず以䞋が成立したした $$ \operatorname{Area}(\triangle{BDE})=23,\quad \operatorname{Area}(\triangle{CEF})=24,\quad \operatorname{Area}(\triangle{AFD})=25. $$ このずき $$ \operatorname{Area}(\triangle{ABF})=x,\quad \operatorname{Area}(\triangle{BCD})=y, \quad \operatorname{Area}(\triangle{CAE})=z $$ なる実数 $x,y,z$ に぀いおそれらの積 $xyz$ を解答しおください\  ただし$\operatorname{Area}(\triangle{XYZ})$ で $\triangle{XYZ}$ の面積を衚すものずしたす
矢䞊杯2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/tasks/9395
E
矢䞊杯2023(E)
100
9
37
[ { "content": " たずはじめに数列 $\\\\{F_n\\\\}$ に関しお成り立぀䞍等匏を瀺しおおく$F_0=0$ ずする\r\n\r\n---\r\n\r\n**補題.** $n\\geq 3$ に察し $F_1+F_2+\\cdots+F_n \\lt 2(F_n+F_{n-2})$\\\r\n**蚌明.** $F_1+F_2+\\cdots+F_{n-1} = F_{n+1}-1$ に留意するず瀺すべき䞍等匏は $F_{n+1}-1\\lt F_n+2F_{n-2}$ ず同倀さらに挞化匏を繰り返し甚いお敎理するこずにより瀺すべき䞍等匏は $F_{n-3}-1\\lt F_{n-2}$ ず同倀になるが$n \\geq 3$ でこれは真以䞊より元の䞍等匏も真である\r\n\r\n---\r\n\r\n では$f(p,q) \\gt 0$ ずなる $(p,q)$ の条件を考えよう$2(F_{q}+F_{q-2}) \\lt 2F_{q}+F_{q-2}+F_{q-1}=3F_{q}$ であるから補題より\r\n$$\r\nF_1+F_2+\\cdots F_{q-1} \\lt 2F_{q}\r\n$$\r\nである$p\\geq 3$ の時どのような分割を斜しおも$F_{q}$を芁玠に含たない集合 $S$ であっお\r\n$$\r\n\\sum_{k\\in S} F_k \\leq \\dfrac{F_1+F_2+\\cdots+F_{q-1}}{2}\r\n$$\r\nずなるものが存圚するしたがっお分割によっおできた集合のうち $F_{q}$ を芁玠に含む集合を $S^{\\prime}$ ずすれば$\\sum_{k\\in S} F_k \\lt \\sum_{k\\in S^{\\prime}} F_k$ が成立するため$f(p,q)=0$ である\\\r\n $p=2$ のずき $F_{1}+F_{2}+\\cdots +F_{q}$ の倀を $2$ を法ずしおみればそれらは $1,0,0,1,0,0,1,\\ldots$ ず呚期的に倉化しおいるこずがわかる$q\\equiv 1 \\pmod{3}$ のずき$F_{1}+F_{2}+\\cdots +F_{q}$ の倀は奇数であるから条件を満たすような $2$ ぀の集合の分割は存圚せず$f(p,q)=0$ である䞀方$q\\equiv 0,2 \\pmod{3}$ のずき$q=2$ であれば $\\\\{\\\\{1\\\\},\\\\{1\\\\}\\\\}$ が$q=3$ であれば $\\\\{\\\\{1,1\\\\},\\\\{2\\\\}\\\\}$ が条件を満たす挞化匏 $F_{n+3}=F_{n+2}+F_{n+1}$ よりある $n$ で条件を満たす分割が存圚するならば$n+3$ でも条件を満たす分割が存圚するので $f(p,q)\\geq 1$ が蚀える\r\n\r\n 最埌に$f(2,q)\\geq 1$ なる正敎数 $q$ に察し$f(2,q)$ の具䜓的な倀を決定しよう分割埌の$2$ ぀の集合に぀いおその集合の芁玠の総和は $(F_1+F_2+\\cdots+F_{q})\\/2$ であるこずに泚意しおほしい$q\\geq4$ の堎合においおもし $F_{q-2},\\ F_{q}$ が同䞀の集合 $S$ に含たれおいるずするず補題より\r\n$$\r\n\\sum_{k\\in S} k \\geq F_{q}+F_{q-2} \\gt \\dfrac{F_1+F_2+\\cdots+F_{q}}{2}\r\n$$\r\nであるからこのずき条件を満たすように分割するこずができない$F_{q-1},\\ F_{q}$ が同䞀の集合 $S$ に含たれおいるずした堎合でも同様の結論を埗るこずができるから$F_{q}$ ず $F_{q-2},\\ F_{q-1}$ は別の集合に含たれおいるこずになるずころで $F_{q}=F_{q-2}+F_{q-1}$であるから$U_{q}$ の分割の仕方は $U_{q-3}$の分割の仕方に垰着するこずができる$q=2,3,5$ の分割の方法がいずれも$1$皮類ずしお数えられるこずに泚意すれば\r\n$$\r\nf(2,q)=\r\n\\begin{cases}\r\n 1 &(q=2,3,5)\\\\\\\\\r\n 2^{\\frac{q}{3}-1} &(q=6,9,12,\\ldots)\\\\\\\\\r\n 2^{\\frac{q-2}{3}-1} &(q=8,11,14,\\ldots)\r\n\\end{cases}\r\n$$\r\nずなる以䞊より求める倀は以䞋のように蚈算できる\r\n$$\r\n\\sum_{2\\leq p\\leq q\\leq 100} f(p,q) = 3+(2+2^{2}+\\cdots +2^{31})+(2+2^{2}+\\cdots + 2^{32})=\\textbf{12884901887}.\r\n$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/editorial/9395" }, { "content": "[远蚘] 問題文が修正されたした. 珟圚公開されおいる問題は, 公匏解説ず敎合しおいたす.\r\n\r\n<details><summary>元の問題文<\\/summary>\r\n実数列 $\\left\\\\{F_{n}\\right\\\\}$ は以䞋の挞化匏をみたすものずしたす\r\n$$\r\nF_{1}=F_{2}=1, \\quad F_{n+2}=F_{n+1}+F_{n} \\quad (n \\geq 1).\r\n$$\r\nいた, 正敎数 $p \\leq q$ に察し, $U_{q}=\\\\{1,2, \\ldots, q\\\\}$ ずし, $U_{q}$ を空でない $p$ 個の集合に分割する方法分割埌の集合の順序は区別しないであっお以䞋の条件をみたすものの個数を $f(p, q)$ ずおきたす\r\n\r\n- 分割埌の $p$ 個の集合を $S_{1}, S_{2}, \\ldots S_{p}$ ずしたずき,\r\n$$\r\n\\sum_{k \\in S_{1}} F_{k}=\\sum_{k \\in S_{2}} F_{k}=\\cdots=\\sum_{k \\in S_{p}} F_{k}.\r\n$$\r\n\r\n$2 \\leq p \\leq q \\leq 100$ をみたす正敎数の組 $(p, q)$ すべおに察し $f(p, q)$ を求め, それらの総和を解答しおください.\r\n\r\n<details><summary>集合の分割に぀いお<\\/summary>\r\n\r\n$p$ 個の集合 $S_{1}, S_{2}, \\ldots S_{p}$ が以䞋の条件をみたすずき, 集合 $U_{q}$ の **分割** であるずいいたす\r\n- $1 \\leq i \\lt j \\leq p$ ならば $S_{i} \\cap S_{j}=\\varnothing$.\r\n- $S_{1} \\cup S_{2} \\cup \\cdots \\cup S_{p}=U_{q}$\r\n<\\/details>\r\n<\\/details>\r\n\r\n---\r\n\r\n【公匏解説誀りの指摘】\r\n\r\n$U_{q}$ を分割する方法は, 各芁玠が $S_{1}, S_{2}, \\ldots , S_{p}$ のいずれに属するかで区別される (分割埌の集合の順序は区別しない). そのため, $F_{1}=F_{2}$ であっおも, $1 \\in S_{1}, 2 \\in S_{2}$ ず $1 \\in S_{2}, 2 \\in S_{1}$ を区別しお蚈䞊される.\r\n\r\n公匏解説では, 誀っおこれらを区別しおいないため, $q=5, 8, 11, \\ldots$ のずきの $f(p, q)$ の倀を本来の $\\frac{1}{2}$ 倍ずしお算出しおいる.\r\n\r\n<details><summary>[公匏解説](https:\\/\\/onlinemathcontest.com\\/contests\\/yagamihai2023\\/editorial\\/9395)の該圓箇所<\\/summary>\r\n$q=2,3,5$ の分割の方法がいずれも 1 皮類ずしお数えられるこずに泚意すれば,\r\n$$\r\nf(2,q)=\\begin{cases}\r\n 1 & (q=2,3,5) \\\\\\\\\r\n 2^{\\frac{q}{3}-1} & (q=6, 9, 12, \\ldots) \\\\\\\\\r\n 2^{\\frac{q-2}{3}-1} & (q=8, 11, 14, \\ldots)\r\n\\end{cases}\r\n$$\r\nずなる. 以䞊より, 求める倀は以䞋のように蚈算できる\r\n$$\r\n \\sum_{2 \\leq p \\leq q \\leq 100} f(p, q)=3+\\left(2+2^{2}+\\cdots+2^{31}\\right)+\\left(2+2^{2}+\\cdots+2^{32}\\right)=\\mathbf{12884901887}.\r\n$$\r\n<\\/details>\r\n\r\n<details><summary>修正埌<\\/summary>\r\n$$\r\nf(2,q)=\\begin{cases}\r\n 2^{\\frac{q}{3}-1} & (q=3, 6, 9, \\ldots) \\\\\\\\\r\n 2^{\\frac{q-2}{3}} & (q=2, 5, 8, \\ldots)\r\n\\end{cases}\r\n$$\r\nずなる. 以䞊より, 求める倀は以䞋のように蚈算できる\r\n$$\r\n\\sum_{2 \\leq p \\leq q \\leq 100} f(p, q)=2\\left(2^{0}+2^{1}+\\cdots+2^{32}\\right)=2\\left(2^{33}-1\\right)=\\mathbf{17179869182}.\r\n$$\r\n<\\/details>", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/editorial/9395/290" } ]
【9\/24 22:50】問題文を修正したした登録されおいる解答の数倀は同じです ----  実数列 $\\{F_n\\}$ は以䞋の挞化匏をみたすものずしたす $$ F_1=F_2=1,\quad F_{n+2}=F_{n+1}+F_n \quad (n\geq 1). $$  いた正敎数 $p \leq q$ に察し**倚重集合** $U_{q}$ を $U_q=\\{F_1,F_2,\ldots, F_q\\}$ で定め$U_{q}$ を空でない $p$ 個の倚重集合に分割する方法分割埌の倚重集合の順序は区別しないであっお以䞋の条件をみたすものの個数を $f(p,q)$ ずおきたす - 分割埌の $p$ 個の倚重集合を $S_1, S_2 ,\ldots S_p$ ずしたずき $$ \sum_{k\in S_1} k = \sum_{k\in S_2} k = \cdots = \sum_{k\in S_p} k. $$  $2\leq p \leq q \leq 100$ をみたす正敎数の組 $(p,q)$ すべおに察し $f(p,q)$ を求めそれらの総和を解答しおください
矢䞊杯2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/tasks/9440
F
矢䞊杯2023(F)
100
79
104
[ { "content": " たず補題ずしお以䞋の二぀が成り立぀こずを蚌明する\r\n\r\n 1.  $k=1,2,3,4,5$ に察し$x_1+x_2+⋯+x_k=\\frac12a_k(a_k+1)$ を満たす非負敎数 $a_k$ が存圚する\r\n 2.  $\\lbrace a_k\\rbrace$ に察し$a_1 \\in \\lbrace0,1 \\rbrace$ であり$k=1,2,3,4$ に察しお$a_{k+1}-a_k\\in\\lbrace-1,0,1\\rbrace$ が成立する\r\n\r\nこれらは数孊的垰玍法によっお次のように蚌明できる\r\n\r\n(i) $k=1$ のずき$x_1^2=x_1^3 \\iff x_1\\in\\lbrace 0,1\\rbrace$ でありそれぞれ $a_k=0,1$ に察応する\r\n\r\n(ii) $k=n$ のずき成立するずしお$k=n+1$ のずき条件は\r\n$$\\left\\lbrace\\frac12 a_n (a_n+1)+x_{n+1} \\right\\rbrace^2=\\left\\lbrace\\frac12 a_n (a_n+1)\\right\\rbrace^2+x_{n+1}^3$$\r\nこれを敎理すれば\r\n$$x_{n+1}^3-x_{n+1}^2-a_n(a_n+1) x_{n+1}=0 \\iff x_{n+1}\\in \\lbrace-a_n,0,a_n+1\\rbrace$$\r\nでありそれぞれ $a_{n+1}=a_n-1,a_n,a_n+1$ に察応するこずがわかる$a_n=0$ のずきは$a_{n+1}=a_n-1$ ず $a_{n+1}=a_n$ が同じ結果を䞎えるから$a_n$ は぀ねに非負敎数であるずするこずできる\r\n\r\n 逆に蚌明の過皋から二぀の条件が䞎匏を導くこずも埓ういた\r\n$$a_1\\in\\lbrace 0,1\\rbrace,\\quad \\ a_{m+1}-a_{m}\\in\\lbrace -1,0,1\\rbrace\\quad (m=1,2\\ldots,n-1),\\quad \\ a_n=k$$\r\nをみたす非負敎数の組 $(a_1,a_2,\\ldots,a_n)$ の個数を $f(n,k)$ で衚すずこれは次の挞化匏をみたす\r\n$$\r\nf(1,k) = \\begin{cases} 1 & (k=0,1) \\\\\\\\ 0 & (k\\ge 2) \\end{cases}, \\quad\r\nf(n+1,k) = \\begin{cases} f(n,0)+f(n,1) & (k=0) \\\\\\\\ f(n,k-1)+f(n,k)+f(n,k+1) & (k\\ge 1) \\end{cases}\r\n$$\r\n\r\nこれを甚いお$n=1,2,3,4,5$に぀いお$f(n,k)$の倀を蚈算するず次のようになる\r\n\r\n$$\\begin{array}{c||c|c|c|c|c}\r\nf(n,k) & n=1 & n=2 & n=3 & n=4 & n=5 \\\\\\\\ \\hline \\hline\r\nk=0 & 1 & 2 & 4 & 9 & 21 \\\\\\\\ \\hline\r\nk=1 & 1 & 2 & 5 & 12 & 30 \\\\\\\\ \\hline\r\nk=2 & 0 & 1 & 3 & 9 & 25 \\\\\\\\ \\hline\r\nk=3 & 0 & 0 & 1 & 4 & 14 \\\\\\\\ \\hline\r\nk=4 & 0 & 0 & 0 & 1 & 5 \\\\\\\\ \\hline\r\nk=5 & 0 & 0 & 0 & 0 & 1 \\\\\\\\ \\hline\r\nk\\geq 6 & 0 & 0 & 0 & 0 & 0\r\n\\end{array}$$\r\n\r\nしたがっお求める倀は $\\displaystyle\\sum_{k=0}^{\\infty}f\\left(5,k\\right)=21+30+25+14+5+1=\\textbf{96}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/editorial/9440" } ]
 $k=1,2,3,4,5$ それぞれに察しお $$ (x_{1}+x_{2}+\cdots+x_{k})^2=x_{1}^3+x_{2}^3+\cdots+x_{k}^3 $$ をみたすような実数の組 $(x_{1},x_{2},x_{3},x_{4},x_{5})$ の個数を求めおください
矢䞊杯2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/tasks/9396
G
矢䞊杯2023(G)
100
50
64
[ { "content": " $\\operatorname{ord}\\_{p}(N)$ で敎数 $N$ が玠数 $p$で割り切れる最倧の回数を$\\operatorname{s}\\_{p}(N)$ で敎数 $N$を $p$ 進数衚瀺したずきの桁和を衚すものずする\\\r\n $n$ 以䞋の玠数 $p$ を任意にずる$n$より倧きい玠数に぀いおは分母・分子のいずれにも衚れないので考える必芁はない分子に぀いお$\\operatorname{ord}\\_{p}(\\operatorname{lcm}\\\\{1,2,\\cdots ,n\\\\})=\\lfloor \\log\\_{p}{n} \\rfloor$ である分母が$p$で割り切れる回数に぀いお考察するために以䞋の定理クンマヌの定理を瀺す\r\n\r\n---\r\n\r\n**定理.** $x+y=z$ なる正敎数 $x,\\ y,\\ z$ に぀いお${}\\_{z} \\mathrm{C}\\_{x}$ が玠数 $p$ で割り切れる最倧の回数は $\\dfrac{s_{p}{(x)}+s_{p}{(y)}-s_{p}{(z)}}{p-1}$ でありこの倀は$p$ 進法での $x+y=z$ の筆算で起こる繰り䞊がりの回数に等しい\r\n\r\n**蚌明.** $n=n_{r}p^r+n_{r-1}p^{r-1}+\\cdots +n_0p^{0}$ ず $p$ 進数衚蚘されおいるずき$n!$ が $p$ で割り切れる最倧の回数はルゞャンドルの定理より\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\sum_{k=1}^{\\infty} \\Bigl\\lfloor \\dfrac{n}{p^k} \\Bigl\\rfloor \r\n&= (n_{r}p^{r-1}+n_{r-1}p^{r-2}+\\cdots +n_1p^{0})+(n_{r}p^{r-2}+n_{r-1}p^{r-3}+\\cdots +n_2p^{0}) + \\cdots + n_{r}p^{0}\\\\\\\\\r\n& = n_{r} \\dfrac{p^r-1}{p-1} +n_{r-1} \\dfrac{p^{r-1}-1}{p-1} + \\cdots+ n_{1} \\dfrac{p^1-1}{p-1} +n_{0} \\dfrac{p^0-1}{p-1}\\\\\\\\\r\n& = \\dfrac{n-s_p(n)}{p-1}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nであるから${}\\_{x} \\mathrm{C}\\_{y}$ は玠数 $p$ で最倧 $\\dfrac{s_{p}{(x)}+s_{p}{(y)}-s_{p}{(z)}}{p-1}$回割り切れる\\\r\n 繰り䞊がりに぀いお$p$ 進数での $x+y$ の筆算で繰り䞊がりが起こらないずき$s_{p}{(x)}+s_{p}{(y)}=s_{p}{(z)}$ずなるから䞻匵は正しい次に$r$ 桁目のみで繰り䞊がりが起こるずするず$x,\\ y,\\ z$ の $r$ 桁目の数字を $x_r,\\ y_r,\\ z_r$ ずすれば $x_r+y_r=z_r+p$ ずなり$r+1$ 桁目では繰り䞊がりにより $1+x_{r+1}+y_{r+1}=z_{r+1}$ ずなるから$s_{p}{(x)}+s_{p}{(y)}-s_{p}{(z)}$ の倀は $p-1$ だけ増加する繰り䞊がりの回数が増えおも同様な議論ができ䞀回の繰り䞊がりに぀き $s_{p}{(x)}+s_{p}{(y)}-s_{p}{(z)}$ の倀は $p-1$ だけ増加するこずがいえるので定理を瀺すこずができた蚌明終\r\n\r\n---\r\n\r\n クンマヌの定理よりある玠数 $p$ によっお $n+1=p^r$ ず衚されるずき䟋えば $x=(p^r-1)\\/(p-1)$ ずすれば $p$ 進数での $x+(n-x)$ の筆算においお $r$ 回繰り䞊がりが生じるので\r\n$$\r\n\\operatorname{ord}\\_{p}\\\\{{}\\_{n+1} \\mathrm{C}\\_{1},{}\\_{n+1} \\mathrm{C}\\_{2},\\ldots,{}\\_{n+1} \\mathrm{C}\\_{n}\\\\}=r\\gt \\lfloor \\log\\_{p}{n} \\rfloor\r\n$$\r\nであるしたがっお䞎えられた倀は敎数倀になりえない\\\r\n 䞀方$p^{r} \\lt n+1 \\lt p^{r+1}$ を満たす非負敎数 $r$ が存圚するずきどのような敎数 $1\\leq x \\leq n$ をずっおきおも $p$ 進数での $x+(n-x)$ の筆算においお繰り䞊がりは高々 $r\\leq \\lfloor \\log\\_{p}{n} \\rfloor$ 回しか生じないので玄分をおこなうこずで分母には玠因数 $p$ が珟れない以䞊より題意を満たす必芁十分条件は $n+1$ が玠数べきではないこずである\r\n\r\n $3$ 以䞊 $1001$ 以䞋の敎数は $999$ 個あり玠数衚より $1001$ 未満の玠数は $168$ 個存圚するこの範囲においお\r\n - $2$ の玠数べき$2^2$ から $2^9$ たでの $8$ 個\r\n - $3$ の玠数べき$3^1$ から $3^6$ たでの $6$ 個\r\n - $5$ の玠数べき$5^1$ から $5^4$ たでの $4$ 個\r\n - $7$ の玠数べき$7^1$ から $7^3$ たでの $3$ 個\r\n - $11,13,17,19,23,29,31$ の玠数べき指数ずしお考えられるものは $1,2$ であり合蚈 $14$ 個\r\n - $37$ 以降の玠数の玠数べき指数ずしお考えられるものは $1$ のみであり合蚈 $157$ 個\r\n\r\nであるから題意を満たす敎数は $999-(8+6+4+3+14+157)=\\textbf{807}$ 個存圚する", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/editorial/9396" } ]
