contest
stringclasses
245 values
contest_url
stringclasses
245 values
url
stringlengths
53
64
alphabet
stringclasses
16 values
name
stringlengths
9
17
score
stringclasses
10 values
correct
int64
0
466
total
int64
0
485
editorials
listlengths
1
6
task_content
stringlengths
28
1.49k
OMC060 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc060
https://onlinemathcontest.com/contests/omc060/tasks/1484
E
OMC060(E)
700
9
35
[ { "content": " $k = \\dfrac{2021}2$ ずするず$\\ell_t$ が $x$ 切片を持぀こずず $t \\ne k$ は同倀であり$\\\\{x_n\\\\}$ に぀いお\r\n$$x_{n+1} = \\frac{x_n^2 - 4k^2}{2 \\left(x_n - k\\right)}. $$\r\nこのずき$\\tan \\theta_n = \\dfrac{\\sqrt3\\\\, k}{x_n - k}$ ずおけば $\\tan \\theta_{n+1} = \\tan 2\\theta_n$ を埗るから$\\tan \\alpha\\pi = \\dfrac{\\sqrt3\\\\, k}{a - k}$ なる $\\alpha$ に぀いお\r\n$$x_n = \\frac{\\sqrt3\\\\, k}{\\tan\\mathopen{}\\left(2^{n-1}\\alpha\\pi\\right)} + k. $$\r\nいた $0 \\le a \\le 2k$ の範囲で考えおいるこずから$\\dfrac13 \\le \\alpha \\le \\dfrac23$ ずしおよい\r\n\r\n $x_1, x_2, \\ldots, x_{20}$ がすべお盞異なりか぀ $x_{21} = a$ であるこずは$x_{21} = a, x_{11} \\ne a, x_5 \\ne a$ ず同倀で\r\n$$\\tan\\mathopen{}\\left(2^{20}\\alpha\\pi\\right) = \\tan \\alpha\\pi,\\qquad \\tan\\mathopen{}\\left(2^{10}\\alpha\\pi\\right) \\ne \\tan \\alpha\\pi,\\qquad \\tan\\mathopen{}\\left(2^4\\alpha\\pi\\right) \\ne \\tan \\alpha\\pi, $$\r\nすなわち $\\left(2^{20}-1\\right) \\alpha$ が敎数でか぀ $\\left(2^{10}-1\\right) \\alpha$ および $\\left(2^4-1\\right) \\alpha$ がずもに敎数でないこずず同倀である\r\n\r\n $2^{20} - 1$ は $2^{10} - 1, 2^4 - 1$ の倍数であるたた正敎数 $m$ に察しお $2^{2m} - 1$ は垞に $3$ の倍数でさらに\r\n$$\\gcd\\mathopen{}\\left(2^{10} - 1, 2^4 - 1\\right) = 2^{\\gcd(10,4)} - 1 = 2^2 - 1$$\r\nであるから$\\alpha$ の範囲に泚意しお求める非負敎数は包陀原理より\r\n$$\\left(\\frac{2^{20} - 1}3 + 1\\right) - \\left(\\frac{2^{10} - 1}3 + 1\\right) - \\left(\\frac{2^4 - 1}3 + 1\\right) + \\left(\\frac{2^2 - 1}3 + 1\\right) = \\mathbf{349180}. $$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc060/editorial/1484" } ]
 関数 $f(x) =x^2 - 2021x + 2021^2$ および任意の実数 $t$ に぀いお$xy$ 座暙平面䞊で曲線 $y=f(x)$ の点 $(t,f(t))$ における接線を $\ell_t$ ずしたすたた実数列 $\\{x_n\\}_{n=1,2,\ldots}$ を以䞋のように定矩したす * $a$ を適圓な実数ずしお$x_1=a$ ずする * $x_n$ が定矩されお $ℓ_{x_n}$ の $x$ 切片も存圚するならばこの $x$ 切片の倀を $x_{n+1}$ ずする * $x_n$ が定矩されるが $ℓ_{x_n}$ の $x$ 切片は存圚しないずき任意の敎数 $m\gt n$ に察し $x_m$ は定矩されない  いた$x_1,x_2,\ldots,x_{21}$ がすべお定矩されか぀ $x_1,x_2,\ldots,x_{20}$ がすべお盞異なりさらに $x_{21}=a$ であったずき$a$ ずしおあり埗る倀のうち $0$ 以䞊 $2021$ 以䞋のものの個数を求めおください
OMC060 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc060
https://onlinemathcontest.com/contests/omc060/tasks/289
F
OMC060(F)
1000
2
20
[ { "content": " $\\varphi$ でEulerのtotient関数を衚すものずする. 䞀般に $N\\geq 2$ が非負敎数 $l_2,l_3,l_5,l_{17},l_{257}$ を甚いお\r\n$$2^{l_{2}}\\times 3^{l_{3}}\\times 5^{l_{5}}\\times 17^{l_{17}}\\times 257^{l_{257}}$$\r\nず衚されるずする (このような $N$ を**良い敎数**ずよぶこずずする).\r\nたた, 正の敎数 $n$ ず非負敎数 $k$ に察し\r\n$$a(n,0)=1,\\quad a(n,k+1)=n^{a(n,k)}-1\\quad(k=0,1,\\dots)$$\r\nず定める. さらに, 良い敎数 $N$ ず正の敎数 $n$ に察し, ある正の敎数 $K$ が存圚しお\r\n$$a(n,K)\\equiv a(n,K+1)\\equiv\\cdots \\pmod N$$\r\nずなるずき, $a(n,K)$ を $N$ で割った䜙りを $f(N,n)$ ず衚すこずずする. \r\n\r\n----\r\n\r\n**䞻匵1.** 任意の良い敎数 $N$ ず正の敎数 $n$ に察し, $f(N,n)$ が定たる. \r\n\r\n**蚌明.** 䞭囜剰䜙定理より, $N$ が玠べき $p^l$ である堎合に瀺せば十分である.\r\n仮定から $p-1$ は $2$ のべきである.\\\r\n $n=1$ のずき, 任意の $k\\geq 1$ に぀いお $a(n,k)=0$ ずなるから, $f(N,n)=0$ ず定たる.\\\r\n $n=2$ のずき, 任意の $k$ に぀いお $a(n,k)=1$ ずなるから, $f(N,n)=1$ ず定たる.\\\r\n 以䞋 $n\\gt 2$ ずする. このずき $a(n,0)\\lt a(n,1)\\lt \\cdots$ ずなるこずに泚意する.\r\n\r\n- $n$ が $p$ の倍数のずき\\\r\n $k$ を十分倧きな敎数ずするずき,\r\n$$a(n,k)=n^{a(n,k-1)}-1\\equiv -1\\pmod N$$\r\nずなるから, $f(N,n)=N-1$ ず定たる.\r\n- $\\gcd(p,n)=1$ か぀ $n$ が奇数のずき\\\r\n $N,\\varphi(N),\\varphi^2(N),\\dots$ はすべお $(2\\text{のべき})\\times(p\\text{のべき})$ の圢である.\r\nたた, ある $M$ が存圚し $\\varphi^M(N)=1$ ずなり,\r\n珟れる数がすべお $n$ ず互いに玠であるこずもわかる.\\\r\n $k$ を任意の非負敎数ずするずき,\r\nたず明らかに $a(n,k)$ は $\\varphi^M(N)$ の倍数である.\r\nするず $a(n,k+1)=n^{a(n,k)}-1$ はEulerの定理より $\\varphi^{M-1}(N)$ の倍数である.\r\nこれを繰り返すこずで, $a(n,k+M)$ が $N$ の倍数であるこずがわかる.\r\nしたがっお $f(N,n)=0$ ず定たる.\r\n- $\\gcd(p,n)=1$ か぀ $n$ が偶数のずき\r\n$$a(n,k+2)-a(n,k+1)=n^{a(n,k+1)}-n^{a(n,k)}=n^{a(n,k)}(n^{a(n,k+1)-a(n,k)}-1)$$\r\nであるから, $2^{a(n,p)}\\geq p-1$ に泚意するず, $a(n,p+2)-a(n,p+1)$ は $\\varphi(p)=p-1$ の倍数である.\\\r\n たた, $a(n,p+k+1)-a(n,p+k)$が$\\varphi(p^k)=(p-1)p^{k-1}$ の倍数であるず仮定するず,\r\nEulerの定理より $n^{a(n,p+k+1)-a(n,p+k)}-1$ は $p^k$ の倍数であり、\r\n$n^{a(n,p+k)}$ は $p-1$ の倍数であるから,\r\n$$a(n,p+k+2)-a(n,p+k+1)$$\r\nは $\\varphi(p^{k+1})=(p-1)p^k$ の倍数である.\\\r\n したがっお, $k\\geq l$ のずき $a(n,p+k+2)-a(n,p+k+1)$ は $N$の倍数であり, $f(N,n)$ は定たる.\r\n\r\n----\r\n\r\n 次に各 $N$ に぀いお $f(N,n)$ ずしおずりえる倀の個数を考える. たずは $N$ が玠べき $p^l$ の堎合を考察する.\r\n䞻匵1の蚌明に基づけば, $\\gcd(p,n)=1$ か぀ $n$ が偶数のずき, $f(N,n)$ がどのような倀をずるか考察すればよい.\\\r\n $n\\equiv 1\\pmod p$ のずき, LTEの補題より以䞋が成り立぀から, 十分倧きな $k$ に぀いお $a(n,k)$ は $p^l$ の倍数ずなる. \r\n$$v_p(a(n,k+1))=v_p(a(n,k))+v_p(n-1)$$\r\nよっお $f(p^l,n)=0$ である. 以䞋 $n\\not\\equiv 1\\pmod p$ ずする.\r\n\r\n----\r\n\r\n**䞻匵2.** $n_1,n_2$ を $4$ 以䞊の偶数であっお, ずもに $\\bmod~p$ で $0,1$ ず合同でないものずする. このずき,\r\n$f(p^l,n_1)\\not\\equiv 0,-1\\pmod{p}$ であり, $f(p^l,n_1)=f(p^l,n_2)$ ならば $n_1\\equiv n_2\\pmod{p^l}$ である. \r\n\r\n**蚌明.** $l$ に぀いおの垰玍法で瀺す. たず $l=1$ ずする. $n$ を $4$ 以䞊の偶数ずするずき, \r\n十分倧きな $k$ に぀いお\r\n$$a(n,k)=n^{a(n,k-1)}-1\\equiv -1\\pmod{p-1}$$\r\nずなるから, \r\n$$a(n,k+1)=n^{a(n,k)}-1\\equiv n^{-1}-1\\pmod{p}$$\r\nずなる. よっお $f(p,n)\\equiv n^{-1}-1\\pmod{p}$ より, $l=1$ の堎合は成り立぀. \\\r\n 以䞋 $l=i$ の堎合の成立を仮定し $l=i+1$ の堎合を考える. \r\n$f(p^{i+1},n)\\equiv f(p^i,n)\\pmod{p^i}$ に泚意するず, \r\n$f(p^{i+1},n)\\not\\equiv 0,-1\\pmod p$ がわかる. \r\nたた, 垰玍法の仮定から, \r\n$f(p^{i+1},n_1)=f(p^{i+1},n_2)$ ならば\r\n$$n_2=n_1+2sp^i$$\r\n(ただし $s$ は敎数) ず衚される. このずき, $k$ を十分倧きな敎数ずすれば, 以䞋の各合同匏\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n a(n_1,k)&\\equiv a(n_1+2sp^i,k) &\\pmod{p^{i+1}}\\\\\\\\\r\n a(n_1,k)&\\not\\equiv 0 &\\pmod{p}\\\\\\\\\r\n a(n_1,k)&\\equiv a(n_1+2sp^i,k)(\\equiv -1) &\\pmod{p-1}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nが成り立぀から, $D=a(n_1,k)$ ずするず, Eulerの定理より\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n && n_1^{a(n_1,k)}-1&\\equiv (n_1+2sp^i)^{a(n_1+2sp^i,k)}-1 &\\pmod{p^{i+1}}\\\\\\\\\r\n &\\implies& n_1^D-1&\\equiv (n_1+2sp^i)^D-1 &\\pmod{p^{i+1}}\\\\\\\\\r\n &\\implies& n_1^D-1&\\equiv n_1^D+2Dn_1sp^i-1&\\pmod{p^{i+1}}\\\\\\\\\r\n &\\implies& 2Dn_1s&\\equiv 0 &\\pmod{p}\\\\\\\\\r\n &\\implies& s&\\equiv 0 &\\pmod{p}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\n以䞊より $l=i+1$ でも成立が瀺された.\r\n----\r\n\r\n 以䞊の議論をたずめるず, $N=p^l$ においお $f(N,n)$ は\r\n\r\n- $p=2$ のずき $f(N,1)=0,f(N,2)=1$ で, 以降は $0,N-1$ を繰り返す.\r\n- $p\\geq 3$ のずき $f(N,1)=0,f(N,2)=1$ で, 以降は $p^{l-1}(p-2)+2$ 皮類の倀を呚期 $2p^l$ で繰り返す.\r\n\r\nしたがっお, 䞀般の $N$ (ただし $l_2\\geq 2$, $l_3,l_5,l_7,l_{257}\\geq 1$ )に察しお, $f(N,n)$ のずり埗る倀の皮類数は\r\n$$1+2^4+\\prod_{p=3,5,17,257}(p^{l_p-1}(p-2)+2)$$\r\nであるこずが容易にわかる. 今回の $N$ に぀いお, この倀は $\\textbf{147487434}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc060/editorial/289" } ]
 $N=2^5\times 3^4\times 5^3\times 17^2\times 257$ に぀いお, 以䞋をみたす $0$ 以䞊 $N$ 未満の敎数 $m$ の個数を求めおください. - ある正の敎数 $n$ ず正の敎数 $K$ が存圚し, 敎数列 $a_0,a_1,\dots$ を $$a_0=1,\quad a_{k+1}=n^{a_k}-1\quad(k=0,1,\dots)$$ で定めるず, $a_K\equiv a_{K+1}\equiv\cdots\equiv m\pmod N$ ずなる.
OMC059
https://onlinemathcontest.com/contests/omc059
https://onlinemathcontest.com/contests/omc059/tasks/1637
A
OMC059(A)
100
185
194
[ { "content": " 行き目線で䞊り坂, 䞋り坂, 平坊な道が合蚈でそれぞれ $a\\\\,\\text{m},b\\\\,\\text{m},c\\\\,\\text{m}$ あったずするず, 以䞋の䞉匏が成り立぀\r\n$$\\frac{a}{40}+\\frac{b}{60}+\\frac{c}{50}=210,\\quad\\frac{a}{60}+\\frac{b}{40}+\\frac{c}{50}=220,\\quad a+b+c =10560$$\r\nこの䞉元䞀次連立方皋匏を解いお $(a,b,c)=(1680,2880,6000)$ を埗るから, 平坊な道は合蚈で $\\textbf{6000}\\\\,\\text{m}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc059/editorial/1637" } ]
 natu君は䞊り坂を分速 $40\\,\text{m}$, 䞋り坂を分速 $60\\,\text{m}$, 平坊な道を分速 $50\\,\text{m}$ で歩きたす. natu君が $10560\\,\text{m}$ の道のりを $210$ 分かけお行き, $220$ 分かけお戻っおきたずき, この道のりのうち平坊な道は合蚈で䜕 $\text{m}$ ありたすか
OMC059
https://onlinemathcontest.com/contests/omc059
https://onlinemathcontest.com/contests/omc059/tasks/1248
B
OMC059(B)
200
155
175
[ { "content": " $5$ 個のボヌルに察しお, 以䞋で定たる操䜜 $k\\ \\ (k=1,2,3,4,5)$ を考える (操䜜 $0$ では䜕も行わない)\r\n\r\n- 操䜜 $k$操䜜 $k-1$ たでに遞ばれおいないボヌルから, $a_k$ 個を遞んで $k$ を曞き蟌む.\r\n\r\nするず, 操䜜 $k$ の斜し方は $\\_{5-a_1-...-a_{k-1}}\\mathrm{C}\\_{a_k}$ 通りであるから, 求める総和は操䜜 $5$ 回を通しおの斜し方の堎合の数に等しいこずがわかる. 䞀方で, この操䜜 $5$ 回は各ボヌルに $1,2,3,4,5$ のいずれかを割り振るこずず等䟡であるから, 求める総和は $5^5=\\textbf{3125}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc059/editorial/1248" } ]
 $a_1+a_2+a_3+a_4+a_5=5$ なる非負敎数の組 $(a_1,a_2,a_3,a_4,a_5)$ すべおに぀いお, 以䞋の倀 $$\_{5}\mathrm{C}\_{a_1}\times{}\_{5-a_1}\mathrm{C}\_{a_2}\times{}\_{5-a_1-a_2}\mathrm{C}\_{a_3}\times{}\_{5-a_1-a_2-a_3}\mathrm{C}\_{a_4}\times{}\_{5-a_1-a_2-a_3-a_4}\mathrm{C}\_{a_5}$$ を足し合わせたものを解答しおください
OMC059
https://onlinemathcontest.com/contests/omc059
https://onlinemathcontest.com/contests/omc059/tasks/1488
C
OMC059(C)
300
104
165
[ { "content": " $10^a$ の正の玄数で, か぀ $10^b$ の倍数であるものの個数は, $10^{a-b}$ の正の玄数の個数に等しいから $(a-b+1)^2$ である. 䞀方で $10^a$ の正の玄数は $(a+1)^2$ 個であるから, 条件は\r\n$$10^{100}=(a+1)^2-(a-b+1)^2=(2a-b+2)b$$\r\nここで $2a-b+2$ ず $b$ の偶奇は䞀臎するから, これらはずもに偶数である. さらに $a\\geq b$ より\r\n$$2a-b+2\\gt b$$\r\n特に求めるべきものは $AB=2^{98}\\times5^{100}$ なる正敎数の組 $A\\gt B$ の数に等しいこずがわかり, これは $\\textbf{4999}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc059/editorial/1488" } ]
 次の条件をみたす正敎数の組 $a\geq b$ の個数はいく぀ですか - 条件$10^a$ の正の玄数であっお, $10^b$ の倍数でないものはちょうど $10^{100}$ 個ある
OMC059
https://onlinemathcontest.com/contests/omc059
https://onlinemathcontest.com/contests/omc059/tasks/250
D
OMC059(D)
400
52
99
[ { "content": " $\\Gamma$ の面積を $S$ ずおく. $AB,CD$ の䞭点を $M,N$ ずすれば, $AP^2+BP^2$ のずり埗る倀の範囲は\r\n$$\\dfrac{2S}{\\pi}=AB^2\\/2\\leq2(AM^2+MP^2)=AP^2+BP^2\\leq AB^2=\\dfrac{4S}{\\pi}$$\r\nしたがっお,\r\n$$NQ^2=\\dfrac{1}{2}(CQ^2+DQ^2)-CN^2=\\dfrac{1}{2}(AP^2+BP^2)-36$$\r\nより, $Q$ の通過し埗る領域は半埄 $\\sqrt{2S\\/\\pi-36}$ の円盀から半埄 $\\sqrt{S\\/\\pi-36}$ の円盀を取り陀いたものである (ただし $S\\lt36\\pi$ ならば穎は開かない). ここで $S\\geq36\\pi$ ず仮定すれば, 条件より $S=30$ ずなり矛盟である. したがっお $2S-36\\pi=30$ より $S=18\\pi+15$ であり, これは $S\\lt36\\pi$ をみたす. 特に解答すべき倀は $\\textbf{33}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc059/editorial/250" } ]
 平面䞊に定点 $A,B,C,D$ および $AB$ を盎埄ずする円盀 $\Gamma$ があり, $CD$ の長さは $12$ です. 点 $P$ が $\Gamma$ 内を動くずき, 以䞋の条件 $$AP=CQ,\ \ BP=DQ$$ をみたす点 $Q$ が通過し埗る領域の面積は $30$ でした. このずき, $\Gamma$ の面積を求めおください.\  ただし, 答えは敎数 $a,b$ を甚いお $a+b\pi$ ず衚せるので, $a+b$ を解答しおください.
OMC059
https://onlinemathcontest.com/contests/omc059
https://onlinemathcontest.com/contests/omc059/tasks/264
E
OMC059(E)
500
15
45
[ { "content": " $a_i=x_{i+1}\\/x_{i}$ ずおけば, 条件は $a_0\\lt a_1\\lt\\cdots\\lt a_6$ であり, 求めるものは\r\n$$\\displaystyle\\frac{a_0a_1+1}{a_1-a_0}+\\frac{a_1a_2+1}{a_2-a_1}+...+\\frac{a_{5}a_{6}+1}{a_6-a_{5}}\\gt c$$\r\nを垞にみたす実数 $c$ の最倧倀である. 䞀般に $6$ を $n$ ずおき, 求める最倧倀を $A_n$ ずおく.\\\r\n  各 $i=0,1,...,n$ に察し, $a_i=\\tan \\theta_i$ なる実数 $0\\lt \\theta_i\\lt \\dfrac{\\pi}{2}$ がずれ, このずき\r\n$$\\sum_{i=1}^{n} \\frac{a_{i-1} a_i+1}{a_i-a_{i-1}}=\\sum_{i=1}^{n}\\frac{\\tan \\theta_{i-1} \\tan \\theta_i+1}{\\tan \\theta_i-\\tan \\theta_{i-1}}=\\sum_{i=1}^{n}\\frac{1}{\\tan(\\theta_i-\\theta_{i-1})}$$\r\n ここで $f(\\theta)=\\dfrac{1}{\\tan \\theta}$ ずおくず, $f^\\prime(\\theta)=-\\dfrac{1}{\\sin ^2\\theta}$ が $0\\lt \\theta\\lt \\dfrac{\\pi}{2}$ で単調増加であるこずから, $f(\\theta)$ はこの範囲で䞋に凞である. したがっお, Jensenの䞍等匏より\r\n$$\\displaystyle\\sum_{i=1}^{n}\\frac{1}{\\tan(\\theta_i-\\theta_{i-1})}=\\sum_{i=1}^{n} f(\\theta_i-\\theta_{i-1})\\geq n f\\left(\\frac{\\sum (\\theta_i-\\theta_{i-1})}{n}\\right)=n f\\left(\\frac{\\theta_{n}-\\theta_0}{n}\\right)$$\r\n特に $\\theta_i$ が等差数列をなすずきに等号が成立するから, 結局 $f(\\theta)$ の単調枛少性ず䜵せお $A_n$ に぀いお\r\n$$A_n=nf\\left(\\dfrac{\\pi}{2n}\\right)=n\\/\\tan\\left(\\dfrac{\\pi}{2n}\\right)$$\r\n特に $n=6$ のずき $A_6=12+6\\sqrt{3}$ であり, 解答すべき倀は $\\textbf{120}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc059/editorial/264" } ]
 $8$ 個の正の実数 $x_0,x_1,\ldots,x_7$ は, $n=1,\ldots,6$ に察し $x_{n-1}x_{n+1}\gt x_{n}^2$ をみたしたす. このずき, 以䞋の䞍等匏 $$\frac{x_1(x_0+x_2)}{x_0x_2-x_1^2}+\frac{x_2(x_1+x_3)}{x_1x_3-x_2^2}+\cdots+\frac{x_6(x_5+x_7)}{x_5x_7-x_6^2}\gt c$$ を垞にみたす実数 $c$ の最倧倀を求めおください.\  ただし, 求める倀は正敎数 $s,t$ によっお $s+\sqrt{t}$ ず衚せるので, $s+t$ を解答しおください.
OMC059
https://onlinemathcontest.com/contests/omc059
https://onlinemathcontest.com/contests/omc059/tasks/1467
F
OMC059(F)
600
5
22
[ { "content": " $\\ell$ の䞡端を $A,B$ ずし, $\\omega_1,\\omega_2$ ず $\\ell$ の接点をそれぞれ $U_1,U_2$ ずする.\\\r\n このずき, well-known factずしお $S_1U_1$ および $S_2U_2$ の亀点 $M$ は匧 $AB$ の䞭点にあたり, さらに \r\n$$MS_1\\times MU_1=MA^2=MS_2\\times MU_2$$\r\nより $4$ 点 $S_1,S_2,U_1,U_2$ は共円である. この円ず $\\omega_1,\\omega_2$ の根心は $M$ であるこずから, 点 $T$ での䞡円ぞの接線は $M$ を通る. したがっお $MA=MT=MB$ が成立し, 盎線 $MT$ ず $\\Gamma$ の亀点のうち $M$ でない方を $C$ ずおくず, $T$ は䞉角圢 $ABC$ の内心である.\\\r\n 条件より䞉角圢 $ABC$ に぀いお内接円の半埄は $d$, 倖接円の半埄は $r$, 内心ず倖心の距離は $OT$ であるから, Eulerの定理より $OT^2=r^2-2dr$ が埓う. これを $d^2$ で蟺々割り, $r\\/d$ に぀いお解くこずで\r\n$$\\displaystyle\\frac{r}{d}=1+\\sqrt{1+\\left(\\frac{OT}{d}\\right)^2}=\\dfrac{10+\\sqrt{149}}{10}$$\r\n特に解答すべき倀は $10+149+10=\\textbf{169}$ である.\\\r\n なお情報 $\\angle S_1OS_2=120^\\circ$ は過剰であるが, これをみたす図は実際に存圚する.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc059/editorial/1467" }, { "content": " 長さ远跡による解法です\\\r\n$w_{1} , w_{2}$ の䞭心をそれぞれ $O_{1} , O_{2}$ ずし半埄をそれぞれ $r_{1} , r_{2}$ ずするたた$w_{1} , w_{2}$ ず $l$ ずの接点をそれぞれ $U_{1} , U_{2}$ ずする\\\r\n$O_{1}U_{1} = O_{1}T = r_{1} , O_{2}U_{2} = O_{2}T = r_{2}$ より$d = \\dfrac{2r_{1}r_{2}}{r_{1} + r_{2}}$ が埗られるたた$\\Gamma$ は $w_{1} , w_{2}$ にそれぞれ接しおいる事から $O_{1}T = r - r_{1} , O_{2}T = r - r_{2}$ がわかるので䞉角圢 $OO_{1}O_{2}$ に泚目しおStewartの定理から\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n& OO_{1}^{2} \\times O_{2}T + OO_{2}^{2} \\times O_{1}T - O_{1}O_{2} (O_{1}T \\times O_{2}T + OT^{2}) \\\\\\\\\r\n& = (r - r_{1})^{2} \\times r_{2} + (r - r_{2})^{2} \\times r_{1} - (r_{1} + r_{2})\\left(r_{1}r_{2} + \\left(\\dfrac{7r_{1}r_{2}}{5(r_{1}+r_{2})}\\right)^{2}\\right) \\\\\\\\\r\n& = (r_{1} + r_{2}) (r^{2} - 2dr - \\dfrac{49}{100} d^{2}) \\\\\\\\\r\n& = 0\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nよっお$r_{1} + r_{2} \\not = 0 , r \\gt 0$ より$r = \\dfrac{10 + \\sqrt{149}}{10} d$ なので求める倀は $\\bf{169}$ である", "text": "蚈算での解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc059/editorial/1467/324" }, { "content": "$T$ を䞭心ずする半埄 $d$ の反転を考えるこの反転で $l$, $Γ$ が移る円を $l^{\\prime},Γ^{\\prime}$ ずする$l,Γ$ は $ω_{1},ω_{2}$ に接するので$l^{\\prime},Γ^{\\prime}$ はこの反転で $ω_{1},ω_{2}$ が移る平行な二盎線にずもに接する特に $l^{\\prime},Γ^{\\prime}$ の盎埄は等しい$l^{\\prime}$ の盎埄は $d$, $Γ^{\\prime}$ の盎埄は $\\dfrac{d^2}{r-OT}+\\dfrac{d^2}{r+OT}$ であるよっお $$\\dfrac{d^2}{r-\\dfrac{7}{10}d}+\\dfrac{d^2}{r+\\dfrac{7}{10}d}=d$$ これを解いお $\\dfrac{r}{d}=\\dfrac{10+\\sqrt{149}}{10}$ を埗るよっお求める倀は $\\mathbf{169}$ である", "text": "反転による解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc059/editorial/1467/326" } ]
 点 $O$ を䞭心ずする半埄 $r$ の円 $\Gamma$ およびその匊 $\ell$ がありたす. 互いに $T$ で倖接する円 $\omega_1$ および $\omega_2$ は, 䞭心がずもに $\Gamma$ の内郚の $\ell$ に関しお同じ偎にあり, どちらも $\Gamma$ および $\ell$ の䞡方ず接しおいたす. このずき, $\omega_1,\omega_2$ ず $\Gamma$ の接点をそれぞれ $S_1,S_2$ ずするず, $\angle S_1OS_2=120^\circ$ が成り立ちたした.\  さらに $T$ ず $\ell$ の距離 $d$ に぀いお, $OT:d=7:10$ が成り立぀ずき, 正敎数 $a,b,c$ が存圚しお $$r:d=(a+\sqrt{b}):c$$ ず衚されるので (ただし $b$ は $1$ より倧きい平方数で割り切れない), $a+b+c$ を解答しおください.
OMC058 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc058
https://onlinemathcontest.com/contests/omc058/tasks/2245
A
OMC058(A)
100
156
173
[ { "content": " どの $2$ 本も端点を共有しないこずから, 匕ける察角線は高々 $[2021\\/2]=1010$ 本であり, さらに $1010$ 本を匕こうずするず蟺を含んでしたうこずが容易にわかる. 逆に, 各頂点を順に $A_1,A_2,\\cdots,A_{2021}$ ずするず,\r\n$$A_2A_{2021} ,\\quad A_3A_{2020} ,\\quad\\cdots, \\quad A_{1010}A_{1013}$$\r\nずしお $1009$ 本の察角線を匕くこずができるから, 求める最倧倀は $\\textbf{1009}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc058/editorial/2245" } ]
 正 $2021$ 角圢においお, その察角線を $1$ 本ず぀匕いおいきたす. このずき, 新しく匕く察角線は, それたでに匕いたどの察角線ずも共有点**端点を含む**をもっおはいけたせん. 匕くこずのできる察角線は最倧で䜕本ですか
OMC058 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc058
https://onlinemathcontest.com/contests/omc058/tasks/1999
B
OMC058(B)
200
101
139
[ { "content": "$$S_k=\\sum_{i=4}^{k}\\dfrac{1}{2}i(i-3)=\\sum_{i=1}^{k-3}\\dfrac{1}{2}i(i+3)=\\dfrac{1}{6}(k-3)(k-2)(k+2)$$\r\n$2021=43\\times 47$ より $k=\\textbf{45}$ で $S_k$ は $2021$ の倍数ずなり, 最小性も容易に埓う.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc058/editorial/1999" } ]
 $k\geq 4$ なる敎数 $k$ に察し, 凞 $k$ 角圢の察角線の本数を $a_k$ ずし, さらに $S_k$ を以䞋で定めたす $$S_k=a_4+a_5+\cdots+a_k$$ このずき, $S_k$ が $2021$ の倍数ずなる最小の $k$ を求めおください.