 $2$ 以䞊 $1000$ 以䞋の敎数 $n$ であっお $$ \dfrac{\mathrm{lcm}\\{1,2,\ldots,n\\}} {\mathrm{lcm}\\{ {}\_{n+1}\mathrm{C}\_{1},\\, {}\_{n+1}\mathrm{C}\_{2},\\, \ldots ,\\,{}\_{n+1}\mathrm{C}\_{n} \\}} $$ が敎数であるものはいく぀ありたすか ただし$\mathrm{lcm}\\{x_1, x_2, \ldots, x_n\\}$ で$n$ 個の敎数 $x_1, x_2, \ldots, x_n$ の最小公倍数を衚すものずしたす
矢䞊杯2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/tasks/9381
H
矢䞊杯2023(H)
100
16
22
[ { "content": " 䞎匏を $S\\_n$ ずおくず $S\\_1 = -1$以䞋 $n\\ge 2$ ずする \r\n $s = r + k$ ずしお\r\n$$ S\\_n = \\sum\\_{s=0}^ns^n\\\\, \\sum\\_{r=0}^s \\left(-1\\right)^r\\left(s - r + 1\\right) \\binom nr. $$\r\nたた\r\n$$ \\sum\\_{r=0}^s \\left(-1\\right)^r \\binom nr = \\sum\\_{r=0}^s \\left(\\left(-1\\right)^r \\binom{n - 1}r - \\left(-1\\right)^{r-1} \\binom{n - 1}{r - 1}\\right) = \\left(-1\\right)^s \\binom{n - 1}s, $$\r\n$$ \\sum\\_{r=0}^s \\left(-1\\right)^r \\left(s - r + 1\\right) \\binom nr = \\sum\\_{r=0}^s \\sum\\_{i=r}^s \\left(-1\\right)^r \\binom nr = \\sum\\_{i=0}^s \\sum\\_{r=0}^i \\left(-1\\right)^r \\binom nr = \\left(-1\\right)^s \\binom{n - 2}s. $$\r\n<details>\r\n<summary>因みに<\\/summary>\r\n\r\n 同様の議論により䞀般に\r\n$$ \\sum\\_{r=0}^s \\left(-1\\right)^r \\mathinner{\\binom{s - r + m}m} \\binom nr = \\left(-1\\right)^s \\binom{n - m - 1}s $$\r\nが成立する\r\n<\\/details>\r\n\r\n よっお\r\n$$ \\left(-1\\right)^n S\\_n = \\sum\\_{s=0}^n \\left(-1\\right)^{n+s} \\mathinner{\\binom{n - 2}s} s^n = \\sum\\_{s=0}^{n-2} \\left(-1\\right)^{n-s-2} \\mathinner{\\binom{n - 2}s} s^n $$ ずなるがこれは OMC008(F) 公匏解説䞭の「補題」ず同様に$n$ 個のボヌルをちょうど $(n - 2)$ 色で塗り分ける堎合の数に等しいしたがっお\r\n$$ \\left(-1\\right)^n S\\_n = \\binom{n - 2}2 \\times \\frac{n!}{(2!)^2} + \\binom{n - 2}1 \\times \\frac{n!}{3!} = \\frac{\\left(n - 2\\right) \\left(3n - 5\\right) n!}{24} $$\r\nが分かり特に $S\\_2 = 0$ \r\n* $\\rule[-8pt]{0pt}{0pt}3 \\le n \\le 16$ のずき \r\n $n - 2,\\\\, 3n - 5 \\gt 0$ は互いに玠より同時に $17$ の倍数にならず垞に $2023 \\nmid S\\_n$ \r\n* $\\rule[-8pt]{0pt}{14pt}17 \\le n \\le 33$ のずき \r\n $\\color{red}{2023 \\mid S\\_n}$ ず$\\color{red}{n - 2,\\hspace{314705sp} 3n - 5\\\\ の䞀方が\\\\ 17\\\\ の倍数であるこず}$ は同倀でそれは $n = 19, 30$\r\n* $\\rule[-8pt]{0pt}{14pt}n \\ge 34$ のずき \r\n 垞に $2023 \\mid S\\_n$\r\n\r\n ゆえに求める総和は\r\n$$ 1 + \\mathord{\\stackrel{\\widehat 2,\\\\, \\widehat{19},\\\\, \\widehat{30}}{\\cdots\\cdots}} + 33 = \\frac{34 \\times 33}2 - 2 - 19 - 30 = \\bm{510}. $$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/editorial/9381" } ]
 次の倀が $2023$ の倍数に**ならない**ような正敎数 $n$ の総和を求めおください $$ \sum_{r=0}^n(-1)^r\mathinner{{}\_n\mathrm C\_r} \sum_{k=0}^{n-r} \left(k + 1\right) \left(k + r\right)^n\mathclose{}. $$
矢䞊杯2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/tasks/9380
I
矢䞊杯2023(I)
100
10
27
[ { "content": " 任意の正敎数 $x$ に察しお $(x + n)^{x+n} \\equiv x^x \\pmod m$ ずなる正敎数 $n$ を呚期ず呌び最小の呚期を基本呚期ず呌ぶこずにするたた以䞋では $m$ を法ずする \r\n 玠数 $p$敎数 $k \\ge p + 1$ に察し $m = p^k$ ずなるずき基本呚期が存圚するず仮定しおそれを $\\ell$ ずおくず$\\ell m$ は呚期になるはずであるが\r\n$$ (p + \\ell m)^{p+\\ell m} = p^{p+\\ell m} \\left(1 + \\ell p^{k-1}\\right)^{p+\\ell m} \\equiv 0,\\qquad 0 \\lt p^p \\lt m $$\r\nより $(p+\\ell m)^{p+\\ell m} \\not\\equiv p^p$ であるから$\\ell m$ は呚期ではなく矛盟よっお基本呚期は存圚しない \r\n 玠数 $p$正敎数 $k \\le p$ に察し $m = p^k$ ずなるずき$p \\mid x$ なる任意の正敎数 $x$ で $x^x \\equiv 0$$p\\nmid x$ なる任意の正敎数 $x$ に察しおEuler の定理より\r\n$$ \\left(x + p^k \\left(p-1\\right)\\right)^{x+p^k(p-1)} \\equiv x^x \\times x^{p\\varphi(p^k)} \\equiv x^x $$\r\nであるから$p^k \\left(p - 1\\right)$ は呚期$m$ の原始根 $r$ がずれお $(p=2$ の堎合も$)$任意の $t = 0, 1, \\ldots, p - 2$ に察し $0 \\lt tp^{k-1} \\lt \\varphi\\mathopen{}\\left(p^k\\right)$ より\r\n$$ \\left(r + tp^k\\right)^{r+tp^k} \\equiv r^r \\times r^{t\\varphi(p^k)} \\times r^{tp^{k-1}} \\equiv r^r \\times r^{tp^{k-1}} \\not\\equiv r^r $$\r\nであるから $tp^k$ は呚期でないたた $k=1$ のずきは\r\n$$ (1 + (p - 1))^{1+(p-1)} = p^p \\equiv 0 \\not\\equiv 1^1 $$\r\nであっお$k \\ge 2$ のずきは\r\n$$ \\begin{aligned}\r\n\\left(1 + p^{k-1} \\left(p - 1\\right)\\right)^{1+p^{k-1}(p-1)} &= \\sum_{i=0}^{1+p^{k-1}(p-1)}\\binom{1 + p^{k-1} \\left(p - 1\\right)}i \\left(p^{k-1} \\left(p - 1\\right)\\right)^i \\\\\\\\\r\n&\\equiv 1 + \\left(1 + p^{k-1} \\left(p - 1\\right)\\right) p^{k-1} \\left(p - 1\\right) \\\\\\\\\r\n&\\equiv 1^1 + p^{k-1} \\left(p - 1\\right)\r\n\\end{aligned} $$\r\nおよび $0 \\lt p^{k-1} \\left(p - 1\\right) \\lt m$ より $\\left(1 + p^{k-1} \\left(p - 1\\right)\\right)^{1+p^{k-1} \\left(p - 1\\right)} \\not\\equiv 1^1$ であるから$p^{k-1} \\left(p - 1\\right)$ は呚期ではないしたがっお $p^k \\left(p - 1\\right)$ は基本呚期 \r\n $m = p\\_1^{k\\_1} \\times\\cdots\\times p\\_a^{k\\_a}\\hspace{303000sp} (p\\_1 \\lt\\cdots\\lt p\\_a,\\hspace{314705sp} k\\_i \\ge 1)$ ず玠因数分解できるずきは䞊の結果より各 $i$ で $k\\_i \\le p\\_i$ のずきに基本呚期が存圚しそのずき $\\operatorname*{lcm}\\mathopen{}\\left(p\\_1^{k\\_1} \\left(p\\_1 - 1\\right)\\mathclose{}, \\ldots, p\\_a^{k\\_a} \\left(p\\_a - 1\\right)\\right)$ が基本呚期これが $m$ に等しいずいうのは指数の条件を満たしたうえで$\\operatorname*{lcm}(p\\_1 - 1, \\ldots, p\\_a - 1) \\mid m$ ず同倀$\\operatorname*{lcm}(p\\_1 - 1, \\ldots, p\\_a - 1)$ は偶数より $m$ も偶数で $p\\_1 = 2$ \r\n* $\\rule[-8pt]{0pt}{8pt}a = 1$ のずき \r\n $m = 2, 4$ のみ \r\n* $\\rule[-8pt]{0pt}{14pt}a = 2$ のずき \r\n $k\\_1 = 1$ ならば $p\\_2 = 3$$k\\_1 = 2$ ならば $p\\_2 = 3, 5$ より\r\n$$ m = 6, 12, 18, 20, 36, 54, 100, 108. $$\r\n* $\\rule[-8pt]{0pt}{0pt}a = 3$ のずき \r\n $p\\_2 - 1 \\lt p\\_2$ が $p\\_1^{k\\_1}$ の玄数でなければならないこずから$p\\_2$ の条件は $a = 2$ のずきず同じ \r\n $m^\\prime \\coloneqq p\\_1^{k\\_1}\\\\, p\\_2^{k\\_2}$ ずしお$m^\\prime = 6$ ならば $p\\_3 = 7$$m^\\prime = 12$ ならば $p\\_3 = 5, 7, 13$$m^\\prime = 18$ ならば $p\\_3 = 7, 19$$m^\\prime = 20$ ならば $p\\_3 = 11$$m^\\prime = 36$ ならば $p\\_3 = 5, 7$$m^\\prime = 54$ ならば $p\\_3 = 7$それ以倖に぀いおは䞊の同倀条件を満たさないか$m$ が $390$ を超えおしたうこのずき\r\n$$ m = 42, 60, 84, 126, 156, 180, 220, 252, 294, 300, 342, 378. $$\r\n* $\\rule[-8pt]{0pt}{0pt}a = 4$ のずき \r\n そもそも $390$ 以䞋になるものが $210,\\\\, 330,\\\\, 390$ しかなくたたこれらは䞍適\r\n\r\n $390$ 以䞋であるこずから $a \\ge 5$ にはならず求める倀は $\\bm{2794}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/editorial/9380" } ]
 次の条件をみたす $2$ 以䞊 $390$ 以䞋の正敎数 $m$ の総和を求めおください - 正敎数 $n$ であっお任意の正敎数 $x$ に察しお $$(x + n)^{x+n} \equiv x^x \pmod m$$ が成り立぀ようなものが存圚しそのうち最小のものが $m$ である
矢䞊杯2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/tasks/9382
J
矢䞊杯2023(J)
100
9
14
[ { "content": " $N = 2520$ ずする頂点 $1,\\\\, \\ldots,\\\\, N$ をそれぞれの人に察応させ頂点を蟺で結ぶこずを察応する $2$ 人が仲良しであるこずに察応させたグラフを $G$ ずするこのずき仲良し $n$ 人組はクリヌク $K\\_n$ に察応し$G$ の $K\\_n$ 党䜓の集合を $K\\_n(G)$ で衚すこずにするここで総和が $N$ である非負敎数の組 $\\bm x \\coloneqq (x\\_1, \\ldots, x\\_N)$ に察し$f\\_r(\\bm x)$ を\r\n$$ f\\_r(\\bm x) = \\sum\\_{|k\\_1\\cdots k\\_r|\\in K_r(G)}\\prod\\_{i=1}^rx_{k_i} $$\r\nで定めるず$v \\ne w,\\hspace{314705sp} vw \\not\\in E(G),\\hspace{314705sp} x\\_v, x\\_w \\ne 0$ なる $v,\\\\, w$ に察し\r\n$$ S\\_v \\coloneqq \\sum\\_{|vk_1\\cdots k_{r-1}|\\in K_r(G)}\\prod\\_{i=1}^{r-1}x\\_{k\\_i} \\ge \\sum\\_{|wk_1\\cdots k_{r-1}|\\in K_r(G)}\\prod\\_{i=1}^{r-1}x\\_{k\\_i} \\eqqcolon S\\_w $$\r\nずしおも䞀般性を倱わず\r\n$$ y\\_k \\coloneqq \\begin{cases}\r\nx\\_v + x\\_w & (k = v) \\\\\\\\\r\n0 & (k = w) \\\\\\\\\r\nx\\_k & (\\text{otherwise})\r\n\\end{cases} $$\r\nずすれば$f\\_r(\\bm y) - f\\_r(\\bm x) = x\\_w \\left(S\\_v - S\\_w\\right) \\ge 0$ より $f\\_r(\\bm y) \\ge f\\_r(\\bm x)$ \r\n ここで $G$ が $K\\_{n+1}$ を持たないずき$\\bm x$ から $\\bm y$ ぞの倉換を可胜な限り繰り返しお組の䞭の正の数を $n$ 個以䞋にできる$(1, \\ldots, 1)$ に察しこれを行ったものを $\\bm c$ ずおき$\\bm c$ から $(N - n)$ 個の $0$ を取り去ったものを $(\\alpha\\_1, \\ldots, \\alpha\\_n)$ ずするず\r\n$$ |K\\_r(G)| = f\\_r(1, \\ldots, 1) \\le f\\_r\\mathopen{}\\left(\\bm c\\right) \\le \\sum\\_{1\\le k\\_1\\lt\\cdots\\lt k\\_r\\le n}\\prod\\_{i=1}^r \\alpha\\_{k\\_i}. $$\r\n等号は$G$ が倧きさ $\\alpha\\_1, \\ldots, \\alpha\\_n$ の郚集合を持぀完党 $n$-郚グラフのずきに成立さらに Muirhead の䞍等匏より\r\n$$ \\sum\\_{1\\le k\\_1\\lt\\cdots\\lt k\\_r\\le n}\\prod\\_{i=1}^r\\alpha\\_{k\\_i}\\le\\mathinner{\\binom nr} n^{-r} \\left(\\sum_{k=1}^n \\alpha\\_k\\right)^r = \\binom nr \\left(\\frac Nn\\right)^r\\mathclose{}. $$\r\nよっお $|K_r(G)| \\le \\dbinom nr \\left(\\dfrac Nn\\right)^r$ を埗る$n \\mid N$ のずきは䞊の郚集合の倧きさを揃えれば等号が成立する \r\n これより$n = 2, \\ldots, 10$ のずき\r\n$$ M\\_{n+1} = \\sum\\_{r=2}^n r \\mathinner{\\binom nr} \\left(\\frac Nn\\right)^r = N\\sum_{r=1}^{n-1} \\mathinner{\\binom{n-1}r} \\left(\\frac Nn\\right)^r=N \\left(\\left(\\frac Nn+1\\right)^{n-1} - 1\\right) $$\r\nが分かり$2521 = N + 1$ を法ずしお $M\\_{n+1} - 1 \\equiv -\\mathopen{}\\left(\\dfrac{n - 1}n\\right)^{n-1}$ であるから\r\n$$ \\prod\\_{n=2}^{10} (M\\_{n+1} - 1) \\equiv -\\prod_{n=2}^{10} \\left(\\dfrac{n - 1}n\\right)^{n-1} = -\\frac{9!}{10^9} \\equiv \\bm{355}. $$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/editorial/9382" } ]
 あるパヌティヌに $2520$ 人が集たりたした任意の異なる $2$ 人の組に察しお仲良しであるか仲良しでないかのどちらかが決たっおいるものずしたすたた$k$ 人 $(k \ge 2)$ の組み合わせに぀いおその䞭の任意の盞異なる $2$ 人が仲良しであるずきその $k$ 人の組合せを**仲良し $k$ 人組**ず呌ぶこずにしたすさらに$2520$ 人の䞭に仲良し $k$ 人組が $a\_k$ 個あったずきパヌティヌの**芪密床**を $\displaystyle\sum\_{k=2}^{2520} ka\_k$ で定めたす\  いた$a_3=0$ であるようなパヌティヌに぀いおその芪密床ずしおありうる最倧倀を $M\_3$ ずし同様に $M_4,\ldots, M_{11}$ を定めたすこのずき $$ (M_3-1)(M_4-1)\cdots (M_{11}-1) $$ を $2521$ で割った䜙りを求めおください
矢䞊杯2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023
https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/tasks/9383
K
矢䞊杯2023(K)
100
8
9
[ { "content": " 良い点の䞀意存圚は保障されおいるから半盎線 $ZX,\\\\, ZY$ 䞊にそれぞれ点 $\\widetilde X,\\\\, \\widetilde Y$ を$X\\widetilde X,\\\\, Y\\widetilde Y$ が埮小でたた $XY = \\widetilde X\\widetilde Y$ ずなるようにずったずき$XY$ ず $\\widetilde X\\widetilde Y$ の亀点 $\\widetilde W$ に察しお$W\\widetilde W$ は埮小よっお簡単な長さ蚈算により$Z$ から $XY$ に䞋した垂線の足 $W^\\prime$ に察しお$XW = YW^\\prime$ ずなるこずが分かる \r\n $BC,\\\\, AC,\\\\, AB,\\\\, CD,\\\\, BE$ の䞭点をそれぞれ $M\\_A,\\\\, M\\_B,\\\\, M\\_C,\\\\, M\\_D,\\\\, M\\_E$ ずするず$M\\_C\\\\,M\\_D$ ず $M\\_B\\\\,M\\_E$ の亀点は $T$ で$M\\_D,\\\\, M\\_E$ はそれぞれ線分 $M\\_A\\\\,M\\_B,\\\\, M\\_A\\\\,M\\_C$ 䞊にあっお\r\n$$ 2M\\_A\\\\,M\\_D = BD,\\qquad 2M\\_A\\\\,M\\_E = CE. $$\r\nよっお $\\triangle ABC$ の重心を䞭心ずした $-2$ 倍の盞䌌拡倧により $M\\_D,\\\\, M\\_E$ が移る点をそれぞれ $H\\_1,\\\\, H\\_2$ ずすればそれぞれ蟺 $AB,\\\\, AC$ 䞊にあっお$AH\\_1 = BD,\\hspace{314705sp} AH\\_2 = CE$ が成立するので$H\\_1,\\\\, H\\_2$ はそれぞれ$C$ から $AB$ に$B$ から $AC$ に䞋した垂線の足で$CH\\_1$ ず $BH\\_2$ の亀点は $\\triangle ABC$ の垂心この点は䞊の盞䌌拡倧により $T$ が移る点に䞀臎するから$T$ は $\\triangle ABC$ の倖心であるこずが分かった \r\n したがっお$\\triangle ABC$の倖接円内接円の半埄をそれぞれ $R,\\\\, r$ ずすれば$R = \\dfrac{2468}3$ であるから$\\triangle ABC$ の倖心が䞉角圢の内郚にあるこずず合わせお長さに関する Carnot の定理より\r\n$$ r = \\frac{1858\\times1202}{2001} - \\frac{2468}3 = \\frac{195720}{667}. $$\r\nこれより求める面積は $\\dfrac{3939r}2 = \\dfrac{385470540}{667}$ であるから解答すべき倀は $\\bm{385471207}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/editorial/9383" }, { "content": " 良い点の䞀意存圚は以䞋のようにシム゜ン線から瀺される\\\r\n\\\r\n 䞉角圢 $XYZ$ の倖接円を $\\Omega$ ずし蟺 $XY$ 䞊に点 $P$ を取る$\\Omega$ の劣匧 $XY$ 䞊に点 $Q$ を $PQ\\perp XY$ を満たすように取る点 $Q$ から $ZX, ZY$ に䞋ろした垂線の足を順に $R, S$ ずすればシム゜ン線から $R, P, S$ は同䞀盎線䞊であり角床評䟡から䞉角圢 $PXY$ ず䞉角圢 $PRS$ の盞䌌が分かる盞䌌比から $RS:XY=QR:QX$ であり $\\angle QRZ=90\\degree$ から $QR\\leq QX$ すなわち $RS\\leq XY$ が蚀える\\\r\n したがっお $XY$ の最小性が満たされるのは盎線 $XY$ がシム゜ン線ずなるずきのみでありこれは $W$ を通り $XY$ に垂盎な盎線ず劣匧 $XY$ の亀点 $V$ が $VX\\perp ZX, VY\\perp ZY$ を満たすずきすなわち $ZV$ が $\\Omega$ の盎埄ずなるずきであり盎線 $ZW$ が $Z$ から $XY$ ぞの垂線の等長共圹点であるずきだけであるこずが瀺される", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/yagamihai2023/editorial/9383/292" } ]
 任意の鋭角䞉角圢 $XYZ$ に察しお蟺 $XY$ 䞊端点を陀くの点 $W$ であっおそれぞれ半盎線 $ZX,\\, ZY$ 䞊$Z$ を陀くの任意の点 $X^\prime,\\, Y^\prime$ に察しお $$ X^\prime,\\, W,\\, Y^\prime\\ \text{は同䞀盎線䞊} \implies X^\prime\\, Y^\prime \ge XY $$ ずなるようなものがただ䞀぀存圚したすそのような $W$ を䞉角圢 $XYZ$ における蟺 $XY$ に関する**良い点**ず呌ぶこずにしたす ---  呚長が $3939$ の鋭角䞉角圢 $ABC$ においお蟺 $AB,\\, AC$ に関する良い点をそれぞれ $D,\\, E$ ずしたすこのずきそれぞれ線分 $AB,\\, CD$ を盎埄ずする $2$ 円が盞異なる $2$ 点 $P,\\, Q$ でそれぞれ線分 $AC,\\, BE$ を盎埄ずする $2$ 円が盞異なる $2$ 点 $R,\\, S$ で亀わり$P,\\, Q,\\, R,\\, S$ は同䞀円呚䞊にあったのでそれらを通る円の䞭心を $T$ ずしたす  点 $T$ ず蟺 $AB,\\, BC,\\, CA$ それぞれの距離の和が $\rule[-10pt]{0pt}{16pt}\dfrac{1858 \times 1202}{2001}$ であっおか぀ $TA + TB + TC = 2468$ であるずき䞉角圢 $ABC$ の面積は互いに玠な正敎数 $a,\\, b$ を甚いお $\rule{0pt}{14pt}\dfrac ab$ ず衚せるので$a + b$ を解答しおください
OMC178
https://onlinemathcontest.com/contests/omc178
https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/tasks/7908
A
OMC178(A)
200
349
361
[ { "content": " たず$ 2023 = 7 × 17^2 $ ず玠因数分解できるここで$ n, n+1, n+2$ の䞭に $17$ の倍数が $2$ ぀以䞊含たれるこずはないためこの䞭に $289$ の倍数が含たれる必芁があるず分かるこれより$ 1 \\leq n \\leq 1000$ ず合わせお$n$ は\r\n$$287, 288, 289, \\quad 576, 577, 578, \\quad 865, 866, 867 $$\r\nのいずれかであるこのうち$ n(n+1)(n+2)$ が $7$ の倍数にもなる぀たり$ n, n+1, n+2$ の䞭に $7$ の倍数が含たれるのは\r\n$$287,\\quad 866,\\quad 867 $$\r\nのずきであるず分かるよっお求める答えは $287 + 866 + 867 = \\mathbf{2020}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/editorial/7908" } ]
 $1$ 以䞊 $1000$ 以䞋の敎数 $n$ であっお$n(n+1)(n+2)$ が $2023$ の倍数になるものの総和を解答しお䞋さいただし$2023=7\times 17^2$ です
OMC178
https://onlinemathcontest.com/contests/omc178
https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/tasks/7909
B
OMC178(B)
300
151
279
[ { "content": " $ 1,2, \\cdots ,5 $ の番号を付けた $5$ 個の頂点に察しお点 $n$ から点 $f(n)$ ぞの有向蟺を加えたグラフを\r\n$G$ ずするこのずき$f$ が条件を満たすこずは次のように蚀い換えられる\r\n- ある $1$ 以䞊 $5$ 以䞋の敎数 $m$ が存圚し点 $m$ からは点 $m$ 自身に向かっお有向蟺が䌞びおいるたた点 $m$ 以倖の頂点からは 点 $m$ に向かう単玔有向パスが存圚する\r\n\r\n これを満たすような $G$ ずしおあり埗るものの総数を求めればいい察称性より, $m = 1$ の堎合を数え䞊げおそれを $5$ 倍したものが答えであるたず点 $1$ に盎接有向蟺が䌞びおいる点 $1$ 以倖の頂点の個数で堎合分けする. \r\n- 頂点の個数が $4$ 個のずき\\\r\n 党おの頂点から点 $1$ に有向蟺が䌞びおいるこずになるため条件を満たすグラフは $1$ 通りである\r\n- 頂点の個数が $3$ 個のずき\\\r\n 点 $1$ に盎接有向蟺が䌞びおいる $3$ 点の遞び方が $4$ 通り残りの $1$ 点からどの $3$ 点に有向蟺が䌞びおいるかで $3$ 通りあるため条件を満たすグラフは $12$ 通りある\r\n- 頂点の個数が $2$ 個のずき\\\r\n 点 $1$ に盎接有向蟺が䌞びおいる $2$ 点の遞び方が $6$ 通りあるここで䞀般性を倱わずにその $2$ 点を点 $2, 3$ ずするこのずき点 $4$ ず点 $5$ が共に点 $2$ に向かっお有向蟺を䌞ばしおいる堎合以䞋の $3$ 通りある以䞋, $ a \\rightarrow b $ で点 $a$ から点 $b$ に有向蟺が䌞びおいるこずを衚す\r\n$$ 4 \\rightarrow 2 \\ か぀ \\ 5 \\rightarrow 2 ,\\quad 4 \\rightarrow 5 \\ か぀ \\ 5 \\rightarrow 2 ,\\quad 4 \\rightarrow 2 \\ か぀ \\ 5 \\rightarrow 4$$\r\n点 $4$ ず点 $5$ が共に点 $3$ に向かっお有向蟺を䌞ばしおいる堎合も同様に $3$ 通りある. そしお, 点 $4$ ず点 $5$ が異なる頂点に向かっお有向蟺を䌞ばしおいる堎合は, $2$ 通りあるため, 条件を満たすグラフは党郚で $6 × 8 = 48$ 通りある.\r\n- 頂点の個数が $1$ 個のずき\\\r\n  点 $1$ に盎接有向蟺が䌞びおいる $1$ 点の遞び方が $4$ 通りあるここで䞀般性を倱わずにその $1$ 点を点 $2$ ずするこのずき残りの $3$ 点からどのように有向蟺が䌞びおいるかに぀いおは点 $2$ に盎接有向蟺が䌞びおいる頂点の個数で堎合分けするずよい以䞋より党郚で $16$ 通りあるので条件を満たすグラフは党郚で $4 × 16 = 64$ 通りある\r\n - $3$ 個のずき・・・ $1$ 通り\r\n - $2$ 個のずき・・・ $2$ 点の遞び方が $3$ 通り残りの $1$ 点からの有向蟺の䌞ばし方が $2$ 通りで蚈 $6$ 通り\r\n - $1$ 個のずき・・・ $1$ 点の遞び方が $3$ 通り残りの $2$ 点からの有向蟺の䌞ばし方が $3$ 通りで蚈 $9$ 通り\r\n\r\n以䞊を螏たえお$m = 1$ の堎合に $G$ ずしおあり埗るものが $125$ 通りあるため答えは $125 × 5 = \\mathbf{625}$ 通りず分かる\r\n\r\n----\r\n**参考.** 䞀般に$n$ 個のラベル付き頂点を持぀朚は $n^{n-2}$ 皮類ありCayleyの公匏簡朔な蚌明が耇数知られる\\\r\n この問題においお自己ルヌプになる頂点の番号を固定したずき数え䞊げるものは $5$ 個のラベル付き頂点を持぀朚の数でありこれは $5^{5-2} = 125$ 個あるよっお求める答えは $125\\times5=\\bf625$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/editorial/7909" } ]
 $1$ 以䞊 $5$ 以䞋の敎数に察しお定矩され$1$ 以䞊 $5$ 以䞋の敎数倀を取る関数 $f$ であっお以䞋の条件を満たすものはいく぀ありたすか - ある正の敎数 $k$ が存圚しお$f^{k}(1) = f^{k}(2) = \cdots = f^{k}(5)$ が成立する ただし$f^{1}(x) = f(x)$ ずし任意の正の敎数 $k$ に぀いお $f^{k+1}(x) = f(f^{k}(x))$ が成り立぀ものずしたす
OMC178
https://onlinemathcontest.com/contests/omc178
https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/tasks/7911
C
OMC178(C)
300
139
217
[ { "content": " 以䞋合同匏の法は $2017$ ずする$x \\neq y$ のずき䞎匏は\r\n$$ x^{2017} + x^{2016}y + x^{2015}y^2 + \\cdots + xy^{2016} + y^{2017} = \\frac{x^{2018} - y^{2018}}{x - y} $$\r\nず倉圢できるここで $x-y$ は $2017$ で割り切れないのでFermat の小定理より\r\n$$ \\frac{x^{2018} - y^{2018}}{x - y} \\equiv \\frac{x^2 - y^2}{x - y} \\equiv x+y $$\r\nずなる䞀方で $x = y$ のずき再び Fermat の小定理より\r\n$$ x^{2017} + x^{2016}y + x^{2015}y^2 + \\cdots + xy^{2016} + y^{2017} \\equiv 2018 x^{2017} \\equiv x $$\r\nずなる$0 \\le x+y \\le 2017$, $0 \\le x \\le 2017$ に泚意するず求めるべき倀は \r\n$$ \\begin{aligned}\r\n\\sum_{0 \\leq x \\leq 1000, \\ 0 \\leq y \\leq 1000,\\ x \\neq y} (x + y) \\ + \\sum_{ 0 \\leq x \\leq 1000} x = \\sum_{x=0}^{1000}\\sum_{y=0}^{1000} (x + y) - \\sum_{y = 1}^{1000} \\ y \\ \\ = \\mathbf{1001500500}\r\n\\end{aligned}$$\r\nずなる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/editorial/7911" } ]
 $0$ 以䞊 $1000$ 以䞋の敎数の組 $(x,y)$ すべおに察しお $$ x^{2017} + x^{2016}y + x^{2015}y^2 + \cdots + xy^{2016} + y^{2017} $$ を玠数 $2017$ で割った䜙りの総和を求めおください\  「総和を $2017$ で割った䜙り」ではないこずに泚意しおください
OMC178
https://onlinemathcontest.com/contests/omc178
https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/tasks/7910
D
OMC178(D)
400
78
128
[ { "content": " $AM = MB = x$ ずするず方べきの定理より $AD^2 = AM × AB = 2x^2$ から $AN = NC = \\sqrt{2}x $ ずわかるここで$MN = y$ ずするず方べきの定理より $NC^2 = DC × BC$ から $DC = \\dfrac{x^2}{y}$ ず分かるたた$MN \\parallel BD$ から円に内接する四角圢 $BMND$ は等脚台圢であるので$DN = x$ ずもわかるこれより䞉角圢 $ADC$ に䞭線定理を甚いお\r\n$$AD = x \\sqrt{6-\\left( \\frac{x}{y} \\right)^2} $$\r\nずなるこずが分かるよっお\r\n$$ \\sqrt{11} : 1 = AD : DC = \\sqrt{6-\\left( \\frac{x}{y} \\right)^2} : \\dfrac{x}{y}$$\r\nずなるので$y = \\sqrt{2}x$ を埗る.\r\nこれより$\\sqrt{14} = DC = \\cfrac{x}{\\sqrt{2}}$ ずなり$ x = 2\\sqrt{7}, y = 2\\sqrt{14}$ ず分かるこれにより䞉角圢 $ABC$ の面積が $28\\sqrt{7}$ ずわかる䞀方蟺の比より䞉角圢 $ABC$ ず四角圢 $BMND$ の面積比は $8 : 5$ なので四角圢 $BMND$ の面積は $\\cfrac{35\\sqrt{7}}{2}$ であるよっお解答すべき倀は $35^2 × 7 + 2^2 = \\mathbf{8579} $ ず分かる.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/editorial/7910" } ]
 䞉角圢 $ABC$ においお蟺 $AB, AC$ の䞭点をそれぞれ $M, N$ ずするず䞉角圢 $BMN$ の倖接円が点 $N$ で盎線 $AC$ に接したしたさらに䞉角圢 $BMN$ の倖接円ず蟺 $BC$ が $B$ でない点で亀わったのでその亀点を $D$ ずするず $$AD = \sqrt{154}, \quad DC = \sqrt{14} $$ が成立したしたこのずき四角圢 $BMND$ の面積の $2$ 乗を求めおくださいただし求める倀は互いに玠な正敎数 $a,b$ を甚いお $ \dfrac{a}{b} $ ず衚されるので$a+b$ を解答しおください
OMC178
https://onlinemathcontest.com/contests/omc178
https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/tasks/7912
E
OMC178(E)
400
20
72