OMC058 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc058
https://onlinemathcontest.com/contests/omc058/tasks/2230
C
OMC058(C)
300
66
84
[ { "content": " 方皋匏が $2021$ 個の負の敎数解を持぀から, 定数項の玠因数分解を考えるこずで $f$ は\r\n$$(x+1)^{2020}(x+2021),\\quad (x+1)^{2019}(x+43)(x+47)$$\r\nのいずれかである. それぞれに぀いお $S=f(1)-2022$ を合蚈するず, \r\n$$T=(2^{2020}×2022-2022)+(2^{2019}×44×48-2022)=2^{2021}×3^4×19-4044$$\r\nしたがっお, 解答すべき倀は $2+2021+3+4+19=\\bf2049$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc058/editorial/2230" } ]
 実数を係数ずする $x$ の $2021$ 次方皋匏 $$x^{2021}+a_1x^{2020}+a_2x^{2019}++a_{2020}x+2021=0$$ が, 重耇を蟌めお $2021$ 個の負の敎数解をも぀ような組 $(a_1, \cdots, a_{2020})$ すべおに぀いお, $S=a_1+\cdots+a_{2020}$ の総和を $T$ ずしたす. このずき, $T+4044$ は $a,c,e$ を盞異なる玠数ずしお玠因数分解の圢で $$T+4044=a^b\times c^d\times e$$ ず衚せるので, $a+b+c+d+e$ の倀を解答しおください.
OMC058 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc058
https://onlinemathcontest.com/contests/omc058/tasks/1605
D
OMC058(D)
300
55
70
[ { "content": " 等匏 $\\dbinom{k+1}{n+1}=\\dbinom{k}{n+1}+\\dbinom{k}{n}$ を繰り返し甚いるこずにより,\r\n$$\\binom{k+1}{n+1}=\\binom{n+1}{n+1}+\\sum_{i=n+1}^{k}\\binom{i}{n}=\\sum_{i=n}^{k}\\binom{i}{n}$$\r\nが成り立぀から, 求める $n$ に぀いお以䞋が成立する.\r\n$$\\binom{2021}{n}=\\binom{2021}{n+1}$$\r\nすなわち $n+(n+1)=2021$ であるから, $n=\\textbf{1010}$ を埗る.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc058/editorial/1605" } ]
 以䞋の等匏をみたすような, $2020$ 以䞋の正敎数 $n$ の総和を求めおください. $${}\_{2021}\mathrm{C}\_{n}=\sum_{i=n}^{2020}{}\_{i}\mathrm{C}\_{n}$$
OMC058 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc058
https://onlinemathcontest.com/contests/omc058/tasks/1777
E
OMC058(E)
300
47
63
[ { "content": " 点 $P$ から平面 $BCDE,ABFD$ におろした垂線の足をそれぞれ $G,H$ ずおくず, British flag theoremより (詳现は[**OMC030(B)の解説**](https:\\/\\/onlinemathcontest.com\\/contests\\/omc030\\/editorial\\/1340)を参照せよ) 以䞋が成立する\r\n$$BG^2+DG^2=CG^2+EG^2,\\quad AH^2+FH^2=BH^2+DH^2$$\r\nこのずき, 第䞀匏の䞡蟺に $2PG^2$ を, 第二匏の䞡蟺に $2PH^2$ を加えるこずで\r\n$$CP^2+EP^2=BP^2+DP^2=AP^2+FP^2$$\r\nよっお $AP^2+EP^2+FP^2=2(BP^2+DP^2)-CP^2=2(24^2+32^2)-27^2=\\textbf{2471}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc058/editorial/1777" } ]
 正八面䜓 $A-BCDE-F$ およびその倖郚にある点 $P$ が $$BP=24,\quad CP=27,\quad DP=32$$ をみたしおいるずき, $AP^2+EP^2+FP^2 $の倀を求めおください.
OMC058 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc058
https://onlinemathcontest.com/contests/omc058/tasks/1656
F
OMC058(F)
400
15
42
[ { "content": " 芳芧車が時蚈回りであるずし, 䞀呚の長さを $75$ ずする. たた行動 $A,B$ をそれぞれ以䞋のように定矩する\r\n\r\n- $A$$9$ 時の方向から䞊昇し, $12$ 時の方向に達するより先に萜䞋しお乗り移り, 再び $9$ 時の方向に達する.\r\n- $B$$9$ 時の方向から䞊昇しお $12$ 時の方向に達しお以降に萜䞋しお乗り移り, $6$ 時の方向に達する.\r\n\r\n行動 $B$ は高々䞀回である. このずき $i\\ (0\\leq i\\leq 37)$ 機先のゎンドラに乗り移ったずする. ここで $i=0$ をもっお行動 $B$ を行わなかった堎合を統䞀的に衚珟するものずする. このずき行動 $A$ で合蚈で以䞋の距離を䞊昇すればよい.\r\n$$3\\times 2021-(75-i)=5988+i$$\r\n䞀般に行動 $A$ を繰り返しお合蚈 $n$ だけ䞊昇する堎合の数を $f(n)$ ずすれば, これは以䞋の挞化匏をみたす\r\n$$f(n)=\\sum_{j=1}^{37}{f(n-j)}$$\r\nこれより, 適圓に添字を調敎するこずで $f(n)=F_{n+36}$ の成立が分かり, 以䞋より特に解答すべき倀は $\\bm{6061}$ である.\r\n$$\\sum_{i=0}^{37}{f(5988+i)}=\\sum_{i=0}^{37}{F_{6024+i}}=2F_{6061}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc058/editorial/1656" } ]
 倧きさの無芖できる $75$ 基のゎンドラが円呚䞊に等間隔に蚭眮され, 䞀定の速床で回転する芳芧車がありたす. 最䞋点から乗り蟌み, $25$ 分かけお䞀呚したら必ず降りたす. しかし, OMC君はこの芳芧車に出来るだけ長く乗っおいたいので, 以䞋の術を䜓埗したした - 乗っおいるゎンドラの真䞋に別のゎンドラがあるずき, そのゎンドラたで萜䞋しお乗り移るこずができる. ただし, 萜䞋時間は無芖できるものずする.  OMC君がゎンドラに乗り蟌んでから $2021$ 分埌に初めお再び最䞋点にいるような移動方法の総数は, 非負敎数 $a$ によっお $2F_a$ ず衚されるので, $a$ の倀を解答しおください. ここで, 非負敎数 $n$ に察し, $F_n$ は以䞋で定矩されたす. $$F_{n}=0\quad(0 \leq n \leq 35),\quad F_{36}=1,\quad F_{n}=\sum_{k=1}^{37}{F_{n-k}}\quad (n \geq 37)$$
OMC057 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc057
https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/tasks/1883
A
OMC057(A)
200
187
192
[ { "content": " 䞭囜剰䜙定理より, $3$ ぀の䜙りの組は $(0,0,0)$ を陀いおちょうど䞀぀ず぀珟れるから, 求める総和は\r\n\r\n$$\\sum_{i=0}^{6}\\sum_{j=0}^{10}\\sum_{k=0}^{12}ijk=\\sum_{i=0}^{6}i\\sum_{j=0}^{10}j\\sum_{k=0}^{12}k=\\dfrac{6\\times 7}{2}\\times\\dfrac{10\\times 11}{2}\\times\\dfrac{12\\times 13}{2}=\\textbf{90090}.$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/editorial/1883" }, { "content": "https:\\/\\/youtu.be\\/sWGabm0MNck", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/editorial/1883/95" } ]
 正敎数 $n,m$ に察し, $n$ を $m$ で割った䜙りを $n\ \mathrm{mod}\ m$ で衚すずき, 以䞋の総和を求めおください $$\sum_{n=1}^{1000}(n\ \mathrm{mod}\ 7)(n\ \mathrm{mod}\ 11)(n\ \mathrm{mod}\ 13)$$
OMC057 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc057
https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/tasks/1831
B
OMC057(B)
300
111
156
[ { "content": " 共通郚分は正六角錐を䞊䞋に $2$ ぀貌り合わせた立䜓である. これは元の立方䜓から䞉角錐を $6$ ぀取り陀いたず解釈でき, その䜓積は $1-6\\times\\left(\\dfrac{1}{6}\\times\\dfrac{1}{2}\\times\\dfrac{1}{2}\\right)=\\dfrac{3}{4}$ であるから, 特に解答すべき倀は $\\textbf{7}$ である.\r\n![figure 1](\\/images\\/V3HEAx3KJx4u3cfZaiSsWxnuVxlb6E1aDl7rraiJ)", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/editorial/1831" }, { "content": "https:\\/\\/youtu.be\\/9yVZ930VjmE", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/editorial/1831/96" } ]
 䞀蟺の長さが $1$ の立方䜓に぀いお, ある䜓察角線を軞に $60^\circ$ 回転させお埗られる立方䜓ずの共通郚分の䜓積を求めおください. ただし, 求める倀は互いに玠な正敎数 $x,y$ によっお $\dfrac{x}{y}$ ず衚せるので, $x+y$ を解答しおください. \  なお, 立方䜓においお**䜓察角線**ずは, 同じ面䞊にない $2$ 頂点を結んで埗られる線分のこずを指したす.
OMC057 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc057
https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/tasks/1314
C
OMC057(C)
500
64
136
[ { "content": " $f(n)$ は「$n$ を二進数で衚蚘したずきの各桁の総和」であるこずが容易にわかる. ここで $f(n)=k$ か぀二進数で衚蚘しお $i$ 桁目が $1$ であるような $n$ は, $i$ によらず\r\n$$\\binom{N-1}{k-1}= \\frac{k}{N}\\binom{N}{k}$$\r\n個存圚するから,\r\n$$\\sum_{f(n)=k,n\\lt 2^N}nf(n)=\\sum_{i=1}^{N}k2^{i-1}\\binom{N}{k}\\frac{k}{N}=\\frac{k^2}{N}\\binom{N}{k}(2^N-1)$$\r\n----\r\n**補題.** $\\displaystyle\\sum_{k=0}^{N}k^2\\binom{N}{k}=2^{N-2}N(N+1)$\r\n\r\n**蚌明.** 様々な方法が考えられるが, ここでは以䞋の匏を出発点ずする.\r\n$$(1+x)^N=\\sum_{k=0}^{N} \\binom{N}{k}x^k$$\r\n䞡蟺を $x$ で埮分し, $x$ を乗じるこずで\r\n$$Nx(1+x)^{N-1}=\\sum_{k=0}^{N} k\\binom{N}{k}x^k$$\r\nこれをさらに $x$ で埮分し, $x=1$ を代入するこずで結論を埗る,\r\n$$N(1+x)^{N-1}+N(N-1)x(1+x)^{N-2}=\\sum_{k=0}^{N} k^2\\binom{N}{k}x^{k-1}$$\r\n----\r\nしたがっお, 補題より求める総和は\r\n$$\\sum_{n=0}^{2^N-1}nf(n)=\\frac{2^N-1}{N}\\sum_{k=0}^{N}k^2\\binom{N}{k}=2^{N-2}(N+1)(2^N-1)$$\r\n特にこれが $2$ で割り切れる最倧の回数は, $(N-2)+20=\\textbf{1048593}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/editorial/1314" }, { "content": "https:\\/\\/youtu.be\\/ZmKUA71W4Pc", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/editorial/1314/97" } ]
 非負敎数に察しお定矩される関数 $f$ は, $f(0)=0$ および正敎数 $n$ に察しお $$f(n)=\begin{cases} f(n\/2) & (n\ \text{が偶数のずき}) \\\\ f((n-1)\/2)+1 & (n\ \text{が奇数のずき}) \end{cases}$$ をみたしたす. このずき, $N=2^{20}-1(=1048575)$ に察し以䞋の総和 $$M=\sum_{n=0}^{2^N-1}nf(n)$$ が $2$ で割り切れる最倧の回数を求めおください.
OMC057 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc057
https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/tasks/2040
D
OMC057(D)
500
155
166
[ { "content": " 䞉角圢の各蟺を $x+y,y+z,z+x$ ず衚し,面積を $S$, 倖接円・内接円の半埄をそれぞれ $R,r$ ずすれば,\r\n$$S=\\sqrt{xyz(x+y+z)},\\quad r=\\dfrac{S}{x+y+z}=\\sqrt{\\dfrac{xyz}{x+y+z}}$$\r\nこれより $Sr=xyz=1001$ であり, さらに $x+y+z=\\dfrac{S^2}{xyz}=31$ である.したがっお,\r\n$$(x+y+z)(xy+yz+zx)-xyz=(x+y)(y+z)(z+x)=4RS=8640$$\r\nより $xy+yz+zx=311$ を埗るから, 解ず係数の関係より $x,y,z$ は以䞋の $t$ の方皋匏の $3$ 解である\r\n$$t^3-31t^2+311t-1001=0$$\r\n$1001=7\\times 11\\times 13$ に留意しおこれを解けば\r\n$$t^3-31t^2+311t-1001=(t-7)(t-11)(t-13)$$\r\nを埗るから, 特に解答すべき蟺の長さは $7+13=\\bm{20}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/editorial/2040" }, { "content": "https:\\/\\/youtu.be\\/Qei7nVOUQmI", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/editorial/2040/98" } ]
 面積が $\sqrt{31031}$, 倖接円の半埄が $\dfrac{2160}{\sqrt{31031}}$, 内接円の半埄が $\sqrt{\dfrac{1001}{31}}$ であるような䞉角圢においお, $2$ 番目に長い蟺の長さを求めおください. ただし, 求める䞉角圢においおすべおの蟺の長さが異なるこずが保蚌されたす.
OMC057 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc057
https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/tasks/1709
E
OMC057(E)
600
62
99
[ { "content": " $\\displaystyle S_n=\\sum_{k=0}^{F_n-1}f(k)$ ず定めれば, これは挞化匏 $S_{n}=S_{n-1}+S_{n-2}+F_{n-2}$ をみたすから, これを解いお \r\n$$S_n=\\dfrac{1}{5}\\left((n-2)F_{n}+nF_{n-2}\\right)\\quad (n=2,3,\\cdots)$$\r\nここで $2021=F_{17}+F_{14}+F_{9}+F_{7}$ であるから, 以䞋のように区間を分割しお蚈算すればよい\r\n- $0\\leq k\\lt F_{17}$ に぀いお, $S_{17}=6865$.\r\n- $F_{17}\\leq k\\lt F_{17}+F_{14}$ に぀いお, $S_{14}+F_{14}=1685$.\r\n- $F_{17}+F_{14}\\leq k\\lt F_{17}+F_{14}+F_{9}$ に぀いお, $S_9+2F_9=139$.\r\n- $F_{17}+F_{14}+F_{9}\\leq k\\lt F_{17}+F_{14}+F_{9}+F_{7}$ に぀いお, $S_7+3F_7=59$\r\n\r\n以䞊より, 求めるべき総和は $6865+1685+139+59=\\textbf{8748}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/editorial/1709" }, { "content": "https:\\/\\/youtu.be\\/Ud3GTbNUKGI", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/editorial/1709/99" } ]
 数列 $\\{F_{n}\\}$ は以䞋の条件をみたしたす $$F_0=0,\quad F_1=1,\quad F_{n}=F_{n-1}+F_{n-2}\ (n=2,3,\cdots)$$ 非負敎数 $k$ に察しお関数 $f(k)$ を $f(0)=0$ および以䞋の芏則で定めたずき, $\displaystyle \sum_{k=0}^{2020}f(k)$ を求めおください. - $k\geq 1$ に぀いお, $F_n\leq k \lt F_{n+1}$ であるような唯䞀の非負敎数を $n$ ずしお, $f(k)=f(k-F_n)+1$.
OMC057 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc057
https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/tasks/2193
F
OMC057(F)
700
10
32
[ { "content": " $N=1$ の寄䞎は明らかであるから, 以䞋 $N\\geq 2$ であるずする. たず固定された $\\sigma\\in S_N$ に぀いお $\\prod$ の䞭身を考える. $3$ を底ずした察数をずれば, 結局 $\\textrm{inv}(\\tau)$ の総和を考えればよく, これは各組 $1\\leq i\\lt j\\leq N$ の寄䞎を考えるこずで蚈算できる. 具䜓的には, これらをずもに含む $\\tau$ は $2^{N-2}$ 個あり, $\\sigma(i)\\gt\\sigma(j)$ であるずきのみ勘定されるから, \r\n$$\\sum_{\\tau\\subseteq \\sigma}\\textrm{inv}(\\tau)=2^{N-2}\\textrm{inv}(\\sigma)$$\r\nさらに, 長さが $N$ の順列であっお転倒数が $k$ であるものの総数は\r\n$$1 \\times (1+x)\\times (1+x+x^2)\\times \\cdots \\times (1+x+\\cdots+x^{N-1})$$\r\nの $x^k$ の係数に䞀臎するこずが容易にわかるから, 総積で $N$ が関わる郚分 $F(N)$ に぀いお\r\n$$F(N)=\\sum_{\\sigma \\in S_N}3^{2^{N-2}\\textrm{inv}(\\sigma)}=\\prod_{k=1}^{N}\\left(\\sum_{i=0}^{k-1}3^{2^{N-2}\\times i}\\right)=\\prod_{k=1}^{N}\\left(\\left(3^{2^{N-2}k}-1\\right)\\left(3^{2^{N-2}}-1\\right)^{-1}\\right)$$\r\nよっお, $K$ が $2$ で割り切れる最倧回数を $v_2(K)$ ずおくず,\r\n$$v_2(F(N))=\\sum_{k=1}^{N}\\left(v_2(3^{2^{N-2}k}-1)-v_2(3^{2^{N-2}}-1)\\right)$$\r\nここで, 偶数 $m$ に぀いお $v_2(3^m-1)=v_2(m)+2$ であるこずに泚意するず, $N\\geq 3$ のずき\r\n$$v_2(F(N))=\\sum_{k=1}^{N}\\Bigl(\\bigl((N-2)+v_2(k)+2\\bigr)-\\bigl((N-2)+2\\bigr)\\Bigr)=\\sum_{k=1}^{N}v_2(k)=v_2(N!)$$\r\n$v_2(F(1))=v_2(1!)$ および $v_2(F(2))=v_2(2!)+1$ ず䜵せれば\r\n$$v_2(X)=1+\\sum_{N=1}^{2^{2021}-1}v_2(N!)=1+\\sum_{N=1}^{2^{2021}-1}\\bigl(N-\\mathrm{popcount}(N)\\bigr)$$\r\nここで $\\mathrm{popcount}(N)$ は $N$ を二進法で衚蚘したずきの各桁の和である. 以䞊より, $2017$ を法ずしお\r\n$$\\begin{aligned}\r\nv_2(X) &= 1+(2^{2021}-1)\\times 2^{2020}-2021\\times 2^{2020} \\\\\\\\\r\n&\\equiv 1+(2^5-1)\\times2^4-4\\times2^4 \\\\\\\\\r\n&\\equiv \\textbf{433}\r\n\\end{aligned}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/editorial/2193" }, { "content": "https:\\/\\/youtu.be\\/ZbBoBYZnNJg", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc057/editorial/2193/102" } ]
 以䞋で定たる $X$ に぀いお, 「$2$ で割り切れる最倧回数」を玠数 $2017$ で割った䜙りを求めおください. $$X=\prod_{N=1}^{2^{2021}-1}\sum_{\sigma \in S_N}\prod_{\tau\subseteq \sigma}3^{\textrm{inv}(\tau)}$$ ただし, それぞれの蚘号の定矩は以䞋の通りです. - 正の敎数 $N$ に察し, $S_N$ は $1$ から $N$ たでがちょうど䞀぀ず぀珟れる数列 $N!$ 個党䜓の集合である. - $\tau\subseteq \sigma$ の総積ずは, $\tau$ が $\sigma$ の**連続するずは限らない**郚分列 $2^{N}$ 個すべおを走るずきの総積である. 䟋えば, 数列 $(1,2,3)$ の郚分列は $(),(1),(2),(3),(1,2),(1,3),(2,3),(1,2,3)$ の $8$ ぀である. - $\textrm{inv}(\tau)$ は数列 $\tau$ の転倒数である. ここで, (重耇する芁玠を含たない) 数列 $a_1,\ldots,a_n$ の**転倒数**ずは, $i\lt j$ か぀ $a_i\gt a_j$なる組 $(i,j)$ の総数のこずであり, たた空数列の転倒数は $0$ であるずする.
OMC056
https://onlinemathcontest.com/contests/omc056
https://onlinemathcontest.com/contests/omc056/tasks/230
A
OMC056(A)
100
205
206
[ { "content": " $P,Q$ の $x$ 座暙を $a$ ずおけば, 線分 $PQ$ の長さは\r\n$$|(a^2+100)-(6a-700)|=|(a-3)^2+791|$$\r\nよっお, 求める最小倀は $\\textbf{791}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc056/editorial/230" } ]
 $xy$ 平面内のグラフ $y=x^2+100$ 䞊に点 $P$ が, グラフ $y=6x-700$ 䞊に点 $Q$ があり, 盎線 $PQ$ が $y$ 軞に平行なずき, 線分 $PQ$ の長さずしおあり埗る最小倀を求めおください.
OMC056
https://onlinemathcontest.com/contests/omc056
https://onlinemathcontest.com/contests/omc056/tasks/291
B
OMC056(B)
300
185
199
[ { "content": " 条件は $27a+3c=9b+d$ ず同倀である. このずき $d=3d^\\prime\\ (d^\\prime=1,2)$ ずおけお, $9a+c=3b+d^\\prime$ で, 特に $c=d^\\prime$ たたは $c=d^\\prime+3$ である. $c=d^\\prime$ のずき $(a,b)=(1,3),(2,6)$, $c=d^\\prime+3$ のずき $(a,b)=(1,4)$ ず定たるから, 求める確率は $6\\/6^4=1\\/216$ であり, 解答すべき倀は $\\textbf{217}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc056/editorial/291" } ]
 $1$ から $6$ の目が等確率で出るサむコロを $4$ 回振り, その出目を順に $a,b,c,d$ ずするずき, 倚項匏 $ax^3+bx^2+cx+d$ が $x+3$ で割り切れる確率を求めおください. ただし, 答えは互いに玠な正敎数 $p,q$ によっお $\dfrac{p}{q}$ ず衚せるので, $p+q$ を解答しおください.
OMC056
https://onlinemathcontest.com/contests/omc056
https://onlinemathcontest.com/contests/omc056/tasks/1239
C
OMC056(C)
300
123
171
[ { "content": " それぞれの察角線に぀いお, $101$ 個の数の総和は操䜜によらず $515201$ で䞀定であるこずが容易にわかる. したがっお, $2$ 本の察角線が重耇する䞭倮のマスが $10201$ ずなる堎合が最小で, これをみたす操䜜は明らかに存圚するから, その倀は $2\\times 515201-10201=\\textbf{1020201}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc056/editorial/1239" } ]
 $101$ 行 $101$ 列のマス目に, 次のように $1$ から $10201$ たでの敎数を䞀぀ず぀曞き蟌みたす - $i$ 行目 $j$ 列目のマスには $101(i-1)+j$ を曞き蟌む. 䟋えば, $1$ 行目には $1,2,\cdots,100,101$ が巊から順に曞き蟌たれたす.\  ここに, 以䞋の二皮類の操䜜を, 任意の順序で任意の回数 ($0$ 回でもよい) 行いたす. - 任意に行を二぀遞び, それらを行ごずすべお入れ替える. - 任意に列を二぀遞び, それらを列ごずすべお入れ替える. このずき, 最終的に出来䞊がったマス目に぀いお, その察角線䞊の数の総和ずしお考えられる最小倀を求めおください.\  ここで, **察角線䞊の数**ずは, 以䞋の条件をみたすマスに曞き蟌たれた数のこずを指したす - $i=j$ たたは $i+j=102$ なる $i,j$ に぀いお, $i$ 行目 $j$ 列目に䜍眮する.
OMC056
https://onlinemathcontest.com/contests/omc056
https://onlinemathcontest.com/contests/omc056/tasks/304
D
OMC056(D)
400
39
64
[ { "content": " $G,H$ はそれぞれ $AD,ED$ を $2:1$ に内分する点であるから, 䞉角圢 $FGH$ の面積は $DGH$ の面積に等しく, さらにこれは $ADE$ の面積の $1\\/9$ にあたる. したがっお, 䞉角圢 $ADE$ の面積を最倧化すればよく, $AC$ を盎埄ずする円ず $AD$ の亀点を $D^\\prime$ ずすれば, この最倧倀は $E$ が優匧 $AD^\\prime$ の䞭点 $M$ に䞀臎する堎合に達成される.\\\r\n ここで䞭線定理より $AD=2\\sqrt{7}$, 䞉平方の定理より $DD^\\prime=3\\/\\sqrt{7}$ であり, $AC=7$ ず䜵せお考えるこずで䞉角圢 $ADM$ の面積は $\\dfrac{3\\sqrt{6}+7\\sqrt{7}}{2}$ ず容易に蚈算でき, 解答すべき倀は $3+6+7+7+2\\times 9=\\textbf{41}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc056/editorial/304" } ]
 $AB=5,BC=6,CA=7$ なる䞉角圢 $ABC$ においお, 蟺 $BC$ の䞭点を $D$ ずしたす. さらに $AC$ を盎埄ずする円呚䞊の点 $E$ に぀いお, $2\overrightarrow{AE}=\overrightarrow{DF}$ なる点 $F$ をずり, 䞉角圢 $ABC,EBC$ の重心をそれぞれ $G,H$ ずおきたす. このずき, 䞉角圢 $FGH$ の面積ずしおあり埗る最倧倀は, 正敎数 $a,b,c,d,e$ によっお $\dfrac{a\sqrt{b}+c\sqrt{d}}{e}$ ず衚せたす. ただし, $b,d$ は $1$ より倧きい平方数で割り切れず, $a,c,e$ は互いに玠です. $a+b+c+d+e$ を解答しお䞋さい.
OMC056
https://onlinemathcontest.com/contests/omc056
https://onlinemathcontest.com/contests/omc056/tasks/268
E
OMC056(E)
500
95
167
[ { "content": " $x$ の二次方皋匏 $x^2-ax+b=0,x^2-bx+a=0$ の刀別匏をそれぞれ $D_1,D_2$ ずする. すなわち\r\n$$ D_1=a^2-4b,\\ \\ D_2=b^2-4a $$\r\n条件より, このうち少なくずも䞀方は非負である. ここで䞀方が正で䞀方が負のずき, すなわち以䞋のいずれかが成り立぀ずき, 条件は垞に成立する.\r\n\r\n- $a^2\\gt 4b$ か぀ $b^2\\lt 4a$\r\n- $a^2\\lt 4b$ か぀ $b^2\\gt 4a$\r\n\r\n したがっお, 以䞋 $D_1,D_2$ がずもに非負である堎合に぀いお考えればよい. このずき, 䞎えられた四次方皋匏はある実数 $\\alpha\\neq\\beta$ によっお以䞋の圢匏に衚せる.\r\n$$(x-\\alpha)^2(x-\\beta)^2=0\\ \\text{たたは}\\ (x-\\alpha)^3(x-\\beta)=0$$\r\n $(x-\\alpha)^2(x-\\beta)^2=0$ のずき, 以䞋のいずれかの圢匏である.\r\n\r\n- $x^2-ax+b=(x-\\alpha)(x-\\beta)=x^2-bx+a$\r\n- $x^2-ax+b=(x-\\alpha)^2$ か぀ $x^2-bx+a=(x-\\beta)^2$\r\n\r\n 前者のずき $a=b$ で, $D_1\\gt 0$ ず䜵せお $a \\gt 4$ たたは $a\\lt 0$ である.\\\r\n 埌者のずき $D_1=D_2=0$ より $a=b=0,4$ であるが, このずき $\\alpha=\\beta$ で䞍適である.\r\n\r\n $(x-\\alpha)^3(x-\\beta)=0$ のずき, 以䞋のいずれかの圢匏である.\r\n\r\n- $x^2-ax+b=(x-\\alpha)^2$ か぀ $x^2-bx+a=(x-\\alpha)(x-\\beta)$\r\n- $x^2-ax+b=(x-\\alpha)(x-\\beta)$ か぀ $x^2-bx+a=(x-\\alpha)^2$\r\n\r\n 前者のずき, 係数を比范しお適圓に解けば\r\n$$(a,b,\\alpha,\\beta)=(0,0,0,0),(4,4,2,2),(-2,1,-1,2)$$\r\nを埗お, $(a,b)=(-2,1)$ のみが適する. 同様に埌者に぀いおも $(a,b)=(1,-2)$ を埗る.\r\n\r\n 以䞊より, 条件を満たす点 $(a,b)$ の範囲を $ab$ 平面䞊に図瀺するず以䞋の図のようになる.\\\r\n 特にこの内郚の $-6\\leq a,b\\leq 6$ なる栌子点の数を数えるこずで, 求める堎合の数は $\\textbf{82}$ であるずわかる.\r\n\r\n![figure 1](\\/images\\/dbwcK6vtCsrJ5khel97vXCZ0Lj5p2LeqhQsByjRI)", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc056/editorial/268" } ]
 $x$ の四次方皋匏 $$(x^2 - ax + b)(x^2 - bx + a) = 0$$ が盞異なる実数解をちょうど $2$ 個も぀ような, $-6$ 以䞊 $6$ 以䞋の**æ•Žæ•°**の組 $(a,b)$ はいく぀ありたすか
OMC056
https://onlinemathcontest.com/contests/omc056
https://onlinemathcontest.com/contests/omc056/tasks/1735
F
OMC056(F)
500
37
56
[ { "content": " $4997-k$ を $p$ で割った商を $x$ ずおき, $4997+k$ を $p+2$ で割った商ずの差によっお堎合分けを行う.\r\n\r\n- 差が $0$ であるずき, $x=k$ であるが, このずき $4997=(p+1)k$ より偶奇を考えれば䞍適である.\r\n- 差が $1$ であるずき, $px$ および $(p+2)(x\\pm 1)$ の偶奇が䞀臎するこずからやはり䞍適である.\r\n\r\n 以䞋, 差が $2$ である堎合に぀いお考える. たず\r\n$$4997-k=px,\\quad 4997+k=(p+2)(x+2)$$\r\nず曞けるずする. このずき, $k$ を消去すれば $4996=(p+1)(x+1)$ であり, $4996=2^2\\times1249$ より $p=3$ に限られるこずが分かる. このずき $x=1248$ で, $k=1253$ を埗る. 同様にしお\r\n$$4997-k=px,\\quad 4997+k=(p+2)(x-2)$$\r\nず衚せるずき, $k$ を消去すれば $4998=(p+1)(x-1)$ であり, $4998=2\\times3\\times7^2\\times 17$ に留意しお調べ䞊げれば\r\n$$(p,x,k)=(5,834,827),(41,120,77)$$\r\nが適するこずが分かるから, 以䞊より解答すべき総和は $\\textbf{2206}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc056/editorial/1735" } ]
 $4997$ 未満の正敎数 $k$ および玠数 $p$ が, 以䞋の条件をみたしたす - $p+2$ も玠数であり, $4997-k,4997+k$ はそれぞれ $p,p+2$ で割り切れる. このような組で $\left\lvert \dfrac{4997-k}{p} - \dfrac{4997+k}{p+2} \right\rvert$ が最小倀をずるものすべおに぀いお, $k+p$ の総和を求めおください.\  なお, [**こちら**](https:\/\/www.mathsisfun.com\/numbers\/prime-numbers-to-10k.html)の玠数衚を甚いおも構いたせん.
OMC055 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc055
https://onlinemathcontest.com/contests/omc055/tasks/300
A
OMC055(A)
100
209
211
[ { "content": " $3^{45}$ の䞀の䜍を求めればよい. ここで $3^n$ の䞀の䜍は $3\\to 9\\to 7\\to 1$ の呚期を繰り返すこずに留意すれば, 求めるあたりは $\\textbf{3}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc055/editorial/300" } ]
 $123^{45}$ を $10$ で割った䜙りはいく぀ですか
OMC055 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc055
https://onlinemathcontest.com/contests/omc055/tasks/199
B
OMC055(B)
200
154
197
[ { "content": " $ABCD$ に察する $P,Q$ の䜍眮関係は $2$ 通りあり埗るが, そのうち $BP$ ず $CQ$ が亀わる方が最小倀を実珟する. 䞀蟺の長さを $k$ ずし, $P$ から $BC$ におろした垂線の足を $H$ ずすれば, 䞉角圢 $BHP$ における䞉平方の定理より\r\n$$\\left(\\dfrac{k}{2}+1\\right)^2+\\left(\\dfrac{k}{2}\\right)^2=3^2$$\r\nこれを解いお$k\\gt 0$ より $k=\\sqrt{17}-1$ を埗るから, 解答すべき倀は $\\textbf{16}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc055/editorial/199" } ]
 正方圢 $ABCD$ の内郚に $2$ 点 $P,Q$ があり, 以䞋の条件をみたしたす. $$AP=BP=CQ=DQ=3,\ \ PQ=2$$ このずき, $ABCD$ の䞀蟺の長さずしおあり埗る最小倀を求めお䞋さい.\  ただし答えは敎数 $p,q$ によっお $p+\sqrt{q}$ ず衚されるので, $p+q$ を解答しおください.
OMC055 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc055
https://onlinemathcontest.com/contests/omc055/tasks/222
C
OMC055(C)
200
134
162
[ { "content": " 呜題は「$1$ 以䞊 $N^2$ 未満の敎数の総和は $9N^3+9N^2$ である」ず衚珟できるから, 方皋匏\r\n$$\\dfrac{1}{2}(N^2-1)N^2=9N^3+9N^2$$\r\nを解いお $N=\\textbf{19}$ を埗る.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc055/editorial/222" } ]
 「$1$ 以䞊 $100$ **未満**の敎数の総和は $9900$ である」ずいう呜題が $N$ 進法衚蚘で解釈するず真であるずき, $N$ ずしおあり埗る $10$ 以䞊の敎数の総和を求めおください.\  ただし, 蚘数の割り圓お順序は䞀般的なもの ($0,1,\cdots,9,a,b,\cdots$) に埓いたす.
OMC055 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc055
https://onlinemathcontest.com/contests/omc055/tasks/258
D
OMC055(D)
300
111
160
[ { "content": " 䞀般に棒の長さが奇数 $n$ である堎合を考え, 棒の巊端を $O$, 右端を $O^\\prime$ ずする. $OA=a,AB=b$ ずしお巊偎から節目 $A,B$ を遞択したずき, これが条件をみたすこずは以䞋のように衚珟できる\r\n$$a\\leq\\dfrac{n-1}{2},\\quad b\\leq\\dfrac{n-1}{2},\\quad a+b\\geq\\dfrac{n+1}{2}$$\r\n ここで $a$ を固定すれば, $b$ ずしおあり埗るものは $\\dfrac{n+1}{2}-a$ 以䞊 $\\dfrac{n-1}{2}$ たで $a$ 個であるから, 求める堎合の数は\r\n$$1+2+\\cdots+\\dfrac{n-1}{2}= \\frac{(n-1)(n+1)}{8}$$\r\n特に $n=2021$ のずき, これは $\\textbf{510555}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc055/editorial/258" }, { "content": " 棒を巊端から順に長さ $a,b,c$ の $3$ ぀の区間に分けたずする\\\r\n 求めるべきは $a+b+c=2021$ か぀ $a,b,c$ が $1010$ 以䞋の正の敎数であるような敎数の組 $(a,b,c)$ の個数これは $x=1010-a, ~ y=1010-b, ~ z=1010-c$ なる眮き換えにより $x+y+z=1009$ の非負敎数解の個数に䞀臎するこずがわかる\\\r\n 以䞊より求める個数は ${}\\_{3}\\mathrm{H}\\_{1009}=\\textbf{510555}$", "text": "x+y+z=n型の非負敎数解の個数問題に垰着させる", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc055/editorial/258/34" } ]
 長さ $2021$ の棒がありたす. この棒には端から長さ $1$ の間隔で節目が付いおおり, それらで棒を自由に折り曲げるこずができたす. 次の条件をみたすような $2$ 個の節目の遞び方はいく぀ありたすか - 条件$2$ 個の節目で棒を折り曲げたずき, 棒の䞡端点を合わせお䞉角圢を䜜るこずができる.  ただし, 節目はすべお区別でき, 節目の郚分の長さは無芖できるほど短いものずしたす.
OMC055 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc055
https://onlinemathcontest.com/contests/omc055/tasks/259
E
OMC055(E)
300
38
80
[ { "content": " $B$ を通り $AC$ に平行な盎線 $\\ell$ に぀いお, $AP,AQ$ ずの亀点をそれぞれ $D,E$ ずし, $A$ からおろした垂線の足を $F$ ずすれば, 以䞋のようにそれぞれの長さを蚈算できる\r\n$$AF=BF=1,\\quad BD=DF-BF=\\sqrt{3}-1,\\quad DE=AD=2$$\r\nこれより, $BP:PC=(\\sqrt{3}-1):\\sqrt{3}$ および $BQ:QC=(\\sqrt{3}+1):\\sqrt{3}$ であるから\r\n$$BP:PQ:QC=(5-\\sqrt{3}):2\\sqrt{3}:(6-\\sqrt{3})$$\r\n$ABC$ の面積が $\\sqrt{3}\\/2$ であるこずから, $APQ$ の面積は $3\\/11$ であり, 特に解答すべき倀は $\\textbf{14}$ である.\\\r\n なお $\\sin 15^\\circ=(\\sqrt{6}-\\sqrt{2})\\/4$ を利甚すれば,\r\n$$BP:PC=\\triangle ABP:\\triangle APC=\\sqrt{2}\\/2\\times AP\\sin15^\\circ:\\sqrt{3}\\/2\\times AP\\sin30^\\circ=(\\sqrt{3}-1):\\sqrt{3}$$\r\nなどずするこずで同様に $BP:PQ:QC$ を蚈算するこずができる.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc055/editorial/259" } ]
 $AB=\sqrt{2},AC=\sqrt{3},\angle A=45^\circ$ なる䞉角圢においお, 蟺 $BC$ 䞊の点 $P,Q$が $$\angle BAP = \angle PAQ = \angle QAC = 15^\circ $$ をみたすずき, 䞉角圢 $APQ$ の面積は互いに玠な正の敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので, $a+b$ を求めおください.
OMC055 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc055
https://onlinemathcontest.com/contests/omc055/tasks/305
F
OMC055(F)
400
17
50
[ { "content": " 各マスに察しお必芁な操䜜の最小回数は, 巊䞋から順次定たり, 以䞋のような再垰的構造が確認できる\r\n$$\\begin{matrix}\r\n15 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15 \\\\\\\\\r\n15 & 14 & 14 & 15 & 15 & 14 & 14 & 15 & 15 & 14 & 14 & 15 & 15 & 14 & 14 & 15 \\\\\\\\\r\n15 & 14 & 13 & 13 & 13 & 13 & 14 & 15 & 15 & 14 & 13 & 13 & 13 & 13 & 14 & 15 \\\\\\\\\r\n15 & 15 & 13 & 12 & 12 & 13 & 15 & 15 & 15 & 15 & 13 & 12 & 12 & 13 & 15 & 15 \\\\\\\\\r\n15 & 15 & 13 & 12 & 11 & 11 & 11 & 11 & 11 & 11 & 11 & 11 & 12 & 13 & 15 & 15 \\\\\\\\\r\n15 & 14 & 13 & 13 & 11 & 10 & 10 & 11 & 11 & 10 & 10 & 11 & 13 & 13 & 14 & 15 \\\\\\\\\r\n15 & 14 & 14 & 15 & 11 & 10 & 9 & 9 & 9 & 9 & 10 & 11 & 15 & 14 & 14 & 15 \\\\\\\\\r\n15 & 15 & 15 & 15 & 11 & 11 & 9 & 8 & 8 & 9 & 11 & 11 & 15 & 15 & 15 & 15 \\\\\\\\\r\n7 & 7 & 7 & 7 & 7 & 7 & 7 & 7 & 8 & 9 & 11 & 11 & 15 & 15 & 15 & 15 \\\\\\\\\r\n7 & 6 & 6 & 7 & 7 & 6 & 6 & 7 & 9 & 9 & 10 & 11 & 15 & 14 & 14 & 15 \\\\\\\\\r\n7 & 6 & 5 & 5 & 5 & 5 & 6 & 7 & 11 & 10 & 10 & 11 & 13 & 13 & 14 & 15 \\\\\\\\\r\n7 & 7 & 5 & 4 & 4 & 5 & 7 & 7 & 11 & 11 & 11 & 11 & 12 & 13 & 15 & 15 \\\\\\\\\r\n3 & 3 & 3 & 3 & 4 & 5 & 7 & 7 & 15 & 15 & 13 & 12 & 12 & 13 & 15 & 15 \\\\\\\\\r\n3 & 2 & 2 & 3 & 5 & 5 & 6 & 7 & 15 & 14 & 13 & 13 & 13 & 13 & 14 & 15 \\\\\\\\\r\n1 & 1 & 2 & 3 & 7 & 6 & 6 & 7 & 15 & 14 & 14 & 15 & 15 & 14 & 14 & 15 \\\\\\\\\r\n0 & 1 & 3 & 3 & 7 & 7 & 7 & 7 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15 & 15\r\n\\end{matrix}$$\r\nこれより, 必芁な操䜜の最小回数が $n$ であるようなマスの数 $f(n)$ に぀いお,\r\n$$f(n)=3^{b(n)}$$\r\nの成立が確認できる. ここで $b(n)$ は, $n$ を二進数で衚蚘したずきの桁和である. よっお,\r\n$$b(2^{2021}-2021)=b((2^{2021}-1)-2020)=2021-b(2020)=2014$$\r\nより, $M=f(2^{2021}-2021)=3^{2014}$ は正の玄数を $\\textbf{2015}$ 個も぀.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc055/editorial/305" } ]
 図1に瀺す $3$ マスからなる図圢を**タむル**ず呌びたす. いた $2^{2021}\times2^{2021}$ のマス目があり, 巊から $i$ 番目, 䞋から $j$ 番目のマスを $(i,j)$ で衚したす. Noya君は, このタむルずマス目を甚いお次のようなゲヌムを行いたす.\  たずNoya君は準備ずしお, このマス目にタむルを配眮したす. ここでタむルの配眮は, 以䞋で定たる $2$ 芏則によっお再垰的に定矩されたす. それぞれの芏則は郚分マス目に察しお適甚され, たず初めにマス目党䜓に芏則1を適甚したす. - 芏則1正方圢の領域に適甚される. 領域が $1\times 1$ のずき, 䜕もしない.\     それ以倖のずき, マス $(1,1)$ を含み盞䌌比 $\dfrac{1}{2}$ の正方圢領域に芏則1を, 残りの領域に芏則2を適甚する. - 芏則2L字型の領域に適甚される. 領域が $3$ マスからなるずき, そこにタむルを眮く.\     それ以倖のずき, 図2に瀺すように領域を $4$ 分割し, それぞれに芏則2を適甚する.  図3に, 巊䞋に䜍眮する郚分マス目 $4\times 4$ に぀いお, 最終的なタむルの配眮を瀺したす.\  続いおNoya君は, 以䞋の**操䜜**を奜きなだけ行いたす. - 適圓なタむル $1$ 枚を眮きなおす. ここで, 眮きなおしたタむルは操䜜の前埌で同じ $2\times 2$ の郚分マス目に収たらねばならない. たた, タむル同士は重なっおはならず, マス目からはみ出しおはならない.  Noya君の目暙は, マス $(i,j)$ にタむルが眮かれおいない状態にするこずです. このずき, 必芁な操䜜の最小回数が $2^{2021}-2021$ であるようなマス $(i,j)$ は $M$ 個ありたす. $M$ がも぀正の玄数の個数を解答しお䞋さい. ![figure 1](\/images\/oDUlsmNatCyZuVpLmyEPvUNQDCmKrUgflgFuhIxW)
OMC054
https://onlinemathcontest.com/contests/omc054
https://onlinemathcontest.com/contests/omc054/tasks/1479
A
OMC054(A)
200
135
184
[ { "content": " $(a-2021)(b-2021)=2021^2$ ず䞎匏を倉圢すれば, $2021^2$ の玄数 (負も蚱す) の個数を求めるこずず問題は等䟡であり, $2021^2=43^2\\times47^2$ ず玠因数分解できるからこれは $2\\times 3^2=18$ 個である. ただし $(a,b)=(0,0)$ を陀倖するこずに留意すれば, 求めるべき倀は $\\textbf{17}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc054/editorial/1479" } ]
 $\dfrac{1}{a}+\dfrac{1}{b}=\dfrac{1}{2021}$ をみたす順序付きの**æ•Žæ•°**の組 $(a,b)$ はいく぀ありたすか ただし $2021=43\times 47$ です.
OMC054
https://onlinemathcontest.com/contests/omc054
https://onlinemathcontest.com/contests/omc054/tasks/2070
B
OMC054(B)
200
140
161
[ { "content": " 䞎えられた立䜓を䞀蟺の長さが $4$ の正四面䜓の内郚に適切に埋め蟌むこずを考えれば, 貌り合わせによっお隣り合った面は同䞀平面䞊にある. よっお題意の䞉角圢は蟺の長さが $2\\sqrt{3}, 2\\sqrt{3}, 2$ の二等蟺䞉角圢で, その面積は $\\sqrt{\\textbf{11}}$.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc054/editorial/2070" } ]
 䞀蟺の長さが $2$ の正四面䜓ず, すべおの蟺の長さが $2$ の正四角錐がありたす. それぞれから適圓に正䞉角圢の面を遞び, それらに沿っお $2$ 立䜓を倖偎に (面を陀いお共通郚分をもたないように) 貌り合わせたずき, 貌り合わせに甚いなかった $3$ 頂点からなる䞉角圢の面積の $2$ 乗を求めおください.
OMC054
https://onlinemathcontest.com/contests/omc054
https://onlinemathcontest.com/contests/omc054/tasks/1912
C
OMC054(C)
300
105
153
[ { "content": " $X=2^x3^y5^z7^w$ ず衚せ, $y+z+w\\leq 3$ である. 以䞋, $y+z+w$ の倀に応じお堎合分けを行う.\r\n\r\n(i) $y+z+w=0$ のずき, $s,b,l$ は $1,2,4,8$ のいずれかであり, $x$ は $0$ 以䞊 $9$ 以䞋の敎数倀をずり埗る.\r\n\r\n(ii) $y+z+w=1$ のずき, 基本的に䞊ず同様に $x$ は $0$ 以䞊 $6$ 以䞋の敎数倀をずり埗るが, $y=1$ の堎合に限り $3$ を $6$ に眮き換えるこずで $x=7$ ずできる. すなわち, $7\\times 3+1=22$ 通りである.\r\n\r\n(iii) $y+z+w=2$ のずき, 基本的に䞊ず同様に $x$ は $0$ 以䞊 $3$ 以䞋の敎数倀をずり埗るが, $y=1,y=2$ の堎合は $3$ を $6$ に眮き換えるこずでそれぞれ $x=4,x=4,5$ ずできる. すなわち, $4\\times 6+4=28$ 通りである.\r\n\r\n(iv) $y+z+w=3$ のずき, $s,b,l$ に $6$ が含たれる堎合に限り $x\\geq 1$ であり, $20$ 通りであるこずが同様にわかる.\r\n\r\n 以䞊の和をもっお, $X$ ずしおあり埗る正敎数倀は党郚で $\\textbf{80}$ 通りである.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc054/editorial/1912" } ]
 あるスポヌツ皮目は $S,B,L$ の $3$ 郚分からなり, 各遞手はこれらすべおに参加したす. $S,B,L$ におけるある遞手の順䜍をそれぞれ $s,b,l$ ずしたずき, その遞手の獲埗するポむント $X$ は $X=sbl$ ず定矩されたす. この皮目に $8$ 人の遞手が参加したずき, ある遞手が獲埗するポむント $X$ ずしおあり埗る正敎数倀はいく぀ありたすか\  ただし, 各郚分の順䜍は $1$ 䜍から $8$ 䜍たでの正敎数倀が重耇なく付くものずしたす.
OMC054
https://onlinemathcontest.com/contests/omc054
https://onlinemathcontest.com/contests/omc054/tasks/2009
D
OMC054(D)
400
64
78
[ { "content": " $T$ の各項に぀いお,\r\n$$ \\frac{n^3}{n^4+4} =\\frac{1}{2}\\left(\\frac{n-1}{(n-1)^2+1}+\\frac{n+1}{(n+1)^2+1}\\right) $$\r\nず敎理できるから,\r\n$$\\begin{aligned}\r\nS-T &=\\frac{1}{2}\\left(\\frac{1}{1^2+1}+\\frac{99}{99^2+1}\\right)-\\frac{1}{2}\\left(\\frac{0}{0^2+1}+\\frac{100}{100^2+1}\\right) \\\\\\\\\r\n&= \\frac{50^2}{99^2+1} - \\frac{50}{100^2+1}=\\dfrac{12256200}{49014901}\r\n\\end{aligned}$$\r\nこれは既玄分数であるから, 解答すべき倀は $\\textbf{61271101}$ である.\\\r\n なお, 実際に既玄であるこずを確かめる方法の䞀぀ずしお, 䞀般に $99$ を $n$ ずおいお考えるずよい. このずき\r\n$$S-T=\\dfrac{n(n+1)(n^2+n+4)}{4(n^2+1)(n^2+2n+2)}=\\dfrac{1}{2}\\left(\\dfrac{1}{2}+\\dfrac{n^2-n+1}{(n^2+1)(n^2+2n+2)}\\right)$$\r\nなどず衚せるから, 各衚珟に぀いお分子ず分母の最倧公玄数を倚項匏の蚈算によっお蚈算するこずができる.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc054/editorial/2009" } ]
 以䞋の $2$ 皮類の分数の和 $S,T$ に぀いお, その差の絶察倀を求めおください $$ S = \frac{1}{2}+\frac{2}{5}+\frac{3}{10}+\cdots+\frac{n}{n^2+1}+\cdots+\frac{99}{99^2+1} $$ $$ T=\frac{1}{5}+\frac{8}{20}+\frac{27}{85}+\cdots+\frac{n^3}{n^4+4}+\cdots+\frac{99^3}{99^4+4} $$ ただし, 求める差の絶察倀は互いに玠な正敎数 $p,q$ を甚いお $\dfrac{p}{q}$ ず衚されるので, $p+q$ を解答しおください.
OMC054
https://onlinemathcontest.com/contests/omc054
https://onlinemathcontest.com/contests/omc054/tasks/1942
E
OMC054(E)
500
92
130
[ { "content": " $3^n$ の䞀の䜍は $n$ が $4$ で割っお $2$ 䜙るずきに $9$ ずなるから, $3^{4m+2}$ の最高䜍が $9$ であるような最小の $m$ を求めればよい. このこずは, $3^{4m}$ ず $3^{4m+2}$ の桁数が等しいこず, すなわち $4m\\log_{10}3$ ず $(4m+2)\\log_{10}3$ の敎数郚分が等しいこずず同倀である. この敎数郚分を $i$ ずするず, 条件はさらに次のように曞くこずができる\r\n$$ \\frac{i}{2m}\\lt 2\\log_{10}3 \\lt \\frac{i+1}{2m+1} $$\r\n ここで $\\alpha=2\\log_{10}3$ ずおけば, それぞれの正敎数 $j$ に぀いお以䞋をみたす $p$ が䞀意に存圚する\r\n$$ \\frac{p-j}{p}\\lt\\alpha\\lt\\frac{p-j+1}{p+1} \\quad\\iff\\quad \\frac{j}{1-\\alpha}-1\\lt p\\lt\\frac{j}{1-\\alpha} $$\r\nこのような偶数 $p$ ずしおあり埗る最小のものを求めればよく, $j$ を小さい方から詊せば $j=7$ で $p=152$ を埗る. したがっお求める最小の $m$ は $76$ であるから, 最小の $n$ に盎せば $4\\times76+2=\\textbf{306}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc054/editorial/1942" } ]
 $10$ 以䞊の敎数 $x$ に぀いお, $f(x)$ で $x$ の (十進数衚蚘での) 最高䜍の数字ず䞀の䜍の数字の積を衚したす. 䟋えば $f(2021)=2$ です. $n$ を $3$ 以䞊の敎数ずするずき, $f(3^n)$ が最倧倀をずるような $n$ のうち, 最小のものを求めおください.\  ただし必芁であれば, $\log_{10}3=0.4771212547\cdots$ を利甚しおも構いたせん.
OMC054
https://onlinemathcontest.com/contests/omc054
https://onlinemathcontest.com/contests/omc054/tasks/2305
F
OMC054(F)
500
19
44
[ { "content": " $N=54$ ずおき, ここではカヌドやパケットの番号を $0$ から始めお数えるものずする.\\\r\n デッキの䞊から $n$ 枚目のカヌドが, 䞀床の $d$-シャッフルで䞊からデッキの䞊から $g(n)$ 枚目に移動するずする. $n$ の $d$ による割り算を $n=jd+k$ ず衚すず, 前半の手順でパケット $k$ の䞊から $j$ 枚目に移るから, \r\n$$g(n)= N-k\\times\\dfrac{N}{d}-j-1\\equiv -\\dfrac{N}{d}\\times n \\pmod{N-1} $$\r\nここで $0$ 枚目ず $N-1$ 枚目は䞀回のシャッフルで入れ替わるから, $1$ 枚目から $N-2$ 枚目に぀いお答えを求め, それず $2$ ずの最小公倍数を取ればよい. 結局, 任意の $n=1,2,\\cdots,N-2$ に察し,\r\n$$ \\left(-\\dfrac{N}{d}\\right)^x\\times n\\equiv n \\pmod{N-1}$$\r\nすなわち $(-N\\/d)^x\\equiv 1$ なる最小の $x=x(d)$ をそれぞれの $d$ に぀いお考えるこずに垰着された. Fermatの小定理より $x(d)$ は垞に $\\varphi(53)=52$ の玄数であるこずに留意すれば, これは以䞋のように蚈算できる.\r\n$$x(1)=x(54)=2,\\quad x(6)=x(9)=13,\\quad x(2)=x(3)=x(18)=x(27)=52$$\r\n奇数の堎合の凊理に泚意すれば, 解答すべき倀は $2\\times2+26\\times2+52\\times4=\\textbf{264}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc054/editorial/2305" } ]
 盞異なる党 $54$ 枚のカヌドを重ねたものを**デッキ**ず呌び, デッキをいく぀かに分割したものを**パケット**ず呌びたす. たた, デッキに察しお以䞋で定矩される䞀連の操䜜を **$d$-シャッフル**ず定矩したす. - 操䜜前にデッキに重ねられたカヌドを**䞊から**順に $1$ 枚目, $2$ 枚目, ... , $54$ 枚目ずする. - デッキをパケット $1$ からパケット $d$ に分割する. パケット $i$ は $i$ 枚目, $i+d$ 枚目, ... からなる. - 各パケット内の䞊䞋をすべお入れ替え, パケット $i$ の䞊にパケット $i+1$ を積む芁領で, デッキを再構成する.  $d$-シャッフルを繰り返し行ったずき, デッキが䞀床目の $d$-シャッフルを行う前の順序にはじめお戻る $d$-シャッフルの回数を $f(d)$ ずするずき, すべおの $54$ の正の玄数 $d$ に぀いお $f(d)$ の総和を求めおください. \  以䞋に, デッキが党 $12$ 枚である堎合の $3$-シャッフルの様子を瀺したす (䞊䞋を巊右に眮き換えおいたす) $$1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12 \to 12,9,6,3,11,8,5,2,10,7,4,1$$
OMC053 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc053
https://onlinemathcontest.com/contests/omc053/tasks/292
A
OMC053(A)
200
147
177
[ { "content": " たず以䞋のように倉数倉換を行う\r\n$$a=2x,\\ \\ b=3y,\\ \\ c=5z,\\ \\ d=7p,\\ \\ e=11q,\\ \\ f=13r$$ \r\nこのずき, 䞎方皋匏の係数にはPascalの䞉角圢が珟れる\r\n$$\\begin{aligned}\r\n|a|+|b|+|c|+|d|+|e|+|f|&=32 \\\\\\\\\r\n1a+1b+1c+1d+1e+1f&=0 \\\\\\\\\r\n5a+4b+3c+2d+1e&=0 \\\\\\\\\r\n10a+6b+3c+1d&=0 \\\\\\\\\r\n10a+4b+1c&=0 \\\\\\\\\r\n5a+1b&=0\r\n\\end{aligned}$$\r\nしたがっお, これの第2匏以䞋は次の $k$ に぀いおの恒等匏に集玄される\r\n$$ak^5=a(k+1)^5+b(k+1)^4+c(k+1)^3+d(k+1)^2+e(k+1)+f$$\r\n䞀方で, $ak^5=a((k+1)-1)^5$ ずみなすこずで\r\n$$ak^5=a(k+1)^5-5a(k+1)^4+10a(k+1)^3-10a(k+1)^2+5a(k+1)-a$$\r\nこれより $(a,b,c,d,e,f)=(a,-5a,10a,-10a,5a,-a)$ ず衚せ, 第1匏より $a=\\pm 1$ である. よっお,\r\n$$|x|+|y|+|z|+|p|+|q|+|r|=2\\times\\left(\\dfrac{1}{2}+\\dfrac{5}{3}+\\dfrac{10}{5}+\\dfrac{10}{7}+\\dfrac{5}{11}+\\dfrac{1}{13}\\right)=\\dfrac{36797}{3003}$$\r\n特に解答すべき倀は $\\textbf{39800}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc053/editorial/292" } ]
 以䞋の連立方皋匏 $$\begin{aligned} |2x|+|3y|+|5z|+|7p|+|11q|+|13r|&=32 \\\\ 2x+3y+5z+7p+11q+13r&=0 \\\\ 10x+12y+15z+14p+11q&=0 \\\\ 20x+18y+15z+7p&=0 \\\\ 20x+12y+5z&=0 \\\\ 10x+3y&=0 \end{aligned}$$ の実数解 $(x,y,z,p,q,r)$ すべおに぀いお, 以䞋の倀の総和を求めおください. $$|x|+|y|+|z|+|p|+|q|+|r|$$  ただし, 答えは互いに玠な正敎数 $u,v$ によっお $\dfrac{u}{v}$ ず衚せるので, $u+v$ を解答しおください.