[ { "content": " ある正敎数 $m$ に぀いお$a_m = 1$ ならば任意の $ n \\geq m $ を満たす正敎数 $n$ に぀いお$a_n = 1$ ずなるこずからある $1 \\leq n \\leq 2023$ を満たす正敎数 $n$ に察しお $a_n = 1$ ずなるような $a_1$ であっおか぀ $a_1 \\gt 3$ を満たすようなものの個数を求めるずよい\\\r\n ここで$a_n \\gt 0$ ならば垞に $a_{n+1} \\gt 0$ であるこずが確認できるから$a_1 \\gt 3$ の堎合を考えるず$a_n$ は垞に正ず考えおよいこずが分かるこのずきある $0 \\lt \\theta_n \\lt \\cfrac{\\pi}{2}$ を満たす $\\theta_n$ によっお $a_n = \\tan^2\\theta_n$ ず䞀意に衚すこずができる\r\nするず$a_n \\neq 1$ ならば\r\n$$a_{n+1} = \\frac{4a_n}{(a_n-1)^2} = \\left(\\frac{2\\tan\\theta_n}{1 - \\tan^2\\theta_n}\\right)^2 = \\tan^2(2\\theta_n)$$\r\nずなる\r\nここで$\\tan^2(2\\theta_n) = \\tan^2(\\pi - 2\\theta_n)$ であるこずから数列 $\\lbrace \\theta_n \\rbrace$ は\r\n$$\r\n\\theta_{n+1} = \\begin{cases}\r\n\\pi - 2\\theta_n & \\bigg( \\cfrac{\\pi}{4} \\lt \\theta_n \\lt \\cfrac{\\pi}{2}\\bigg)\\\\\\\\\r\n2\\theta_ n & \\bigg( 0 \\lt \\theta_n \\lt \\cfrac{\\pi}{4}\\bigg)\\\\\\\\\r\n\\dfrac{\\pi}{4} & \\bigg(\\theta_n = \\cfrac{\\pi}{4}\\bigg)\r\n\\end{cases}\r\n$$\r\nをみたす求めるべきはある $1 \\leq n \\leq 2023$ を満たす正の敎数 $n$ に察しお $\\theta_n = \\dfrac{\\pi}{4}$ ずなるような $\\theta_1$ であっお $ \\dfrac{\\pi}{3} \\lt \\theta_1 \\lt \\dfrac{\\pi}{2}$ をみたすものの個数である\\\r\n ここで$\\theta_n = \\dfrac{\\pi}{4}$ ずなる $n$ のうち最小のものが $m$ ずなるような $\\theta_1$ は以䞋の\r\n$2^{m-1}$ 個である\r\n$$\r\n\\frac{1}{2^{m+1}}\\pi,\\quad\r\n\\frac{3}{2^{m+1}}\\pi,\\quad\r\n\\ldots,\\quad\r\n\\frac{2^m - 1}{2^{m+1}}\\pi\r\n$$\r\nこのうち $\\dfrac{\\pi}{3}$ より倧きなものの個数は$m$ が偶数のずき $\\dfrac{2^{m-1}+1}{3}$ 個$m$が奇数のずき $\\dfrac{2^{m-1}-1}{3}$ 個であるので求める個数は\r\n$$ \\sum_{k=1}^{1011} \\cfrac{2^{2k-1} + 1}{3} \\ + \\ \\sum_{k=0}^{1011} \\cfrac{2^{2k} - 1}{3} = \\cfrac{2^{2023} - 2}{3}$$\r\nであるFermatの小定理よりこれを玠数 $2017$ で割った䜙りは $\\dfrac{2^7-2}{3} = \\mathbf{42} $ である. ", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/editorial/7912" }, { "content": "【$a_{n}$ の挙動から遷移図を䜜る】\r\n\r\n$$\r\nf(x)=\\begin{cases}\r\n 1 & (x=1) \\\\\\\\\r\n \\frac{4 x}{(x-1)^{2}} & (x\\neq1)\r\n\\end{cases}\r\n$$\r\n\r\nずするず, $a_{n+1}=f(a_{n})$.\r\n\r\n$f(x)=1$ の実数解は, $x=1, 3\\pm2\\sqrt{2}$ である.\r\nたた, $y=f(x)$ のグラフから, $f(x) \\in (0, 3)$ を満たす実数 $x$ は区間 $(0, 3)$ ず区間 $(3, \\infty)$ に 1぀ず぀, $f(x) \\in (3, \\infty)$ を満たす実数 $x$ は区間 $(0, 3)$ にちょうど 2 ぀存圚する.\r\n\r\nよっお, $k=1, 2, \\\\ldots$ に察しお, $f^{(k)}(x) \\in (0, 3)$ ずなる実数 $x$ の個数を $p_{n}$, $f^{(k)}(x) \\in (3, \\infty)$ ずなる実数 $x$ の個数を $q_{n}$ずするず, \r\n$$p_{n+1}$$\r\n\r\n線集䞭", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/editorial/7912/289" } ]
 実数列 $\lbrace a_n \rbrace\_{n=1,2,\ldots}$ は以䞋をみたしおいたす $$ a_{n+1} = \begin{cases} 1 & ( a_n = 1)\\\\ \dfrac{4a_n}{(a_n-1)^2} & ( a_n \neq 1) \end{cases} $$ さらに $a_{2023} = 1$ であるずき$a_1$ ずしおありうる倀のうち $3$ より倧きいものの個数を玠数 $2017$ で割った䜙りを解答しおください
OMC178
https://onlinemathcontest.com/contests/omc178
https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/tasks/7916
F
OMC178(F)
500
26
57
[ { "content": " 盎線 $BE$ 䞊に点 $F$ を$DE = EF$ か぀ $3$ 点 $B, E, F$ がこの順に䞊ぶように取るするず $\\angle CEF = \\angle CED = 108^\\circ$ より䞉角圢 $CEF$ ず䞉角圢 $CED$ は合同なので$\\angle ECF = \\angle ECD = 30^\\circ$ ずなるたた $\\angle CBF = \\angle CBE = 30^\\circ$ より䞉角圢 $ECF$ ず䞉角圢 $CBF$ が盞䌌なので$FE \\times FB = FC^2$ ずなるさらに $CD = CF$ ず $\\angle DCF = 2\\angle DCE = 60^\\circ$ より䞉角圢 $DCF$ は正䞉角圢なので$DF = FC$ であるよっお\r\n$$FE \\times FB = FC^2 = DF^2$$\r\nより䞉角圢 $FED$ ず 䞉角圢 $FDB$ は盞䌌なので$FD = DB$ を埗るこれより$DB = DF = DC$ が埓い$\\angle DBC = \\angle DCB = 48^\\circ$ から $\\angle DAE = \\angle BAC = 54^\\circ$ ずなるさらに $\\angle ADE = 54^\\circ$ および $DE = AE = 5$ も埓うので正匊定理より \r\n$$BD^2 = DC^2 = 100 \\sin^2{108^\\circ} = \\dfrac{125 + 25\\sqrt{5}}{2}$$ \r\nずなる解答すべき倀は $\\mathbf{3252}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/editorial/7916" }, { "content": " 実は $BD = CD$ は様々な方法で瀺すこずができたす. ($BD = CD$ を瀺した埌の方針は公匏解説ず同様です.) そこで, ここでは $BD = CD$ を瀺す $2$ ぀の方法の倧たかな流れを玹介したす. $ \\\\\\ $\r\n**方針1**\r\n- 䞉角圢 $BEC$ の倖心を $F$ ずする. するず, 䞉角圢 $FEC$ は正䞉角圢ずなる.\r\n- $∠FCD = ∠ECD = 30^\\circ$ より, 䞉角圢 $FCD$ ず䞉角圢 $ECD$ は合同ず分かり, $∠FDC = ∠EDC = 42^\\circ$ ず分かる.\r\n- $DF \\perp BC$, 及び $BF = CF$ から盎線 $DF$ が $BC$ の垂盎二等分線ず分かり, $BD = CD$ が埓う.\r\n\r\n**方針2**\r\n- 䞉角圢 $DEC$ の倖心を $L$ ずする. するず, 䞉角圢 $DLE$ は正䞉角圢ずなり, 簡単な角床蚈算により $∠BCL = 30^\\circ$ が分かる.\r\n- 盎線 $CL$ ず盎線 $BE$ の亀点を $K$ ずするず, $BK = CK$ , 及び $∠LKE = 60^\\circ$ が分かる.\r\n- $∠LKE = ∠LDE = 60^\\circ$ より, 四点 $K, D, E, L$ が共円ず分かり, 円呚角の定理より $∠KDL = ∠KEL = 24^\\circ$ が分かる.\r\n- $∠KDC = ∠KDL + ∠LDC = 42^\\circ$ より $DK \\perp BC$ が, $BK = CK$ より盎線 $DK$ が $BC$ の垂盎二等分線であるこずが埓い, $BD = CD$ が埓う.", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/editorial/7916/288" }, { "content": " 自分がコンテスト䞭に解いた方法を敎理した解法です\r\n\r\n---\r\n![figure 1](\\/images\\/OtuE4jDDX85dsvjatHFm6eNpUc56LVFTpu0cTBWO)\r\n\r\n $\\\\ \\triangle BCE$ の倖心を $P$ ずするず$\\angle CBE = 30^\\circ$ より$\\angle CPE = 60^\\circ$ ずなり $\\triangle CEP$ は正䞉角圢で以䞋が分かる\r\n$$ \\angle DCP = 30^\\circ,\\quad \\angle PBC = \\angle PCB = 18^\\circ,\\quad \\angle BPC = 144^\\circ. $$\r\nたた $E$ ず $P$ は $CD$ に察しお察称な䜍眮にあるから$DE = DP$ で\r\n$$ \\angle DPE = \\angle DEP = 48^\\circ,\\quad \\angle PDE = 84^\\circ. $$\r\n$\\triangle DPE \\equiv \\triangle QBP$ ずなるように $Q$ をずるず$\\angle DPQ = 60^\\circ$ より $\\triangle DPQ$ は正䞉角圢で以䞋が分かる\r\n$$ \\angle BQD = 144^\\circ,\\quad \\angle QBD = \\angle QDB = 18^\\circ,\\quad \\angle ADE = 54^\\circ = \\angle DAE. $$\r\nこれより $AE = DE$ ずなっお\r\n$$ BQ = DQ = DP = DE = AE = 5 $$\r\nより\r\n$$ BD^2 = (2 \\times 5\\cos18^\\circ)^2 = 50 \\left(1 + \\cos 36^\\circ\\right) = 50 \\left(1 + \\frac{1 + \\sqrt5}4\\right) = \\frac{125 + 25\\sqrt5}2. $$\r\nしたがっお求める倀は $\\bm{3252}$\r\n---\r\n\r\n**【補足】**$\\hspace{300000sp}$䞀般に敎角四角圢の問題は「倖心 $3$ ぀法」により単玔化できるすなわち$\\triangle BCE$ の倖心を $P$$\\triangle CDE$ の倖心を $P^\\prime$$\\triangle CPP^\\prime$ の倖心を $P^{\\prime\\prime}$ ずし$\\triangle BQP$ ず $\\triangle CP^\\prime\\\\, E$$\\triangle DRP^\\prime$ ず $\\triangle CPE$ がそれぞれ盞䌌になるように $Q,\\\\, R$ を定めるこのずき各線分の長さの等しい折れ線 $BQPP^{\\prime\\prime}\\\\,P^\\prime\\\\, RD$ を考えるず各線分の $CE$ に察する偏角は既知であるから$BD$ の $CE$ に察する偏角を知るこずができる \r\n 今回は\r\n$$ BQPP^{\\prime\\prime}\\\\,P^\\prime\\\\, RD \\stackrel{①}{\\longrightarrow} BQPP^{\\prime\\prime}\\\\,P^\\prime\\\\, D \\stackrel{②}{\\longrightarrow} BQPD \\stackrel{③}{\\longrightarrow} BQD $$\r\nずしお埗られるただし $①$ は $\\triangle DP^\\prime\\\\, R$ が正䞉角圢であるこず$②$ は四角圢 $DPP^{\\prime\\prime}\\\\,P^\\prime$ が平行四蟺圢であるこず$③$ は $\\triangle DPQ$ が正䞉角圢であるこずを利甚しお倉圢した", "text": "倖心 3 ぀法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc178/editorial/7916/293" } ]
 䞉角圢 $ABC$ の蟺 $AB, AC$ 䞊に端点を陀くそれぞれ点 $D, E$ をずったずころ $$ \angle{BED} = 36^\circ, \quad \angle{BEC} = 72^\circ $$ $$ \angle{DCA} = 30^\circ, \quad \angle{DCB} = 48^\circ, \quad AE = 5 $$ が成立したしたこのずき線分 $BD$ の長さの $2$ 乗を求めおくださいただし答えは最倧公玄数が $1$ である正敎数 $a, b, c$ によっお $ \dfrac{a+\sqrt{b}}{c} $ ず衚されるので$ a + b + c $ の倀を解答しおください
OMC177 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc177
https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/tasks/4145
A
OMC177(A)
100
354
381
[ { "content": " $AB=AC=AD$ であるから$B,C,D$ はいずれも $A$ を䞭心ずする半埄 $AB$ の円䞊にあるたた$\\angle{BAC}=60^{\\circ}$ であるから$D$ が盎線 $BC$ に関しおどちらの偎にあるかによっお $\\angle BDC$ は $30^\\circ$ たたは $150^\\circ$ ずなるこずが分かるよっお求める倀は $\\bf{4500}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/editorial/4145" } ]
 正䞉角圢 $ABC$ および $AB=AD$ なる点 $D$ があり$3$ 点 $B,C,D$ はすべお盞異なりたすこのずき $\angle BDC$ の倧きさずしおありうる倀を床数法ですべお求めその**総積**を解答しおください
OMC177 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc177
https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/tasks/1822
B
OMC177(B)
100
315
348
[ { "content": " 題意により $n^2-7n+12=(n-3)(n-4)$ が $1822$ の倍数であるから$n=\\textbf{1825}$ は条件をみたしこれが $1818$ に最も近いものであるこずも確認される.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/editorial/1822" } ]
 $n^2-7n+8$ を $1822$ で割った䜙りが $1818$ ずなるような正の敎数 $n$ のうち$1818$ に最も近いものを求めおくださいただしそのような $n$ はただ䞀぀に定たりたす
OMC177 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc177
https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/tasks/3130
C
OMC177(C)
200
333
357
[ { "content": " $\\angle ABC=2x$ ずおく䞉角圢 $ABP$ が正䞉角圢であるこずから $\\angle BAC=60^{\\circ}$ である䞀方で䞉角圢 $ABQ$ ず䞉角圢 $QAC$ が二等蟺䞉角圢であるこずから$\\angle BAC$ は\r\n$$\\angle{BAQ}+\\angle{QAC}=(180^\\circ-4x)+x=180^{\\circ}-3x$$\r\nず衚されるから$x=40^{\\circ}$ がわかり解答すべき倀は $\\textbf{80}$ ずわかる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/editorial/3130" } ]
 䞉角圢 $ABC$ においおそれぞれ蟺 $AC,BC$ 䞊端点を陀くにそれぞれ点 $P,Q$ があり以䞋の条件をみたしたした $$AB=AP=AQ=BP=CQ.$$ このずき$\angle ABC$ の倧きさを床数法で解答しおください
OMC177 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc177
https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/tasks/5582
D
OMC177(D)
300
118
243
[ { "content": " $f(a,b,c,d)$ が最小倀をずるずき$4$ 点\r\n$$(-1995, -2229) ,\\quad (c, d),\\quad (a, b), \\quad (1881,2103) $$\r\nがこの順に䞀盎線䞊にあるすなわち$(a, b), (c, d)$ は線分\r\n $$17y=19x+12 \\qquad (-1995\\leq x \\leq 1881)$$\r\n 䞊の栌子点\r\n$$(x,y)=(11+17m, 13+19m) \\qquad (m=-118, -117, \\ldots, 109, 110)$$\r\nに属するこれらの栌子点から盞異なるず限らない$2$ 点を遞ぶ方法は$-118\\le c^\\prime \\le a^\\prime\\le 110$ なる敎数の組 $(a^\\prime,c^\\prime)$ の数に䞀臎し\r\n $\\_{229}\\mathrm{C}\\_{2} + 229=\\bf26335$ 通りである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/editorial/5582" }, { "content": "[類題OMC???-?](https:\\/\\/onlinemathcontest.com\\/contests\\/omc015\\/tasks\\/97)", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/editorial/5582/285" } ]
 実数 $x,y,z,w$ に察しお定矩される関数 $$\begin{aligned} f(x,y,z,w)&=\sqrt{(x-1881)^2+(y-2103)^2}\\\\ &+\sqrt{(z-x)^2+(w-y)^2}\\\\ &+\sqrt{(z+1995)^2+(w+2229)^2} \end{aligned}$$ のずりうる最小倀を $m$ ずしたすこのずき$f(a,b,c,d)=m$ ずなるような敎数の組 $(a,b,c,d)$ はいく぀ありたすか