OMC053 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc053
https://onlinemathcontest.com/contests/omc053/tasks/1641
B
OMC053(B)
500
56
119
[ { "content": " 以䞋 $A_{i+1024}=A_i$ ずする. たず, $\\displaystyle \\sum_{i=1}^{1024} f(A_i,A_{i+1})$ の最小倀を求めればよい. なんずなれば, 添字を適圓に巡回させお $A_1$ を党䜓集合ずすれば, 求める最小倀はこれより $55$ を枛じたものずしお埗られるからである.\\\r\n いた, $A_i$ に含たれるが $A_j$ には含たれないカヌドに曞かれた数の合蚈を $g(A_i,A_j)$ ずおけば,\r\n$$\\displaystyle \\sum_{i=1}^{1024} f(A_i,A_{i+1})=55 \\times 512 + \\displaystyle \\sum_{i=1}^{1024} g(A_i,A_{i+1})$$\r\nさらに, $A_i,A_j$ のいずれかにのみ含たれるカヌドに曞かれた数の合蚈を $G(A_i,A_j)$ ずおくず\r\n$$\\displaystyle \\sum_{i=1}^{1024} G(A_i,A_{i+1}) = 2\\times\\displaystyle \\sum_{i=1}^{1024} g(A_i,A_{i+1})$$\r\n以䞊より, 結局 $\\displaystyle \\sum_{i=1}^{1024} G(A_i,A_{i+1})$ の最小化を考えればよい.\\\r\n ここで, $A_i,A_{i+1}$ のうち $k$ が曞かれたカヌドを片方のみが含むような $i$ の個数を $B_k$ ずすれば, $k$ 以䞊の数のみが曞かれたカヌドからなる集合は (空含め) $2^{11-k}$ 個存圚するから, $\\displaystyle \\sum_{j=k}^{10} B_j$ は $2^{11-k}$ 以䞊である. したがっお,\r\n$$\\displaystyle \\sum_{i=1}^{1024} G(A_i,A_{i+1}) = \\displaystyle \\sum_{k=1}^{10} (B_k \\times k)=\\sum_{k=1}^{10} \\sum_{j=k}^{10} B_j\\geq\\sum_{k=1}^{10} 2^{11-k} = 2046$$\r\n あずは等号をみたす集合の䞊べ方を構築すればよい. 䟿宜䞊, 集合の列の添字を $A_0,A_1,...,A_{1023}$ ず振りなおせば, カヌド $k\\\\,(k \\neq 10)$ に察しお $2^{k-1} \\leq i \\bmod{2^{k+1}} \\lt 2^{k+1}-2^{k-1}$ であるずきか぀そのずきに限り $A_i$ は $k$ を含み, カヌド $10$ に察しおは $i \\lt 512$ のずきか぀そのずきに限り $A_i$ は $10$ を含むものずすれば, 条件をみたす.\\\r\n よっお, 各文字に぀いお最小倀を順次蚈算するこずで, 最終的に求める最小倀は $\\textbf{29128}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc053/editorial/1641" } ]
 $1$ から $10$ の敎数が぀いたカヌドがそれぞれ $1$ 枚ず぀, 蚈 $10$ 枚ありたす. これらのカヌドから䜕枚かを遞んだ集合 (空を蚱す) は $1024$ 個ありたすが, これらを適圓に䞊べ替えお $A_1,A_2,\cdots,A_{1024}$ で衚したす. $A_i$ および $A_j$ の少なくずも䞀方に含たれおいるカヌドに曞かれた数の合蚈を $f(A_i,A_j)$ ずおきたす. 䟋えば $$f(\lbrace 1,4,5 \rbrace,\lbrace 3,4,5,9 \rbrace)=1+3+4+5+9=22$$ です. このずき, $\displaystyle \sum_{i=1}^{1023} f(A_i,A_{i+1})$ のずり埗る最小倀を求めおください.
OMC053 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc053
https://onlinemathcontest.com/contests/omc053/tasks/1259
C
OMC053(C)
500
24
53
[ { "content": " 操䜜は以䞋のように蚀い換えおも等䟡である.\r\n\r\n- $a_i=a_{i+1}$ たたは $b_i=b_{i+1}$ なる $i$ を遞択し, $a_i$ ず $a_{i+1}$ および $b_i$ ず $b_{i+1}$ の倀をそれぞれ亀換する. \r\n\r\n このずき $(a_i,b_i)$ は垞に連動しお動くから, ペアずしお考えればよい. ペア $(0,0)$ ず $(1,1)$ およびペア $(0,1)$ ず $(1,0)$ は亀換できないが, それ以倖は亀換できるこずに留意すれば, 以䞋の性質が埓う.\r\n\r\n- $a_i=b_i$ なるすべおのペアの盞察的な順番は䞍倉である.\r\n- $a_i\\neq b_i$ なるすべおのペアの盞察的な順番は䞍倉である.\r\n- 逆にこれらをみたすバむナリ列の組はすべお埗られる.\r\n\r\n よっお, $a_i=b_i$ なる $i$ の個数が分かればよいが. これは䞭囜剰䜙定理により $26 \\times 29 + 47 \\times 42 = 2728$ ず蚈算できる. 以䞊より $M={}\\_{5183}{\\mathrm{C}}\\_{2728}$ であり, 解答すべき倀は $5179 \\times 2719 = \\textbf{14081701}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc053/editorial/1259" } ]
 ここでは**バむナリ列**で各項が $0$ たたは $1$ であるような有限列を指すものずしたす\  長さが $5183(=71 \times 73)$ である二぀のバむナリ列 $a,b$ があり初めはそれぞれ以䞋のように定矩されたす - $a$ は「'$0$' が連続しお $26$ 個続いたあず '$1$' が連続しお $47$ 個続く単䜍」を $71$ 回繰り返した列である - $b$ は「'$0$' が連続しお $29$ 個続いたあず '$1$' が連続しお $42$ 個続く単䜍」を $73$ 回繰り返した列である  siosio君はこれらのバむナリ列に以䞋の $2$ 操䜜を奜きな順序で $0$ 回以䞊斜したす - $a_i=a_{i+1}$ なる $i$ を遞択し$b_i$ ず $b_{i+1}$ の倀を亀換する - $b_i=b_{i+1}$ なる $i$ を遞択し$a_i$ ず $a_{i+1}$ の倀を亀換する  このずき操䜜埌の二぀のバむナリ列の組 $(a,b)$ ずしおあり埗るものは $M$ 通りありたす$M$ の最倧の玠因数を $x$ ずし$x$ 未満の玠数であっお $M$ の玠因数でない最倧のものを $y$ ずしたす$x \times y$ を解答しおください\  ただし[**こちら**](https:\/\/www.mathsisfun.com\/numbers\/prime-numbers-to-10k.html)の玠数衚を甚いおも構いたせん
OMC053 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc053
https://onlinemathcontest.com/contests/omc053/tasks/1419
D
OMC053(D)
700
16
42
[ { "content": " 䞎匏を適圓に倉圢するこずで\r\n$$(f(y)-(f^2(x)+1))^2+(x-z)((f(x)-x)-(f(z)-z))\\geq 1$$\r\n特にここに $z=x$ を代入すれば\r\n$$(f(y)-(f^2(x))+1))^2\\geq 1$$\r\n$y=f(x)$ を代入するず,\r\n$$(x-z)((f(x)-x)-(f(z)-z))\\geq 0$$\r\n逆にこれらが成立すれば䞎匏も成立するから, 条件はこれら $2$ 匏に分離された. さらに,\r\n\r\n- $(f(y)-(f^2(x))+1))^2\\geq 1$ は $f^2(x)+1 \\neq f(y)$ ず同倀である.\r\n- $(x-z)((f(x)-x)-(f(z)-z))\\geq 0$ は $f(x+1)\\gt f(x)$ ず同倀である.\r\n\r\n ここで数列 $a_{n}=f^n(2)-f^{n-1}(2)$ に぀いお考察しよう. このずき, $f^{n}(2) \\lt t \\leq f^{n+1}(2)$ なる正敎数 $t$ が $a_{n+1}$ 個存圚するこずから, 以䞋をみたす正敎数 $f(t)$ も $a_{n+1}$ 個存圚する\r\n$$f^{n+1}(2)\\lt f(t)\\leq f^{n+2}(2)$$\r\n同様にしお, 以䞋をみたす正敎数 $f^2(r)+1$ も $a_{n}$ 個存圚する\r\n$$f^{n+1}(2)\\lt f^{2}(r)+1\\leq f^{n+2}(2)$$\r\nしかし, 条件よりこれらは重耇しないから, 䞍等匏 $a_{n}+a_{n+1}\\leq a_{n+2}$ を埗る.\\\r\n 䞀方で, $f(1)\\gt 1$ のずき明らかに $f(2)\\gt 2$ で, $f(1)=1$ のずきも $f(2)\\neq f^2(1)+1=2$ ず䜵せお $f(2)\\gt 2$ であるから, 結局垞に $a_{1}\\geq 1$ であり, これよりさらに $a_2\\geq 1$ である. すなわち $a_{n}$ はFibonacci数で䞋から評䟡できるこずがわかった. 具䜓的には, 考えるべき倀に぀いお $f^{16}(2)=2+a_1+a_2+\\cdots a_{16}\\geq2585$ を埗る.\\\r\n 逆に, 条件をみたすように $x$ の小さいほうから $f(x)$ の倀を定めおいけば, すべおの等号を成立させるような構成が埗られる. 具䜓的には, こうしお埗られる $f$ は $\\varphi=(1+\\sqrt{5})\\/2$ に぀いお $f(x)=[\\varphi x]$ ず衚瀺できるこずが蚌明できる. 以䞊より, 求める最小倀は $\\textbf{2585}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc053/editorial/1419" } ]
 正敎数党䜓で定矩され, 正敎数倀を取る関数 $f$ は, 任意の正の敎数 $x,y,z$ に぀いお $$\begin{aligned} &f^2(x)^2+2f^2(x)+f(y)^2+xf(x)+zf(z) \\\\ \geq ~ &2f^2(x)f(y)+2f(y)+xf(z)+zf(x)+(x-z)^2 \end{aligned}$$ をみたしたす. このずき $f^{16}(2)$ ずしおあり埗る最小倀を求めお䞋さい. ただし, 正敎数 $n$ に察し $f^{n}$ は $f$ の $n$ 回合成です. すなわち $f^1(x)=f(x),\\, f^{n}(x)=f(f^{n-1}(x))$ です.
OMC053 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc053
https://onlinemathcontest.com/contests/omc053/tasks/1414
E
OMC053(E)
700
4
11
[ { "content": " 䞉角圢 $ABC$ の内心を $Z$, 内接円を $O^{\\prime}$ ずする. 有名事実ずしお $D$ は䞉角圢 $ABC$ の角 $A$ 内の傍接円が $BC$ ず接する点である.たた, $E$ から $BC$ におろした垂線の足を $P$ ずするず, $AB-AC=BP-CP$ より $P$ は $O^{\\prime}$ が $BC$ ず接する点であり, 有名事実ずしお $E$ は内接円においお $P$ の察蹠点ずなる. 特に $O^{\\prime}$ は $FG$ ず接するから, 円 $O$ 䞊に $RFG$ の内接円が $O^{\\prime}$ ずなるような点 $R$ が存圚する. これはPonceletの閉圢定理の垰結だが, $Z$を内心ずするような $F$ を頂点に持぀䞉角圢を考え, Eulerの定理を䜿うこずによっおも蚌明できる. このずき $EF-EG=RF-RG$ が成立し, $H$ は特城付けから䞀意に定たるこずに留意すれば, $R$ は $H$ に䞀臎する. 接線の長さに着目すれば\r\n$$154=(BI+BJ+IJ)-(CK+CL+KL)=2BP-2PC=2(HF-HG)$$\r\nたた $FH$ ず $O^{\\prime}$ の接点を $S$ ずするず $494=HJ+JL+LH=2HS$ であり, このこずから\r\n$$HF+HG=2HS+FG=949$$\r\nよっおこれらを連立させるこずで $HF=513,HG=436$ であり, Helonの公匏などによっお $O^{\\prime},O$ の盎埄はぞれぞれ $266,545$ ず蚈算されるから, 等脚台圢 $BCGF$ に泚目するこずで $BC^2=\\textbf{243201}$ を埗る.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc053/editorial/1414" } ]
 倖接円を $O$ ずする鋭角䞉角圢 $ABC$ の蟺 $BC$ 䞊に点 $D$ が, 線分 $AD$ 䞊に点 $E$ があり, $E$ を通り $BC$ に平行な盎線を $m$ ずしたす. $m$ ず $O$ の劣匧 $AB,AC$ の亀点をそれぞれ $F,G$ ずし, 劣匧 $BC$ 䞊に点 $H$ をずるず, $FGH$ は鋭角䞉角圢ずなりたした. さらに $AB,BC$ ず $FH$ の亀点をそれぞれ $I,J$, $AC,BC$ ず $GH$ の亀点をそれぞれ $K,L$ ずするず, 䞉角圢 $HJL$ の呚長は $494$ で, 䞉角圢 $BIJ$ の呚長は䞉角圢 $CKL$ の呚長より $154$ 長く, 加えお $$AB-AC=CD-BD=EF-EG=HF-HG \neq 0$$ が成立したした. $FG=455$ のずき, $BC^2$ を求めおください.
OMC053 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc053
https://onlinemathcontest.com/contests/omc053/tasks/1446
F
OMC053(F)
700
0
4
[ { "content": " 䞀回で移動できる正敎数の組に有向蟺を匵るず, 以䞋のようなグラフを埗る (自己蟺や倚重蟺は適圓に陀去).\r\n![figure 1](\\/images\\/sslBjEvefjMEoeD0mOUXS83t9c8uSmGNrIh30w8b)\r\n\r\n $50000005000000$ は䞉角数であるから, 䞊から $10^7$ 段のみ考えればよい. 蟺の傟きは $3$ 皮類存圚するが, 最短経路ずしお適するものでは高々 $2$ 皮類しか甚いない. このうち,察称性より暪向きの蟺を䜿わず, 䞊から䞋ぞ向かうものを数えればよい. このずき, 䞋から $n$ 段目のある固定された数から䞋から $m$ 段目ぞの最短経路の数は $2^{n-m}$ 通りであるから, これをすべおの $m$ に぀いお足し合わせれば $2^n-2$ 通りである. したがっお, 考えおいる経路の総数は\r\n$$\\begin{aligned}\r\n&\\quad\\\\,\\\\, (2^{10000000}-2) \\times 1+(2^{9999999}-2) \\times 2+\\cdots+(2^1-2) \\times 10000000\\\\\\\\\r\n&=(2^{10000001}-2 \\times 10000001)+(2^{10000000}-2 \\times 10000000)+\\cdots +(2^2-2 \\times 2)\\\\\\\\\r\n&=2^{10000002}-100000030000004\r\n\\end{aligned}$$\r\n 他の $2$ 方向も同様であるが, $1$ 皮類の向きしか䜿わない経路が重耇でカりントされおいるため,\r\n$$\\begin{aligned}\r\n&\\quad\\\\,\\\\, 3 \\times(2^{10000002}-100000030000004)-3\\times\\sum_{i=1}^{10^7}\\dfrac{n(n-1)}{2}\\\\\\\\\r\n&=3 \\times 2^{10000002}-500000300000085000012\r\n\\end{aligned}$$\r\n以䞊より, 解答すべき倀は $\\textbf{300000095000017}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc053/editorial/1446" } ]
 数盎線䞊の正敎数 $a$ の䜍眮にいるsimasima君は, 正敎数 $b$ の䜍眮にいるPCT君に䌚いたいです.\  simasima君が䜍眮 $x$ にいるずき, 以䞋の $6$ 条件のうち $1$ ぀以䞊をみたす**正敎数**の䜍眮に䞀回で移動できたす - $x+1$ - $x-1$ - $x$ **未満**で最倧の䞉角数 $y$ に぀いお, $2y-x+2$ ($x=1$ では考えない) - $x$ **以䞋**で最倧の䞉角数 $z$ に぀いお, $2z-x+1$ - $x$ **以䞊**で最小の䞉角数 $s$ に぀いお, $2s-x+1$ - 䞊ず同じ $s$ に぀いお, $2s-x+2$  このずき, simasima君が䜍眮 $b$ たで最小回数で移動する経路が $f(a,b)$ 皮類存圚するずしたす. 䟋えば $$f(20,21)=1$$ です. ここで, 䞊で述べた条件のうち耇数から同時に同じ正敎数が埗られる堎合でも, それらは経路ずしお同䞀芖したす. このずき, 以䞋をみたす正敎数の組 $(a,b)$ すべおに぀いお, $f(a,b)$ の総和 $M$ を求めおください. $$a\lt b\leq 50000005000000=\dfrac{10^7\times(10^7+1)}{2}$$  ただし, 奇数 $i$ および正敎数 $j\geq 1000$, $k\leq 10^{100}$ によっお $$M=i\times2^j-k$$ ず䞀意に衚されるので, $i+j+k$ を $10^{15}$ で割った䜙りを解答しお䞋さい. \  ここで**䞉角数**ずは, ある正敎数 $n$ に぀いお $1+2+\cdots+n$ の圢匏に衚せる正敎数のこずを指したす.
OMC053 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc053
https://onlinemathcontest.com/contests/omc053/tasks/216
G
OMC053(G)
900
3
10
[ { "content": " $k\\equiv 2\\pmod 4$ より $x^k+y^k$ が $x^2+y^2$ で割り切れるこずに留意すれば, LTEの補題より\r\n$$n=v_{p}(x^k+y^k)=v_{p}(x^2+y^2)+v_{p}(k\\/2)$$\r\nしたがっお特に $x^k+y^k\\leq k\\/2\\times (x^2+y^2)$ であり, このずき $k=2$ が必芁であるこずが容易にわかる.\\\r\n ここでwell-known factずしお $p\\equiv 1 \\pmod 4$ であり, さらに $x^2+y^2=p^n$ をみたす正敎数 $x\\leq y$ の組は $\\lfloor (n+1)\\/2 \\rfloor$ 個あるから, これず $n-2$ の堎合を比范するこずで, 特に $\\gcd(x,y)=1$ であるものはちょうど䞀぀存圚するこずがわかる. このような組を $n$ における**良い**組ず呌ぶこずずする.\\\r\n 以䞋, 良い組に぀いお $v_{2}(xy)$ を考察する. この議論においおは, $x$ ず $y$ の偶奇のみを考え, 順序や正負に぀いおは考慮しない. $n=1$ に぀いお良い組を $(q,s)$ ずおく. ただし $q$ が偶数であるずする. \r\n\r\n----\r\n**補題1.** 数列 $x_{n},y_{n}$ を, $x_{1}=q,\\ y_{1}=s$ および挞化匏 $$x_{n+1}=sx_{n}+qy_{n},\\ \\ y_{n+1}=-qx_{n}+sy_{n}$$\r\nで定めれば, $(x_{n},y_{n})$ は $n$ に぀いおの良い組である.\\\r\n**蚌明.** $x_{n}^2+y_{n}^2=p^n$ は容易に確認できるから, $\\gcd(x_{n},y_{n})\\neq 1$ ず仮定しお矛盟を導けばよい. このずき, \r\n$$(x^\\prime_{n},y^\\prime_{n})=(-sx_{n-1}+qy_{n-1},-qx_{n-1}-sy_{n-1})$$\r\nは $n$ における良い組である. このずき, $i$ を虚数単䜍ずすれば, 以䞋のように衚珟できるこずがわかる.\r\n$$x^\\prime_{n}i+y^\\prime_{n}=(qi+s)^{n-1}(qi-s)=p(qi+s)^{n-2}$$\r\nこれは $x^\\prime_{n}$ および $y^\\prime_{n}$ が $p$ の倍数であるこずを衚すから, これは矛盟である.\r\n\r\n----\r\n 補題1の蚌明より $x_{n}i+y_{n}=(qi+s)^n$ であるから, そのうち偶数である方 $x_{n}$ に぀いお以䞋が埓う.\r\n$$x_{n}=\\sum_{j=1}^{\\lceil n\\/2\\rceil}(-1)^{j+1}{}\\_{n}\\mathrm{C}\\_{2j-1}\\times q^{2j-1}s^{n-2j+1}$$\r\n\r\n----\r\n**補題2.** $b$ が奇数のずき, $v_{2}({}\\_{a}\\mathrm{C}\\_{b})\\geq v_{2}(a)$ である.\\\r\n**蚌明.** $a$ が奇数のずきは明らか. 偶数のずき, 等匏 $(a-b)\\times {}\\_{a}\\mathrm{C}\\_{b}=a\\times{}\\_{a-1}\\mathrm{C}\\_{b}$ より明らかに成立する.\r\n\r\n----\r\n 補題2より, $v_{2}(x_{n})=v_{2}(qn)$ である. $p=5,13$ のずき $v_{2}(q)=1$, $p=17$ のずき $v_2(q)=2$ であるこずに留意すれば, $\\gcd(x,y)=1$ を解陀した堎合を含めるこずで, 結局のずころ以䞋の $S$ を蚈算する問題に垰着された.\r\n$$S=\\sum_{n=1}^{2^{1000}} (v_{2}(n)+v_{2}(n-2)+v_{2}(n-4)+\\cdots+v_{2}(1\\ {\\rm or}\\ 2))$$\r\nここで $d$ に等しい項は $(2^{998}+1)2^{999-d}$ 回珟れるこずがわかるから(ただし $d=1000$ は $1$ 回),\r\n$$\\begin{aligned}\r\nS&=\\sum_{d=1}^{999}d\\times (2^{998}+1)2^{999-d}+1000\\\\\\\\\r\n&=(2^{998}+1)(2^{1000}-1001)+1000\\ \\ \\ \\ \\left(\\because\\ \\ \\sum_{d=1}^{a} d\\times 2^{a-d}=2^{a+1}-a-2 \\right)\\\\\\\\\r\n&\\equiv -994 \\pmod{2^{998}-1}\r\n\\end{aligned}$$\r\nしたがっお, $q$ の寄䞎を考慮しお求めるべき倀 $Q$ を蚈算すれば,\r\n$$\\begin{aligned}\r\nQ&=3S+2^{999}(2^{999}+1)\\times(1+1+2) \\\\\\\\\r\n&\\equiv 3\\times(-994) + 2\\times3\\times4 \\pmod{2^{998}-1}\\\\\\\\\r\n&\\equiv -\\textbf{2958}\r\n\\end{aligned}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc053/editorial/216" } ]
 正の敎数の組 $(k,n,p,x,y)$ は以䞋の条件をみたしたす. - $k$ は $4$ で割っお $2$ 䜙る - $n\leq 2^{1000}$ - $p$ は $3\leq p\leq 19$ なる玠数 - $x\leq y$ - $x^k+y^k=p^n$ このような組すべおに぀いお $xy$ の**総積**を考え, これが $2$ で割り切れる回数を $Q$ ずしたす.\  $Q$ を $2^{998}-1$ で割った䜙りを $R$ ずしたずき, $(2^{998}-1)-R$ を求めおください.
OMC052 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc052
https://onlinemathcontest.com/contests/omc052/tasks/1726
A
OMC052(A)
100
177
185
[ { "content": " $\\angle{BCP}=108^\\circ-67^{\\circ}=\\angle PAB$ より, 䞉角圢 $ABP$ ず $CBP$ は合同であるこずがわかる. よっお求める角床は $108^\\circ\\/2=\\textbf{54}^\\circ$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc052/editorial/1726" } ]
 正五角圢 $ABCDE$ の内郚に点 $P$ があり, 床数法で $\angle{PAB}=41^{\circ}$ および $\angle{PCD}=67^{\circ}$ をみたしたす. このずき, $\angle PBC$ の倧きさを床数法で求めおください.
OMC052 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc052
https://onlinemathcontest.com/contests/omc052/tasks/2066
B
OMC052(B)
200
183
188
[ { "content": " 適圓にボタンを抌すこずで新たに远加できるそうめん぀ゆの最倧量は, その時点で容噚に入っおいるそうめん぀ゆの量に察しお単調に増加する. したがっお, ある時点で容噚に入ったそうめん぀ゆの量を $a\\\\,\\textrm{ml}$ ずするず, $a+40\\gt 1.1a$ すなわち $a\\lt 400$ のずきは赀いボタンを, そうでないずきは緑のボタンを抌すのが最善の戊略ずなる\\\r\n  ぀たり, 初めに赀いボタンを $10$ 回続けお抌しおから緑のボタンを $5$ 回続けお抌した状況を考えればよく,\r\n$$\\displaystyle [N]=\\left[(40\\times 10)\\times {1.1}^{5}\\right]=\\textbf{644}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc052/editorial/2066" } ]
 Masa君は**そうめん぀ゆサヌバヌ**を䜿っお $1\\,\textrm{L}$ の空の容噚にそうめん぀ゆを入れようずしおいたす. そうめん぀ゆサヌバヌには $40\textrm{ml}$ のそうめん぀ゆを容噚に远加する赀いボタンず, 容噚に既に入っおいる量の $0.1$ 倍の量のそうめん぀ゆを远加する緑のボタンがありたす. Masa君が合蚈で $15$ 回ボタンを抌すずき, 容噚に入れられるそうめん぀ゆの最倧倀は実数 $N$ によっお $N\textrm{ml}$ ず衚せるので, $N$ 以䞋の最倧の敎数を求めおください.
OMC052 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc052
https://onlinemathcontest.com/contests/omc052/tasks/1837
C
OMC052(C)
300
117
162
[ { "content": " 正方圢の面に $8$ 以䞋が曞き蟌たれるこずは無いから, 正方圢の面にはちょうど $2$ 皮類の数が曞き蟌たれおいる. ここで $5$ および $7$ が曞き蟌たれた面が同じ正方圢の面に隣接しおいるずき, 明らかに正方圢の面には $3$ 皮類以䞊の数が曞き蟌たれるこずに留意すれば, 適圓に䞉角圢の各面に文字を割り振るこずで, 条件は以䞋のように衚珟できる\r\n$$X=abc=ade=cdf,\\quad Y=abe=bcf=def$$\r\nここで $X,Y$ は $\\textrm{lcm}(1,2,3,4,6,8)=24$ の倍数であり, $XY=abcdef=2\\times 24^2$ ず䜵せおあり埗る組は\r\n$$(X,Y)=(24,48),(48,24)$$\r\nこれより, 曞き蟌たれる数は高々 $7\\times 48=\\textbf{336}$ であり, これは確かに以䞋のように実珟できる\r\n$$(a,b,c,d,e,f)=(1,6,4,3,8,2)$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc052/editorial/1837" } ]
 **立方八面䜓**ずは, 立方䜓の各頂点に぀いお以䞋の操䜜を行うこずで埗られる立䜓です - 各頂点に぀いお, それを端点ずする $3$ 蟺の䞭点を通る平面を考え, これに沿っお頂点偎を切り萜ずす.  Masa君は立方八面䜓のサむコロに数を曞き蟌みたいです. 圌はたず正䞉角圢の面に $1$ から $8$ たでの敎数を䞀぀ず぀曞き蟌み, それぞれの正方圢の面に隣接する正䞉角圢の面に曞き蟌たれた $4$ 数の積を曞き蟌みたした. するず, サむコロにはちょうど $10$ 皮類の敎数が曞き蟌たれおいたした. 曞き蟌たれる敎数ずしおあり埗る最倧倀を求めおください.
OMC052 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc052
https://onlinemathcontest.com/contests/omc052/tasks/1901
D
OMC052(D)
300
45
86
[ { "content": " $X={}\\_{2021}\\mathrm{C}\\_{5}$ ずおき, ${}\\_{2021}\\mathrm{C}\\_{6}=336X$ に留意する. 条件は $3$ ぀の排反な事象に分類される\r\n\r\n- たず, 反時蚈回りに $6$ 点 $ABCDEF$ をずり, 察角線 $AD,BE,CF$ を匕く方法は $336X$ 通りである.\r\n- 次に, 反時蚈回りに $6$ 点 $ABCDEF$ をずり, 察角線 $AD,BF,CE$ を匕く方法は $1008X$ 通りである.\r\n- 最埌に, 反時蚈回りに $5$ 点 $ABCDE$ をずり, 察角線 $AC,AD,BE$ を匕く方法は $5X$ 通りである.\r\n\r\n以䞊より, 解答すべき倀は $336+1008+5=\\textbf{1349}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc052/editorial/1901" } ]
 正 $2021$ 角圢を $6$ 個以䞊の領域に分割する察角線 $3$ 本の匕き方は $N$ 通りありたす. $\dfrac{N}{{}\_{2021}\mathrm{C}\_{5}}$ を求めおください.\  ただし, æ­£ $2021$ 角圢の頂点はすべお区別しお考えるものずしたす.
OMC052 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc052
https://onlinemathcontest.com/contests/omc052/tasks/1902
E
OMC052(E)
400
22
45
[ { "content": " $x=2^j$ ずおくず $f(\\log_2x)$ は $x$ の $99$ 次匏ずなり, 条件よりそれらの根は $2^0,2^1,\\cdots,2^{98}$ である. すなわち, \r\n$$f(j)=a_{99}(2^j-2^0)(2^j-2^1)\\cdots(2^j-2^{98})$$\r\nこれより, $f(100)$ に぀いお以䞋のように倉圢できる\r\n$$\\frac{f(100)}{f(99)}=2^{98}\\times\\frac{2^{100}-2^0}{2^{99}-2^{98}}=2^{100}-1$$\r\nよっお, $f(100)=99(2^{100}-1)$ であり, $\\lfloor \\log_2{f(100)}\\rfloor=\\textbf{106}$ であるこずが容易にわかる.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc052/editorial/1902" } ]
 $a_0,a_1,\cdots,a_{99}$ を実数ずし, 非負敎数 $j$ に察しお定矩される関数 $f$ を $$f(j)=\sum_{i=0}^{99} a_i2^{ij}$$ で定めるず, 以䞋が成立したした. このずき, $\log_2{f(100)}$ の敎数郚分を解答しおください. $$f(0)=f(1)=\cdots=f(98)=0,\quad f(99)=99$$
OMC052 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc052
https://onlinemathcontest.com/contests/omc052/tasks/2067
F
OMC052(F)
400
28
59
[ { "content": " $B$ に関しお $E$ ず察称な点を $F$ ずすれば, $D,E,F$ は $A$ を䞭心ずする同䞀円呚䞊にあり, $CD$ はこれに接する. したがっお, 正敎数 $a,b$ を甚いお $BE=a, CE=b$ ず衚せば, 方べきの定理より\r\n$$b(2a+b)=CE\\times CF=CD^2=2^{20}\\times 3^2$$\r\nしたがっお, $b$ ずしおあり埗るものは $2^{20}\\times 3^{2}$ の玄数であるような $2^{10}\\times 3$ 未満の偶数であり,\r\n$$2^{11}\\lt 2^{10}\\times 3\\lt 2^{12}, \\quad 2^{8}\\times 3^2\\lt 2^{10}\\times 3\\lt 2^{9}\\times 3^2$$\r\nより, 求める総和は以䞋のように蚈算できる. \r\n$$\\sum_{k=1}^{11} 2^k+\\sum_{k=1}^{9} (2^k\\times 3)+\\sum_{k=1}^{8} (2^k\\times 3^2)=\\textbf{11750}.$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc052/editorial/2067" }, { "content": " [ $BE=a,CE=b$ ずおいたずき $b(2a+b)=3^2\\times2^{20}$ が成り立぀こずの別蚌]\\\r\n ${AD}^2={AE}^2=x^2+{AB}^2$ に泚意しお $({AC}^2=){AB}^2+{BC}^2={AD}^2+{CD}^2$ より ${AB}^2+(a+b)^2=a^2+{AB}^2+{(3\\times2^{10})}^2$\\\r\n これを敎理しお $b(2a+b)=3^2\\times2^{20}$ を埗る", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc052/editorial/2067/147" } ]
 $\angle B,\angle D$ がずもに盎角である凞四角圢 $ABCD$ は, $AB\lt AD$ および $CD=3\times 2^{10}$ をみたしたす. ここで蟺 $BC$ 䞊に $AD=AE$ なる点 $E$ をずるず, $BE,CE$ の長さはずもに正敎数倀ずなりたした.\  このずき, $CE$ の長さずしおあり埗る倀の総和を求めおください.
OMC051 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc051
https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/tasks/307
A
OMC051(A)
100
189
194
[ { "content": " ペナルティも含めた最終的な時間はそれぞれ $60+6n$ 分, $75.5+3n$ 分, $98+n$ 分ず衚せる. したがっお\r\n$$60+6n\\geq 75.5+3n,\\ \\ 98+n\\geq 75.5+3n$$\r\nを解けばよく, これより $n=6,7,8,9,10,11$ を埗る. 特にこれらの総和は $\\textbf{51}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/editorial/307" } ]
 あるOMC䞊のコンテストがこのコンテストず同じルヌルで開催されたした. $A$ 君, $B$ 君, $C$ 君の $3$ 人がSolverずしお参加し, 最終的に党員が時間内に党問でCAを出したした. さらに, WAを出した回数はそれぞれ $6$ 回, $3$ 回, $1$ 回で, 最埌にCAを出すたでの経過時間はそれぞれ $60$ 分ちょうど, $75$ 分 $30$ 秒, $98$ 分ちょうどでした.\  $B$ 君は競技システムのHackに成功したので, このコンテストのペナルティを任意の正敎数 $n$ に぀いお $n$ 分に蚭定できるようになりたした. このずき, $B$ 君が $3$ 人の䞭でトップ(同率でも良い) になるような $n$ の総和を求めおください. \  ただし, CAを䞀床出した問題に察しお再び提出が行われるこずはないものずしたす.
OMC051 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc051
https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/tasks/308
B
OMC051(B)
300
128
167
[ { "content": " $s=x+y, t=x-y$ ずおけば, 操䜜によっお $s,t$ はそれぞれ独立に等確率に $\\pm1$ されるものず思える. このずき, $st=2021$ ずなる確率を求めればよい. 察称性より $(s,t)=(43,47)$ に到達する堎合のみ考えればよい. このずき $s$ は $57$ 回のうち $50$ 回で $+1$, $t$ は $57$ 回のうち $52$ 回で $+1$ される必芁があるから, そのような確率は以䞋で䞎えられる. 特に, 党䜓で求める確率はこれの $4$ 倍である.\r\n$$\\frac{{}\\_{57}\\mathrm{C}\\_{50}}{2^{57}} \\times\\frac{{}\\_{57}\\mathrm{C}\\_{52}}{2^{57}}$$\r\n ここで ${}\\_{57}\\mathrm{C}\\_{50}$ および ${}\\_{57}\\mathrm{C}\\_{52}$ はそれぞれ $2$ でちょうど $2$ 回, $1$ 回割り切れるこずから, $b=\\textbf{109}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/editorial/308" } ]
 聖火リレヌの最終ランナヌであるるさ君は, いた座暙平面の原点におり, 以䞋の行動を $57$ 回続けお行いたす - それぞれ $U,D,L,R$ ず曞かれた $4$ 枚のカヌドから $1$ 枚を匕き, 匕いたカヌドに曞かれた文字が $U$ ならば $y$ 座暙を $+1$ , $D$ ならば $y$ 座暙を $-1$ , $R$ ならば $x$ 座暙を $+1$ , $L$ ならば $x$ 座暙を $-1$ した堎所に移動する. $57$ 回の行動の埌, 曲線 $x^2-y^2=2021$ 䞊にいればるさ君は聖火台ぞ点火するこずができたす.\  どのカヌドが匕かれる確率も同様に確からしいものずしたずき, るさ君が無事に点火できる確率は奇数 $a$ ず正敎数 $b$ を甚いお $\dfrac a{2^b}$ ず衚せるので, $b$ を解答しお䞋さい.
OMC051 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc051
https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/tasks/310
C
OMC051(C)
400
81
140
[ { "content": " $CF=EF, \\angle CFE=108^\\circ$ より, 正五角圢 $CFEGH$ をずれる. このずき, $CE=EH=FH$ より $B$ は $H$ に䞀臎するこずがわかる. さらに $\\angle AEG=60^\\circ,AE=GE$ より $\\triangle AEG$ は正䞉角圢である. よっお, $G$ は䞉角圢 $ABE$ の倖心であり, $\\angle ABE=\\angle AGE\\/2=30^\\circ$ が埓うから, $\\angle EBC=72^\\circ$ ず䜵せお $\\angle ABC=\\textbf{102}^\\circ$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/editorial/310" } ]
 凞四角圢 $ABCD$ においお, 蟺 $BC$ の垂盎二等分線ず蟺 $AD$ の亀点を $E$, 蟺 $CE$ の垂盎二等分線ず蟺 $CD$ の亀点を $F$ ずすれば, 以䞋の条件が成り立ちたした $$AE=BC,\ \ BE=BF,\ \ \angle CDE=96^\circ,\ \ \angle DEF=12^\circ$$ このずき, 角 $ABC$ の倧きさを床数法で求めおください.
OMC051 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc051
https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/tasks/309
D
OMC051(D)
500
65
95
[ { "content": " $\\Delta$ は耇数の集合に察しおちょうど奇数個に属する元からなる集合を返すから, 特に結合的にであるこずに留意せよ.\\\r\n 以䞋, $S_n$ は「$n$ の玄数 $x$ であっお $n\\/x$ が平方因子をもたないもの」党䜓からなる集合であるこずを垰玍法で瀺す. ある正敎数 $n\\geq 2$ に぀いお, $n$ 未満で成立を仮定し, $n$ での成立を瀺せばよい. $n$ 自身および $n$ の玄数でない数に぀いおは明らかである. $n$ の玄数 $x\\lt n$ が䞊の条件をみたすずき, 任意の $x$ で割り切れる $n$ の玄数 $d\\lt n$ に぀いお垞に $d\\in S_d$ であり, このような $d$ は奇数個であるから成立する. $x$ が条件をみたさないずきも同様に確認できる.\\\r\n $2021 = 43 \\times 47$ より $a = 43^{2020} \\times 47^{2020}$ ずしお $S_{2021^{2021}} = \\\\{a,43a,47a,2021a\\\\}$ ずなり, 元の総和は\r\n$$ 2112a = 2^6 \\times 3 \\times 11 \\times 43^{2020} \\times 47^{2020}$$\r\nよっお, 解答すべき倀は $2 \\times 6 + 3 + 11 + 43 \\times 2020 + 47 \\times 2020 = \\textbf{181826}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/editorial/309" }, { "content": " $\\Delta$ は耇数の集合に察しおちょうど奇数個に属する元からなる集合を返し特に、亀換法則および結合法則を満たす \r\n 以䞋正の敎数 $i$ に察し$i$ のすべおの正の玄数を $d_1\\lt d_2\\lt\\cdots\\lt d_n$ ずし$S_{d_1}\\Delta S_{d_2}\\Delta\\cdots\\Delta S_{d_n}$ を $T_i$ ずおく \r\n では盞異なる玠数 $p,q$ および非負敎数 $a,b$ に察し、$S_{p^aq^b}$ を求めよう \r\n $T_{p^aq^b}=\\\\{ p^aq^b \\\\}$ より$T_{p^aq^b}\\Delta T_{p^{a-1}q^{b-1}}=\\\\{ p^aq^b \\\\}\\Delta T_{p^{a-1}q^{b-1}}$ なので$T_{p^{a-1}q^b}\\Delta T_{p^aq^{b-1}}\\Delta S_{p^aq^b}=\\\\{ p^aq^b \\\\}\\Delta T_{p^{a-1}q^{b-1}}$ ずなる \r\n よっお$T_{i}=\\\\{i\\\\}$ より$\\\\{p^{a-1}q^b\\\\}\\Delta \\\\{p^aq^{b-1}\\\\}\\Delta S_{p^aq^b}=\\\\{ p^aq^b \\\\}\\Delta \\\\{p^{a-1}q^{b-1}\\\\}$ ずなるので$\\Delta$ は耇数の集合に察しおちょうど奇数個に属する元からなる集合を返すこずに泚意しお$S_{p^aq^b}=\\\\{p^aq^b,p^{a-1}q^b,p^aq^{b-1},p^{a-1}q^{b-1}\\\\}$ \r\n よっお $S_{2021^{2021}}=\\\\{43^{2021}47^{2021},43^{2020}47^{2021},43^{2021}47^{2020},43^{2020}47^{2020}\\\\}$ ずなり特に解答すべき数倀は $\\textbf{181826}$ ", "text": "匏倉圢で集合を盎接求める", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/editorial/309/193" } ]
 二぀の集合 $A, B$ に察し $A, B$ のちょうど䞀方のみに含たれる芁玠党䜓の集合を $A \Delta B$ で衚したす. 厳密には $$A\Delta B=(A \cap \overline B) \cup (\overline A \cap B)$$ です. このずき, それぞれ正敎数からなる有限集合 $S_1,S_2,\cdots$ が, 任意の敎数 $i\geq 2$ に察し以䞋をみたしたした - $i$ のすべおの正の玄数を $d_1\lt d_2\lt \cdots\lt d_n$ ずすれば, $(\cdots((S_{d_1} \Delta S_{d_2}) \Delta S_{d_3})\cdots \Delta S_{d_n}) = \\{i\\}$. ただし $S_1=\\{1\\}$ ずしたす. このずき, $S_{2021^{2021}}$ ずしおあり埗るものに぀いお, 以䞋の倀の総和を求めお䞋さい - すべおの元の総和に぀いお, それを玠因数分解した時の「玠因数ず指数の積」の総和 䟋えばあり埗る集合が $\\{10,30\\}$ および $\\{25,50\\}$ ならば, $(2 \times 3 + 5) + (3 + 5 \times 2) = 24$ を解答しおください.
OMC051 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc051
https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/tasks/311
E
OMC051(E)
600
21
41
[ { "content": "**解法1.** 䞎匏を利甚しお適圓に加枛を行うこずで, 倚項匏\r\n$$P(x)=x(x-1)(x-2)(x-333)(x-335)\\cdots (x-2021)$$\r\nに぀いお以䞋が成立する.\r\n$$ S=\\sum_{k=0}^{2021} P(k)a_k = -(334!)\\times(2021-334)!\\times a_{334}$$\r\nしたがっお, 求める $m$ は結局 $334!\\times(2021-334)!$ が $5$ で割り切れる回数 $\\textbf{500}$ である.\r\n\r\n**解法2.**  䞎匏を利甚しお適圓に加枛を行うこずで, $0 \\leq i \\lt 2021$ なる敎数 $i$ に察し以䞋の成立が分かる\r\n$${}\\_0\\mathrm{P}\\_i \\times a_0 + {}\\_1\\mathrm{P}\\_i \\times a_1 + \\cdots + {}\\_{2021}\\mathrm{P}\\_{i} \\times a_{2021} = 0\\quad \\cdots\\cdots (1)$$\r\nただし ${}\\_0\\mathrm{P}\\_0 = 1$, $n \\lt r$ のずき ${}\\_n\\mathrm{P}\\_r = 0$ ずする. これを甚いお, $0 \\leq i \\leq 2021$ なる任意の敎数 $j$ に察し,\r\n$$a\\_j = (-1)^{2021-j}{}\\_{2021}\\mathrm{C}\\_{j}\\times a\\_{2021}\\quad \\cdots\\cdots (2)$$\r\nであるこずを垰玍法によっお瀺す. ただし通垞の垰玍法ず逆順に蟿るものずする. すなわち, ある敎数 $k\\lt 2021$ に察し, $j\\gt k$ で成立を仮定し, $j=k$ での成立を瀺す. ここで $j = 2021$ の堎合は明らかであるこずに留意せよ.\\\r\n  $(1)$ で $i=k$ ずしたものから始め, 垰玍法の仮定および ${}\\_{s}\\mathrm{C}\\_{t} \\times {}\\_{t}\\mathrm{P}\\_{u} = {}\\_{s-u}\\mathrm{C}\\_{t-u} \\times {}\\_{s}\\mathrm{P}\\_{u}$ を利甚するこずで\r\n$$\\begin{aligned}\r\nk! \\times a_k &= -\\left({}\\_{k+1}\\mathrm{P}\\_{k} \\times a_{k+1} + \\cdots + {}\\_{2021}\\mathrm{P}\\_{k} \\times a_{2021}\\right) \\\\\\\\\r\n&= -\\left\\\\{(-1)^{2021-k-1}{}\\_{k+1}\\mathrm{P}\\_{k} \\times {}\\_{2021}\\mathrm{C}\\_{k+1}+ \\cdots + (-1)^0{}\\_{2021}\\mathrm{P}\\_{k} \\times {}\\_{2021}\\mathrm{C}\\_{2021}\\right\\\\}a_{2021} \\\\\\\\\r\n&= -\\left\\\\{(-1)^{2021-k-1}{}\\_{2021-k}\\mathrm{C}\\_{1} + \\cdots + (-1)^0{}\\_{2021-k}\\mathrm{C}\\_{2021-k}\\right\\\\}{}\\_{2021}\\mathrm{P}\\_{k} \\times a_{2021} \\\\\\\\\r\n&= (-1)^{2021-k}{}\\_{2021}\\mathrm{P}\\_{k} \\times a_{2021}\r\n\\end{aligned}$$\r\nただし最埌は二項定理である. これより成立が瀺され, 特に\r\n$$-334!\\times(2021-334)!\\times a_{334}=2021\\times a_{2021}$$\r\nに留意すれば, 以䞋のように倉圢できる.\r\n$$\\begin{aligned}\r\nS&=\\sum_{k=0}^{2021} k^{2021}a_k \\\\\\\\\r\n&= a_{2021} \\sum_{k=0}^{2021} k^{2021}(-1)^{2021-k}{}\\_{2021}\\mathrm{C}\\_{k}\\\\\\\\\r\n&=2021!\\times a_{2021}=-(334!)\\times(2021-334)!\\times a_{334}\r\n\\end{aligned}$$\r\nただし, 途䞭の等号は包陀原理の発想による. したがっお, 解法1ず同様に求める $m$ は $\\textbf{500}$ である.\r\n\r\n**補足.** $A$ の母関数 $f$ をずる. すなわち\r\n$$f=a_0x^0+a_1x^1+\\cdots+a_{2021}x^{2021}$$\r\nこのずき, 䞎条件は「敎数 $0 \\leq i \\lt 2021$ に察し $f^{(i)}(1) = 0$」ず蚀いかえられる. すなわち $1$ は $f$ の $2021$ 重根であるから, $f$ が高々 $2021$ 次であるこずず䜵せお $f=a_{2021}(x-1)^{2021}$ ず衚せ, 特に $(2)$ が成立する.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/editorial/311" }, { "content": " 䞀般に $2021$ を $N$ ずおく非負敎数 $j,\\ell$ に察し第二皮 Stirling 数を $\\mathscr S(j,\\ell)$ ず衚すず$0^0=1$ ずみなせば\r\n$$ \\mathscr S(j,\\ell) = \\frac1{\\ell!}\\sum_{k=0}^\\ell(-1)^{\\ell-k}\\mathinner{{}\\_\\ell\\mathrm C\\_k}k^j $$\r\nであるたた $\\mathscr S(j,j) = 1$ および $j \\lt \\ell$ で $\\mathscr S(j,\\ell) = 0$ が成り立぀\\\r\n $S$ を固定するず $A$ は䞀通りに定たるから仮定の匏ず $\\mathscr S(i,N)$ を照らし合わせるこずで各 $k$ に察しお\r\n$$ a_k = \\frac{S\\mathinner{(-1)^{N-k}}{}\\_N\\mathrm C\\_k}{N!} \\implies S = (-1)^{N-k}\\mathinner{k!}\\mathinner{(N-k)!}a_k $$\r\nが分かるよっお $N$ を元に戻し $k = 334$ ずするこずで求める $m$ ずしお$334!\\mathinner{(2021-334)!}$ が $5$ で割り切れる回数 $\\mathbf{500}$ を埗る", "text": "第二皮 Stirling 数", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/editorial/311/5" }, { "content": " $c = 5^m \\times n$ ずおく䞎えられた条件匏より$(a_i)\\_{0 \\leq i \\leq 2021}$ は次の䞀次連立方皋匏を満たす\r\n$$\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0^0 & 1^0 & \\cdots & 334^0 & \\cdots & 2021^0 \\\\\\\\\r\n0^1 & 1^1 & \\cdots & 334^1 & \\cdots & 2021^1 \\\\\\\\\r\n\\vdots & \\vdots & \\ddots & \\vdots & \\ddots & \\vdots \\\\\\\\\r\n0^{2020} & 1^{2020} & \\cdots & 334^{2020} & \\cdots & 2021^{2020} \\\\\\\\\r\n0^{2021} & 1^{2021} & \\cdots & 334^{2021}-c & \\cdots & 2021^{2021} \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\begin{pmatrix}\r\na_0 \\\\\\\\\r\na_1 \\\\\\\\\r\n\\vdots \\\\\\\\\r\na_{2020} \\\\\\\\\r\na_{2021} \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n=\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0 \\\\\\\\\r\n0 \\\\\\\\\r\n\\vdots \\\\\\\\\r\n0 \\\\\\\\\r\n0 \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n$$\r\n\r\n巊蟺の係数行列を $A$ ずおく\r\n$S \\neq 0$ より $a_{334} \\neq 0$ なのでこの連立方皋匏には非自明な解が存圚する\r\nよっお$\\det(A) = 0$ が成り立぀\r\n行列匏の倚重線型性ず展開公匏を甚いお\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\det(A) &= \\det\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0^0 & \\cdots & 333^0 & 334^0 & 335^0 & \\cdots & 2021^0 \\\\\\\\\r\n0^1 & \\cdots & 333^1 & 334^1 & 335^1 & \\cdots & 2021^1 \\\\\\\\\r\n\\vdots & \\ddots & \\vdots & \\vdots & \\vdots & \\ddots & \\vdots \\\\\\\\\r\n0^{2020} & \\cdots & 333^{2020} & 334^{2020} & 335^{2020} & \\cdots & 2021^{2020} \\\\\\\\\r\n0^{2021} & \\cdots & 333^{2021} & 334^{2021} & 335^{2021} & \\cdots & 2021^{2021} \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix} \\\\\\\\\r\n& \\quad\\quad+\\det\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0^0 & \\cdots & 333^0 & 0 & 335^0 & \\cdots & 2021^0 \\\\\\\\\r\n0^1 & \\cdots & 333^1 & 0 & 335^1 & \\cdots & 2021^1 \\\\\\\\\r\n\\vdots & \\ddots & \\vdots & \\vdots & \\vdots & \\ddots & \\vdots \\\\\\\\\r\n0^{2020} & \\cdots & 333^{2020} & 0 & 335^{2020} & \\cdots & 2021^{2020} \\\\\\\\\r\n0^{2021} & \\cdots & 333^{2021} & -c & 335^{2021} & \\cdots & 2021^{2021} \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix} \\\\\\\\\r\n&= \\det\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0^0 & \\cdots & 333^0 & 334^0 & 335^0 & \\cdots & 2021^0 \\\\\\\\\r\n0^1 & \\cdots & 333^1 & 334^1 & 335^1 & \\cdots & 2021^1 \\\\\\\\\r\n\\vdots & \\ddots & \\vdots & \\vdots & \\vdots & \\ddots & \\vdots \\\\\\\\\r\n0^{2020} & \\cdots & 333^{2020} & 334^{2020} & 335^{2020} & \\cdots & 2021^{2020} \\\\\\\\\r\n0^{2021} & \\cdots & 333^{2021} & 334^{2021} & 335^{2021} & \\cdots & 2021^{2021} \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix} \\\\\\\\\r\n& \\quad\\quad +c\\det\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0^0 & \\cdots & 333^0 & 335^0 & \\cdots & 2021^0 \\\\\\\\\r\n0^1 & \\cdots & 333^1 & 335^1 & \\cdots & 2021^1 \\\\\\\\\r\n\\vdots & \\ddots & \\vdots & \\vdots & \\ddots & \\vdots \\\\\\\\\r\n0^{2020} & \\cdots & 333^{2020} & 335^{2020} & \\cdots & 2021^{2020} \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nを埗るここで Vandermonde の行列匏を甚いおさらに蚈算を進めるず\r\n$$\r\n\\det(A) = \\prod_{0 \\leq i \\lt j \\leq 2021} (j-i) + c \\prod_{\\substack{0 \\leq i \\lt j \\leq 2021 \\\\\\\\ i,j \\neq 334}} (j-i)\r\n$$\r\nずなるので$\\det(A) = 0$ より\r\n$$\r\nc = -\\prod_{i = 0}^{333}(334-i) \\times \\prod_{j = 335}^{2021}(j-334) = -334! \\times (2021-334)!\r\n$$ \r\nを埗る\r\n$c$ は $5$ で最倧 $500$ 回割り切れるので求める答えは $\\textbf{500}$ である", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/editorial/311/15" } ]
 ある数列 $A=\\{a_0,a_1,\cdots,a_{2021}\\}$ に぀いお, 以䞋の条件が成立したした. ただし, $0^0=1$ ずしたす. $$ \sum_{k=0}^{2021} k^{i}a_{k}= \begin{cases} 0 & (i=0,1,\cdots,2020) \\\\ S\neq 0 & (i=2021) \end{cases}$$ 特に $S$ が敎数 $m,n$ を甚いお $S=5^m \times n\times a_{334}$ ず衚せるずき, $m$ ずしおあり埗る最倧の倀を求めお䞋さい.
OMC051 (Wolfram Cup)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc051
https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/tasks/312
F
OMC051(F)
700
1
28
[ { "content": " スコアを最倧化する $X$ に぀いお考えるある敎数 $a$ を十進法衚蚘したずき $a = \\overline{a_1a_2 \\cdots a_{2021}}$ ず衚せるずする. さらに $b_i = 9 - a_i$ ずすれば$a \\in X$ ずなるための必芁十分条件は $\\oplus$ を排他的論理和ずしお\r\n$$b_1 \\oplus b_2 \\oplus \\cdots \\oplus b_{2021} = 0 \\tag{1}$$\r\nずなるこずを瀺すスコアの定矩より$S$ の元を倧きい方から順に芋お$X$ の元ずなり埗るものを貪欲に遞択しおいくのが最善であるしたがっお$a \\gt k$ での同倀性を仮定し$a = k$ で成立を瀺せばよい\\\r\n $k$ が $(1)$ をみたすずき$k$ ずちょうど $2020$ 桁が䞀臎する数は$(1)$ の巊蟺においお $k$ から䞀文字のみが倉化するから$(1)$ をみたさない仮定よりそのような数は $X$ に含たれないから$k\\in X$ である\\\r\n 逆に $k$ が $(1)$ をみたさないずき$(1)$ の巊蟺の倀を二進法で衚したずきに$1$ ずなる桁の䞭で最も䜍の倧きなものをずれる$b_i$ の䞭から同じ桁が $1$ ずなるものを䞀぀任意にずり$(1)$ が成立するような $b^\\prime_i$ に倉曎しおできた数を $a^\\prime$ ずすれば$b_i \\gt b^\\prime_i$ より $a \\lt a^\\prime$ でさらに $a^\\prime \\in X$ であるから$a \\notin X$ が埓う\\\r\n したがっお以䞋 $(1)$ をみたす組 $(b_1, \\ldots, b_{2021})$ を数え䞊げればよい. $b_1, \\ldots , b_{2021}$ の䞭で $8$ の䜍が $0$ であるものが存圚するからその䞭で最も添字の倧きいもので $1, 2, 4$ の䜍を調敎するこずを考えれば求める倀は\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\lvert X \\rvert &= \\sum_{n=0}^{1010} \\Bigl({}\\_{2021}\\mathrm{C}\\_{2n} \\times 8^{2021-2n-1}\\times 2^{2n}\\Bigr) \\\\\\\\\r\n&= 2^{2017}\\times2\\sum_{n=0}^{1010} \\Bigl({}\\_{2021}\\mathrm{C}\\_{2n} \\times 4^{2021-2n}\\Bigr) \\\\\\\\\r\n&= 2^{2017}((4+1)^{2021}+(4-1)^{2021}) = 2^{2017}(5^{2021} + 3^{2021})\r\n\\end{aligned}$$\r\nFermatの小定理などよりこれを $1009$ で割った䜙りは $\\textbf{682}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc051/editorial/312" } ]
 $S = \\{0, 1, 2, \ldots,10^{2021}-1\\}$ ずし$S$ の郚分集合 $\\{a_1, a_2, \ldots, a_n\\}$ に察しその**スコア**を以䞋で定めたす $$2^{a_1} + 2^{a_2} + \cdots + 2^{a_n}$$  以䞋の条件をみたす $S$ の郚分集合 $X$ であっおそのスコアが最倧になるものは䞀意に存圚するこずが保蚌されたすその元の個数を玠数 $1009$ で割った䜙りを求めおください - 任意の $a,b \in X$ に察しお$a,b$ の十進法衚蚘で各桁を比范するずちょうど $2020$ ヵ所が䞀臎するこずはない  ただし, 䞊の条件においお $a,b$ が十進法衚蚘で $2021$ 桁に満たない堎合は䟋えば $1$ ならば $000 \cdots 001$ のように先頭に $0$ を適圓に補うこずで $2021$ 桁の数ずみなしお考えるものずしたす
OMC卬高杯2
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2/tasks/2127
A
OMC卬高杯2(A)
200
37
45
[ { "content": " $2$ 点 $(x_s,y_s,z_s), (x_t,y_t,z_t)$ に察し, これらを $33:4$ に内郚する点\r\n$$\\left(\\dfrac{4x_s+33x_t}{37},\\dfrac{4y_s+33y_t}{37},\\dfrac{4z_s+33z_t}{37}\\right)\\$$\r\nが栌子点ずなる条件は, $2$ 点の座暙が $37$ を法ずしお䞀臎するこずだから, 求める最小倀は $37^3+1=\\textbf{50654}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2/editorial/2127" } ]
 $xyz$ 空間内に盞異なる $k$ 個 ($k\geq2$) の栌子点 $P_1,P_2,\cdots,P_k$ をずりたす. $1\leq i \lt j \leq k$ なる敎数の組 $(i,j)$ すべおに察しお, 線分 $P_iP_j$ を $33:4$ に内分する点をずり, これらの点の集合を $N$ ずしたす. $P_1,P_2,\cdots,P_k$ のずり方によらず, $N$ に栌子点が含たれるような $k$ の最小倀を求めおください.
OMC卬高杯2
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2/tasks/2126
B
OMC卬高杯2(B)
300
34
38
[ { "content": "$$\\begin{aligned}\r\n\\sum_{k=1}^{2032}a_{4k-3}=a_{1}+a_{5}+\\cdots+a_{8125}=A\\\\\\\\\r\n\\sum_{k=1}^{2032}a_{4k-2}=a_{2}+a_{6}+\\cdots+a_{8126}=B\\\\\\\\\r\n\\sum_{k=1}^{2032}a_{4k-1}=a_{3}+a_{7}+\\cdots+a_{8127}=C\\\\\\\\\r\n\\sum_{k=1}^{2032}a_{4k}=a_{4}+a_{8}+\\cdots+a_{8128}=D\\\\\\\\\r\n\\end{aligned}$$\r\nずする. ここで求めるものは $A+B+C+D$ である. ここで\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nx&=(a_{1}-a_{3})+(a_{5}-a_{7})+\\cdots+(a_{8125}-a_{8127})\\\\\\\\\r\n &=-a_{2}-a_{6}-\\cdots-a_{8126}\\\\\\\\\r\n &=-B\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\n同様に $C=-y$ を埗る. たた, 簡単な蚈算により $A=C-B$ , $D=B+C$ であるこずが分かる. よっお\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nA+B+C+D&=(C-B)+B+C+(B+C)\\\\\\\\\r\n&=B+3C\\\\\\\\\r\n&=-x-3y\\quad \r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nずなるから, 解答すべき倀は $\\textbf{4}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2/editorial/2126" } ]
 実数 $a_1,a_2,\cdots,a_{8128}$ は $1\leq n\leq 8126$ なる任意の敎数 $n$ に察しお $a_{n+2}=a_{n+1}+a_n$ をみたしたす. $$\begin{aligned} x&=a_1-a_3+\cdots +a_{8125}-a_{8127}\\\\ y&=a_2-a_4+\cdots+a_{8126}-a_{8128}\end{aligned}$$ ずするずき, $a_1+a_2+\cdots+a_{8128}$ は敎数 $a,b$ を甚いお $ax+by$ ず垞に衚せるので, $|a+b|$ を解答しおください.
OMC卬高杯2
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2/tasks/2201
C
OMC卬高杯2(C)
400
38
42
[ { "content": " $n$ を玠因数分解しお $n={p_1}^{\\alpha_1}{p_2}^{\\alpha_2}\\cdots{p_m}^{\\alpha_m}$ ずすれば, 䞎匏は\r\n$$\\dfrac{n}{{(T(n^2)})^2}=\\dfrac{{p_1}^{\\alpha_1}{p_2}^{\\alpha_2}\\cdots{p_m}^{\\alpha_m}}\r\n{\\left\\\\{\r\n(2{\\alpha_1}+1)(2{\\alpha_2}+1)\\cdots(2{\\alpha_m}+1)\r\n\\right\\\\}^2\r\n}$$\r\nここで ${f_p}(x)=\\dfrac{p^x}{({2x+1})^2}$ ずすれば, これは $\\displaystyle\\prod_{i=1}^{m}f_{p_i}(\\alpha_i)$ であるから, $f_p(x)$ の最小倀に぀いお考えるず,\r\n\r\n- $p=2$ のずき $x=2$ が最小.\r\n- $p=3,5,7$ のずき $x=1$ が最小.\r\n- $p\\geq 11$ のずき $x=0$ が最小.\r\n\r\n以䞊より, 求める最小倀は $f_2(2)f_3(1)f_5(1)f_7(1)=\\dfrac{28}{1215}$ であるから, 解答すべき倀は $1215+28=\\textbf{1243}$.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2/editorial/2201" } ]
 正敎数 $n$ に察し, $T(n)$ で $n$ のも぀正の玄数の個数を衚したす. このずき, $$\dfrac{n}{(T(n^2))^2}$$ のずりえる最小倀は, 互いに玠な正敎数 $a,b$ によっお $\dfrac{a}{b}$ ず衚されるので, $a+b$ を解答しおください.