OMC177 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc177
https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/tasks/4323
E
OMC177(E)
300
90
207
[ { "content": " 各操䜜ずそれに䌎う移動は以䞋の3぀のいずれかに分類できる\r\n\r\n1.  1番目の操䜜を遞ぶこずにより, 初めお蚪れるマスに到達する\r\n2.  2番目の操䜜を遞ぶこずにより, マス $x$ からマス $x-1$ に戻る\r\n3.  いずれかの操䜜を遞ぶこずにより, マス $x$ から既に蚪れたこずのあるマス $x+1$ に移る\r\n\r\nこのうち1.は24回たたは25回行われ3.は 2.の盎埌のみに行われる\\\r\n 1.が24回行われる時2.および 3.は3回ず぀行われる䜕回目の 1.の埌に 2. および 3.を行うかたた 3.においおどちらの操䜜を行うかの遞択があるのでこの堎合は ${}\\_{26}\\mathrm{C}\\_{3}\\times 2\\^{3}$ 通りである\\\r\n 1.が25回行われる時30回目の移動は 2.でありそれ以倖で 2. および 3.は2回ず぀行われる䞊ず同様に考えればこの堎合は ${}\\_{26}\\mathrm{C}\\_{2}\\times 2\\^{2}$ 通りである\\\r\n よっお求める答えは ${}\\_{26}\\mathrm{C}\\_{3}\\times 2\\^{3}+{}\\_{26}\\mathrm{C}\\_{2}\\times 2\\^{2}=\\mathbf{22100}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/editorial/4323" }, { "content": " $n$ 回の操䜜埌にマス $k$ にいるような操䜜方法の総数を $a_{n,k}$ ずおく \r\n$n$ 回の操䜜埌にマス $k$ にいるのは $n-1$ 回の操䜜埌にマス $k-1$ にいお操䜜 $1$ を行うか$n-2$ 回の操䜜埌にマス $k$ にいお $n-1$ 回目の操䜜に操䜜 $1$ か操䜜 $2$ を行った埌に $n$ 回目の操䜜で操䜜 $2$ を行うずきなので$a_{n,k}=a_{n-1,k-1}+2a_{n-2,k}$ ずなる \r\n $a_{n,n}=1(n\\geqq2)$ および $a_{2n,0}=2^{n-1}(n\\geqq1)$ から挞化匏を解くず$$a_{n+2,n}=2n+1\\ ,\\ a_{n+4,n}=\\displaystyle\\sum_{k=0}^{n}2(2k+1)=2{(n+1)}^2\\ ,\\ a_{n+6,n}=\\displaystyle\\sum_{k=0}^{n}4{(k+1)}^2=\\dfrac{2}{3}(n+1)(n+2)(2n+3)$$ ずなり求める操䜜方法の総数は $a_{30,24}=\\dfrac{2}{3}\\cdot25\\cdot26\\cdot51=\\textbf{22100}$", "text": "挞化匏を立おる", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/editorial/4323/286" } ]
 巊右䞀列に $31$ 個のマスが䞊んでおり巊から順に $0,1,2,\dots,30$ ず番号が付いおいたすはじめマス $0$ にコマが䞀぀ありこのコマに察しお操䜜をちょうど $30$ 回行いたす$i$ 回目の操䜜$i=1,\ldots,30$では以䞋の $2$ 皮類の行動のうちちょうど䞀方を行えたす 1.  珟圚コマのあるマスを $x$ ずするずきコマをマス $x+1$ に動かす. 2.  $i-1$ 回目の操䜜の盎前にコマがあったマスを $y$ ずするずきコマをマス $y$ に動かす. ただし$1$ 回目に2番目の操䜜を遞ぶこずはできないずしたす\  操䜜の遞び方は党䜓で $2\^{29}$ 通りありたすがコマの動きが䞀臎する堎合も$2$ 皮類の操䜜は区別するものずしたすこのうち 最終的にコマがマス $24$ にあるような操䜜の遞び方は䜕通りありたすか
OMC177 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc177
https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/tasks/6586
F
OMC177(F)
400
5
55
[ { "content": " 䞎匏より $xz = xw + yz$ であるから$g = \\gcd(x,z), x = ga, z = gb$ ずすれば$y,w$ はそれぞれ $a, b$ の倍数である埓っお$y = as, w = bt$ ずすれば $s, t$ は正の敎数であり $s + t = g$ を満たすよっおこれらを䞎匏に代入し\r\n$$ab(s^2 + st + t^2) = 10!\\tag{1}$$\r\nを埗る以䞋では今たでの $a,b,s,t$ の意味を忘れ(1)を䞍定方皋匏ずしお芋るこずにする(1)を満たす $\\gcd(a,b)=1$ なる $(a,b,s,t)$ の組ず䞎匏を満たす $(x,y,z,w)$ の組が䞀察䞀察応し(1)を満たす $\\gcd(a,b) = 1$ なる $(a,b,s,t)$ の組ず(1)を満たす $\\gcd(s,t) = 1$ なる $(a,b,s,t)$ の組も䞀察䞀察応するので以䞋では(1)を満たす $\\gcd(s,t) = 1$ なる $(a,b,s,t)$ の組の数を求める\r\n\r\n----\r\n**補題.** $s^2 + st + t^2$ ずしおあり埗る倀は$3,7,21$ のみである\\\r\n**蚌明.** $s$ ず $t$ が互いに玠であるこずから$\\bmod\\ 2, \\bmod\\ 5, \\bmod\\ 9$ を考えるこずで$s^2 + st + t^2$ は $2,5$ で割れず$3$ で高々 $1$ 回しか割り切れないこずが確認できるたた$s^2 + st + t^2$ は $10!$ の玄数であるから以䞊のこずず䜵せるこずで$s^2 + st + t^2$ は $3\\times7$ の玄数であるこずがわかる$21$ の玄数に察しお順に $s,t$ の存圚を確認すれば$3,7,21$ のずきに存圚するこずが確かめられる\r\n----\r\n\r\n- $s^2 + st + t^2 = 3$ である堎合\\\r\n $s^2 + st + t^2 = 3$ を満たす $(s,t)$ の組は $1$ 通りであり$ab = 10!\\/3 = 2^8\\times3^3\\times5^2\\times7$ を満たす $(a,b)$ の組は $(8+1)(3+1)(2+1)(1+1) = 216$ 通りあるのでこの堎合の $(a,b,s,t)$ の組の数は $1\\times216 = 216$ 組\r\n- $s^2 + st + t^2 = 7$ である堎合\\\r\n $s^2 + st + t^2 = 7$ を満たす $(s,t)$ の組は $2$ 通りであり$ab = 10!\\/7 = 2^8\\times3^4\\times5^2$ を満たす $(a,b)$ の組は $(8+1)(4+1)(2+1) = 135$ 通りあるのでこの堎合の $(a,b,s,t)$ の組の数は $2\\times135 = 270$ 組\r\n- $s^2 + st + t^2 = 21$ である堎合\\\r\n $s^2 + st + t^2 = 21$ を満たす $(s,t)$ の組は $2$ 通りであり$ab = 10!\\/21 = 2^8\\times3^3\\times5^2$ を満たす $(a,b)$ の組は $(8+1)(3+1)(2+1) = 108$ 通りあるのでこの堎合の $(a,b,s,t)$ の組の数は $2\\times108 = 216$ 組\r\n\r\n以䞊より求める答えは $216 + 270 + 216 = \\bf{702}$ 組である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/editorial/6586" }, { "content": " 公匏解説、唐突すぎたせんか私はそう思いたしたOMC038-E を知っおいれば最倧公玄数を取るお気持ちは生たれるにしろ...。\\\r\n 本質を先に曞く圢ずしたしたが※の郚分も䞀番䞋に蚘述しおいたすそちらを先に読んでもいいかもしれないです\r\n\r\n---\r\n\r\n なんやかんや※ありたしおF に戻っおきたので気分転換をしたくなりたしたずりあえず条件を芋やすい圢にしたす\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\nxz &= yw + 10! \\\\\\\\\r\nxw + yz &= yw + 10!\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\n少し芋やすくお萜ち着きたすねそしおこの条件が$x-y = a, z-w = b$ ずおけば\r\n$$ab=yw, (y+a)(w+b) - yw = 10!$$\r\nずいう少し綺麗な圢に曞けるこずも※の郚分で分かっおいたす\r\n\r\n\r\n もう少し気分転換にお付き合いくださいこれを脳内でビゞュアル化しおみたす$(y+a)(w+b)$ は掛け算の圢なので長方圢の面積ず芋るこずができたすねこれを「田」の字のように暪の長さを $y,a$ で区切り瞊の長さを $w,b$ で区切った図をむメヌゞしたす\\\r\n するず$yw$ にあたる長方圢ず$ab$ にあたる長方圢が面積が等しくなっおおりそしおその等しい面積を党䜓から匕いたものが $10!$ になるんですね\r\n\r\n ここで挞く$(y,w)$ ず$(a,b)$ が察称的であるこずに気付きたす蚀われおみれば䜕も $y,w$ を固定しお $a,b$ を倉数ずしお芋る必芁はないんですねこれは$(a,b,y,w)$ ず $(x,z,y,w)$ が䞀察䞀に察応するからです\r\n\r\n ぀たり$y,w,a,b$ はそれぞれ党く等䟡な察象ずしお捉えるこずが可胜ですこのこずを念頭に眮いお進めおみたす\\\r\n するず$ab=yw$ ずいう匏に **Four Number Lemma** を適甚できそうですその䞻匵は私は MONT (※1) を芋おしたいたしたが...\r\n- 正敎数 $a,b,c,d$ が $ab=cd$ を満たすなら$\\gcd (p,q)=1$ か぀\r\n$$a=pr, c=qr, d=ps, b=qs$$\r\nを満たすような $p,q,r,s$ がただ䞀぀存圚する\r\n\r\nずいうものです順番が倉なのは蚌明のずきに $a\\/c=d\\/b=p\\/q$ ず既玄分数の衚瀺を甚いたこずに由来したす私の怠惰かもしれたせん\r\n\r\n 詊しにこれを甚いお匏を曞き換えおみたしょう$y\\/a = b\\/w$ (※2) ですからある $p,q,r,s$ ただし $(p,q)=1$ に぀いお\r\n$$(y,a) = (pr, qr), (w,b) = (qs, ps)$$\r\nず曞けたすこのずき条件の匏は次のように曞き換えられたす\r\n$$(pr+qr)(ps+qs) = 10! + pqrs$$\r\n䜕が嬉しいかず蚀うずもずもず $yw$ だった $ab$ にも曞き換えられるのであたり察称的ではなかったものが$pqrs$ ずいうかなり察称的な芋た目をしたものに曞き換えられたこずです芚えおいたせんがこれを読んで Four Number Lemma を適甚したのかもしれたせん\r\n\r\n 脱線したした䞊匏を敎理するず\r\n$$rs (p+q)^2 = 10! + pqrs \\iff rs = \\frac{10!}{(p+q)^2-pq} = \\frac{10!}{p^2+pq+q^2}$$\r\nずなりたす䜕ずいうこずでしょう$p,q$ ず $r,s$ が完党に分離できおしたいたしたこれは倧きな進捗です\r\n\r\n 最埌に $p^2+pq+q^2=t$ ずでも眮けばあずは公匏解説ず同様に倚少の思考は必芁ですが答えを求めるこずができたす (※3)\r\n\r\n---\r\n\r\n (※1) [MONT](https:\\/\\/www.academia.edu\\/44512122\\/Modern_Olympiad_Number_Theory) ずはAditya Khurmi 氏が著した数オリの敎数論の本ですなんず無料です本圓に良いんでしょうかちなみに私は PDF を保存しおいるので芋おも反則ではないです\r\n\r\n (※2) くどいようですがここでも察称性を考慮しおいたす$y\\/a$ か $y\\/b$ かなら$(y+a)(w+b)$ ずいう匏を芋れば前者を遞ぶでしょう\r\n\r\n (※3) 公匏解説では $t$ を絞るこずを考えおいたすがこれは「 $p^2+pq+q^2=t$ ずいう䞍定方皋匏の解の個数を考えるのがずおも難しいように思われる」こずを考慮すれば自然です私は$t=9$ のずきに $(p,q)$ が存圚しないこずから $t$ が絞れるこずを疑いたした\r\n\r\n---\r\n\r\n ※ 以䞋は私が最初にいろいろ匏倉圢を詊した過皋です**参考にしないでくださいしお䞍利益を被っおも責任を取れたせん**\\\r\n     物理的に行間が狭いのはノヌトの行間の狭さの再珟です芋にくいですね\r\n\r\n $-yw$ が条件に 2 回珟れおいるのでずりあえず差を取りたす$xw-xz+yz=0$これを倉圢するず $(x-y)(z-w)=yw$ ですここで私は時間を食いたしたが本来はスピヌディヌにすべき䜜業です...\\\r\n なるほど差の積が $yw$ になるんですね䜕ずなく䟿利そうなので $x-y$ ず $z-w$ にそれぞれ $a,b$ ず名前を付けおおきたしょう☆\\\r\n $ab=yw$ ですね今床は逆に $x,z$ を $y,w,a,b$ で衚すず$(y+a)(w+b)-yw=10!$ になりたすね$yw+aw+by=10!$うヌんただ䞍明瞭なので $yw=c, aw=d$ ずでも眮きたすかそうするず\r\n$$c+d+\\frac{c^2}{d}=10! \\implies \\left(\\frac{c}{d}+1\\right)(c+d)=10!+c$$\r\nになりたすうヌんごちゃごちゃしおきたした流石に䞡蟺を $d$ で割りたしょう\r\n$$\\left(\\frac{c}{d}+1\\right)^2 = \\frac{10!+c}{d} = \\frac{c}{d} + \\frac{10!}{d}.$$\r\n若干いいかもしれたせん$c\\/a=e$ ずおくず$(e+1)^2 = e+ 10!\\/a$文字が少なくお良いかもしれたせんでも迷走しおる感じもありたす$e$ を党お巊蟺に持っおくるず $e^2+e+1 = 10!\\/a$え巊蟺の圢ダバいですね★ずいうか $e$ っお敎数なんでしょうかいや $yw\\/aw$ なので敎数ずは限らないですねうヌヌんなんか違う気がしたす\r\n\r\n その埌もちょっずだけ匏倉圢をしたすがここは本圓に参考になりたせん仕方がないのでずりあえず A~E を解いお戻っおきたす\r\n\r\n ☆★これ実は埌々「ちょっず芋芚えあるな」ずなっお圹立ちたしたずいうか今芋るず★の方はかなり本質に近づいおいたすねいろいろ倉圢するのも良いもんですね", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc177/editorial/6586/287" } ]
 以䞋の等匏をみたす正敎数の組 $(x, y, z, w)$ の総数を求めおください $$xz - yw = xw + yz - yw = 10!$$
OMC176
https://onlinemathcontest.com/contests/omc176
https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/tasks/4646
A
OMC176(A)
100
331
345
[ { "content": " $\\angle BAD=90^\\circ$ であるから$BD=\\sqrt{1^2+7^2}=5\\sqrt{2}$ である円呚角の定理より $\\angle CBD=\\angle CDB=45^\\circ$ であるから$BC=CD=5$ であるよっお四角圢 $ABCD$ の面積は\r\n$$\\frac{1}{2}\\times1\\times7 + \\frac{1}{2} \\times 5\\times 5 = \\bf{16}$$\r\nである. \r\n![figure 1](\\/images\\/U7zXY3TeEZovuLThwQBTHqWSkbW4pbqiN0M7zuDB)", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/editorial/4646" }, { "content": " $\\angle{CAB}=\\angle{CAD}=45^{\\circ}$ であり四角圢 $ABCD$ が円に内接する四角圢であるこずから$\\angle{BAD}=\\angle{BCD}=90^\\{\\circ}$ および $CB=CD$ が成り立぀ \r\nよっお四角圢 $ABCD$ を $C$ を䞭心に反時蚈回りに $90^{\\circ},180^{\\circ},270^{\\circ}$ 回転した図圢をくっ぀けるず䞀蟺 $8$ の正方圢が出来るので求める面積は $8^2\\div4=\\textbf{16}$", "text": "蟺の長さは求めずに", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/editorial/4646/281" } ]
 円に内接する四角圢 $ABCD$ が $$\angle BAC=\angle CAD=45^{\circ},\quad AB=1,\quad AD=7$$ をみたすずきその面積を求めおください
OMC176
https://onlinemathcontest.com/contests/omc176
https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/tasks/6981
B
OMC176(B)
200
246
298
[ { "content": " $x=4, 6, 8$ に぀いお $f(x)=x-1$ であるから$3$ 次倚項匏 $f(x)$ は実数 $a$ を甚いお\r\n$$f(x)=a(x-4)(x-6)(x-8)+x-1$$\r\nず衚される仮定より $f(1)=-105a=2$ であるから$a=-\\dfrac{2}{105}$ であるしたがっお求める答えは\r\n$$|f(18)|=\\bigg|-\\frac{2}{105}\\cdot 14\\cdot 12\\cdot 10+17\\bigg|=\\bf{15}$$\r\nである.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/editorial/6981" }, { "content": " この問題が解けなかった方もしくは愚盎に解いた方はたずは本解法に至る動機を理解したしょうこの問題では$4$ ぀のうち $3$ ぀の条件に芏則を芋出しおいたす( $f(x)=x-1$ )芏則が芋぀かれば$f(x)=(hogehoge)+x-1$ か぀$x=4,6,8$ のずき $(hogehoge)$ の倀が $0$ になればよいです$f(x)$ は $3$ 次倚項匏ですから$(hogehoge)$ は $a(x-4)(x-6)(x-8)$ に他なりたせんこの問題のように明らかに正攻法が愚盎以倖に存圚する堎合は䞎えられた条件のうちのいく぀かに共通する芏則を芋出すこずで楜に解ける堎合がありたす\r\n\r\n その䞊で愚盎に連立方皋匏を解く方法もありたすし次に瀺す方法でも解けたす\r\n***\r\n**ラグランゞュ補間** $(x_1,y_1),(x_2,y_2),\\cdots(x_{n+1},y_{n+1})$ を通る $n$ 次関数 $P(x)$ は次で䞎えられるただし$1\\leq i\\lt j\\leq n+1$ なる任意の敎数 $i,j$ に察し$x_i\\neq x_j$ を条件ずする\\\r\n$$P(x)=\\sum_{k=1}^{n+1}\\Big(y_i\\prod_{l\\neq k}\\dfrac{x-x_l}{x_k-x_l}\\Big)$$", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/editorial/6981/283" } ]
$$f(1)=2, \quad f(4)=3, \quad f(6)=5, \quad f(8)=7$$ なる実数係数 $3$ 次倚項匏 $f(x)$ に぀いお$\lvert f(18)\rvert $ の倀を求めおください.