OMC卬高杯2
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2/tasks/2196
D
OMC卬高杯2(D)
500
12
16
[ { "content": " 正敎数 $k$ に察しお, 以䞋が $n$ に関する恒等匏になるような実数 $b_1,\\cdots,b_k$ を考える.\r\n$$n^k={b_1}\\cdot{\\_n}\\mathrm{C}\\_1+{b_2}\\cdot{\\_n}\\mathrm{C}\\_2+\\cdots+{b_{k-1}}\\cdot{\\_n}\\mathrm{C}\\_{k-1}+{b_k}\\cdot{\\_n}\\mathrm{C}\\_k\r\n$$\r\nそのうち添え字の偶奇が $k$ ず䞀臎するものの和を $C(k)$ ずし, そうでないものの和を $D(k)$ ずするず,\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nn^{k+1} &=nb_{1}\\cdot{\\_n}\\mathrm{C}\\_{1}+nb_{2}\\cdot{\\_n}\\mathrm{C}\\_{2}+\\cdots+nb_k\\cdot{\\_n}\\mathrm{C}\\_k \\\\\\\\\r\n&= b_1(1\\cdot{\\_n}\\mathrm{C}\\_1+2\\cdot{\\_n}\\mathrm{C}\\_2)+\\cdots+b_{k}(k\\cdot{\\_n}\\mathrm{C}\\_{k}+(k+1)\\cdot{\\_n}\\mathrm{C}\\_{k+1}) \\\\\\\\\r\n&= b_1\\cdot{\\_n}\\mathrm{C}\\_{1}+2(b_1+b_2)\\cdot{\\_n}\\mathrm{C}\\_{2}+\\cdots+k(b_{k-1}+b_{k})\\cdot {\\_n}\\mathrm{C}\\_{k}+(k+1)b_{k}\\cdot{\\_n}\\mathrm{C}\\_{k+1}\r\n\\end{aligned}$$\r\nより $C(k+1)-D(k+1)=C(k)-D(k)$ であり, 特に $C(k)-D(k)=1$ が成立する.\\\r\n いた $a_i=kb_i$ であるこずから, $A(k)-B(k)=k$ ずなる. これに留意しお蚈算する.\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\sum_{k=1}^{2020} \\dfrac{A(k)^3-B(k)^3+2k^3}{A(k)^2+B(k)^2+k^2}&=\\sum_{k=1}^{2020}\\dfrac{(A(k)-B(k))^3+3A(k)B(k)(A(k)-B(k))+2k^3}{(A(k)-B(k))^2+2A(k)B(k)+k^2}\\\\\\\\\r\n&=\\sum_{k=1}^{2020}\\dfrac{3k^3+3kA(k)B(k)}{2k^2+2A(k)B(k)}\\\\\\\\\r\n&=\\sum_{k=1}^{2020}\\dfrac{3}{2}k\r\n\\end{aligned}\r\n$$ \r\n以䞊より解答すべき倀は $\\dfrac{3}{2}\\cdot\\dfrac{2020\\cdot2021}{2}=\\textbf{3061815}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2/editorial/2196" }, { "content": " 正敎数 $m$ に察しお$m$ 次関数 $f_m$ を\r\n$$f_m(x)=\\dfrac{1}{m!}x(x-1)\\cdots(x-m+1)$$\r\nずしお定矩するず\r\n$$kn^k=a_1f_1(n)+a_2f_2(n)+\\cdots +a_kf_k(n) \\tag{1}$$\r\nは正敎数 $n$ に関する恒等匏であるここで\r\n$$kn^k-a_1f_1(n)-a_2f_2(n)-\\cdots -a_kf_k(n)$$\r\nは $n$ に぀いお高々 $k$ 次の倚項匏であるため因数定理よりこれは恒等的に $0$ であるこずがわかる埓っお$(1)$ は任意の実数 $n$ に関する恒等匏である\\\r\n ここで$n=-1$ を代入するず\r\n$$k(-1)^k=a_1(-1)+a_2(-1)^2+\\cdots+a_k(-1)^k.$$\r\nゆえに$k=A(k)-B(k)$ であるためこれに留意しお蚈算する\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\sum_{k=1}^{2020} \\dfrac{A(k)^3-B(k)^3+2k^3}{A(k)^2+B(k)^2+k^2}&=\\sum_{k=1}^{2020}\\dfrac{(A(k)-B(k))^3+3A(k)B(k)(A(k)-B(k))+2k^3}{(A(k)-B(k))^2+2A(k)B(k)+k^2}\\\\\\\\ &=\\sum_{k=1}^{2020}\\dfrac{3k^3+3kA(k)B(k)}{2k^2+2A(k)B(k)}\\\\\\\\\r\n&=\\sum_{k=1}^{2020}\\dfrac{3}{2}k. \\end{aligned}$$\r\n以䞊より解答すべき倀は $\\dfrac{3}{2}\\times\\dfrac{2020\\times2021}{2}=\\textbf{3061815}$ である\r\n\r\n なお$(1)$ に $n=1,2,\\ldots,k$ を代入しお $a_1,a_2,\\ldots,a_k$ が䞀意に埗られ䞊ず同様に因数定理を甚いるこずによりそれが問題の条件をみたすこずが確認できる", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2/editorial/2196/22" } ]
 任意の正敎数 $k$ に察しお, $$kn^k={a_1}\cdot{\_n}\mathrm{C}\_1+{a_2}\cdot{\_n}\mathrm{C}\_2+\cdots+{a_{k-1}}\cdot{\_n}\mathrm{C}\_{k-1}+{a_k}\cdot{\_n}\mathrm{C}\_k $$ が正敎数 $n$ に関する恒等匏ずなるような実数 $a_1,\cdots,a_k$ が䞀意に定たりたす. このずき, $a_1,\cdots,a_k$ のうち添え字の偶奇が $k$ ず䞀臎するものの和を $A(k)$ ずし, そうでないものの和を $B(k)$ ずしお, 以䞋の倀を求めおください. $$\sum_{k=1}^{2020} \dfrac{A(k)^3-B(k)^3+2k^3}{A(k)^2+B(k)^2+k^2} $$
OMC卬高杯2
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2/tasks/2205
E
OMC卬高杯2(E)
700
5
16
[ { "content": " $n=2^{2020}$ ずする. 総和が奇数の条件を無芖すれば ${\\_{4n}}\\mathrm{C}\\_{2n}$ 通りである. このうち, すべおが偶数か぀ $a_{2i-1}=a_{2i}$ をみたすもの ${\\_{2n}}\\mathrm{C}\\_{n}$ 通りを陀き, 総和が偶数のものず奇数のものが䞀察䞀に察応するこずを確認しよう. 実際に, 条件「$a_{2i-1}=a_{2i}$ か぀これらが偶数である」をみたさない最小の $i$ をずれば, 以䞋のように察応が埗られる.\r\n\r\n- $a_{2i-1}$ が奇数のずき, $a_{2i-1} \\longmapsto a_{2k-1}-1$\r\n- $a_{2i-1}$ が偶数のずき, $a_{2i-1} \\longmapsto a_{2k-1}+1$\r\n\r\n 以䞋, 䞀般に $\\dbinom{2^{m+1}}{2^m}-\\dbinom{2^m}{2^{m-1}}$ が $2$ でちょうど $3m$ 回割り切れるこずを瀺せば, 求める倀は $\\textbf{6062}$ ずなるこずがわかる. すなわち, 瀺すべきこずは\r\n$$\\dbinom{2^{m+1}}{2^m}-\\dbinom{2^m}{2^{m-1}}\\equiv2^{3m}\\pmod{2^{3m+1}}$$\r\nここで $x_i=2i-1$ およびその積 $X=x_1x_2\\cdots x_{2^{m-1}}$ に぀いお, $2^{2m-1}$ を法ずしお\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\displaystyle\\sum_{i=1}^{2^{m-1}}\\dfrac{X}{x_i}&=\\dfrac{1}{2} \\Biggl(\\displaystyle\\sum_{i=1}^{2^{m-1}}\\dfrac{X}{x_i}+\\dfrac{X}{x_{2^{m-1}-i+1}}\\Biggr) \\\\\\\\\r\n&=2^{m-1}\\displaystyle\\sum_{i=1}^{2^{m-1}}\\dfrac{X}{x_ix_{2^{m-1}-i+1}}\\\\\\\\\r\n&\\equiv -2^{m-1}X\\sum_{i=1}^{2^{m-1}}(x_i^{-1})^2 \\\\\\\\\r\n&\\equiv -2^{m-1}X \\sum_{i=1}^{2^{m-1}}x_i^2 \\\\\\\\\r\n&\\equiv -2^{m-1}X\\times\\dfrac{2^{m-1}(2^m-1)(2^m+1)}{3} \\\\\\\\\r\n&\\equiv 2^{2m-2}\\times\\text{奇数} \\\\\\\\\r\n&\\equiv 2^{2m-2}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nこれを利甚するず\r\n$$\\displaystyle2\\times\\Biggl(\\prod_{i=1}^{2^{m-1}}(2^m+x_i)-\\prod_{i=1}^{2^{m-1}}(2^m-x_i)\\Biggr)\\equiv 2^{3m}\\pmod{2^{3m+1}}$$\r\n䞀方で $\\displaystyle\\prod_{i=1}^k(2^i-1)!!=A_k$ ずするず, $(2^k)!=2^{2^k-1}\\times A_k$ であるから\r\n$$\\dbinom{2^{m+1}}{2^m}-\\dbinom{2^m}{2^{m-1}}=2\\times(2^m-1)!!\\times\\dfrac{\\displaystyle\\prod_{i=1}^{2^{m-1}}(2^m+x_i)-\\prod_{i=1}^{2^{m-1}}(2^m-x_i)}{A_m}$$\r\n以䞊より所望の結論を埗る.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2/editorial/2205" }, { "content": " $M$ を求めるお話ですFPS (圢匏的冪玚数) が䜿えそうだったので䜿いたした\r\n\r\n----\r\n\r\n たず$M$ は以䞋で衚される匏を展開したずきの $x^{2^{2021}}y^{奇数}$ の係数の総和に等しい※\r\n$$f(x,y)=(1+x+x^2+\\cdots)(1+xy + x^2y^2+\\cdots)(1+xy^2 + x^2y^4 + \\cdots)\\cdots(1+xy^{2^{2021}}+x^2y^{2\\times 2^{2021}}+\\cdots)$$\r\nさらに実際に展開した埌の様子を考えればこれは $(f(x,1)-f(x,-1))\\/2$ の $x^{2^{2021}}$ の係数に等しい以䞋これを求める\r\n- $f(x,1)$ に぀いお\r\n$$f(x,1)=(1+x+x^2+\\cdots)^{2^{2021}+1}$$\r\nの $x^{2^{2021}}$ の係数を考えればよくこれは「 $2^{2021}+1$ 個の順序付いた非負敎数の組であっおその総和が $2^{2021}$ であるものの総数」ず等しいこずから ${}\\_{2^{2022}} \\mathrm{C}\\_{2^{2021}}$ ず求められる\r\n\r\n\r\n- $f(x,-1)$ に぀いお\r\n$$f(x,y)=\\frac{1}{1-x}\\times \\frac{1}{1-xy} \\times \\cdots \\frac{1}{1-xy^{2^{2021}}}$$\r\nより特に\r\n$$f(x,-1)=\\left(\\frac{1}{1-x}\\times \\frac{1}{1+x}\\right)^{2^{2020}+1}(1+x) = (1+x^2+x^4+\\cdots)^{2^{2020}+1}(1+x)$$\r\n぀たり $(1+x^2+x^4+\\cdots)^{2^{2020}+1}$ の $x^{2^{2021}}$ の係数を考えればよいからこれは先ほどず同様に ${}\\_{2^{2021}} \\mathrm{C}\\_{2^{2020}}$ ず求められる\r\n\r\n以䞊より\r\n$$M=\\frac{f(x,1)-f(x,-1)}{2} = \\frac{{}\\_{2^{2022}} \\mathrm{C}\\_{2^{2021}} - {}\\_{2^{2021}} \\mathrm{C}\\_{2^{2020}}}{2}$$\r\nず求められた\r\n\r\n----\r\n\r\n※\\\r\n 各因子は巊から順番に $0$ の個数ずその総和ぞの寄䞎 $1$ の個数ずその総和ぞの寄䞎... を意味しおいたすここで$y$ は $a_1+a_2+\\cdots$ に察応したす本問では「$2^{2021}$ 個の非負敎数」の和が奇数ずなる堎合の数を求めるので文字 $x$ を導入し$\\underline{{x^{2^{2021}}}} y^{奇数}$ の係数ずいう瞛りを蚭けお察応しおいたす\\\r\n たた実際にはある数が $a_1, a_2, \\cdots, a_{2^{2021}}$の䞭に $2^{2021}$ 個以䞊含たれるこずはないため各因子は無限次にならないのではずいう疑問があるかもしれたせんが最終的に芋るのは $x^{2^{2021}}y^{奇数}$ の係数のみなので無限次にしたずころで答えには圱響したせん\\\r\n この匏の立お方は [PCT 氏](https:\\/\\/onlinemathcontest.com\\/users\\/PCTprobability)の [Mathlog の蚘事](https:\\/\\/mathlog.info\\/articles\\/229)を参考にしたした", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2/editorial/2205/114" } ]
 総和が奇数である敎数の組 $0\leq a_1\leq a_2\leq\cdots\leq a_{2^{2021}}\leq 2^{2021}$ は $M$ 通りありたす. $M$ が $2$ で割り切れる最倧の回数を求めおください.
OMC卬高杯2
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2/tasks/2202
F
OMC卬高杯2(F)
900
0
3
[ { "content": " 以䞋の䞡補題を有名事実ずしお認める\r\n\r\n----\r\n**補題1.**  内心を $I$ ずする䞉角圢 $ABC$ においお, $AB,AC$ に接し同時に $\\Gamma$ に内接する円を $C_A$ ずし, $C_A$ ず $AB,AC$ の接点をそれぞれ $X,Y$ ずする.このずき, $3$ 点 $X,I,Y$ は同䞀盎線䞊にある.\r\n\r\n----\r\n**補題2.** 角 $A$ 内の傍心を $I_A$ ずする䞉角圢 $ABC$ においお, $AB,AC$ に接し同時に $\\Gamma$ に倖接する円を $D_A$ ずし, $D_A$ ず $AB,AC$ の接点をそれぞれ $X^\\prime,Y^\\prime$ ずする.このずき, $3$ 点 $X^\\prime,I_A,Y^\\prime$ は同䞀盎線䞊にある.\r\n\r\n----\r\n $\\gamma$ ず $AB,AC$ の亀点をそれぞれ $B^\\prime,C^\\prime$ ずする. $\\triangle{AB^\\prime C^\\prime}$ の内接円を $C_1$ ずし傍接円を $C_2$ ずするず, 䞊の䞡補題より $C_1$ ず $\\omega$ の半埄比ず $C_2$ ず $\\omega_A$ の半埄比は等しい. よっお $C_1,C_2$ を $\\omega,\\omega_A$ に写す盞䌌倉換を考えるこずにより, $BC\\parallel B^\\prime C^\\prime$ ずなる. このこずから $\\gamma$ は $\\Gamma$ に点 $A$ で接するず分かる.\\\r\n $\\omega,\\omega_A$ ず $BC$ の接点をそれぞれ $P,Q$, $\\gamma$ ず $\\omega,\\omega_A$ の接点をそれぞれ $S,T$ ずし, $\\gamma$ の䞭心を $O_A$ ずする.\r\n\r\n----\r\n**補題3.** $AS$ ず $AQ$, $AT$ ず $AP$ はそれぞれ $\\angle{A}$ の二等分線に関しお察称である.\\\r\n**蚌明.** $BC$ の䞭点を $M$ ずし, $M$ から $\\omega,\\omega_A$ぞの接線 ($BC$ でない方) に぀いお, それぞれの接点を $D,E$ ずする. ここで $\\angle{PDQ}=90$° であるこずに留意すれば $3$ 点 $A,D,Q$ が同䞀盎線䞊にあるこずが分かる. 同様にしお $3$ 点 $A,P,E$ も同䞀盎線䞊にあるので, $AS$ ず $AD$, $AT$ ず $AE$ がそれぞれ $\\angle{A}$ の二等分線に関しお察称であるこずを瀺せばよい. ここで簡単な角床蚈算より $3$ 点 $A,D,E$ を通る円 $\\gamma^\\prime$ はそれぞれ $D,E$ で $MD,ME$ に接する, ぀たり $\\omega,\\omega_A$ に接するず分かる. $\\gamma,\\gamma$' はずもに $A$ を通り $\\omega,\\omega_A$ に接するから, $\\angle{A}$ の二等分線に関しお察称である.\r\n\r\n----\r\n $S,T$ における $\\gamma$ の接線の亀点を $N$ ずするず, $SN=TN=PQ\\/2$ がわかり, $PQ=AC-AB=21$ より, $SN=21\\/2$ ずなる. 補題3より $\\angle{PAQ}=\\angle{SO_AN}$ であるから, $\\tan{\\angle{PAQ}}=21\\/40$ を埗る.\\\r\n ここで, $\\angle{PAQ}=a$, $\\angle{AQP}=\\theta$ ずするず, $\\dfrac{r_A}{r}=\\dfrac{\\tan(\\theta+a)}{\\tan\\theta}$ ずなり, 加法定理から倉圢しお, \r\n$$\r\n\\dfrac{\\tan(\\theta+a)}{\\tan\\theta}=-\\dfrac{1}{\\tan a(\\tan a+\\tan\\theta)+\\dfrac{\\tan^3a+\\tan a}{\\tan a+\\tan\\theta}-2\\tan^2a-1}\r\n$$\r\nずなる. したがっお, 盞加・盞乗平均の関係より\r\n$$\r\n\\dfrac{\\tan(\\theta+a)}{\\tan\\theta}\\geq -\\dfrac{1}{2\\tan a\\sqrt{\\tan^2a+1}-2\\tan^2 a-1}= \\left(\\dfrac{\\cos a}{1-\\sin a}\\right)^2=\\dfrac{1241+21\\sqrt{2041}}{800} \r\n$$\r\nを埗る. 逆に条件および䞊の等号をすべおみたせるこずが確認できるから, 䞊が求める最小倀であり, 解答すべき倀は $1241+21+2041+800=\\textbf{4103}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou2/editorial/2202" } ]
 内接円を $\omega$, 角 $A$ の傍接円を $\omega_A$, 倖接円を $\Gamma$ ずする䞉角圢 $ABC$ においお, $\omega$, $\omega_A$, $\Gamma$ すべおに接する円 $\gamma$ を考えたす. ただし $\omega$ が $\gamma$ に内接するものずしたす. $\gamma$ の半埄が $20$ であり, $AC-AB=21$ が成り立っおいるずき, $\omega$, $\omega_A$ の半埄をそれぞれ $r$,$r_A$ ずしお, $\dfrac{r_A}{r}$ のずりえる最小倀を求めおください. ただし, 解答すべき倀は正敎数 $a,b,c,d$ ($c$ は平方因子をもたず, $a,b,d$ は互いに玠) を甚いお $\dfrac{a+b\sqrt{c}}{d}$ ず衚されるので, $a+b+c+d$ を解答しおください.
OMC050
https://onlinemathcontest.com/contests/omc050
https://onlinemathcontest.com/contests/omc050/tasks/1802
A
OMC050(A)
200
183
191
[ { "content": " 解ず係数の関係より,\r\n$$x+y+z=-111,\\quad xy+yz+zx=222,\\quad xyz=-333$$\r\nであるこずに留意すれば, 求める倀は\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\frac{y+z}{x}+\\frac{z+x}{y}+\\frac{x+y}{z}&=\\left(\\frac{x+y+z}{x}-1\\right)+\\left(\\frac{x+y+z}{y}-1\\right)+\\left(\\frac{x+y+z}{z}-1\\right)\\\\\\\\\r\n&=(x+y+z)\\left(\\frac{1}{x}+\\frac{1}{y}+\\frac{1}{z}\\right)-3\\\\\\\\\r\n&=\\frac{(x+y+z)(xy+yz+zx)}{xyz}-3\\\\\\\\\r\n&=\\frac{(-111)×222}{-333}-3\\\\\\\\\r\n&=\\bm{71}\r\n\\end{aligned}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc050/editorial/1802" } ]
 $t$ に぀いおの䞉次方皋匏 $$t^3+111t^2+222t+333=0$$ の $3$ ぀の耇玠数解を $t=x,y,z$ ずするずき, 以䞋の匏の倀を求めおください $$\frac{y+z}{x}+\frac{z+x}{y}+\frac{x+y}{z}$$
OMC050
https://onlinemathcontest.com/contests/omc050
https://onlinemathcontest.com/contests/omc050/tasks/251
B
OMC050(B)
300
117
152
[ { "content": " 䞭点連結定理より $PQRS$ は平行四蟺圢であり, 条件の共点を $T$ ずすればこれはその䞭心である. $DT$ ず $PQ$ が平行であるこずより $D$ は $QR$ の䞭点であり, すなわち $BC$ の䞭点である. このずき, 䞉角圢 $ABC$ における䞭線定理より $AD^2=31\\/4$ であるから, 䞉角圢 $TQR$ における䞭線定理より\r\n$$PR^2+QS^2=4(QT^2+RT^2)=8(DT^2+DQ^2)=\\dfrac{1}{2}(AD^2+BC^2)=\\dfrac{707}{8}$$\r\n特に解答すべき倀は $\\textbf{715}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc050/editorial/251" } ]
 䞉角圢 $ABC$ および蟺 $BC$ 䞊の点 $D$ に぀いお, 線分 $AB,BD,DC,CA$ の䞭点をそれぞれ $P,Q,R,S$ ずすれば, $AD,PR,QS$ は䞀点で亀わりたした. $AB=6,BC=13,CA=8$ であるずき, $PR^2+QS^2$ を求めおください. ただし, 答えは互いに玠な正敎数 $a,b$ によっお $\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので, $a+b$ を解答しおください.
OMC050
https://onlinemathcontest.com/contests/omc050
https://onlinemathcontest.com/contests/omc050/tasks/1943
C
OMC050(C)
300
102
129
[ { "content": " 正六角圢の頂点に最も近い正䞉角圢 (図の黄色) の埋め方を考えれば順次呚りから埋たり, 䞡端の $2$ 通りのみが適する. これによっお, 䞀蟺の長さが $2$ 小さい堎合に垰着されるから, 求めるべき堎合の数は $2^{20\\/2}=\\bm{1024}$ 通りである.\r\n![figure 1](\\/images\\/d2jDsymYcCHaBFdMMzD5sW8hU0oHr8OziXXyP4bh)", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc050/editorial/1943" } ]
 䞀蟺の長さが $20$ の正六角圢が, 以䞋の芁領で䞀蟺の長さが $1$ の正䞉角圢に分割されおいたす. たた, 䞀蟺の長さが $1$ の正䞉角圢 $4$ ぀を以䞋のように組み合わせた**タむル**が無数にありたす. 正六角圢を隙間や重耇なくタむルで敷き詰める方法は䜕通りありたすかただし, 回転したり裏返したりしお䞀臎するものも異なるものずしお数えたす. ![figure 1](\/images\/2cZcjtku3kPuMIhlop79f32HKI8e6sSOcmnlfvJj)
OMC050
https://onlinemathcontest.com/contests/omc050
https://onlinemathcontest.com/contests/omc050/tasks/282
D
OMC050(D)
400
92
150
[ { "content": " $f$ は敎数倀のみをずるこずから, 以䞋の䞍等匏ず $f(10^6)=111222$ を䜵せればその最倧倀は $111222$ である.\r\n$$f(n)\\leq \\dfrac{111222444888}{n}\\times\\dfrac{n}{10^6}=111222.444888$$\r\nしたがっお, 以䞋 $f(n)=111222$ なる $n$ に぀いお考えればよい. $111222=2\\times3^2\\times37\\times 167$ に留意せよ.\\\r\n このずき $m=[n\\/10^6](\\leq 111222)$ に぀いお, $m$ は $111222$ の玄数で,\r\n$$10^6m\\leq n\\lt 10^6(m+1)$$\r\n䞀方で $[111222444888\\/n]=111222\\/m$ より\r\n$$n \\leq (10^6+4)m \\lt n+\\dfrac{mn}{111222}$$\r\n$m$ の範囲に留意しおこれらを総合すれば $10^6m \\leq n \\leq (10^6+4)m$ である. すなわち, 求めるべき倀は\r\n$$\\sum_{m\\mid 111222}(4m+1)=\\textbf{995928}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc050/editorial/282" }, { "content": " 公匏解説より $f(n) = 111222$ なる $n$ に぀いお考えればよいこずが分かる$n$ を $10^6$ で割った商を $a$ 䜙りを $b$ ずしお\r\n$$\\left[ \\frac{111222444888}{10^6a + b} \\right] = \\frac{111222}{a}$$\r\nずなればよいから$a$ は $111222$ の玄数である$f(n)$ の倀は $111222$ を超えないこずに泚意すれば\r\n$$\\frac{111222444888}{10^6a+b} \\geq \\frac{111222}{a} \\Leftrightarrow 4a \\geq b$$\r\nが条件ずなり$4a \\leq 4 \\times 111222 \\lt 10^6$ より各 $a$ に察応する䜙り $b$ は $4a + 1$ 個である埓っお求めるべき倀は\r\n$$\\sum _{a|111222} (4a + 1) = 4 \\times 248976 + 24 = \\bm{995928}$$\r\n---\r\n補足最終行の蚈算では $111222$ の玠因数分解が必芁になるが初めに$111222 = 111 \\times 1002$ ず倉圢するず蚈算しやすい", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc050/editorial/282/275" } ]
 正敎数に察しお定矩される関数 $f$ は, 任意の正敎数 $n$ に察しお以䞋をみたしたす $$f(n)=\biggl[\dfrac{111222444888}{n}\biggr]\biggl[\dfrac{n}{10^6}\biggr]$$ このずき, $f(n)$ が最倧倀をずるような正敎数 $n$ はいく぀ありたすか\  ただし, 実数 $x$ に察し $[x]$ で $x$ を超えない最倧の敎数を衚したす.
OMC050
https://onlinemathcontest.com/contests/omc050
https://onlinemathcontest.com/contests/omc050/tasks/1583
E
OMC050(E)
500
39
61
[ { "content": " $ABD$ および $BCD$ にそれぞれ䜙匊定理を適甚しお $BD^2$ を $2$ 通りに衚珟するこずで $AD=7$ を埗る. このずき $XAD$ ず $XCB$ は盞䌌比 $1:2$ の関係にあるこずから, $XA=15,XD=13$ を容易に埗る.\\\r\n ここで $\\Gamma,\\Omega_{B},\\Omega_{C}$ の䞭心をそれぞれ $O,O_B,O_C$, $XB$ の䞭点を $M$, $\\Gamma$ における $B$ の察蹠点を $B^\\prime$ ずすれば, $O_B$ は $BX$ の垂盎二等分線ず $BO$ の亀点であり, $\\angle BAB^\\prime=\\angle BMO_B=90^\\circ$ ず䜵せお $\\Gamma$ の盎埄 $d$ に぀いお\r\n$$BO_B=BB^\\prime\\times\\dfrac{BM}{BA}=\\dfrac{13}{11}d$$\r\n同様にしお, $CO_C=\\dfrac{15}{17}d$ を埗るから, $BO_B:CO_C=221:165$ であり, 解答すべき倀は $\\textbf{386}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc050/editorial/1583" } ]
 $AB=11,BC=14,CD=17,\angle C=60^\circ$ なる四角圢 $ABCD$ が円 $\Gamma$ に内接しおいたす. $2$ 盎線 $AB,CD$ の亀点 $X$ を通り, それぞれ点 $B,C$ で $\Gamma$ に接する円を $\Omega_{B},\Omega_{C}$ ずすれば, それらの半埄比は互いに玠な正敎数 $a,b$ によっお $a:b$ ず衚されたす. $a+b$ を解答しおください.
OMC050
https://onlinemathcontest.com/contests/omc050
https://onlinemathcontest.com/contests/omc050/tasks/1752
F
OMC050(F)
500
24
78
[ { "content": " $\\alpha=\\cos\\theta_0 +2$ なる実数 $2\\pi\\/3\\leq\\theta_0\\leq\\pi$ が䞀意に存圚するこずに留意する. さらに $x_n=\\cos\\theta+2$ に぀いお,\r\n$$\\begin{aligned}\r\nx_{n+1}=2(\\cos\\theta+2)^2-8(\\cos\\theta+2)+9=2\\cos^2\\theta+1=\\cos2\\theta+2\r\n\\end{aligned}$$\r\nしたがっお, $\\cos2^{10}\\theta_0=\\cos\\theta_0$ なる $\\theta_0$ の個数を求めればよい. これは和積公匏より\r\n$$\\sin\\dfrac{1023}{2}\\theta_0\\sin\\dfrac{1025}{2}\\theta_0=0$$\r\nず同倀であるこずに留意すれば, 以䞋で衚される $\\textbf{342}$ 個である.\r\n$$\\theta_0=\\dfrac{2}{3}\\pi,\\dfrac{684\\pi}{1023},\\cdots,\\dfrac{1022\\pi}{1023},\\dfrac{684\\pi}{1025},\\dfrac{686\\pi}{1025},\\ldots,\\dfrac{1024\\pi}{1025}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc050/editorial/1752" } ]
 $1$ 以䞊 $3\/2$ 以䞋の実数 $\alpha$ であっお, 以䞋で定たる実数列 $\\{x_n\\}$ が $x_{10}=x_0$ をみたすものはいく぀ありたすか $$\begin{aligned} x_0=\alpha,\quad x_{n+1}=2x_n^2-8x_n+9\quad (n=0,1,\cdots) \end{aligned}$$
OMC卬高杯1
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1/tasks/2125
A
OMC卬高杯1(A)
100
94
96
[ { "content": " $AB=3a$ ずすれば, 図1および図3に぀いお斜線郚の呚長はそれぞれ $30a,50a$ であり, 解答すべき倀は $\\textbf{8}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1/editorial/2125" } ]
 静高生のBirdy君は, 次に瀺す方法で図3のような静岡高校の校章を描くこずにしたした. - 正五角圢 $ACEGI$ から図1の十角圢 $ABCDEFGHIJ$ を䜜る. - 蟺 $AB, BC, CD, DE, EF, FG, GH, HI, IJ, JA$ をそれぞれ $3$ 等分する点をずる. - 図2のように, それらの点を通る正五角圢を $2$ ぀䜜る. このずき, 図1の斜線郚分の呚の長さず図3の斜線郚分の呚の長さの比は, 互いに玠な正敎数 $a, b$ を甚いお $a:b$ ず衚せるので, $a+b$ を解答しお䞋さい. ![figure 1](\/images\/KHnqDBrxH8YzShJEh0ff2eipYs8AvqVbhnD7vlX2)
OMC卬高杯1
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1/tasks/2197
B
OMC卬高杯1(B)
300
62
79
[ { "content": " $(A_s,A_t,A_u)$ を固定し, その総和ぞの寄䞎を考えるこずで, 以䞋の成立が容易にわかる.\r\n$$M=\\binom{2021}{3}\\times\\binom{2021}{3}\\times 2018!=\\dfrac{1}{6^2}\\times 2019\\times 2020\\times 2021\\times 2021!$$\r\nLegendreの定理より, これが $2$ で割り切れる回数は $\\textbf{2013}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1/editorial/2197" } ]
 $(1,2,\cdots,2021)$ の眮換ずしお埗られる組 $(A_1,A_2,\cdots,A_{2021})$ すべおに察し, 以䞋の倀の総和を $M$ ずしたす. - $s\lt t\lt u$ か぀ $A_s\gt A_t\gt A_u$ なる組 $(s,t,u)$ の個数 このずき, $M$ が $2$ で割り切れる最倧の回数を求めおください.
OMC卬高杯1
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1/tasks/1365
C
OMC卬高杯1(C)
300
60
72
[ { "content": " $x+y+z=p,xy+yz+zx=q,xyz=r$ ずおけば, 条件を敎理するこずで以䞋を埗る\r\n$$ r-2q+3p=4,\\quad r-3q+8p=20,\\quad r-4q+15p=54 $$\r\nこれを解くず $p=9,q=29,r=35$ を埗る. 同様に $f(4)$ においおも分母を払えば\r\n$$f(4)(r-4q+16p-64)=4(q-8p+48)$$\r\nこれより $|f(4)|=|-20|=\\textbf{20}$ を埗る.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1/editorial/1365" } ]
 いずれも $1,2,3,4$ でない耇玠数 $x,y,z$ に぀いお, $$f(k)=\dfrac{k}{x-k}+\dfrac{k}{y-k}+\dfrac{k}{z-k}$$ ずおくず, $f(1)=1,f(2)=2,f(3)=3$ が成立したした. このずき, $|f(4)|$ を求めおください.
OMC卬高杯1
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1/tasks/2194
D
OMC卬高杯1(D)
400
56
61
[ { "content": " ${\\dfrac{1}{s_i}+\\dfrac{1}{s_{2021-i}}=1}$ を倉圢しお $(s_i-1)(s_{2021-i}-1)=1$ を埗るから,\r\n\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\sum_{i=1}^{2021}\\dfrac{1}{{s_i}^3-3{s_i}^2+3{s_i}}&=\\sum_{i=1}^{2021}\\dfrac{1}{(s_i-1)^3+1}\\\\\\\\\r\n&=1+\\sum_{i=1}^{1010}\\left(\\frac{1}{(s_i-1)^3+1}+\\frac{1}{(s_{2021-i}-1)^3+1}\\right)\\\\\\\\\r\n&=1+\\sum_{i=1}^{1010}\\left(\\frac{1}{(s_i-1)^3+1}+\\cfrac{1}{\\cfrac{1}{(s_i-1)^3}+1}\\right)\\\\\\\\\r\n&=1+\\sum_{i=1}^{1010}1 = \\textbf{1011}\r\n\\end{aligned}\r\n$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1/editorial/2194" } ]
 $s_i=\dfrac{2021}{i}$ に぀いお, 以䞋の総和を求めおください $$\displaystyle\sum_{i=1}^{2021}\frac{1}{{s_i}^3-3{s_i}^2+3{s_i}}$$
OMC卬高杯1
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1/tasks/2142
E
OMC卬高杯1(E)
400
32
50
[ { "content": " 任意の人に぀いお, 組み換えによらず属するグルヌプの偶奇は䞀定であるから, 条件ははじめあなたが奇数個のグルヌプに属するこずである. すなわち, ${\\_{2021}}\\mathrm{C}\\_{m}$ が奇数ずなる $0\\leq m\\leq2021$ の個数を数えればよい. これはLucasの定理より $m$ ず $2021$ の論理積が $m$ に䞀臎するこずず同倀で, $2021_{(10)}=11111100101_{(2)}$ より $2^8=\\textbf{256}$ 個である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1/editorial/2142" } ]
 $n$ を $1$ 以䞊 $2022$ 以䞋の敎数ずしたす. $2021$ 人の人ずあなたがおり, 䜕人かからなる**グルヌプ**がいく぀か存圚したす. はじめ, グルヌプはすべお $n$ 人からなり, 逆に任意の $n$ 人から構成されるグルヌプがちょうど䞀぀存圚したす.\  いた, これらのグルヌプに぀いお, グルヌプが䞀぀になるたで以䞋の芁領で組み換えを行いたす. - 適圓なグルヌプ $A\neq B$ を遞び, それぞれを解消する. - $A$ ず $B$ のちょうど䞀方に属しおいた人からなるグルヌプを新しく䜜る. 組み換えの方法によらず, 最埌に残ったグルヌプにあなたが含たれおいるような $n$ はいく぀ありたすか
OMC卬高杯1
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1/tasks/2130
F
OMC卬高杯1(F)
700
4
16
[ { "content": " $\\triangle{ABC}$ の呚長を $S$ ずするず, 以䞋が容易に分かるから, $A$ ず $BC$ の距離を求めればよい.\r\n$$S_BS_C=\\dfrac{S}{2}-AD$$\r\n蟺 $AB,AC$ の䞭点を $M,N$ ずし, $F_B,F_C$ の䞭心をそれぞれ $O_B,O_C$ ずする. 盎線 $MN$ ず盎線 $O_BB,O_CC$ の亀点をそれぞれ $Q,R$ ずし, $B$ から $AO_B$ に䞋ろした垂線の足を $H$ ずする.\\\r\n $4$ 点 $B,O_B,S_B,H$ は $BO_B$ を盎埄ずする円呚䞊にあるから, 簡単な角床蚈算により $∡{BS_BH}=∡{DS_BT_B}$ ずなり, $3$ 点 $H,S_B,T_B$ は同䞀盎線䞊にあるず分かる. たた $4$ 点 $A,Q,B,H$ は $AB$ を盎埄ずする円呚䞊にあるからこれも簡単な角床蚈算により $∡{O_BHS_B}=∡{AHQ}$ ずなり, $3$ 点 $Q,H,S_B$ は同䞀盎線䞊にあるず分かる. 以䞊から盎線 $S_BT_B$ は $D$ の䜍眮に関わらず $Q$ を通る. 同様にしお, 盎線 $S_CT_C$ は $D$ の䜍眮に関わらず $R$ を通る. \\\r\n いた, $\\angle{QPR}=90^\\circ$ であるから, $P$ は $QR$ を盎埄ずする円呚䞊を動くず分かり, 問題の条件から $QR=8$ である. よっお $S=16$ ずなるから, $BC=7$ ずなる.\\\r\n 以䞊から求める $S_BS_C$ の最倧倀は $\\dfrac{56-8\\sqrt{6}}{7}$ ず蚈算でき, 解答すべき倀は $56+8+6+7=\\textbf{77}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1/editorial/2130" } ]
 $AB=4,AC=5$ なる䞉角圢 $ABC$ においお, 蟺 $BC$ 䞊に点 $D$ をずり, 䞉角圢 $ABD$ の角 $BAD$ 内の傍接円を $F_B$, 䞉角圢 $ACD$ の角 $CAD$ 内の傍接円を $F_C$ ずしたす. たた, $F_B$ ず $BC,AD$ の接点をそれぞれ $S_B,T_B$, 同様に $F_C$ ず $BC,AD$ の接点をそれぞれ $S_C,T_C$ ずしお, $S_BT_B$ ず $S_CT_C$ の亀点を $P$ ずしたす. \  いた, $D$ が蟺 $BC$ 䞊を動いたずき, $P$ はある半埄 $4$ の円呚䞊を動きたした. このずき, 線分 $S_BS_C$ の長さがずりえる最倧倀を求めおください. ただし, 求める倀は正敎数 $a,b,c,d$ (ただし $c$ は平方因子をもたず, $a,b,d$ は互いに玠) を甚いお $\dfrac{a-b\sqrt{c}}{d}$ ず衚せるので, $a+b+c+d$ を解答しおください.
OMC卬高杯1
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1
https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1/tasks/2150
G
OMC卬高杯1(G)
800
1
12
[ { "content": " 平面䞊のいく぀かの点の集合に぀いお, どの $3$ 点も同䞀盎線䞊になくどの $4$ 点も同䞀円呚䞊にないずき, これを**敎った**ず呌ぶこずずする. 以䞋, 単に**円**や**䞉角圢**などずいえば, その頂点は敎った点の集合から遞ばれた $3$ 点であるずする.\r\n\r\n----\r\n**補題1.** 敎った $s$ 個の点に察しお, 他のすべおの点を内郚に含む円が存圚する. ぀たり $M=s-3$ である.\\\r\n**蚌明.** $s$ 個の点の凞包を $P_1\\cdots P_k$ ずし, $\\angle{P_1P_3P_2},\\cdots,\\angle{P_1P_kP_2}$ のうち倧きさが最小であるものを $\\angle{P_1P_iP_2}$ ずすれば, $P_1,P_2,P_i$ を通る円は他の $s-3$ 個の点を内郚に含む.\r\n\r\n----\r\n**補題2.** 敎った $s$ 個の点の凞包が $t$ 角圢ずなるこずず, $f(s-3)=t-2$ が成り立぀こずは同倀である.\\\r\n**蚌明.** 巊から右を瀺せば逆は明らかに埓う. たず, 盞異なる䞉角圢のそれぞれ倖接円がずもに他のすべおの点を内郚に含むずき, $2$ ぀の䞉角圢の蟺は亀わらないこずが容易にわかる. たた, 倖接円が他のすべおの点を内郚に含むような䞉角圢たちで, 凞包である $2n$ 角圢の䞉角圢分割を構成できるこずが分かる. 以䞊を䜵せるこずで瀺された.\r\n\r\n----\r\n 敎ったいく぀かの点 $S$ に察しお, すべおの円の内郚の点の個数の総和を $S$ の**重さ**ず呌ぶこずずする.\\\r\n たた, 同様にすべおの䞉角圢の内郚の点の個数の総和を $S$ の**密床**ず呌ぶこずずする. \r\n\r\n----\r\n**補題3.** 敎った $s\\geq 4$ 個の点の重さを $G$ ずし, 密床を $D$ ずするず, 配眮によらず $G+D=2\\times{\\_s}\\mathrm{C}\\_4$ が成り立぀.\\\r\n**蚌明.** $s$ 個の点を $P_1,\\cdots,P_s$ ずし, $P_k$ を陀いた $s-1$ 点の重さを $G_k$, 密床を $D_k$ ずする. ${\\_s}\\mathrm{C}\\_3$ 個の円のうちある䞀぀ $C$ に着目すれば, その内郚の点は $G_1,\\cdots,G_s$ においお $s-4$ 回重耇しおカりントされるから,\r\n$$(s-4)G=\\sum_{k=1}^{s}G_k$$\r\nたた同様な議論から次も成り立぀\r\n䞉角圢に぀いおも同様に議論するこずで, 結局以䞋を埗る.\r\n$$(s-4)(G+D)=\\sum_{k=1}^{s}(G_k+D_k)$$\r\nよっお, $s=4$ のずき垞に $G+D=2$であるこずずに留意すれば, 垰玍的に成立が瀺される.\r\n\r\n----\r\n  以䞋, 敎った $2n$ 個の点に䞀般化しお議論を進める. すなわち条件は $f(M)=n$ であるから, 補題1,2より凞包は $n+2$ 角圢である. $2n$ 個の点の重さを $G$, 密床を $D$ ずするず, 補題3より $G=2\\times{\\_{2n}}\\mathrm{C}\\_4-D$ であり, 求める\r\n$$f(1)+2f(2)+\\cdots+(M-1)f(M-1)+Mf(M)$$\r\nの最倧倀は $G$ の最倧倀ず等しいから, $D$ の最小倀を求めればよい.\\\r\n たず$D\\geq (n-2)(2n-3)$ を瀺す. 凞 $n+2$ 角圢の内郚の点 $P$ に぀いお, $n+2$ 角圢の頂点からなり, $P$ を内郚に含むような䞉角圢は少なくずも $n$ 個存圚する. たた $P$ ず $n+2$ 角圢の頂点をそれぞれ結んだずき, $n+2$ 角圢の内郚は $n+2$ 個の䞉角圢によっお分割されるので, 内郚に他の点 $Q$ があったずき, $P$ ず $n+2$ 角圢の頂点からなる䞉角圢であっお $Q$ を内郚に含むようなものが必ず存圚する.\r\nよっお\r\n$$D\\geq n(n-2)+(n-3)(n-2)=(n-2)(2n-3)$$\r\n 逆に $D=(n-2)(2n-3)$ をみたす配眮が存圚する. $2n$ 個の点の凞包である凞 $n+2$ 角圢を$P_1\\cdots P_{n+2}$ ずし, 任意の $i$ に぀いお, $P_iP_{i+1},P_iP_{i+2},P_{i+1}P_{i-1}$ に囲たれた領域内に $Q_iQ_{i+1}\\parallel P_iP_{i+2}$ をみたすように $Q_i$ を適圓にずり, 凞包の内郚にある $n-2$ 個の点を $Q_1,\\cdots,Q_{n+2}$ の䞭から遞べばよい.\\\r\n 以䞊より $G$ の最倧倀は $2\\times{\\_{2n}}\\mathrm{C}\\_4-(n-2)(2n-3)$ であるから, $n=500$ を代入しお $\\textbf{82833752994}$.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omckoukou1/editorial/2150" } ]
 平面䞊に $1000$ 個の点があり, どの $3$ 点も同䞀盎線䞊になく, どの $4$ 点も同䞀円呚䞊にありたせん. ここから $3$ 点を遞ぶ方法であっお, それらを通る円の内郚 (呚䞊を含たない) にちょうど $k$ 個の点を含むようなものの個数を $f(k)$ で衚したす. いた, $3$ 点を通る円が内郚に含むこずのできる点の個数の最倧倀を $M$ ずするず, $f(M)=500$ が成立したした. このずき, 以䞋のずりえる最倧倀を求めおください. $$f(1)+2f(2)+\cdots+(M-1)f(M-1)+Mf(M)$$
OMC049 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc049
https://onlinemathcontest.com/contests/omc049/tasks/1544
A
OMC049(A)
100
225
227
[ { "content": " 凞倚角圢の倖角の和は $360$ 床であるから, 正しさは $5$ 以䞊になり埗ない.\\\r\n 逆に長方圢の正しさは $\\textbf{4}$ であるから, これが求める最倧倀である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc049/editorial/1544" } ]
 凞倚角圢に察しお, その内角のうち盎角であるものの数をその**正しさ**ず定矩したす.\  正しさのずり埗る最倧の倀はいく぀ですか
OMC049 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc049
https://onlinemathcontest.com/contests/omc049/tasks/220
B
OMC049(B)
200
191
216
[ { "content": " 䞎匏は $(ab-1)(c+d-1)=10$ ず倉圢される.\r\n\r\n- $(ab,c+d)=(2,11)$ のずき, $2\\times10=20$ 通り.\r\n- $(ab,c+d)=(3,6)$ のずき, $2\\times5=10$ 通り.\r\n- $(ab,c+d)=(6,3)$ のずき, $4\\times2=8$ 通り.\r\n- $(ab,c+d)=(11,2)$ のずき, $2\\times1=2$ 通り.\r\n\r\n以䞊より求める組の数は $\\textbf{40}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc049/editorial/220" } ]
 以䞋をみたす正敎数の順序付いた組 $(a,b,c,d)$ はいく぀ありたすか $$abc+abd=ab+c+d+9$$
OMC049 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc049
https://onlinemathcontest.com/contests/omc049/tasks/221
C
OMC049(C)
200
125
182
[ { "content": " $a+b+c+d=19$ なる敎数 $0\\leq a,b,c,d\\leq 9$ の組を数え䞊げればよい.\r\n\r\n**解法1.** $(a+b,c+d)=(1,18)$ なるものは $2\\times1=2$ 通り, $(a+b,c+d)=(2,17)$ なるものは $3\\times2=6$ 通りあり, 同様にこれを $(18,1)$ たで考えるこずで求める堎合の数は\r\n$$2\\times 1+3\\times2+\\cdots+10\\times 9+9\\times 10+\\cdots+1\\times 2=\\textbf{660}$$\r\n\r\n**解法2.** $9$ 以䞋であるずいう条件を無芖すれば ${}\\_{22}\\mathrm{C}\\_{3}$ 通りである. ここで $a,b,c,d$ のうち $10$ 以䞊であるものは高々䞀぀である. $a$ が $10$ 以䞊であるずき, $a^\\prime=a-10$ ずおけば $a^\\prime+b+c+d=9$ なる非負敎数の組 $(a^\\prime,b,c,d)$ の個数に垰着され, これは ${}\\_{12}\\mathrm{C}\\_{3}$ である. したがっお, 求める堎合の数は ${}\\_{22}\\mathrm{C}\\_{3}-4\\times{}\\_{12}\\mathrm{C}\\_{3}=\\textbf{660}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc049/editorial/221" } ]
 十進法で各䜍の和が $19$ であるような $9999$ 以䞋の正敎数はいく぀ありたすか
OMC049 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc049
https://onlinemathcontest.com/contests/omc049/tasks/1506
D
OMC049(D)
300
101
136
[ { "content": " 定矩から $\\\\{3x^2\\\\}$ は垞に $0$ 以䞊 $1$ 未満であるから,\r\n$$\\frac{3}{2}\\lt \\left\\lfloor\\frac{1}{2}x\\right\\rfloor\\le\\frac{5}{2} \\implies \\left\\lfloor\\frac{1}{2}x\\right\\rfloor=2$$\r\nすなわち $4\\le x\\lt 6$ である. ここで $\\\\{3x^2\\\\}=3x^2-m$ ($m=48,\\cdots,107$) ずおけば,\r\n$$ \\\\{3x^2\\\\}+\\left\\lfloor\\frac{1}{2}x\\right\\rfloor-\\frac{5}{2}=0 \\implies x=\\sqrt{\\frac{m}{3}+\\frac{1}{6}} $$\r\nこれらの圢で衚される $60$ 個が求める実数解であり, それらの平方の総和は\r\n$$ \\left(\\frac{48}{3}+\\frac{1}{6}\\right)+\\cdots+\\left(\\frac{107}{3}+\\frac{1}{6}\\right)=\\frac{1}{3}\\times\\frac{(48+107)\\times60}{2}+\\frac{1}{6}\\times60=\\textbf{1560}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc049/editorial/1506" } ]
 次の方皋匏の実数解の**平方の総和**を求めおください $$ \\{3x^2\\}+\left\lfloor\frac{1}{2}x\right\rfloor=\frac{5}{2}$$  ただし実数 $a$ に察しお, $\lfloor a\rfloor$ で $a$ を超えない最倧の敎数を衚し、$\\{a\\}$ で $a-\lfloor a\rfloor$ を衚すものずしたす.
OMC049 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc049
https://onlinemathcontest.com/contests/omc049/tasks/1269
E
OMC049(E)
300
123
147
[ { "content": " $ACR$ が正䞉角圢ずなるような点 $R(\\neq B)$ に぀いお, $AQ$ ず $CR$ の亀点を $S$ ずすれば, $ABP$ ず $ACS$ は合同であり, か぀ $AR$ ず $CQ$ は平行であるから, $AR:CQ=RS:SC=10:11$ を埗る. 特に $CQ=\\dfrac{231}{10}$ であるから, 解答すべき倀は $\\textbf{241}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc049/editorial/1269" } ]
 䞀蟺 $21$ の正䞉角圢 $ABC$ においお, 蟺 $BC$ 䞊に点 $P$ が, 蟺 $BC$ の $C$ 偎ぞの延長線䞊に点 $Q$ があり, $BP=11$ および $\angle BAP=\angle CAQ$ をみたしおいたす. このずき, $CQ$ の長さは互いに玠な正敎数 $a,b$ によっお $\dfrac{a}{b}$ ず衚されるので, $a+b$ を解答しおください.
OMC049 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc049
https://onlinemathcontest.com/contests/omc049/tasks/1437
F
OMC049(F)
400
83
122
[ { "content": " 経路によっお分割される $2$ 領域のうち, 䞊偎に含たれるマスの個数を $x$ ずすれば, $x$ ずしおあり埗る倀は\r\n$$x=0,2,5,8,17,20,23,25$$\r\nあずは各 $x$ に぀いお, 以䞋の条件をみたす組 $(a,b,c,d,e)$ の個数 $p(x)$ を求めればよい.\r\n\r\n- すべお $0$ 以䞊 $5$ 以䞋の敎数である.\r\n- $a\\leq b\\leq c\\leq d\\leq e$\r\n- $a+b+c+d+e=x$\r\n\r\nここで $a,b,c,d,e$ は各行に぀いお䞊偎の領域に属するマスの個数に察応する.\\\r\n $x\\leq 5$ のずきこれは $x$ の分割数に䞀臎し, $p(0)=1,p(2)=2,p(5)=7$ である. たた $x=8$ のずき, $6$ 以䞊の敎数を甚いた分割, および $6$ ぀以䞊の正敎数を甚いた分割を陀倖するこずで\r\n$$p(8)=22-2\\times(p(0)+p(1)+p(2))=14$$\r\nさらに $p(x)=p(25-x)$ であるから, 以䞊より求める堎合の数は $2\\times(1+2+7+14)=\\textbf{48}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc049/editorial/1437" } ]
 $5\times 5$ のマス目においお, 巊䞋の点から右䞊の点たで蟺䞊を最短で移動する (すなわち $10$ 本の蟺を通る) ような経路のうち, 以䞋の条件をみたすものはいく぀ありたすか - 経路によっおマス目が分割されおできた $2$ 領域に぀いお, それぞれ含たれるマスの個数の差 (の絶察倀) が合成数である.  ただし, マス目が $0$ マスおよび $25$ マスぞ分割される堎合も,「$2$ 領域に分割される」ずみなすものずしたす.\  ここで, 合成数ずは $2$ 以䞊の玠数でない敎数を指したす.
OMC048 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc048
https://onlinemathcontest.com/contests/omc048/tasks/1613
A
OMC048(A)
300
148
183
[ { "content": "**解法1.** 䞎方皋匏は $x=0$ を解に持たないから, $20x^{2020}=1-\\dfrac{21}{x}$ ずすれば, 解の逆数和を求めればよい. ここで,\r\n$$21y^{2021}-y^{2020}+20=y^{2021}\\left(20\\left(\\frac{1}{y}\\right)^{2021}-\\dfrac{1}{y}+21\\right)=0$$\r\nは, 䞎方皋匏のそれぞれの解 $x=X$ に察しお $y=1\\/X$ を解にも぀方皋匏であるから, 解ず係数の関係より䞎方皋匏の解の逆数和は $1\\/21$ であり, 特に求める総和は $(2021-21\\times(1\\/21))\\/20=\\textbf{101}$ である.\r\n\r\n**解法2.** 䞎匏の定数項を移項しお䞡蟺を $2020$ 乗するこずで, $a=x^{2020}$ に関する $2021$ 次の方皋匏\r\n$$a(20a-1)^{2020}=21^{2020}$$\r\nを埗る. これの $2021$ 次, $2020$ 次の係数はそれぞれ $20^{2020},-20^{2019}\\times 2020$ であるから, 解ず係数の関係より求める総和は $-(-20^{2019}\\times 2020)\\/20^{2020}=\\textbf{101}$ である\r\n\r\n**䜙談.** 本問の答えは䞎方皋匏の定数項に䟝らないこずがわかる. 解法2が盎感的にこの事実を瀺す.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc048/editorial/1613" } ]
 $x$ の方皋匏 $20x^{2021}-x+21=0$ の重耇を蟌めお$2021$ 個の耇玠数解すべおに぀いおそれぞれの $2020$ 乗の総和を求めおください
OMC048 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc048
https://onlinemathcontest.com/contests/omc048/tasks/1615
B
OMC048(B)
400
93
157
[ { "content": " $105$ 以䞋の正敎数は, $3,5,7$ で割った䜙りをそれぞれ定めるこずで䞀意に定たるこずに留意せよ.\\\r\n $S$ においお, $3,5,7$ の倍数はそれぞれ高々䞀぀であるから, いずれの倍数でもない元に぀いお考える. これらに぀いお, $3,5,7$ で割った䜙りは高々 $1,2,3$ 通りであるから, $N\\leq 3+1\\times 2\\times 3=9$ が埓う.\\\r\n 以䞋, $N=9$ なる良い集合を数え䞊げる. 䟋えば $7$ で割った䜙りに぀いお, $(1,6),(2,5),(3,4)$ の各ペアから䞀぀ず぀を遞択するこずになる. たた, 䟋えば唯䞀の $3$ の倍数に぀いお, $5,7$ で割った䜙りの遞び方がそれぞれ $2,3$ 通り存圚する. 他の堎合も同様に考えるこずで, 求める個数は $2^{1+2+3}\\times(1\\times2)\\times(1\\times3)\\times(2\\times 3)=\\textbf{2304}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc048/editorial/1615" } ]
 集合 $\\{1,2,3,\cdots,105\\}$ の $2$ 元以䞊からなる郚分集合に぀いお, どの盞異なる $2$ 元に぀いおもその和が $105$ ず互いに玠であるずき, これを**良い**集合ず呌びたす. 良い集合の芁玠数ずしおあり埗る最倧倀を $N$ ずしたずき, $N$ 元からなる良い集合はいく぀ありたすか
OMC048 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc048
https://onlinemathcontest.com/contests/omc048/tasks/288
C
OMC048(C)
500
72
125
[ { "content": " $39305$ 秒埌たでに $X$ が $k$ 回移動する確率は ${}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{k}\\/2^{39305}$ であるから, 求める確率 $P$ は\r\n$$P=\\dfrac{1}{2^{39305}}\\left({}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{0}+{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{4}+\\cdots+{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{39304}\\right)$$\r\nずころで, 二項定理より以䞋の四匏がそれぞれ成立する\r\n$$\\begin{alignedat}\r\n\\ &&(1+1)^{39305}&&&={}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{0}&&+{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{1}&&+{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{2}&&+{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{3}&&+&&\\cdots&&+{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{39305} \\\\\\\\\r\n\\ &&(1-1)^{39305}&&&={}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{0}&&-{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{1}&&+{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{2}&&-{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{3}&&+&&\\cdots&&-{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{39305} \\\\\\\\\r\n\\ &&(1+i)^{39305}&&&={}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{0}&&+{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{1}i&&-{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{2}&&-{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{3}i&&+&&\\cdots&&+{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{39305}i \\\\\\\\\r\n\\ &&(1-i)^{39305}&&&={}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{0}&&-{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{1}i&&-{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{2}&&+{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{3}i&&+&&\\cdots&&-{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{39305}i\r\n\\end{alignedat}$$\r\n$(1+i)^8=(1-i)^8=2^4$ を甚いおこれらを蟺々足し合わせるこずで,\r\n$$2^{39307}P=4\\left({}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{0}+{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{4}+\\cdots+{}\\_{39305}\\textrm{C}\\_{39304}\\right)=2^{39305}+2^{19653}$$\r\nよっお $P=(2^{19652}+1)\\/2^{19654}$ であるから, あずは $a=2^{19652}+1$ の玠因数に぀いお考えればよい. 適圓な蚈算によっお $2,3,5,7,11,13$ では割れないこずがわかる. 䞀方で $19652=4\\times 17^3$ であるから, $a=16^{17^3}+1$ ずみなすこずでLTEの補題よりこれは $17$ でちょうど $4$ 回割り切れ, 以䞊より解答すべき倀は $\\textbf{68}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc048/editorial/288" } ]
 正方圢のある頂点に䞀぀の粒子 $X$ があり, ちょうど $1$ 秒経぀ごずに $50\\%$ の確率で時蚈回りに隣の頂点に移動し, 残りの $50\\%$ の確率で移動しない性質をもちたす. $X$ が $39305.5$ 秒埌に元ず同じ頂点にいる確率は, 互いに玠な正敎数 $a,b$ によっお $\dfrac{a}{b}$ ず衚されたす. $a$ のも぀最小の玠因数ず, $a$ がそれで割り切れる最倧の回数の**積**を求めおください. \  なお, 粒子は (連続的ではなく) 瞬間的に移動するものずしたす.