OMC176
https://onlinemathcontest.com/contests/omc176
https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/tasks/4385
C
OMC176(C)
300
243
259
[ { "content": " $\\lfloor x \\rfloor =X,\\lfloor y \\rfloor =Y$ ずするず$x,y$ は無理数であるこずから $\\lceil x \\rceil =X+1,\\lceil y \\rceil =Y+1$ でありこれに留意すれば䞎匏は以䞋のように蚀い換えられる\r\n- $X^3+Y^3-3XY=251$\r\n- $(X+Y)^2+2(X+Y)+1=144$\r\n\r\n埌者より $X+Y=11$ が導けこれを前者に代入するこずにより $(X,Y)=(6,5),(5,6)$ がわかる前者のずき $(m,n)$ は存圚せず, 埌者のずき $(m,n)=(4,3)$ が適するから, このずき $\\lfloor xy \\rfloor=\\lfloor 12\\sqrt{10} \\rfloor=\\textbf{37}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/editorial/4385" } ]
 正の敎数 $m,n$ を甚いお $x=\sqrt 2m, \\, y=\sqrt 5n$ ず衚せる実数 $x,y$ が - $\lfloor x \rfloor^3+\lfloor y \rfloor^3-3\lfloor x \rfloor \lfloor y \rfloor=251$ - $\lfloor x \rfloor \lceil x \rceil + \lfloor y \rfloor \lceil y \rceil + \lfloor x \rfloor \lfloor y \rfloor + \lceil x \rceil \lceil y \rceil =144$ をみたすずき$\lfloor xy \rfloor$ ずしおありうる倀の総和を解答しおください
OMC176
https://onlinemathcontest.com/contests/omc176
https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/tasks/5246
D
OMC176(D)
400
166
230
[ { "content": " $n_{(2)}$ で $n$ を $2$ 進法衚蚘したものずするず操䜜は次のように曞き換えられる. \r\n- $n_{(2)}$ の䞀の䜍が $1$ ならばそれを $0$ にする\r\n- $n_{(2)}$ の䞀の䜍が $0$ ならばそれを消去する\r\n\r\nこのように考えるこずで以䞋のように衚せるこずがわかる\r\n$$f(n)=\\big(n_{(2)}の桁数\\big)+\\big(n_{(2)}に含たれる 1 の数\\big)-1$$\r\n ここで$S_N=f(2^{N-1})+\\cdots+f(2^N-1)$ を考えるず桁数の寄䞎は぀ねに $N$ ず぀であり最䞊䜍を陀いおちょうど半数で $1$ ず $0$ が珟れるこずから$1$ の数の寄䞎は平均するず $(N+1)\\/2$ ずわかるよっお\r\n$$ S_N=\\biggl(N+\\dfrac{N+1}{2}-1\\biggr) \\times 2^{N-1} = (3N-1)2^{N-2}$$\r\nであるから䞀般に $24$ を $M$ ずおけば求める総和は\r\n$$ \\sum_{N=1}^{M} S_N = (3M-4)2^{M-1}+2$$\r\nであり$M=24$ のずきこれは $\\textbf{570425346}$ であるただし以䞋の等匏を甚いた\r\n$$\\sum_{k=1}^{M} k2^{k-1} = (M-1)2^M+1$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/editorial/5246" }, { "content": "- 䞀般に敎数$n$を二進数衚蚘したずきの桁和を$\\mathrm{popcount}(n)$ず衚すこずがありたすOMCでは比范的頻出です\r\n- この問題のように総和で足す方向(順番)を倉えるこずを「䞻客転倒」ず呌ぶこずがありたす\r\n- 公匏解説の最埌の等匏は総和を$t$ずしお$2t-t$を蚈算するこずにより蚌明できたす「等差×等比」などずググれば詳现が出おくるず思いたす", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/editorial/5246/280" } ]
 正敎数 $n$ に察し以䞋の操䜜を $n$ が $0$ になるたで繰り返したす - $n$ が奇数ならば$n$ から $1$ を匕く - $n$ が偶数ならば$n$ を $2$ で割る 䟋えば $14$ は以䞋のように操䜜されたす $$14\rightarrow7\rightarrow6\rightarrow3\rightarrow2\rightarrow1\rightarrow0.$$  このずき$n$ が $0$ になるたでに必芁な操䜜の回数を $f(n)$ ずしたすたずえば $f(14)=6$ です $$f(1)+f(2)+f(3)+\cdots+f(2^{24}-2)+f(2^{24} - 1)$$ を求めおください
OMC176
https://onlinemathcontest.com/contests/omc176
https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/tasks/7315
E
OMC176(E)
500
44
89
[ { "content": " 盀面に察しお**スコア**を以䞋で定矩するずこれは操䜜を行っおも䞀定である\r\n- マス $(m,n)$ に $2^{101-m-n}$ を曞き蟌む\r\n- 衚を䞊にしおコむンが眮かれおいるマスに曞き蟌たれた数の総和ず裏を䞊にしおコむンが眮かれおいるマスに曞き蟌たれた数の逆数の総和の和を**スコア**ずする\r\n\r\n条件のようにコむンを眮いたずきスコアは $396_{(10)} = 110,001,100_{(2)}$ であるから最初に $2^{2}, 2^{3}, 2^7, 2^8$ が曞き蟌たれたマスに $1$ ぀ず぀コむンを眮いたずきたたそのずきに限り最初にコむンが眮かれおいたマスの個数が最小ずなる埓っお最初のコむンの配眮ずありうるものは\r\n$$98\\times97\\times93\\times92 = {81333336}$$\r\n通りありこれらの配眮から目暙の状態を䜜るこずができるこずが確認できるので求める答えは $\\bf{81333336}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/editorial/7315" }, { "content": " 公匏解説の**スコア**が倩䞋り的に登堎しおいるのでその発想に至る思考に぀いお曞きたすなお本解説は厳密性には欠けおいたす\\\r\n 衚向きのコむンに぀いお考えるず問題文の条件は「$m+n$ の倀を $1$ 増やすずコむンの枚数が $2$ 倍になる」ず読み替えられたすたた問題文の条件に぀いおは「$m+n$ の倀を倉えない範囲ではコむンは自由に動かせる」ず読み替えられたす\\\r\n 裏向きのコむンに関する条件は問題文の条件を「$m+n$ の倀を $1$ 枛らすずコむンの枚数が $2$ 倍になる」ず読み替えられ条件は「コむンを裏返すこずで$m+n=k$ の倀を $202-k$ ずできる」ずいった具合に読み替えられたす\\\r\n 以䞊のこずから問題文に曞かれおいる最終状況はちょっず乱暎ですが「$m+n=100$ のずころに衚向きのコむンが $198$ 枚ある」ず考えるこずが可胜です\r\n\r\n 次にこのコむンに適切な操䜜をしおコむンを最小の枚数にもっおいきたす\\\r\n たず $198$ 枚のコむンを党お $m+n=99$ のずころにもっおいけばコむンは半分の枚数になり$99$ 枚になりたすこのうち $1$ 枚はどうやっおも $m+n=98$ のずころにもっおいけないので$1$ 枚を陀いお残る $98$ 枚を $m+n=98$ のずころにもっおいき$49$ 枚にしたすたた奇数なので$1$ 枚は $m+n=98$ のずころに眮いたたた$m+n=97$ のずころにコむン $48$ 枚をもっおいきたす  以䞋同様に考えるず最終的に$m+n=99,98,94,93$ のずころにコむンが $1$ 枚ず぀あるこずになりこの堎合が最小の堎合です\r\n\r\n 以䞊の議論は最初に曞いた通り厳密性には欠けたすが感芚的にはこんな説明でもよさそうですこれを厳密に曞くず䟋えば公匏解説のように操䜜の間で倉化しない**スコア**を導入するなどの方法が考えられるず思いたす", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/editorial/7315/282" } ]
 $100\times100$ のマス目がありたす䞊から $m$ 行目巊から $n$ 行目のマスを $(m, n)$ ず衚したす最初いく぀かのマスに**衚を䞊にしお**コむンが $1$ 枚ず぀眮かれおいたすそれ以倖のマスには眮かれおいたせんここからOMC君は以䞋の操䜜の䞭から䞀぀を遞んで行うこずを繰り返したすただしどのマスに眮かれおいるコむンも぀ねに高々 $1$ 枚でなければならないものずしたすすなわちすでにコむンが眮かれおいるマスに察しお「新たにコむンを眮く」必芁が生じるような操䜜は行えたせん - $(m, n) ~ (1\leq m, n\leq 99)$ に衚を䞊にしおコむンが眮かれおいるずきそのコむンを取り去り$(m+1, n)$ ず $(m, n+1)$ それぞれに衚を䞊にしお新たにコむンを眮く - $(m, n) ~ (2\leq m, n\leq 100)$ に裏を䞊にしおコむンが眮かれおいるずきそのコむンを取り去り$(m-1, n)$ ず $(m, n-1)$ それぞれに裏を䞊にしお新たにコむンを眮く - $(m, n) ~ (1\leq m, n\leq 100)$ にコむンが眮かれおいるずきそのコむンを取り去り$(101-m, 101-n)$ に取ったコむンず逆の偎を䞊にしお新たにコむンを眮く - $(m, n) ~ (1\leq m, n\leq 100)$ にコむンが眮かれおいるずきそのコむンを取り去り$(m-1, n+1)$ たたは $(m+1, n-1)$ に取ったコむンず同じ偎を䞊にしお新たにコむンを眮く  有限回操䜜を繰り返すず$m+n=100$ なるすべおのマス $(m,n)$ に衚を䞊にしお $1$ 枚ず぀コむンが眮かれ$m+n=102$ なるすべおのマス $(m,n)$ に裏を䞊にしお $1$ 枚ず぀コむンが眮かれそれ以倖のマスには䜕も眮かれおいたせんでしたこのずき最初にコむンが眮かれおいたマスの個数が最小の堎合ずなるような最初のコむンの配眮は䜕通りありたすか
OMC176
https://onlinemathcontest.com/contests/omc176
https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/tasks/6900
F
OMC176(F)
500
21
69
[ { "content": " $MX = 12x$ ず眮く. このずき, $BM = 18x$ である. たた, \r\n$$\\angle XHC=\\angle XBC=\\angle XDM,\\quad \\angle XCH=\\angle XBH=\\angle XMD$$ より䞉角圢 $XDM$ ず $XHC$ は盞䌌であり, よっお䞉角圢 $XDH$ ず $XMC$ も盞䌌である.さらに, 盎線 $BH$ ず䞉角圢 $ABC$ の倖接円の亀点の内 $B$ でない方を $Y$ ずするず,\r\n$$HY=2HD,\\quad CB=2CM$$\r\nであるから, 䞉角圢 $XBC$ ず $XYH$ は盞䌌である. たた,\r\n$$\\angle XYB=\\angle XBM=\\angle XDM$$\r\nより, 䞉角圢 $DMX$ ず $YMD$ は盞䌌である. よっお, $DM=BM=18x$ より, \r\n$$XY=MY-MX=DM\\times\\frac{DM}{MX}-12x=15x,\\quad BX=XY\\times\\frac{CX}{HX}=20x$$\r\nである. 以䞊ず䞭線定理より\r\n$$(20x)^2+4^2=2((12x)^2+(18x)^2)$$\r\nが成立するので, これを解いお $x=\\dfrac{2}{\\sqrt{134}}$ を埗る. 埓っお, $BC=36x=\\dfrac{72}{\\sqrt{134}}$ である. 特に, 解答すべき倀は $\\bf{206}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/editorial/6900" }, { "content": " 䞉角圢 $HBC$ の倖接円ず盎線 $XM$ の $X$ ではない亀点を $P$ ずする$BC=12x$ ずすれば $BM=6x, XM=4x$ から $BP=6, PM=9x$ であり\\\r\n$\\angle HPC =\\angle HBM = \\angle HDM = \\angle BXM$ から $CH=BP=6, PH=BC=12x$ で四角圢 $CPHX$ にトレミヌの定理を適甚しお $CP=10x$ずなるよっお $BX=\\dfrac{20}3x$ ずなりあずは公匏解説ず同様の䞭線定理を甚いれば良い", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/editorial/6900/279" }, { "content": " 特に新しい点を取らない方法です\r\n\r\n 公匏解説ず同様に$\\triangle{XHC} \\sim \\triangle{XDM}$$\\triangle{XDH} \\sim \\triangle{XMC}$ さらに点 $M$ 䞭心盎埄 $BC$ の円を考えればわかるが$MB=MC=MD$ である\\\r\n 求めたい $BC$ の長さを $x$ ず眮くず$MB=MC=MD=\\dfrac{x}{2}$$MX=\\dfrac{x}{3}$さらに先ほどの盞䌌を䜿っお$HC=6$$HD=\\dfrac{3}{8}x$ であるここで$CD$ の長さを $x$ で衚すこずができれば$\\triangle{CDH}$ に䞉平方の定理を甚いるこずで$x$ の倀が求たるそこで$\\angle C$ の䜙匊正匊でもよいがわからないかず図をよく芋れば$\\triangle{HXC}$ に目が行く\\\r\n 具䜓的には$\\triangle{HXC}$ の $3$ 蟺の長さが分かっおいるので䜙匊定理から $\\angle HXC$ の䜙匊が求たる$\\angle HXC=90^\\circ+\\angle C$ を甚いお$\\angle C$ の䜙匊が求たり$CD$ の長さが $\\dfrac{\\sqrt{455}}{24}x$ であるずわかるあずは先述の䞉平方の定理を䜿えばよい", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc176/editorial/6900/284" } ]
 䞉角圢 $ABC$ の垂心を $H$ ずしたす盎線 $BH$ ず蟺 $AC$ の亀点を $D$蟺 $BC$ の䞭点を $M$ ずし䞉角圢 $HBC$ の倖接円ず䞉角圢 $BDM$ の倖接円の亀点のうち $B$ でない方を $X$ ずしたすこのずき, 以䞋が成立したした $$BC=3XM,\quad HX=3,\quad CX=4.$$ このずき蟺 $BC$ の長さは正敎数 $a, b$$b$ は平方因子をもたないを甚いお $\dfrac{a}{\sqrt{b}}$ ず衚せるので$a+b$ を求めおください
OMC175 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc175
https://onlinemathcontest.com/contests/omc175/tasks/5091
A
OMC175(A)
100
361
373
[ { "content": "  $D$ の発蚀が真だずするず $A \\sim D$ のうち二人以䞊の発蚀が真であるこずになり条件に反するよっお $D$ の発蚀は停であり $A$ ず $B$ の発蚀もずもに停であるしたがっお $C$ の発蚀は真である結局求める倀は $7$ の倍数でなく $16$ の倍数であり $100$ 以䞊 $200$ 以䞋の最小の敎数すなわち $\\mathbf{128}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc175/editorial/5091" } ]
 ある正の敎数 $x$ に぀いお $A,B,C,D$ の四人がそれぞれ以䞋のように発蚀しおいたすここで四人のうち発蚀が真であるのは䞀人だけであり残りの䞉人の発蚀は停であるこずがわかっおいたす - $A$$x$ は $7$ の倍数です - $B$$x$ は $16$ の倍数ではありたせん - $C$$x$ は $100$ 以䞊 $200$ 以䞋です - $D$$A$ ず $B$ の発蚀に぀いおちょうど䞀方のみが真です このずき $x$ ずしおありうる最小の倀を解答しおください
OMC175 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc175
https://onlinemathcontest.com/contests/omc175/tasks/5102
B
OMC175(B)
100
320
348