OMC048 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc048
https://onlinemathcontest.com/contests/omc048/tasks/1611
D
OMC048(D)
600
69
81
[ { "content": " 挞化匏より以䞋が埓うから, $\\alpha^2+\\beta^2=1$ である.\r\n$$a_{n+1}^2+b_{n+1}^2=(\\alpha^2+\\beta^2)(a_n^2+b_n^2)$$\r\nすなわち, ある $\\theta$ によっお $(\\alpha,\\beta)=(\\cos\\theta,\\sin\\theta)$ ずおけ, ある $\\theta_n$ によっお\r\n$$(a_n,b_n)=5\\sqrt{26}(\\cos\\theta_n,\\sin\\theta_n)$$\r\nず衚せば $\\theta_{n+1}\\equiv\\theta_{n}+\\theta$ を埗る. さらに条件より, 座暙平面䞊に点 $P_0,P_1,\\cdots,P_{2003}$ をずるず, これらは原点を䞭心ずする正 $2004$ 角圢をなすこずがわかる.\\\r\n ここで, 以䞋の盎線 $l_k$ を考えるず, $|2021-a_kX-b_kY|$ は定点 $(X,Y)$ ず $l_k$ の距離の $5\\sqrt{26}$ 倍に等しい\r\n$$l_k:a_kx+b_ky=2021$$\r\nさらに, $l_k$ は $OP_k$ に垂盎であり, すべお原点から距離 $2021\\/5\\sqrt{26}$ であるから, $l_k$ たちはやはり原点を䞭心ずする正 $2004$ 角圢をなし, $(X,Y)$ がこの正 $2004$ 角圢の内郚にある限り以䞋の総和は䞀定である\r\n$$\\displaystyle\\sum_{k=0}^{2003}|2021-a_kX-b_kY|$$\r\nすなわち $(X,Y)$ を元の $(9,30)$ から$(0,0)$ に眮き換えおよく, 以䞊より求める総和は $\\textbf{4050084}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc048/editorial/1611" } ]
 私 natu_math の誕生日は $2004$ 幎 $5$ 月 $25$ 日です. ずころで, 実数 $\alpha,\beta$ に察し, $$(a_0,b_0)=(5,25),\quad a_{n+1}=\alpha a_{n}-\beta b_{n},\quad b_{n+1}=\beta a_{n}+\alpha b_{n}\quad (n=0,1,\cdots)$$ によっお数列 $\\{a_n\\},\\{b_n\\}$ を定めるず, $(a_x,b_x)=(a_0,b_0)$ なる正敎数 $x$ が存圚し, その最小倀は $2004$ でした.\  このコンテストは $2021$ 幎 $9$ 月 $30$ 日に行われたす. 以䞋の総和を求めおください. $$\displaystyle\sum_{k=0}^{2003}|2021-9a_k-30b_k|$$
OMC048 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc048
https://onlinemathcontest.com/contests/omc048/tasks/1933
E
OMC048(E)
700
41
66
[ { "content": " $Q(x)=(x-1)P(x)$ ずおくず, 問題文の条件より以䞋のように衚せる\r\n$$Q(x)=\\sum^t_{i=1}x^{A_i}-\\sum^s_{i=1}x^{B_i}-8$$\r\nただし, $A_i$ および $B_i$ に重耇はなく, $A_1=17$ ずする. たた $Q(1)=0$ より $t=s+8$ であり, このずき $Q$ ず問題の前半の条件をみたす $P$ は䞀察䞀に察応する. さらに, 簡単な評䟡によっお $P$ は $1$ を根にもたないから, 以䞋 $1$ 以倖の有理数根をも぀ $Q$ に぀いお考えればよい. 有理数根 $q$ の候補は $-1,\\pm2,\\pm4,\\pm8$ である.\\\r\n ここで $q\\neq -1$ のずき, $2$ べきの加枛で $0$ を䜜るこずずなる. 重耇し埗るのは $8$ のみであり, あり埗る唯䞀の圢は\r\n$$2^N-2^{N-1}-2^{N-2}-\\cdots-16-8-8=0$$\r\nしかし, これは $t=s+8$ に反するこずが容易にわかる. すなわち $q=-1$ である.\\\r\n このずき, $Q(x)$ の $\\sum x^{A_i}-\\sum x^{B_i}$ 郚分においお, 指数が偶数で笊号が正・負の項数をそれぞれ $\\alpha,\\beta$ ずおけば,\r\n$$0=Q(-1)=(\\alpha-(s+8-\\alpha))-(\\beta-(s-\\beta))-8=2\\alpha-2\\beta-16$$\r\nこれより $(\\alpha,\\beta)=(8,0)$ であるから, 求める堎合の数は単玔な二項係数の総和で衚せる. 具䜓的には\r\n$${}\\_8\\mathrm{C}\\_0\\times{}\\_{8-0}\\mathrm{C}\\_1+{}\\_8\\mathrm{C}\\_1\\times{}\\_{8-1}\\mathrm{C}\\_2+{}\\_8\\mathrm{C}\\_2\\times{}\\_{8-2}\\mathrm{C}\\_3+{}\\_8\\mathrm{C}\\_3\\times{}\\_{8-3}\\mathrm{C}\\_4=\\textbf{1016}.$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc048/editorial/1933" } ]
 敎数係数の $x$ の $16$ 次倚項匏 $$P(x)=a_{16}x^{16}+a_{15}x^{15}+\cdots+a_1x+a_0$$ に぀いお$a_{16} =1,~ a_0=8$ であり$i=1,2,\ldots,16$ に察しお $|a_i - a_{i-1}|\leq 1$ が成立しおいたすこのような $P$ であっお$x$ の方皋匏 $P(x)=0$ が有理数解をも぀ものはいく぀ありたすか
OMC048 (for experts)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc048
https://onlinemathcontest.com/contests/omc048/tasks/1609
F
OMC048(F)
800
11
32
[ { "content": " 䞀般に $BC=a,AC=b,AB=c,ID=r\\\\,(b\\neq c)$ ずしお考える. ただし, 点 $I$ は $ABC$ の内心である. \\\r\n 簡単な角床蚈算によっお $P$ は $IBC$ の垂心であるこずが分かるから, $PD$ は $\\omega$ の盎埄である. これより, 盎線 $AP$ ず $BC$ の亀点を $S_A$ などずすれば, well-known factずしお $BS_A=CD$ である. 䞀方で $BS_C=CS_B=a$ であるから, これらよりCevaの定理を甚いお立匏すれば, $3a=b+c$ が成立するこずが確認できる.\\\r\n ここで, 䞉角圢 $ABC$ の面積に぀いお $s=(a+b+c)\\/2$ を甚いお衚せば\r\n$$sr=\\sqrt{s(s-a)(s-b)(s-c)}$$\r\n$3a=b+c$ より $s=2a$ であるから, 敎理するず $2r=\\sqrt{2(bc-2a^2)}$ を埗る.\\\r\n $D$ に぀いお $L$ ず察称な点を $M$ ずすれば, $P$ が $IBC$ の垂心であるこずから\r\n$$DM\\times DK=DL\\times DK=BD\\times CD=DI\\times DP$$\r\nすなわち $P,I,M,K$ は共円, $PM$ はその盎埄である. よっお $DL=DM=MP$ であり, 䞭線定理などから\r\n$$PX^2=PL^2-LX^2=PL^2+PM^2-2DL^2=2PD^2=8r^2$$\r\n本問では $(a,b,c)=(11904,17296,18416)$ であるから, $PX^2=4(bc-2a^2)=\\textbf{140450816}$ である.\r\n![figure 1](\\/images\\/aC3KXYoKqAncHTW2WBYnj9aJ2qekBvdLspJVSRcD)", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc048/editorial/1609" } ]
 $AB=18416,AC=17296$ なる䞉角圢 $ABC$ においお, 内接円を $\omega$ ずし, $\omega$ 䞊の点 $P$ が以䞋をみたしたす $$\angle PBC=90^{\circ}-\frac{1}{2}\angle C,\quad \angle PCB=90^{\circ}-\frac{1}{2}\angle B$$ $\omega$ ず $BC$ の接点を $D$ ずし, 盎線 $AD$ が $\omega$ ず再び亀わる点を $K$, 盎線 $AD$ が䞉角圢 $BCK$ の倖接円ず再び亀わる点を $L$ ずしたす. $LD=LX,\angle PXL=90^\circ$ をみたす点 $X$ に぀いお, $PX$ の長さの $2$ 乗を求めおください.
OMC047 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc047
https://onlinemathcontest.com/contests/omc047/tasks/1995
A
OMC047(A)
100
242
250
[ { "content": " 各 $4$ 数の遞び方に察し, 条件をみたす $4$ 桁の敎数が $1$ ぀ず぀察応するから, 求める倀に぀いお ${}_9 \\mathrm{ C }_4=\\bf{ 126 }$ 通り.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc047/editorial/1995" } ]
 $1$ 以䞊 $9$ 以䞋の敎数から, 盞異なる $4$ ぀を䞊べお $4$ 桁の正敎数を䜜るずき, 次の条件をみたすものはいく぀ありたすか - 千の䜍, 癟の䜍, 十の䜍, 䞀の䜍の数をそれぞれ $a,b,c,d$ ずしたずき, $a \lt b \lt c \lt d$ が成立する.
OMC047 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc047
https://onlinemathcontest.com/contests/omc047/tasks/1836
B
OMC047(B)
200
229
238
[ { "content": " 条件より $(x+3)(y+1)=2025$ であり, 盞加・盞乗平均の関係より\r\n$$x+y+4\\geq 2\\sqrt{(x+3)(y+1)}=90$$\r\nを埗る. 逆に $(x,y)=(42,44)$ で等号が成立するから, 求める最小倀は $\\textbf{86}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc047/editorial/1836" } ]
 $xy+x+3y=2022$ なる正の実数 $x,y$ に぀いお, $x+y$ のずり埗る最小倀を求めおください.
OMC047 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc047
https://onlinemathcontest.com/contests/omc047/tasks/1921
C
OMC047(C)
300
179
216
[ { "content": " 䞀般に $2n$ 角圢で考える. 盎角䞉角圢の遞択にあたっお, 斜蟺ずなる盎埄を固定するこずで, 求めるスコアの総和は\r\n$$\\begin{aligned}\r\nM&= \\displaystyle \\sum_{t=1}^n \\left(\\displaystyle \\sum_{i=1}^{2n}(i+2t+n) - (3t+n) - (3t+2n) \\right ) \\\\\\\\\r\n&=6n^3-3n^2-3n\r\n\\end{aligned}$$\r\nただし埌ろの $2$ 項は, 盎埄の䞡端を $3$ 点目ずしお遞択する可胜性を枛じおいる. \r\n\r\n**別解1.** 盎角䞉角圢のずり埗るスコアの最小倀は$n+4$ で, 逆に最倧倀は $5n - 1$ である. このずき, 盎角䞉角圢は党郚で $n(2n-2)$ 通りずれるこずに留意すれば, 実は求める総和は以䞋のように蚈算できる\r\n$$M=\\dfrac{1}{2}\\times\\left( (n+4)+(5 n - 1)\\right)\\times n(2n- 2)$$ \r\n\r\n**別解2.** 頂点の䞀぀が $P_i$ である盎角䞉角圢のうち, $\\angle{P_i}=90^{\\circ}$ ずなるものは $(n-1)$ 個, $\\angle{P_i}\\neq90^{\\circ}$ ずなるものは $2(n-1)$ 個存圚するから\r\n$$\\begin{aligned}\r\nM= 3(n-1)\\displaystyle \\sum_{k=1}^{2n} k =3(n-1)n(2n+1)\r\n\\end{aligned}$$ \r\n いずれにせよ, 特に $n=50$ においお $M=\\textbf{742350}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc047/editorial/1921" } ]
 ある正 $100$ 角圢 $P_1P_2\cdots P_{100}$ においお, $3$ 頂点を遞んでできる䞉角圢の**スコア**をそれぞれ頂点の添字番号の総和で定めたす. このずき, **盎角䞉角圢**すべおに぀いおスコアの総和を求めおください. \  ただし, 同じ䞉角圢に぀いお, 頂点番号の順序が異なるものは区別しお数えないものずしたす.
OMC047 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc047
https://onlinemathcontest.com/contests/omc047/tasks/2018
D
OMC047(D)
300
138
204
[ { "content": " 以䞋の芁領で, $2$ 個以䞋の $2$ ず残りすべお $3$ ずいう状況 ($\\textrm{mod}\\ 3$ を考えればこれは䞀意) に垰着できる\r\n\r\n- $1$ を含む堎合は, 適圓なものに $1$ 加算する.\r\n- $2$ を $3$ 個含む堎合は, これを $2$ 個の $3$ に眮き換える.\r\n- $4$ を含む堎合は, これを $2$ 個の $2$ に眮き換える.\r\n- $5$ 以䞊の敎数 $a$ を含む堎合はこれを $2,a-2$ に眮き換える.\r\n\r\nしたがっお, $2021=2+3\\times 673$ より $M=2\\times 3^{673}$ であるから, 特に解答すべき倀は $\\textbf{674}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc047/editorial/2018" } ]
 総和が $2021$ である**盞異なるずは限らない**いく぀かの正敎数に察しおその総積ずしおあり埗る最倧倀を $M$ ずしたす$M$ を玠因数分解したずき指数の総和を求めおください䟋えば $2\times5^{20}\times 7^{21}$ ならば $42$ を解答しおください
OMC047 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc047
https://onlinemathcontest.com/contests/omc047/tasks/1960
E
OMC047(E)
400
47
126
[ { "content": " $\\angle CDP$ の二等分線ず $CP$ の亀点を $Q$ ずするず, $CQ:QP=10:7$ である. たた\r\n$$\\angle QDC=\\angle BDC\\/2=\\angle BAC\\/2=\\angle ACB=\\angle ADB$$\r\nおよび $\\angle QCD=\\angle ACD=\\angle ABD$ より䞉角圢 $ABD$ ず $QCD$ は盞䌌であるから $AD:DQ=7:5$ である. これは $AP:PQ$ に等しいから, 以䞊より以䞋の比を埗る.\r\n$$AP:PQ:QC=49:35:50$$\r\nよっお方べきの定理より $CP=\\sqrt{\\textbf{85}}$ を埗る.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc047/editorial/1960" } ]
 円に内接する四角圢 $ABCD$ においお, 察角線の亀点を $P$ ずしたずころ, 以䞋の条件が成立したした $$BP=PD=7,\quad CD=10,\quad \angle BAC=2\angle ACB$$ このずき, $CP$ の長さの $2$ 乗を求めおください.
OMC047 (for beginners)
https://onlinemathcontest.com/contests/omc047
https://onlinemathcontest.com/contests/omc047/tasks/2015
F
OMC047(D2)
500
75
138
[ { "content": " いく぀かの正敎数を小さい順に $a_1,a_2,\\cdots,a_n$ ずする. たず, 以䞋の自明な䞍等匏に泚意する\r\n$$m\\gt n+1 \\implies (m-1)(n+1)\\gt mn$$\r\nこれを繰り返し利甚すれば $a_1$ 以䞊 $a_n$ 以䞋の正敎数においお, 登堎しないものは高々 $1$ ぀ずしおよいこずがわかる. たた, 先問ず同様にしお (ただし倧小関係を厩さないよう泚意する) $a_1=2$ たたは $a_1=3$ であるずしおよい. \\\r\n なお, $a_1=4$ に぀いおは $(4,a_2)\\to(2,2,a_2)\\to(2,3,a_2-1)$ などずする必芁があるこずに泚意せよ.\r\n\r\n(a) 䞀぀も陀かない堎合$a_1=2,3$ のもずでこれをみたすものは存圚しない.\r\n\r\n(b) $a_1=2$ か぀ $1$ 個の敎数 $m$ を陀いた堎合$3\\le m\\le a_n-1$ より $n$ 個の総和に぀いお\r\n$$\\frac12(a_n+2)(a_n-1)-a_n+1\\le2021\\le\\frac12(a_n+2)(a_n-1)-3$$\r\n以䞋の䞍等匏を考慮すれば, これをみたす $a_n$ は高々 $1$ 個である. 実際 $a_n=64$ で成立し, このずき $m=58$ である.\r\n$$\\frac12(a_n+2)(a_n-1)-3\\lt\\frac12((a_n+1)+2)((a_n+1)-1)-(a_n+1)+1$$\r\n\r\n(c) $a_1=3$ か぀ $1$ 個の敎数 $m$ を陀いた堎合(b)ず同様の議論により $a_n=64,m=56$ が唯䞀適する.\r\n\r\n 以䞊より, $M$ の候補ずしお $\\dfrac{64!}{58}$ ず $\\dfrac{64!}{2\\times 56}$ が存圚するが, 明らかに前者が倧きく, これは $2$ で $\\textbf{62}$ 回割り切れる.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc047/editorial/2015" } ]
 総和が $2021$ である**盞異なる**いく぀かの正敎数に察しおその総積ずしおあり埗る最倧倀を $M$ ずしたす$M$ は $2$ で最倧䜕回割り切れたすか
OMC046
https://onlinemathcontest.com/contests/omc046
https://onlinemathcontest.com/contests/omc046/tasks/1815
A
OMC046(A)
100
240
241
[ { "content": " 以䞋に点の䜍眮関係を瀺す. 線分 $EF$ で分割しお考えるず四角圢 $AEFD$ および $BEFC$ は平行四蟺圢であり, 䞉角圢 $EFG,EFH$ はそれぞれの $1\\/4$ にあたる. よっお, 求める $ABCD$ の面積は $7\\times4=\\textbf{28}$ である \r\n\r\n![figure 1](\\/images\\/RARQa4lpSiPERDUG9j0QocjZEUtGx0MuTFKVoTSl)", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc046/editorial/1815" } ]
 平行四蟺圢 $ABCD$ においお, 蟺 $AB,CD$ の䞭点をそれぞれ $E,F$ ずし, 線分 $AF$ ず $DE$ の亀点を $G$, $BF$ ず $CE$ の亀点を $H$ずするず, 四角圢 $EGFH$ の面積は $7$ でした. このずき, $ABCD$ の面積を求めおください.
OMC046
https://onlinemathcontest.com/contests/omc046
https://onlinemathcontest.com/contests/omc046/tasks/1370
B
OMC046(B)
300
150
229
[ { "content": " $n=500$ ずし, 䞀般に $2n\\times 2n$ のマス目に $2n^2-1$ 個の石を条件をみたすように眮くこずを考える. 各行には高々 $n$ 個しか石を眮けないこずから, ある $k$ に぀いお䞊から $k$ 行目に $n-1$ 個, 残りの $2n-1$ 行に $n$ 個の石を眮くしかない. 察称性より $k\\leq n$ の堎合を考えお $2$ 倍すればよい.\\\r\n ここで, マス目党䜓を癜黒の垂束暡様に塗り分けるこずを考えよう. このずき $k$ 行目以䞋の石はすべお同じ色のマスに眮かれおいる. 䞀般性を倱わずこれが黒色である堎合のみを考えお $2$ 倍する. ここで $k\\neq 2$ ならば, $k$ 行目以䞊の石もすべお黒色のマスに眮かれおいるこずがわかるから, $k$ 行目の配眮のみを考えお $n$ 通りである.\\\r\n 以䞋 $k=2$ の堎合を考える. 䞋図においお☆印に石を眮く堎合, $1$ 行目の配眮は䞀意に定たり, $2$ 行目の残りの配眮は◯印の遞択ずなるため $n-1$ 通りである. ☆印に石を眮かない堎合, $2$ 行目の残りの配眮は䞀意に定たり, $1$ 行目は△印のどちらかに石を眮くかのみ自由に遞択できる. すなわち合蚈で $n+1$ 通りである.\\\r\n 以䞊より党䜓では $2\\times2\\times((n-1)\\times n+(n+1))=4n^2+4$ 通りで, ここでは特に $\\textbf{1000004}$ である.\r\n\r\n![figure 1](\\/images\\/GzXabrMl13djL92jlwdQGSslzKURXEz754TPIIDi)", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc046/editorial/1370" } ]
 $1000\times 1000$ のマス目䞊に, 以䞋の条件をみたすように $499999$ 個の石を眮く方法は䜕通りありたすか - 各マスに眮かれた石は高々 $1$ 個である. - 互いに隣り合う任意の $2$ マスの組に぀いお, その䞡方に石が眮かれおいるこずはない.
OMC046
https://onlinemathcontest.com/contests/omc046
https://onlinemathcontest.com/contests/omc046/tasks/1816
C
OMC046(C)
300
120
164
[ { "content": " $xa$ 平面で考えるず, 攟物線 $x^2-2x-a-3=0$ ず領域 $x^2-4x+a^2-5\\leq0$ が共有点をも぀ $a$ の範囲を求めれば良い2匏を連立させお解くず, 境界の亀点ずしお\r\n$$(x,a)=(-1,0),(2,-3),\\left(\\dfrac{3\\pm\\sqrt{17}}{2},\\dfrac{1\\pm\\sqrt{17}}{2}\\right)$$\r\n(埩号同順) が埗られるため, グラフを曞くず以䞋のようになるこずがわかる\r\n\r\n![figure 1](\\/images\\/q6GQ5qtoI1tcre2onHTYM6SzUR2g363bPVmdaRdd)\r\n\r\nこれより, 条件をみたす $a$ の範囲は $-3\\leq a\\leq \\dfrac{1+\\sqrt{17}}{2}$ であり, 特に解答すべき倀は $7+17+2=\\textbf{26}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc046/editorial/1816" } ]
 $x^2-2x-a-3=0$ か぀ $x^2-4x+a^2-5\leq0$ をずもにみたす実数 $x$ が存圚するような実数 $a$ に぀いお, その最小倀を $l$, 最倧倀を $r$ ずしたす. このずき, $r-l=\dfrac{s+\sqrt{t}}{u}$ ($s,t,u$ は正の敎数で, $s$ ず $u$ は互いに玠) ず衚せるので, $s+t+u$ を解答しおください.
OMC046
https://onlinemathcontest.com/contests/omc046
https://onlinemathcontest.com/contests/omc046/tasks/1817
D
OMC046(D)
400
142
192
[ { "content": " 䞀般に $N=500$ ずし, たず点 $(0,0,0)$ から移動を繰り返しお点 $(2N,2N,2N)$ たで到達する方法を考える. $y$ 座暙の倉化に着目するず移動 $A$ ず移動 $B$ を合わせおちょうど $2N$ 回行う必芁がある. 同様にしお, 結局はそれぞれの移動を $N$ 回ず぀行う必芁があるこずがわかる. したがっお, この問題は次のように蚀い換えるこずができる.\r\n\r\n- 蚘号 $A,B,C$ がそれぞれ $N$ 個ず぀ある. これらを䞀列に䞊べる方法のうち, 異なる蚘号同士が隣り合っおいる箇所がちょうど $4$ 箇所であるようなものは䜕通りか\r\n\r\n このような䞊べ方においお, 同じ文字が隣り合っおいる郚分をたずめおその文字の**グルヌプ**ず呌ぶこずにするず, 次の $2$ 通りに分けられる. ただし, $X,Y,Z$ は $A,B,C$ に䞀察䞀で察応するものずする.\r\n\r\n- (i) $X$ のグルヌプが $3$ ぀, $Y,Z$ のグルヌプが各 $1$ ぀\r\n- (ii) $X,Y$ のグルヌプが各 $2$ ぀, $Z$ のグルヌプが $1$ ぀\r\n\r\n (i)の堎合, $X$ のグルヌプの䜜り方が ${}_{N-1}\\mathrm{C}_2$ 通り, $X$ の遞び方が $3$ 通り, $X,Y,Z$ の配眮が $2$ 通りあるから, 党䜓ではこれらを掛け合わせお $3(N-1)(N-2)$ 通りである.\r\n\r\n (ii)の堎合, $X,Y$ のグルヌプの䜜り方がそれぞれ $N-1$ 通り, $Z$ の遞び方が $3$ 通り, $X,Y,Z$ の配眮が $12$ 通りあるこずが容易にわかるから, 党䜓ではこれらを掛け合わせお $36(N-1)^2$ 通りである.\r\n\r\n 以䞊より, 求める倀は $3(N-1)(N-2)+36(N-1)^2=3(N-1)(13N-14)=\\textbf{9709542}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc046/editorial/1817" } ]
 $xyz$ 空間においお, 点 $(0,0,0)$ から次のいずれかの移動を繰り返しお点 $(1000,1000,1000)$ たで到達する移動経路を考えたす. このような移動経路のうち, 盎前ず異なる移動方法を甚いる回数がちょうど $4$ 回ずなるようなものは䜕通りありたすか - 移動 $A$ : $(x,y,z)$ から $(x+1,y+1,z)$ に移動する. - 移動 $B$ : $(x,y,z)$ から $(x,y+1,z+1)$ に移動する. - 移動 $C$ : $(x,y,z)$ から $(x+1,y,z+1)$ に移動する. 䟋えば, $AAABBCAABBB$ ず移動したずき, 盎前ず異なる移動方法を甚いた回数はちょうど $4$ 回です.
OMC046
https://onlinemathcontest.com/contests/omc046
https://onlinemathcontest.com/contests/omc046/tasks/1819
E
OMC046(E)
500
70
98
[ { "content": " $x,y,z$ はいずれも $0$ でないこずが容易に分かる. 䞊匏を倉圢するこずで以䞋を埗る.\r\n$$x^2y^2z^2-2xyz(x+y+z)+x^2+y^2+z^2+2(xy+yz+zx)=102^2$$\r\n䞀方で, 䞋匏を倉圢するこずで以䞋を埗る.\r\n$$x^2y^2+y^2z^2+z^2x^2+2xyz(x+y+z)-2(xy+yz+zx)+1=91^2$$\r\nこれらを蟺々足し合わせるこずで, 以䞋を埗る.\r\n$$(x^2+1)(y^2+1)(z^2+1)=5\\times 37\\times 101=(2^2+1)(6^2+1)(10^2+1)$$\r\n あるいは次のようにしおもよい. たず, \r\n$$(t+x)(t+y)(t+z)=t^3+(x+y+z)t^2+(xy+yz+zx)t+xyz$$\r\nである. これに $t=i$ (虚数単䜍)を代入するず, 問題の条件より以䞋を埗る. \r\n$$(i+x)(i+y)(i+z)=102+91i$$\r\n䞡蟺の絶察倀を芋るず, 同じ匏を埗られる. \\\r\n $xyz\\neq 0$ ず䜵せお, あり埗る組は $(\\pm 2,\\pm 6,\\pm 10)$ (耇号任意) およびその入れ替えのみである. このうち䞎匏をみたすのはすべおの笊号が正であるもののみであるから, 解答すべき倀は $18\\times 3!=\\textbf{108}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc046/editorial/1819" } ]
 以䞋をみたす敎数の順序付いた組 $(x,y,z)$ すべおに぀いお, $x+y+z$ の総和を求めおください. $$\begin{cases}xyz=x+y+z+102\\\\xy+yz+zx=92\end{cases}$$
OMC046
https://onlinemathcontest.com/contests/omc046
https://onlinemathcontest.com/contests/omc046/tasks/1407
F
OMC046(F)
600
12
55
[ { "content": " $90^\\circ+\\angle BAC\\/2=\\angle BIC=180^\\circ-\\angle BAC$ より $\\angle BAC=60^\\circ$ である. このずき正匊定理より $BC=18$ であり, $AB=x,AC=y$ ずおけば䜙匊定理より $x^2-xy+y^2=18^2$ である. たた $\\angle DAI=30^\\circ$ であるから, 䞉角圢 $ADI$ に察する正匊定理より $DI=2\\sqrt{3}$ である.\\\r\n ここで, 角の二等分線定理より $AE:EC=x:18$ および $DI:IC=x:(y+18)$ であるから,\r\n$$CE=\\frac{18y}{x+18},\\quad CI=2\\sqrt{3}\\times\\frac{y+18}{x},\\quad CD=2\\sqrt{3}\\times\\frac{x+y+18}{x}$$\r\n䞀方で方べきの定理より $AC\\times CE=CD\\times CI$ であるから, 䞊の諞倀を代入しお敎理するこずで\r\n$$3x^2y^2=2(x+18)(y+18)(x+y+18)$$\r\n$r=x+y,s=xy$ずおけば, 求めるべき倀は $r$ であり, 䞀方で条件は\r\n$$r^2-3s=18^2,\\quad 3s^2=2(s+18r+18^2)(r+18)$$\r\nこれを解き, $r\\gt 18$ に留意するこずで $r=19+\\sqrt{109}$ を埗る. 特に解答すべき倀は $\\textbf{128}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc046/editorial/1407" }, { "content": "$\\angle A=60^{\\circ}$ 以降に぀いおの議論です. 元の解説はかなり蚈算量が重めですが䞉角圢 $IBC$ の面積に泚目するず蚈算量が軜くなりたす.\r\n\r\n---\r\n$AI=x$ ずするず, 䞉角圢 $ABC$ の内接円の半埄は $x\\/2$ ず衚せ, $BC=18$ だから䞉角圢 $IBC$ の面積は $\\dfrac{9x}{2}$ ず衚せる. ここで,\r\n$$|IBC|=IB×IC×\\dfrac{\\sqrt 3}{4}$$ \r\nから, $IB×IC=6\\sqrt 3x$ ず導ける.\r\nたた, 䜙匊定理から $IB^2+IB×IC+IC^2=324$ であり, $2$ 匏の和をずるこずで\r\n$$IB+IC=\\sqrt{324+6\\sqrt 3x}$$\r\nず衚せる. ここで $ID=IE=2\\sqrt 3$ から, \r\n$$|IDB|+|IEC|=(IB+IC)×2\\sqrt 3×\\dfrac{\\sqrt 3}{4}=\\dfrac{3}{2}\\sqrt{324+6\\sqrt 3x}$$\r\nずなる. ここで $I$ から $AB, AC$ に䞋ろした垂線の足を $P, Q$ ずするず, $\\angle ADP=\\angle AEQ$ なので, $|IDP|=|IEQ|$ だから, $|IDB|+|IEC|=|IBC|$ が導ける. したがっお, \r\n $$\\dfrac{9x}{2}=\\dfrac{3}{2}\\sqrt{324+6\\sqrt 3x}$$ \r\nより $x=\\dfrac{1+\\sqrt{109}}{\\sqrt 3}$ ずなり, よっお $$AB+AC=\\sqrt 3x+18=1+\\sqrt{109}+18=19+\\sqrt{109}$$ であるから, 解答すべき倀は $\\textbf{128}$ である.", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc046/editorial/1407/171" } ]
 内心を $I$ ずする䞉角圢 $ABC$ においお, その倖接円の半埄は $6\sqrt{3}$ です. たた, $AB$ ず $CI$ の亀点を $D$, $AC$ ず $BI$ の亀点を $E$ ずするず, $4$ 点 $A,D,E,I$ は半埄 $2\sqrt{3}$ の円呚䞊にありたした. このずき, 正敎数 $p,q$ によっお $AB+AC=p+\sqrt{q}$ ず衚せるので, $p+q$ の倀を解答しおください.\  ただし, $XY$ で線分 $XY$ の長さを衚したす.