[ { "content": " $Z$ の衚面のうち $X$ の衚面である郚分の面積は$X$ の衚面から半埄 $2$䞭心角 $90^\\circ$ の扇型を $3$ 枚取り陀いた面積に等しく, \r\n\r\n$$3^{2} \\times 6-2^{2} \\times \\pi \\times \\frac{1}{4} \\times 3=54-3 \\pi $$\r\n\r\nであるたた$Y$ のうち $X$ の内偎にある郚分は $Y$ の䜓積の $\\frac{1}{8}$ であるから$Z$ の衚面のうち $Y$ の衚面である郚分の面積は\r\n\r\n$$4 \\times 2^{2} \\times \\pi \\times \\frac{7}{8} =14 \\pi $$\r\n\r\nであるよっお $Z$ の衚面積は $54+11 \\pi $ 特に解答すべき倀は $ \\mathbf{65} $ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc175/editorial/5102" } ]
 䞀蟺の長さが $3$ である立方䜓 $X$ の頂点の䞀぀を $P$ ずし$P$ を䞭心ずする半埄 $2$ の球を $Y$ ずしたす$X$ ず $Y$ の少なくずも䞀方の内郚たたは衚面からなる立䜓を $Z$ ずするずき$Z$ の衚面積は敎数 $p,q$ を甚いお$p+q \pi $ ず衚されたす$p+q$ を解答しおください
OMC175 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc175
https://onlinemathcontest.com/contests/omc175/tasks/5095
C
OMC175(C)
200
286
325
[ { "content": " 求める倀は以䞋の匏を蚈算するこずで埗られるこずが展開した圢を考えるこずでわかる\r\n$$(1^{2}+2^{2}+\\cdots+9^{2}) (0^2+1^{2}+\\cdots+9^{2}) (0^2+1^{2}+\\cdots+9^{2}) $$\r\nこれを実際に蚈算するず $\\mathbf{23149125}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc175/editorial/5095" } ]
 $3$ 桁の正の敎数は党郚で $900$ 個ありたす\  それぞれに぀いお「各桁の積の $2$ 乗」の総和を求めおください
OMC175 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc175
https://onlinemathcontest.com/contests/omc175/tasks/5096
D
OMC175(D)
200
226
312
[ { "content": "  $x+y+z$ が $3$ で割っお $1$ 䜙り $x^{2}+y^{2}+z^{2}$ が $3$ の倍数になるずき$x,y,z$ をそれぞれ $3$ で割ったずきの䜙りの組み合わせずしおありうるのは以䞋の $3$ 通りである\r\n\r\n$$(2,1,1), \\quad (1,2,1), \\quad (1,1,2)$$\r\n\r\n察称性より$(2,1,1)$ の堎合を求め \r\n$3$ 倍すればよいこのずき$0$ 以䞊の敎数 $a,b,c$ を甚いお\r\n\r\n$$x=3a+2, \\quad y=3b+1, \\quad z=3c+1$$\r\n\r\nず衚され$a+b+c=332$ が成り立぀この $(a,b,c)$ の組み合わせは ${}\\_{334}\\mathrm{C}\\_{2}=55611$ 通りしたがっお求める個数は $55611 \\times 3= \\mathbf{166833}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc175/editorial/5096" } ]
  $x+y+z=1000$ をみたす正の敎数の組 $(x,y,z)$ であっお $x^{2}+y^{2}+z^{2}$ が $3$ の倍数ずなるものはいく぀ありたすか
OMC175 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc175
https://onlinemathcontest.com/contests/omc175/tasks/5098
E
OMC175(E)
400
23
73
[ { "content": "  $ \\angle BAC=120^\\circ$ であるこずから次を埗る\r\n\r\n$$ \\angle BIC=150^\\circ , \\quad \\angle BOC=120^\\circ$$\r\n\r\n ここで盎線 $OC$ に関しお $B$ ず反察偎に点 $D$ を䞉角圢 $BOI$ ず䞉角圢 $COD$ が合同ずなるようにずるこのずき$ \\angle DCI=90^\\circ, \\angle IOD=120^\\circ$ であるから\r\n\r\n$$IB^{2}+IC^{2}=CD^{2}+IC^{2}=DI^{2}= \\bigl (20 \\sqrt{3} \\bigr )^{2}=1200$$\r\n\r\nこれより $IC=\\sqrt{359}$ を埗るから䞉角圢 $IBC$ に぀いお䜙匊定理を適甚すれば\r\n\r\n$$BC^{2}=1200 +29 \\sqrt{1077} $$\r\n\r\n したがっお解答すべき倀は $ \\mathbf{2306} $ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc175/editorial/5098" }, { "content": " 以䞋, 䞉角圢 $ABC$ の倖接円の半埄を$R$, 内接円の半埄を $r$, $CI = x$ ずする. たず, オむラヌの定理より, $R^{2} - 2Rr = OI^{2} = 400$ が埓う. たた, $∠BIC = 150^{\\circ}$ であるこずから, 䜙匊定理を甚いるこずで, $x^{2} + 841 + 29\\sqrt{3}x = BC^{2} = 3R^{2}$ が埓う. ($BC = \\sqrt{3}R$ は $OB = OC = R, ∠BOC = 120^{\\circ}$ から分かる.) そしお, 䞉角圢 $BIC$ の面積を $2$ 通りで衚すこずで, $\\sqrt{3}Rr = \\cfrac{29x}{2}$ も埓う. 未知数が $3$ ぀, 匏が $3$ ぀なので, 埌はこれを解けばよく, 蚈算するず $x = \\sqrt{359}$ が求たるので, $x^{2} + 841 + 29\\sqrt{3}x = BC^{2}$ に代入するず, $BC^{2} = 1200 + 29\\sqrt{1077}$ が埗られる.", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc175/editorial/5098/278" } ]
  $ \angle BAC=120^\circ$ をみたす䞉角圢 $ABC$ がありその内心を $I$倖心を $O$ ずするず以䞋が成り立ちたした $$OI=20, \quad IB=29.$$  このずき蟺 $BC$ の長さの $2$ 乗は平方因子を持たない正敎数 $r$ および 正敎数 $p,q$ を甚いお $p+q \sqrt{r} $ ず衚されたす$p+q+r$ を解答しおください
OMC175 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc175
https://onlinemathcontest.com/contests/omc175/tasks/5097
F
OMC175(F)
400
30
123
[ { "content": "  $1$ ぀目の条件から $f(x)$ は以䞋のようにかける$c=f(0)$ は敎数である\r\n\r\n$$f(x)=ax^{2}+bx+c \\quad (a \\gt 0)$$\r\n\r\n いた$f(x)$ が䞋に凞であるこずから$0 \\leq x \\leq 1$ の範囲での最倧倀は $x=0$ たたは $x=1$ でずるここで $x=0$ で最倧倀をずるずき$-1 \\leq x \\leq 0$ の範囲での最小倀も $x=0$ でずらねばならないがこれは矛盟であるしたがっお$3$ ぀目の条件は $f(1)=200$ ず蚀い換えられる\\\r\n 以䞋 $f(x)$ のグラフの軞 $x=-b\\/2a$ の堎所によっお $3$ ぀の堎合を考える\r\n\r\n$(1)$ $-b\\/2a \\lt -1 $ のずき\\\r\n このずき $f(-1)=100, f(1)=200$ であるので $b=50,a+c=150$ を埗るこれず $-b\\/2a \\lt -1$ から $ c \\gt 125 $ がわかるたた $a\\gt 0$ から $c \\lt 150 $ であるしたがっお $f(0)=c$ は $126$ 以䞊 $149$ 以䞋の敎数であり $c$ の倀に応じお $f(x)$ は $1$ ぀に定たるので $f(x)$ ずしおありうるものは $24$ 個ある\r\n\r\n$(2)$ $-1 \\leq -b\\/2a \\lt 0$ のずき\\\r\n このずき $f(-b\\/2a)=100,f(1)=200$ であるから以䞋が成り立぀\r\n\r\n$$- \\frac{b^{2}}{4a} +c =100, \\quad a+b+c=200$$\r\n\r\nこの $2$ 匏から $a$ を消去し $b$ を $c$ によっお衚すず \r\n\r\n$$b=-2(c-100) \\pm 20 \\sqrt{c-100}$$\r\n\r\n ここで$b$ が正の実数であるこずから $c \\gt 100$ であり$\\pm$ は $+$ に限られるたた$f(-1)=a-b+c$ が敎数ずなるこずから $2b$ は敎数であるしたがっお $c-100$ は平方数であるたた$-1 \\leq -b\\/2a \\lt 0$ は $100 \\lt c \\leq 125$ ず蚀い換えられるよっお $c$ ずしおは $101,104,109,116,125$ の $5$ ぀がありうるそれぞれに぀いお$c$ の倀によっお $f(x)$ は $1$ ぀に定たるから $f(x)$ ずしおありうるものも $5$ 個ある\r\n\r\n$(3)$ $0 \\leq -b\\/2a$ のずき\\\r\n このずき $f(0)=100,f(1)=200$ でありたた軞が $x \\geq 0$ の範囲にあるこずから $f(-1) \\geq 200$ である逆に $f(-1)$ の倀を $200$ 以䞊 $300$ 以䞋の敎数で定めるずそれぞれに぀いお適する $f(x)$ が $1$ ぀定たるよっお $f(x)$ ずしおありうるものは $101$ 個ある\r\n\r\n 以䞊より $f(x)$ ずしおありうるものは $ \\mathbf{130} $ 個ある", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc175/editorial/5097" }, { "content": " 公匏解説の $(2)$ に関しお別解です匏 $y=a(x-p)^2+q$ を甚いようずした方向けです\r\n\r\n 最小倀の条件より$f(x)=a(x-p)^2+100$ ずおける$a \\gt 0$$-1 ≩ p \\lt 0$\\\r\n 最倧倀の条件より$a(1-p)^2=100$ である\\\r\n $f(-1),f(0) \\in \\mathbb{Z}$ より$ap^2,a(p+1)^2 \\in \\mathbb{Z}$ でありさらに$a(p-1)^2+a(p+1)^2-2ap^2=2a \\in \\mathbb{Z}$$a(p+1)^2-a(p-1)^2=4ap \\in \\mathbb{Z}$ である以䞊から$p \\in \\mathbb{Q}$ を埗る\\\r\n $p=-\\dfrac{t}{s}$ 既玄分数ずおくず$a(1-p)^2=100$ より $\\dfrac{a(s+t)^2}{s^2}=100$$2a \\in \\mathbb{Z}$ だったので$(s+t)^2$ は $200$ の玄数であるこずがわかるよっお$s+t$ の候補は $2$$5$$10$ である\\\r\n $-1 ≩ p \\lt 0$ より $s≧t$ であるこずに泚意するず$(s,t)$ 候補は$(1,1)$$(3,2)$$(4,1)$$(7,3)$$(9,1)$ であるあずはこれら党おの堎合に぀いお条件を満たしおいるこずを確かめお$(2)$ は $5$ 通りであるこずがわかる", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc175/editorial/5097/276" } ]
 実数係数 $2$ 次倚項匏 $f(x)$ であっお以䞋の条件をすべおみたすものはいく぀ありたすか - $2$ 次の係数は正である - $-1 \leq x \leq 0$ の範囲での最小倀は $100$ である - $0 \leq x \leq 1$ の範囲での最倧倀は $200$ である - $f(-1),f(0),f(1)$ はいずれも $300$ 以䞋の敎数倀である
OMC174 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc174
https://onlinemathcontest.com/contests/omc174/tasks/7162
A
OMC174(A)
400
133
158
[ { "content": " $x, y, z, w$ の敎数郚分をそれぞれ $A, B, C, D$ ずおき小数郚分をそれぞれ $a, b, c, d$ ずおく\r\nただし実数 $t$ に察し $t$ の**敎数郚分**ずは $\\lfloor t\\rfloor$**小数郚分**ずは $t-\\lfloor t\\rfloor$ のこずずする\\\r\n $x=A+a$ などに泚意しお $1$ 番目の匏を敎理するず\r\n$$A^2 + B^2 = a^2 + 52.19$$\r\n\r\nが埗られるこの匏の巊蟺が敎数でありか぀ $0 \\leq a \\lt 1$ であるこずから\r\n$$A^2 + B^2 = 53a = 0.9$$\r\n\r\nが埓う同様に $2, 3$ 番目の匏から\r\n$$B^2 + C^2 = 85C^2 + D^2 = 565b = 0.7c = 0.5$$\r\nが埗られる$53$ を $2$ ぀の平方数の和で衚す方法は $2^2 + 7^2 = 53$ のみなので組 $(A^2, B^2)$ ずしおあり埗るものは $2$ 組ありそれぞれに察しお $4$ 数の組 $(A^2, B^2, C^2, D^2)$ は以䞋のようにすべお平方数ずなるように決たる\r\n$$(2^2, 7^2, 6^2, 23^2)(7^2, 2^2, 9^2, 22^2)$$\r\n\r\n たた $a + b + c = 2.1$ であるこずから $x + y + z + w$ が敎数ずなるのは $d = 0.9$ のずきに限られこのずき $a + b + c + d = 3$ ずなるゆえに$x + y + z + w$ のずり埗る敎数倀は以䞋どちらかの圢匏で衚される数である各々の圢匏に察し耇号の決め方は任意である\r\n- **圢匏 1.** $\\pm 2 \\pm 6 \\pm 7 \\pm 23 + 3$\r\n- **圢匏 2.** $\\pm 2 \\pm 7 \\pm 9 \\pm 22 + 3$\r\n\r\n圢匏 1. で衚される数は倧きい方から $41, 37, 29, \\dots$ であり圢匏 2. で衚される数は倧きい方から $43, 39, 29, \\dots$ であるゆえに解答すべき倀は\r\n$$43 \\times 41 \\times 39 \\times 37 \\times 29 = \\mathbf{73776261}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc174/editorial/7162" } ]
 実数 $x, y, z, w$ が以䞋の $3$ ぀の等匏を満たすずき和 $x + y + z + w$ がずりうる敎数倀の䞭で $1, 2, 3, 4, 5$ 番目に倧きいものの**総積**を解答しおください $$ \left\\{ \begin{array}{l} 2 \lfloor x \rfloor x + \lfloor y \rfloor ^2 = x^2 + 52.19\\\\ 2 \lfloor y \rfloor y + \lfloor z \rfloor ^2 = y^2 + 84.51\\\\ 2 \lfloor z \rfloor z + \lfloor w \rfloor ^2 = z^2 + 564.75 \end{array} \right. $$ ただし実数 $t$ に察し $\lfloor t \rfloor$ で $t$ 以䞋の最倧の敎数を衚したす
OMC174 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc174
https://onlinemathcontest.com/contests/omc174/tasks/2211
B
OMC174(B)
400
34
64
[ { "content": " $\\mathcal{P}$ の軞が $y$ 軞ず平行であるような盎亀座暙を考えるずたずえば $A$ の $x$ 座暙は $S$ ず $U$ の $x$ 座暙の平均ずなるこずが知られおいる\\\r\n 今回の蚭定でこの事実からの垰結をたずめるこずで以䞋の成立が分かる\r\n$$ SB:BA=BT:TC=AC:CU=3:2. $$\r\nここで線分 $SU$ 䞊に $SX:XU=3:2$ なる点 $X$ をずるず四角圢 $ABXC$ は長方圢であるから$X$ は $ABC$ の倖接円䞊にありこれにより $A$ から $SU$ におろした垂線の足 $H$ も同じ円䞊にある蟺の比を考えれば\r\n$$SH:HU=SA^2:UA^2=\\left(4\\times \\dfrac{5}{2}\\right)^2:\\left(7\\times \\dfrac{5}{3}\\right)^2=36:49.$$\r\nこれにより $H=K$, $X=L$ ず察応し求める比は $ SK:KL:LU=36:15:34$ ずなるから解答すべき倀は $\\textbf{18360}$ である\r\n![figure 1](\\/images\\/nlEb472UuYzhNGojE4CPt7QEPHCRMMwEw48Y7Qhx)", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc174/editorial/2211" }, { "content": " 解説 $4$ 行目たでは同様図は盞䌌拡倧を陀き䞀意であるので蟺の長さが敎数になるように $AB=12,AC=21$ なる盞䌌拡倧を斜す$SU=5\\sqrt{85}$ であり$2$ 点 $S,U$ から方べきの定理を適甚するこずを考える\\\r\n$SK=\\sqrt{85}x,KL=\\sqrt{85}y,LU=\\sqrt{85}z$ ずおく(単に $x,y,z$ ず眮くよりこの眮き方ならば埌の連立に根号が登堎しないため蚈算が楜になる)\\\r\n 方べきの定理より以䞋の成立がわかる\\\r\n$$x+y+z=5,\\quad x(x+y)=\\dfrac{108}{17},\\quad z(z+y)=\\dfrac{98}{17}$$\r\n いずれの文字も正であるこずに泚意すれば$(x,y,z)=\\Big(\\dfrac{36}{17},\\dfrac{15}{17},\\dfrac{34}{17}\\Big)$ ずなり$x:y:z=36:15:34$ であるので解答すべき倀は $\\mathbf{18360}$ である", "text": "方べきの定理を甚いるず", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc174/editorial/2211/274" } ]
 攟物線 $\mathcal{P}$ 䞊に $3$ 点 $S,T,U$ をこの順に䞊ぶようにずり各点における $\mathcal{P}$ の接線を $l_S,l_T,l_U$ ずしたす$l_S$ ず $l_U$ の亀点を $A$ ずし$l_S$ ず $l_T$ の亀点を $B$ ずし$l_T$ ず $l_U$ の亀点を $C$ ずするず以䞋が成り立ちたした $$\angle BAC=90^\circ,\quad AB:AC=4:7,\quad BT:TC=3:2.$$ さらに䞉角圢 $ABC$ の倖接円は線分 $SU$ ず $2$ 点で亀わりたしたそれらの亀点を $S$ に近い方から $K,L$ ずしたずき$SK:KL:LU$ を求めおくださいただし求める比は互いに玠な正敎数 $p,q,r$ を甚いお $p:q:r$ ず衚せるので$pqr$ を解答しおください
OMC174 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc174
https://onlinemathcontest.com/contests/omc174/tasks/8150
C
OMC174(C)
500
34
89
[ { "content": " $1, 2, \\ldots, 100$ の番号の぀いた頂点を甚意し番号の和が $101, 103, 105$ のいずれかである頂点の間に蟺を匵るこずで無向グラフ $G$ を構成するず$G$ は図1のようになるただし図1においお\r\n$$a_{2n-1}=4n-3,\\quad a_{2n}=104-4n,\\quad b_{2n-1}=4n-1,\\quad b_{2n}=102-4n\\quad (n=1, 2, \\ldots, 25)$$\r\nであるスコアが $7$ ずなるような $7$ 枚のカヌドの遞び方は頂点の個数が $7$蟺の本数が $7$ である $G$ の誘導郚分グラフに察応しその誘導郚分グラフを図1の頂点の䜍眮関係で考えたずきの圢は図2の (i)\\~(v) のいずれかであるそれぞれ回転や反転したものも含む\\\r\n (i) は連結な $6$ 頂点の䜍眮で堎合分けしお考えれば $91\\times 2 + 90\\times 45=4232$ 通りたた (ii)\\~(v) に぀いおは反転および回転を考えるず (ii) は $182$ 通り(iii), (iv), (v) は $184$ 通りず぀ずわかる\\\r\n 以䞊より求める堎合の数は $\\bm{4966}$ 通り\r\n\r\n<details>\r\n<summary>誘導郚分グラフずは<\\/summary>\r\n もずのグラフからいく぀かの頂点を遞ぶずきそれらの頂点の間の蟺の有無がもずのグラフず䞀臎する郚分グラフを**誘導郚分グラフ**ず呌ぶ\r\n<\\/details>\r\n\r\n![figure 1](\\/images\\/0FWFPuMklRTkzP5t7l3PUYsLoxZq5Cmqrv0x7eC8)", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc174/editorial/8150" }, { "content": " [公匏解説](.\\/)の $G$ に぀いお各蟺が結ぶ $2$ 頂点の偶奇は異なるから$G$ は奇数の頂点の集合ず偶数の頂点の集合をそれぞれ郚集合に持぀二郚グラフであるこずに泚目する䞊郚に奇数の頂点を䞋郚に偶数の頂点を䞊べたた蟺で結ばれる頂点同士が近くなるように奇数は $1,\\\\, 3,\\\\, \\ldots,\\\\, 99$偶数は $100,\\\\, 98,\\\\, \\ldots,\\\\, 2$ の順に䞊べそしお和 $103$ の蟺が鉛盎になるようにすればグラフの圢をむメヌゞしやすい公匏解説では和が $103$ の頂点の組に察し$1$ 組おきにひっくり返すこずでさらに芋やすくしおいるがそのたたでも十分であるからここではそうしよう \r\n 次に公匏解説の誘導郚分グラフに぀いお頂点の数ず蟺の数が等しいこずから朚では蟺の数が足りないよっおどこかにサむクルができおいお$G$ の圢状から $\\Join$ の圢を持たなければならないこずが分かるあずは $\\Join$ を二぀くっ぀けたもの${}+1$ 点ずするか$\\Join$ に合蚈 $3$ 蟺の朚を぀なげればよい埌者の堎合に぀いお$\\Join$ の同じ偎においお $\\Join$ に隣接する $2$ 点を䞡方遞ぶこずはできないこずに泚意するず\r\n$$\\mathord\\Join\\\\!\\mathord\\vee\\\\!\\backslash \\qquad\r\n\\mathord\\Join\\\\!\\mathord\\vee\\\\!| \\qquad\r\n\\/\\\\!\\mathord\\Join\\\\!\\mathord\\vee \\qquad\r\n\\/\\\\!\\mathord\\Join\\\\!\\mathord\\wedge$$\r\nに倧別されこれが公匏解説の図 $2$ に察応しおいる公匏解説ではこれをそれぞれ数えおいるが$\\Join$ の䜍眮ごずにたずめお数えおも良い$\\Join$ が端から $1,\\\\, 2,\\\\, 3$ 番目それ以倖の堎合に぀いおそれぞれ $6,\\\\, 10,\\\\, 15,\\\\, 16$ 通りであるこずが分かりこれより\r\n$$ 2 \\times (6 + 10 + 15) + 42 \\times 16 = 734 $$\r\n通りしたがっお $\\mathord\\Join\\\\!\\mathord\\Join + 1$ 点の堎合を公匏解説ず同様に数え䞊げればその $4232$ 通りず䞊を合わせお求める堎合の数は $\\bm{4966}$ 通り", "text": "公匏解説の補足", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc174/editorial/8150/272" } ]
 $1, 2, \ldots, 100$ の番号のうちちょうど䞀぀が曞かれたカヌドがそれぞれ $1$ 枚ず぀蚈 $100$ 枚ありたすこの䞭から $7$ 枚のカヌドを同時に遞ぶずき遞んだカヌドのうち曞かれた番号の和が $101, 103, 105$ のいずれかずなるような $2$ 枚のペアの個数を**スコア**ず呌びたすスコアが $7$ ずなるようなカヌド $7$ 枚の遞び方は䜕通りありたすか
OMC174 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc174
https://onlinemathcontest.com/contests/omc174/tasks/7484
D
OMC174(D)
500
34
50
[ { "content": " $y_n = x_{n+1} - x_n$ ずするず䞎えられた等匏は\r\n$$y_n^2 - 2c_{n+1} y_n + 2c_{n+1}c_n = 0$$\r\nず倉圢するこずができるこれを $y_n$ に぀いおの $2$ 次方皋匏ずみなしたずきの刀別匏の $4$ 分の $1$を\r\n$$D_n = c_{n+1} (c_{n+1} - 2c_n)$$\r\nずおくず条件より $D_1, D_2, ..., D_8$ のうち $1$ ぀のみが正で残りは $0$ でなければならない先ほどの $2$ 次方皋匏を実際に解くず$D_n \\gt 0$ ならば\r\n$$y_n = c_{n+1} \\pm \\sqrt{D_n}$$\r\nが解であり$D_n = 0$ ならば\r\n$$y_n = c_{n+1}$$\r\nが解であるしたがっお $D_n \\gt 0$ なるただ䞀぀の $n$ を $r$ ずするず\r\n$$x_9 = \\sum_{k = 1}^9 c_k \\pm \\sqrt{D_r}$$\r\nであるのでこれより以䞋をみたせばよい\r\n$$\\sum_{k = 1}^9 c_k = 0D_r = 3^2 \\cdot 73 \\tag{1}$$\r\nここで次の事実に泚意せよ\r\n- $c_1, 
, c_9$ の䞭に正のものず負のものがどちらも $1$ ぀以䞊含たれる\r\n- $D_n = 0$ ならば $c_{n+1} = 2 c_n$ が成り立぀\r\n\r\nこれらの事実により $C$ は次のような圢で衚されるただし $\\alpha, \\beta$ は $0$ でない敎数であり互いに同笊号であるずする\r\n$$(\\alpha, 2 \\alpha, 
, 2^{r-1} \\alpha, -\\beta, -2 \\beta, 
, -2^{8-r} \\beta)$$\r\n\r\nするず条件 $(1)$ から\r\n$$\\alpha = \\frac{2^{9-r} - 1}{2^r - 1}\\beta\\beta(\\beta + 2^r \\alpha) = 3^2 \\cdot 73$$\r\nがしたがいこれより\r\n$$|\\beta| = 3 \\sqrt{\\frac{2^r - 1}{7}}$$\r\nが埗られる$\\alpha, \\beta$ がずもに敎数ずなるのは $r = 3, 6$ のずきでありしたがっお以䞋の $C$ が適するそれぞれ耇号同順である\r\n$$\r\n(\\pm 27, \\pm 54, \\pm 108, \\mp 3, \\mp 6, \\mp 12, \\mp 24, \\mp 48, \\mp 96) \\\\\\\\\r\n(\\pm 1, \\pm 2, \\pm 4, \\pm 8, \\pm 16, \\pm 32, \\mp 9, \\mp 18, \\mp 36)\r\n$$\r\n\r\n 以䞊の議論から適する $C$ は耇号の定め方の違いを含めお党郚で $4$ 個あるこずが分かりそれぞれの最倧倀の和は以䞋のように蚈算できる\r\n$$108 + 96 + 32 + 36 = \\mathbf{272}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc174/editorial/7484" } ]
 $9$ ぀の**æ•Žæ•°**からなる列 $C = (c_1, c_2, \ldots, c_9)$ が䞎えられおおり$c_1, c_2, \ldots, c_9$ はいずれも $0$ でないずしたすするず以䞋をみたすような $9$ ぀の実数からなる列 $X = (x_1, x_2, \ldots, x_9)$ がちょうど $2$ ぀存圚したした - $x_1 = c_1$ をみたしなおか぀各 $n=1, 2, \ldots, 8$ に぀いお $$x_{n+1}^2 + x_n^2 = 2(x_{n+1}x_n + c_{n+1}x_{n+1} - c_{n+1}x_n - c_{n+1}c_n)$$ が成り立぀ さらにこうしお埗られる $2$ ぀の列 $X$ は䞀方が $x_9 = 3\sqrt{73}$ をみたしもう䞀方が $x_9 = -3\sqrt{73}$ をみたしたしたこのずき$C$ ずしおありうるものすべおに察しお$C$ に含たれる項の最倧倀の総和を解答しおください
OMC174 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc174
https://onlinemathcontest.com/contests/omc174/tasks/7626
E
OMC174(E)
600
12
23
[ { "content": " 䞀般に $\\mathcal P$ を凞 $2n$ 角圢ずしお考える盞異なる $2$ 頂点を結ぶ線分の**長さ**を$2$ 点の間にある蟺の本数のうち倧きくない方ず定矩する\\\r\n 着色された線分の長さが奇数ならば必ず偶数本の着色された線分ず亀わり長さが偶数ならば必ず奇数本の着色された線分ず亀わるよっおこの問題では長さが偶数の着色された線分同士の亀点の個数の盞加平均を求めればよい\\\r\n 着色する $n$ 本の遞び方すべおに぀いお長さが偶数の着色された線分同士の亀点の個数の総和を $S_n$ ずおく着色の有無によらない長さが偶数の線分同士のある亀点に着目するずきこの点が「長さが偶数の着色された線分同士の亀点」ずしお蚈䞊され $S_n$ に寄䞎する回数はこの点を通る線分以倖の $n-2$ 本の遞び方の堎合の数\r\n$$\\dbinom{2n-4}{2}\\dbinom{2n-6}{2}\\cdots\\dbinom{2}{2}\\times\\dfrac{1}{(n-2)!}=\\dfrac{(2n-4)!}{2^{n-2}(n-2)!}\\quad\\cdots(1)$$\r\nに等しい着色の有無によらない長さが偶数の線分同士の亀点の個数は$2n$ 個の頂点から盞異なる $4$ 点を遞ぶずき隣り合う点の間にある蟺の本数が (i) すべお偶数である堎合の数ず (ii) すべお奇数である堎合の数の和に等しい\r\n- (i) は$1\\leq a\\lt b\\lt c\\lt d\\leq 2n$ をみたしすべおの偶奇が䞀臎する敎数の組 $(a, b, c, d)$ の数に等しい\r\n- (ii) は$1\\leq a\\lt b\\lt c\\lt d\\leq 2n$ をみたし偶数ず奇数が互い違いに䞊ぶ $(a, b, c, d)$ の数に等しいこれは$1\\leq a\\lt b+1\\lt c+2\\lt d+3\\leq 2n+3$ をみたしすべおの偶奇が䞀臎する $(a, b+1, c+2, d+3)$ の数に等しい\r\n\r\nしたがっお着色の有無によらない長さが偶数の線分同士の亀点の個数は\r\n$$\\dbinom{n}{4}\\times2+\\dbinom{n+2}{4}+\\dbinom{n+1}{4}=\\dfrac{1}{6}(n-1)n(n^2-2n+3)\\quad\\cdots(2)$$\r\n $S_n$ は (1), (2) の積であるたた着色する $n$ 本の遞び方の総数は\r\n$$\\dbinom{2n}{2}\\dbinom{2n-2}{2}\\cdots\\dbinom{2}{2}\\times\\dfrac{1}{n!}=\\dfrac{(2n)!}{2^{n}n!}$$\r\nであるから求める平均倀は\r\n$$S_n\\times\\dfrac{2^{n}n!}{(2n)!}=\\dfrac{(n-1)n(n^2-2n+3)}{6(2n-1)(2n-3)}$$\r\nずわかる$n=100$ を代入すれば分母ず分子が $6$ で割り切れるこずに泚意しお特に解答すべき倀 $\\bm{16214153}$ を埗る", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc174/editorial/7626" }, { "content": " [公匏解説](.\\/)においお匏 $(1)$ や着色する $n$ 本の遞び方は頂点に任意に $1,\\\\, \\ldots,\\\\, 2n$ ずラベリングしただ遞ばれおいない最も若い頂点に぀いお蟺で接続する頂点の遞び方をその郜床考えるこずでそれぞれ $(2n - 5)!!,\\\\ (2n - 1)!!$ ず分かる公匏解説の匏を倉圢しおもこれに等しいこずは分かるこれを䜿うず少しだけ蚈算回数が枛る", "text": "少しだけ蚈算をラクに", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc174/editorial/7626/273" } ]
 凞 $200$ 角圢 $\mathcal P$ がありどの $3$ 本の察角線も頂点以倖の $1$ 点で亀わりたせん$\mathcal P$ の蟺たたは察角線にあたる線分のうち盞異なる $100$ 本をどの $2$ 本も端点を共有しないように遞び䞀床に赀色で塗りたすさらに赀い線分のうちちょうど奇数本の赀い線分ず亀わるものをすべお䞀床に青色で塗り替えたすこのずきはじめに赀色に塗る $100$ 本の線分の遞び方すべおに぀いお青い線分同士の亀点の個数の盞加平均を求めおください\  ただし求める倀は互いに玠な正敎数 $a, b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚されるので$a+b$ を解答しおくださいたた線分を遞ぶ際回転や裏返しによっお䞀臎しうる線分であっおもすべお区別するものずしたす